俺は負けたくないだけなんだよ!色々とね (自称ロードスターシリーズ最初の話)

とうこ

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20歳はまだ子供でしょうか…

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 京介は言いようの無い怒りをどうしていいかわからないでいた。
 ハリアーが詰めていたのに気づかなかったのは仕方ないにしろ、レース中に車に引き込もうとする普通に考えて異常な行動の大崎、まだ確定はしていないけどレース中にまでてつやの周りを彷徨うろついて、こともあろうにピンチを助けたバットマン文父
 自分が走ってたらそもそも車に引き込ませるようなことは…
「京介聞いてるか?」
「あ?ああ、なんだって?」
「ぼんやりしてるな、てつや走るってさ。俺ら側で走るけどあいつ速いから、先行した時は頼むな。またハリアー寄ってきたら割り込んででも止めてくれ」
「わかってる」
 2度と手出しはさせねえから、バットマンにもな。
 京介の熱い気持ちを知ってか知らずか、てつやは気持ちを切り替えて普段通りに戻っていた。
「さあて、走るぞ」
 タイミングを見てセレナから降りると、早速グローブをスイッチオン。
「てつや、今やっと半分くらいだ。あまり気負わずに行けよ」
「へ~い」
 とは言え、てつやは流石に見知らぬ車に取り付くには抵抗が出てしまった。自走でもいいが、それでは後続に追い付かれるのは目に見えている。
 京介にほぼ並走してもらうしかないが、高速の上はそれも難しい。
「てつや」
 まっさんから通信が入った。
「車に取り付けないようなら、少しグローブのスピード使ってもいいからな。十分注意して75~80までは出していけ。ただし今じゃない。抜かれそうになった時と…また変な車が近づいた時だけだ」
「…わかった」
 取り敢えず今は、70くらいをキープして走っている。
「後続来たぞ、よく見る顔だ。ああ、元アスリートの水原…かな」
 銀次が後続の中継をしてくれる。
「まだ距離はありそうだな、てつや油断せずにマイペースで今はいい」
「OK」
 中央道に入って、路面が格段に良くなり後続の参加者も走りやすくなったのだろう。
 第2グループとも言える集団のトップが銀次の目には入っている。
「そういや八◯様はどしたんだろ」
 てつやが振り向いて伺うが、気配も見えない」
「あんだけのスピードならもっと前にいるのかな」
「いや、GPSだとお前が先頭だ」
 京介の情報。
「5kmくらい後ろに後続者がいるけど…銀次の言い分だとマドレーヌじゃねえな」
 皆が不思議がる中文治が入ってくる。
「抜く瞬間にチラッと見えたんですけど~なんか減速してて、キックボード蹴ってました。ガス欠でしょうかね」
 あ!と全員が納得。あれだけのスピードを出すには確かに燃料も必要だよな…と
「電動なのに、わざわざ…」
 ちょっと失笑せざるを得ない。
「隙どころか自爆だったな」
 まっさんの声も笑いが隠せない。
「作ったやつも教えてあげればいいのになぁ」
 京介が取り敢えず優しい言葉を言ってみるが、
「話聞くとは思えねえんだよな」
 というてつやの言葉に
「「「あーね」」」
 と いう結果。

「三鷹の料金所が近いから、身を隠せるなら隠して通れよ。京介か文治の近くのやつは掴まっとけ。場合によっては乗り込んでもいいし」
 まっさんの指令が飛ぶ。
「この先は分岐やジャンクションが多いから、道筋わかってる京介か文治車に頼れよ」
「ういっす~」
 京介は、あれ以来てつやに付かず離れず走行している。
 てつやが気づいて寄ってきて、後ろに掴まった。
 荷台のクーラーボックスからポカリを出して、肘をかけた感じで開栓する。
「あ~うめえ…結構俺走ってるよな」
「割と自力でやってるな。怖いか?」
 京介の問いにはすぐに返事は来なかったが、窓からひょいと顔を出して
「怖くないわけがない」
 ポカリはもう半分も残っていない。
「怖いっつーか、あいつもそうだけど物理的にめっちゃ怖かったわ。落ちたら命に関わるし、中に入れば大崎だしな…これは誰も助けようがねえんじゃねえの?とか色々考えると、怖かった」
 まあ、高速道路で上半身を窓に突っ込んでいる奴なんて前例に無いから…
「あのバットマンすげえな。すごいタイミングで引っ張ってくれて、こんな大男抱き上げてびくともしなかったわ」
 笑いながら残りを煽る。その正体の可能性を疑っている京介は複雑な気持ちだ。まさかここで、『文治のとーちゃんの可能性がある』とは流石に言えないし、傷を広げかねない。
「とりあえずバットマンのおかげで助かったわ。感謝感謝」
 話している感じは元のてつやに戻っているみたいで、そこは安心できた。
 が、京介の心中は未だメラメラしている。考えてみて、自分が近くにいたって何もできなかっただろう出来事に、どうしてやろうかという考えばかりが先走る。
 京介はてつやのバイザーをあげて、
「車だったから何もできなくて悪かったな」
「何言ってんだよ、そんなこと気にすることか?ちょっと放心してただけだし」
 空いたペットボトルを京介に渡して、
「お前が怒ってくれたのは、それは嬉しかったぜ。まあ、言おうとしてた矢先だったんだけどな」
 通信から小さな声で
「またイチャイチャしやがって」
「これでできてないとか嘘だよなー。もう付き合っちゃえばいいのに」
「イチャイチャ見せつけすぎですよねー」
 とほんとーに小さな声でボソボソと聞こえてくる。
「「聞こえてんだよ!あとで締めるからな!」」
「怖い怖い、人間ってさ本質突かれるとキレるよね…」
「ちっ!まだ言うか。ちょっと締めてくる」
 てつやが後ろを見て憤るのを京介は止めて
「言わせとけよ」
 と言いながらてつやの唇を指で触り、その指をぺろりと舐めた。これは音声では聞こえないイチャイチャ
 てつやも声を出さずに拳を握って『殴るぞ!』のポーズをして車から離れていった。
 その直後京介がクックッと笑う声を聞いて、この空白の5秒間は他のメンバーに『疑惑の5秒』として印象づけられた。
「あ、そうだ。確か石川パーキングまで休むところ無さそうだから、トイレ行きたい勢はしばし我慢だぞ」
 まっさんの言葉に車乗ってる2人がナビを確認すると、確かにそんな感じになっていて、今トイレ行きたいのがいなくてよかったなと思うほど遠い。
「そこ一旦寄るか?一度無理にでもトイレ行っといた方がいいぞ」 
 京介が言ってくる。確かに、ここで一旦トイレだけでも言ったほうがいいかもしれない。その先にあるのは、かの有名な談合坂の下りSA。魅惑的すぎて時間取りそうだから、今は避けた方がいい場所。
「わかった。車に掴まって入るわ。走り勢はそのままトイレ入ってけ」
「了解」
 それでもその石川PAはまだまだだった。
 その後は何事もなくレースは進み、後続に追われながらも逃げ切って逃げ切ってを繰り返しながら、すすんでゆく。
 この先に行くとトンネルも増えてくるから、そこでまた、大崎が何か仕掛けてきそうでてつやの周りは少々不安を抱えるのだった。
 車種も車の中も見えない状態が続くのはてつやも不安になるだろう。
「なあ、この先のトンネルだけど、てつやはどっちかの車に必ず付いてた方がいいな」
 銀次がそう言ってくるのに、みんなそう思ってたと返答。
「あんな手を使ってくるからには、何しでかすかわかんないもんなぁ」
 まっさんも真面目な声。
「車種を変えてくる可能性だってある」
「それ言うなよ京介。俺どの車も信用できなくなる」
「しなくていいわ」
 まあそうかもしれないけど…レースの性質上それもまた難しく…
「セレナみたいに後ろがデカく開く車なんかきたら、一気に引き込まれるもんな」
「お前ら怖いことばっか言うな!当事者は俺なんだぞ」
 てつやが気色ばむが
「その当事者があまり実感なくいそうで怖いんだ」
 京介にビシッと言われ、ムカッとする。
「そんなことないぞ。さっきのはほんと怖かったんだからな!」
「お前物理的に怖かったって言ってたじゃん。俺たちは大崎も怖いんだよ」
 ごもっとも。
「今度捕まったら、何されるかわかったもんじゃないんだからな」
 流石にゾクッとする…確かに工事現場の作業小屋に連れ込むような奴。高速で上半身を車に引っ張るような奴。
「俺なんであんな奴に関わってるんだろう…」
「お前が関わってんじゃないだろ、あっちが関わってくるんだ」
 銀次が少しだけ慰めてくれる。銀次はいつでもこういう時宥め役だ。 
「取り敢えずゴールしたら通報っていうか、弁護士なんか?言うのは」
 どっかに運営の車もいるはずなんだけどな…と銀次が周りを見回すが、それとわかるわけもなく。
「警察の覆面もいるだろうけど、あいつらうまい具合に潜り抜けてきたんだな…やな感じだわ」
 まっさんも憤っていた。 
「取り敢えずは、どっかの県警に連絡すればいいんじゃねえの?もう刑務所入れちゃってほしいわ…」
 てつやはさっきのを思い出したのか、ちょっと嘆き節である。
「接近禁止令違反は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金ですー。お金持ちなら100万円払うでしょうね~」
 文ちゃん…?何詳しいの?
「ええ!文ちゃんすげーな」 
「てっちゃん知ってるじゃん。おれ法学部よ~この間のテスト範囲だったから覚えてただけだけどね~」
 今度は文ちゃんの知られざる一面。文ちゃん、何目指してるんだろう…
「じゃあともかく、懲役は無理そうなんだな…。はぁ」
 てつやは今回の件で、ほとほと嫌になった。今まで何もなかったのに、なんで今更なんだろうなぁ…
「そういやそうだよな。10年も経って急に行動起こす意味がわからん。この大会の主催もそうだしさ」
「あんなやつの考えを、まともな俺らが考えてわかるわけないだろ」
 まっさんいつも冷静で的確すぎる…。
「気まぐれだったらいいけど、さっき『ずっと見てた』みたいなこと言ってたからなぁ」
 マイクを通して全員に聞こえていた気色の悪い言葉。
「まあ、『なんで』は気にしても仕方ない。ともかく今は、このレース中てつやへのちょっかいを気をつけるだけだ」
 まっさんが言ってくれると安心する…
「だよなぁ…もう無ければいいんだけど…」
 さっきの状態を生で見ていた銀次は、助けたいのに手が出せないという不安感を2度と味わいたくはなかった。
 そこからは順調に走行し、遠いと思っていた石川PAまでなんとか辿り着いた。
 そのままトイレに行けとは言われたが、やはり少しの休憩は欲しかった走ってる勢は、取り敢えず車の周りに集まってヘルメットを外し汗を飛ばしていた。
「あとどのくらいかな」
 iPadの地図を確認しながら少しの話し合い。
「3分の2くらいは来たって事か」
 文治が冷たいタオルを走る勢に渡してくれて、生き返るわ~~と、各々が首に当てたり額に当てたりして、少し体を冷やしていた。
 背中にベルトでつけている保冷剤も、文治が変えて回っている。
「この先八王子料金所だけど、ここもできれば車に乗って通過した方がいいかもな。複雑だし掴まってても目につきそうだから。その後に来る八王子ジャンクションも注意してな。車勢は掴んでると思うけど、そこは間違えないでほしい」
「へーい」
「はいっ」
「で、八王子ジャンクション超えると、小仏トンネルな訳だが…」
 まっさんはてつやを見る。
「どうする、車乗って行くか。結構長いぞ」
「取り敢えずは掴まって行こうかと考えてるけど…暗いとまた見えにくいからなんともな」
 トンネルの中でさっきのような事態は本当にごめんだ。
「こういう来るか来ないかわからない状態って1番厄介だよな…」
 銀次の言葉に皆が頷く。
「京介が言ってた、車種替えもあり得るしな…ほんと厄介な」
 しかしこの場であまり時間は使えない。
「じゃ、トイレ行ってまず各々車道に戻ろうか。多分2.3組に抜かれてると思うから取り返さないとだし」
「おう」
 解散~で各々トイレに向かい、車勢は少し余裕を見て走る3人を優先に遅れてトイレに行くことに。
 しかし京介は、てつやがハリアーに拉致られかけたことが未だに胸に燻っていた。
 どうあっても車の自分では咄嗟に助けられなかったとは理解していても、そんな手段をとってきた大崎が憎いし、これからのてつやの走行も心配なのだ。
 ちょうどてつやが戻ってきて、じゃあ先に行くぜ!と手を振りかけたのを、京介は『てつや、ちょっと』と呼び止める。
「なんだよ、急がないと抜かれたやつ追えないけど」
 京介はてつやの腕を掴み、さっきからのモヤモヤを抱えたまま少し強引にセレナへと向かってゆく。
 一方セレナの中。
 文ちゃんはドトールを発見したので、眠くならないようにコーヒーを買おうと財布を用意していた。
「あ!落ちちゃった」
 確認していた小銭が財布から助手席の下へ転がり、文ちゃんは運転席から助手席に寝転ぶようにして下を探していた。
 そこへ後ろに誰かが入ってくる気配。
「なんだよ京介」
『あ、てっちゃんだ。京介さん…?』
 文ちゃんは頭を上げようとして、咄嗟にやめた…何故なら…
「追い抜かれる人数多いと…んっ」
「1分黙れ」
 文ちゃんだってチューの感覚くらいは知っている、実践は謎だけど。
『うわうわうわっ!キスしてるの?ねえ?』
 助手席に寝そべったまま動けない。
「おまえ…こんなところで発作起こすなよ…」
「発作いうな。まだ1分経ってない」
 ちゅ…という時々離れる唇の音と、息遣い
「んんっ」 
 てっちゃん引き離した模様。
「だから抜くのに苦労するって言ってる…もういいだろ…落ち着いたか?」
「お前が車の窓に半身突っ込んでるって聞いて肝が冷えた…どこもなんともないな」
「どこもなんともねえよ。心配かけて悪かったけど、今は集中しようぜ。あいつのせいで乱れたくねえだろ」
 言葉はきついが、宥めるように京介の腕を撫でてドアを開ける。
「サカるのは俺の部屋でだけにしろな」
 指差し確認ばりに人差し指を突きつけて、言ってやる。
「へ~い」
 あの一件の後遺症はなさそうだと安心した生返事に、『締めんぞ』と中指を立てつつ
「早く来いよ!お前のせいでロス喰らったんだからな。追い抜くの手伝え」
 そう声をあげて、てつやは走り去った。
「はいはいっと」
 やれやれだよ…と、京介もセレナを降りてコーヒー買ってから出かけようとセレナの脇を行こうとした。とき
 頭を上げて外を伺おうと顔をあげた文ちゃんと、ばっちり目があってしまった……文ちゃん気まずい…
 文ちゃんは慌てて目を逸らして助手席に張り付くが、セレナの助手席のドアは無情にも開けられ、しゃがみ込んだ京介がそこにいた。
「文ちゃ~ん」
 京介さんは絶対に俺を『文ちゃん』って言わない!怖い!
「お昼寝してたのかな?」
 ヒエエ、笑ってるし…
「お昼寝で見た夢は、『絶対に』誰にも言っちゃいけないよ。お約束」
 そう言われて、無理やり手を出され小指を絡ませられた。
「針千本は現実的じゃないなぁ…」
「い…言いません、言いませんからだだ大丈夫ですぅ」
「お利口さんだな~文ちゃんは。じゃあコーヒー奢ってやる。一緒にドトール行こう」
 内緒の回線も使わせない気だ(使う気も無かったけど)…ずるい人大人だな…
 文ちゃんは従うしかなく、車を降りて京介の後に続いた。落ちた小銭は後で拾おうと心に決めて。


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