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第17章
17-7【治療とetc】R12
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医療室のベッドにそっと枕を抱くように、うつ伏せに寝かせる。
タラット公爵は室内の薬をかき集めると、煮出して必要な樹液を抽出する。
その間に、果肉植物を切り落とす。
皮を剥ぎ、中身をペースト状に練り込むと雪華の噛まれた患部に塗り込む。ガーゼを当てその上から包帯で包み込み処置しようと雪華のドレスを裂こうと手をかけると、
「それは私がやる」
アーウィスは包帯を受け取ると、手早く雪華の身体を包帯巻きつける。
左足首も同じように対処する。
タラット公爵は雪華の胎児の確認に雪華の腹に触れ、鑑定魔法を使い胎児の状況を確認する。
ホッと息をつき、
「母である雪華様が、自身のマナを胎児に集中させたおかげです。
王妃様のマナがお子様を守ったようです。
自力で解毒も出来るはずですが、一応解毒薬ももう少しで完成するので抽出次第飲ませてください。」
タラット公爵は雪華の診断を終えるとアーウィスに向き直り、母子ともに無事である事を告げる。
アーウィスは叔父上に抱きつくと、
「ありがとう!」
全力で感謝を表す。
「離れなさい」
「悪い。つい嬉しくて、」
タラット公爵は人嫌いでなく、潔癖症すぎて恋人にも触れられなかった性分だった事を思い出してアーウィスは身体を離す。
タラット公爵は医師でもあるので、診療治療の時は実験の延長となるそうで触れられるそうだ。
宮廷医師も居るのだが、アーウィスは人を信用出来ない。
先代龍王の時代から、寵姫と息子の治療はタラット公爵に診てもらうのが子供の頃から常であった。
抽出が終わった、小さなグラスには黒い液体が30mlほど。
「解毒薬です。
あなたが飲ませますか?」
「ああ、ありがとう」
アーウィスはお礼を言って受け取ると、自身の口に一気に含むと雪華の薄く開いた唇に舌を差し入れると少しずつ雪華の口内に解毒薬を注ぎ込む。
不味すぎる解毒薬に意識のない雪華も、反射的に眉間に皺を寄せて雪華の舌が暴れる。
アーウィスは、雪華の舌を絡め取り無理矢理解毒薬を嚥下させる。
解毒薬の苦味が残る口内に苦味に対する反射で、雪華の唾液が多く分泌される。
アーウィスは雪華の唾液を貪り、雪華の口内を犯し始める。
雪華の身体も反応して、雪華の逃げ惑う舌を
噛み、吸い上げ、絡ませて貪欲に唾液を貪る。
「病人に盛るな!」
タラット公爵はアーウィスの襟首を掴むと妻から引き剥がす。
ツーと、唾液が長く糸を引いて垂れ落ちるほど、アーウィスは貪っていた。
アーウィスは、気まずそうに視線を逸らすと、
「つい?いつもの癖で」
アーウィスなりに、言い訳しつつも反省していた。
止めなかったらきっと、病人相手でも最後までする勢いだった甥を蔑む。
タラットの拳骨を甥の頭に下すとその場をおさめた。
医療室のベッドにそっと枕を抱くように、うつ伏せに寝かせる。
タラット公爵は室内の薬をかき集めると、煮出して必要な樹液を抽出する。
その間に、果肉植物を切り落とす。
皮を剥ぎ、中身をペースト状に練り込むと雪華の噛まれた患部に塗り込む。ガーゼを当てその上から包帯で包み込み処置しようと雪華のドレスを裂こうと手をかけると、
「それは私がやる」
アーウィスは包帯を受け取ると、手早く雪華の身体を包帯巻きつける。
左足首も同じように対処する。
タラット公爵は雪華の胎児の確認に雪華の腹に触れ、鑑定魔法を使い胎児の状況を確認する。
ホッと息をつき、
「母である雪華様が、自身のマナを胎児に集中させたおかげです。
王妃様のマナがお子様を守ったようです。
自力で解毒も出来るはずですが、一応解毒薬ももう少しで完成するので抽出次第飲ませてください。」
タラット公爵は雪華の診断を終えるとアーウィスに向き直り、母子ともに無事である事を告げる。
アーウィスは叔父上に抱きつくと、
「ありがとう!」
全力で感謝を表す。
「離れなさい」
「悪い。つい嬉しくて、」
タラット公爵は人嫌いでなく、潔癖症すぎて恋人にも触れられなかった性分だった事を思い出してアーウィスは身体を離す。
タラット公爵は医師でもあるので、診療治療の時は実験の延長となるそうで触れられるそうだ。
宮廷医師も居るのだが、アーウィスは人を信用出来ない。
先代龍王の時代から、寵姫と息子の治療はタラット公爵に診てもらうのが子供の頃から常であった。
抽出が終わった、小さなグラスには黒い液体が30mlほど。
「解毒薬です。
あなたが飲ませますか?」
「ああ、ありがとう」
アーウィスはお礼を言って受け取ると、自身の口に一気に含むと雪華の薄く開いた唇に舌を差し入れると少しずつ雪華の口内に解毒薬を注ぎ込む。
不味すぎる解毒薬に意識のない雪華も、反射的に眉間に皺を寄せて雪華の舌が暴れる。
アーウィスは、雪華の舌を絡め取り無理矢理解毒薬を嚥下させる。
解毒薬の苦味が残る口内に苦味に対する反射で、雪華の唾液が多く分泌される。
アーウィスは雪華の唾液を貪り、雪華の口内を犯し始める。
雪華の身体も反応して、雪華の逃げ惑う舌を
噛み、吸い上げ、絡ませて貪欲に唾液を貪る。
「病人に盛るな!」
タラット公爵はアーウィスの襟首を掴むと妻から引き剥がす。
ツーと、唾液が長く糸を引いて垂れ落ちるほど、アーウィスは貪っていた。
アーウィスは、気まずそうに視線を逸らすと、
「つい?いつもの癖で」
アーウィスなりに、言い訳しつつも反省していた。
止めなかったらきっと、病人相手でも最後までする勢いだった甥を蔑む。
タラットの拳骨を甥の頭に下すとその場をおさめた。
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