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学園編
戻ってきた日常
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放課後、生徒会室に行くか教室であかりと悩んでいたら
教室の扉がガラッと開いた、誰か忘れ物でもしたのかな?と開いた扉の方に
目線を向けたらそこには、奏と玲央様が立っていた。
「奏に玲央様……!?」
「今日は一緒にいれなくてごめんね……?」
「いえ、そんな事は……それより大丈夫でしたか?」
「うん、それでちょっとお話がしたいんだけど二人ともいいかな?」
「はい、私は大丈夫ですが……」
「私も大丈夫です!」
玲央様は、ほっとした様な顔で笑った後
昨日と今日あったことを話してくれた。
私達と別れた後、二人は先輩たちとよく話し合い、もうこんな事はしないと
約束させて、あの流した噂を消すように動いていてくれたらしい。
その関係で、今日教室に来ることが出来なかったと言っていた。
私のせいでそんな事になっていて、申し訳ないと思っていたら玲央様は
百のせいじゃないから、そんな顔しないで?と言って頭を撫でてくれた。
そして、生徒会の事も沢山話し合ってくれたみたいで、私たちはこのまま
生徒会にいてもいいと言う結果になったらしい。
先輩は、確かに私の事が好きだったけれど、私の能力が今の生徒会には
必要だと思っていてくれたから……そう言われ色々悩んだ結果、二人も
生徒会に入る、と言う事で落ち着いたらしい。
「そんな事になっていたなんて……すべて皆さんに任せてしまって申し訳
無いです……」
「だからそんな顔しないで?これは俺達が自分で決めたことだから」
「生徒会の仕事には少し興味があったからいい機会だ」
「奏……うん、ありがとう」
私はほんとにみんなに大切にされてるなと思う。
それが、少しくすぐったくて……でも、嬉しくて……
私も、みんなの役に立てるよう頑張ろうと改めて思った。
それから、皆で他愛もない話をして時間を過ごしていた。
「明日から生徒会室に来てくれって言われてるから今日はこのまま帰ろうか」
玲央様がそう言ったので、 私とあかりはそれに同意するように立ち上がり教室の扉まで三人で歩いて行き、廊下に出る。
昇降口まで行く間に、今日の朝やお昼にあった事を話す。
二人は、そんな事があったんだ、と驚いたり心配したりしてくれたけれど
もう、大丈夫だからと言えば納得したような顔をした。
そしていつの間にか下駄箱の前に着いていて、靴を履き替え校門を出る。
外はもうすっかり暗くなっていたが、街灯のおかげでそこまで暗いとは感じなかった。
「そうだ、玲央様」
「ん?なぁに?」
「今度のお休みって何かご用事があるでしょうか?」
「ないけど……どうして?」
「いえ、今日まで事のお礼をしたくて……」
「百……わかった、今度の休みだね」
「ありがとうございます……!あかりと奏も今度お礼しますので!ほんとに今回はありがとうございました……!!」
「そんな、お礼なんかいらないよ……」
「そうそう!私の好きな人が困っていたら助けるのは当たり前でしょ?」
「あかり……奏もありがとうございます……」
「ちょっと?百の婚約者は俺なの忘れてないよね?」
「あれ~?そうでしたっけ~?」
「ふふっ、そのやり取り久しぶりに見ました」
くすくすと笑う私を見て二人は優しい顔で笑っていた。やっぱり、この四人の事が大好きだと再確認することが出来た一日だった。
教室の扉がガラッと開いた、誰か忘れ物でもしたのかな?と開いた扉の方に
目線を向けたらそこには、奏と玲央様が立っていた。
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「いえ、そんな事は……それより大丈夫でしたか?」
「うん、それでちょっとお話がしたいんだけど二人ともいいかな?」
「はい、私は大丈夫ですが……」
「私も大丈夫です!」
玲央様は、ほっとした様な顔で笑った後
昨日と今日あったことを話してくれた。
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約束させて、あの流した噂を消すように動いていてくれたらしい。
その関係で、今日教室に来ることが出来なかったと言っていた。
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そして、生徒会の事も沢山話し合ってくれたみたいで、私たちはこのまま
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先輩は、確かに私の事が好きだったけれど、私の能力が今の生徒会には
必要だと思っていてくれたから……そう言われ色々悩んだ結果、二人も
生徒会に入る、と言う事で落ち着いたらしい。
「そんな事になっていたなんて……すべて皆さんに任せてしまって申し訳
無いです……」
「だからそんな顔しないで?これは俺達が自分で決めたことだから」
「生徒会の仕事には少し興味があったからいい機会だ」
「奏……うん、ありがとう」
私はほんとにみんなに大切にされてるなと思う。
それが、少しくすぐったくて……でも、嬉しくて……
私も、みんなの役に立てるよう頑張ろうと改めて思った。
それから、皆で他愛もない話をして時間を過ごしていた。
「明日から生徒会室に来てくれって言われてるから今日はこのまま帰ろうか」
玲央様がそう言ったので、 私とあかりはそれに同意するように立ち上がり教室の扉まで三人で歩いて行き、廊下に出る。
昇降口まで行く間に、今日の朝やお昼にあった事を話す。
二人は、そんな事があったんだ、と驚いたり心配したりしてくれたけれど
もう、大丈夫だからと言えば納得したような顔をした。
そしていつの間にか下駄箱の前に着いていて、靴を履き替え校門を出る。
外はもうすっかり暗くなっていたが、街灯のおかげでそこまで暗いとは感じなかった。
「そうだ、玲央様」
「ん?なぁに?」
「今度のお休みって何かご用事があるでしょうか?」
「ないけど……どうして?」
「いえ、今日まで事のお礼をしたくて……」
「百……わかった、今度の休みだね」
「ありがとうございます……!あかりと奏も今度お礼しますので!ほんとに今回はありがとうございました……!!」
「そんな、お礼なんかいらないよ……」
「そうそう!私の好きな人が困っていたら助けるのは当たり前でしょ?」
「あかり……奏もありがとうございます……」
「ちょっと?百の婚約者は俺なの忘れてないよね?」
「あれ~?そうでしたっけ~?」
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