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第一章 モルターナ王国
第8話 いざ、魔物退治!
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さて、魔法を扱えるようになった俺は魔物退治に向かうことにした。さっきはミスったが次はミスらないぞ…と思っているとどこかから見られている感じがした。一度立ち止まって周りを見渡すが、誰もいないし魔物も動物もいない。それでも周りを見渡していると、
《メッセージ:スキル『探知』を獲得しました》
といきなり頭の中で声がした。一瞬先生かと思ったが声のトーンが違う。
「先生、なんか頭の中で響いたんだが…」
《賢者の知識:それはメッセージ、通称『天の声』というものです。レベルが上がったり、新たにスキルを獲得すると流れます》
なるほど…ゲームでいうシステムメッセージみたいなものか…そんなことを考えていると、
《賢者の知識:新たに獲得した『探知』スキルについて説明しましょうか?》
「あ、ああ。よろしく」
《賢者の知識:『探知』はその名の通り、周りの情報を探れます。魔物や動物、人間など幅広く探ることができます。また、自動探知の設定もできます。自動探知はどうしますか?》
「勿論、やっといてくれないか?」
《賢者の知識:了解しました》
そういった途端、周りの気配が鮮明に分かった。この反応は…
「そこの茂みか!『フィールドスタン』!」
そういって出したのは雷属性に属する魔法、『フィールドスタン』だ。この魔法は一定の範囲内に麻痺攻撃を仕掛けるという相手の位置を割り出すのに役に立つ魔法なのだが、果たして魔物に効くのだろうか…と思ってしまうが、
「ウオオォォォォォォォォン!」
との鳴き声が聞こえ、麻痺攻撃が成功したことを示していた。ここから攻撃に移る…と思ったのだが、
「なっ…!?」
体が動かないのだ。理由はすぐに分かった。魔力切れだ。あれだけの高レベル魔法を放ってしまったため魔力が枯渇してしまったのだった。
「…いやまずい!」
このままだと倒される…そう思った時、
《メッセージ:レベルが上がりました》
は?いや倒していなかっただろ…と思っていると、
《賢者の知識:おそらく『フィールドスタン』の威力が思ったよりも強すぎて倒したのでしょう》
とめっちゃ冷静に返してくる。これからは魔力をもう少し加減しよう…と少し反省するのだった。
一ノ瀬 大河(タイガ) Lv2
職業 冒険者
体力 450
攻撃力 150
防御力 200
素早さ 620
魔力 1500
《ユニークスキル》
魔法創造
賢者の知識(先生)
《EXスキル》
アイテムボックス
《スキル》
言語理解
鑑定
探知
隠蔽
《魔法属性》
火属性 Lv3
水属性 Lv6
雷属性 LvMAX
《メッセージ:スキル『探知』を獲得しました》
といきなり頭の中で声がした。一瞬先生かと思ったが声のトーンが違う。
「先生、なんか頭の中で響いたんだが…」
《賢者の知識:それはメッセージ、通称『天の声』というものです。レベルが上がったり、新たにスキルを獲得すると流れます》
なるほど…ゲームでいうシステムメッセージみたいなものか…そんなことを考えていると、
《賢者の知識:新たに獲得した『探知』スキルについて説明しましょうか?》
「あ、ああ。よろしく」
《賢者の知識:『探知』はその名の通り、周りの情報を探れます。魔物や動物、人間など幅広く探ることができます。また、自動探知の設定もできます。自動探知はどうしますか?》
「勿論、やっといてくれないか?」
《賢者の知識:了解しました》
そういった途端、周りの気配が鮮明に分かった。この反応は…
「そこの茂みか!『フィールドスタン』!」
そういって出したのは雷属性に属する魔法、『フィールドスタン』だ。この魔法は一定の範囲内に麻痺攻撃を仕掛けるという相手の位置を割り出すのに役に立つ魔法なのだが、果たして魔物に効くのだろうか…と思ってしまうが、
「ウオオォォォォォォォォン!」
との鳴き声が聞こえ、麻痺攻撃が成功したことを示していた。ここから攻撃に移る…と思ったのだが、
「なっ…!?」
体が動かないのだ。理由はすぐに分かった。魔力切れだ。あれだけの高レベル魔法を放ってしまったため魔力が枯渇してしまったのだった。
「…いやまずい!」
このままだと倒される…そう思った時、
《メッセージ:レベルが上がりました》
は?いや倒していなかっただろ…と思っていると、
《賢者の知識:おそらく『フィールドスタン』の威力が思ったよりも強すぎて倒したのでしょう》
とめっちゃ冷静に返してくる。これからは魔力をもう少し加減しよう…と少し反省するのだった。
一ノ瀬 大河(タイガ) Lv2
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体力 450
攻撃力 150
防御力 200
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