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祟り
しおりを挟む竹之内さん、昨日の晩は、何をされていました?
刑事の和田が、静かに聴いた。
ホテルで、お酒を飲んで、寝ていましたが...
その前の日、十和田湖のホテルみずなみで、私と話をしたの、覚えていますか?
ええ、もちろん。
私の泊まっていた、ホテルの目の前で、溺死体を発見して、通報しましたから。
もう一度聴きますが、昨夜はどちらで、ご宿泊を?
...ホテルみずなみですが...
今朝、十和田湖でまた、溺死体が発見されました。
ご存じで?
えぇ?
またですか?
それも、あなたと接触のあった巫女さんなんですよ。
証言は取れています。
あなたは、毎日十和田湖の、ホテルみずなみと、恐山の麓を、往復していますね?
電車と、レンタカーを使って...
.....。
深夜、あなたが、恐山から十和田湖まで車で往復している証言が取れました。
何故、昼間も、夜も1日2回も、十和田湖と恐山を往復しているのですか?
......?
あなた、以前、東京で傷害事件を起こして、精神鑑定を受けていますね?
...だから?
今回の、恐山の巫女さんを殺害して、死体を遺棄した、動機はなんですか?
...なんの事だか、さっぱり...
竹之内タケシっ!
殺人容疑で逮捕する!
まっ、まってくれ!
何かの、間違いだ!
オレは、何も知らんっ!
何も、やっていない!
祟りだぁー!
恐山の祟りだぁー!!
fin
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