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番外編
神の居ぬこの国で2 ※
◆◆◆◆◆
バルナバーシュが湯に浸かっていると、開いた窓から、バンドゥーラの音と悩ましい歌声が聴こえてくる。
古代語で唄いあげられるその歌は、『レナトス叙事詩』と呼ばれるスタロヴェーキ古代王国の最後の王の物語だ。
きっと今朝の話題で、神々について触れたからだろう。
美しい容姿を持ち神々の愛を一身に受けていたレナトス王は、火・水・地・雷・癒の全ての魔法を使うことができたといわれている。
東の帝国からの侵略を受けたスタロヴェーキ王国は、神の力を借りたレナトス王一人で帝国の軍を滅ぼしてしまった。
だが、国の危機を救った若く美しい王は、とつぜん謎の死を迎える。
そして王の死を悲しんだ神々はスタロヴェーキの民を見捨て、天に帰ってしまった。
傷付いた民たちを癒すために癒しの神だけがこの地に残った。
突然王を無くした王国は今のレロ、セキア、ドロステアへと分裂し今に至る。
(レナトスか……)
その名は『生来の王』という意味を持つ。
バルナバーシュは風呂から上がりバスローブ姿で寝室へと戻ると、バルコニーでバンドゥーラを抱え歌の余韻に浸る美しい恋人を眺めた。
濃い灰色の絹のローブは、襟元と裾に朱色の刺繍が入っており、ルカの持つ全ての色を惹きたてる。
(コイツは自分の見てくれがわかっていやがる)
無自覚な弟子とは大違いだ。
「最初このバルコニーを見た時に、お前がンドゥーラを弾いている姿が思い浮かんだんだ。だからここを買うことに決めた」
「え? ここを買ったのは何年か前って言ってなかったか?」
ルカと結ばれる前だから疑問に思っているのだろう。
「だから言ってるだろ、逢った時からお前をやましい目で見てたって。いつかここに連れ込んでやるって思ってたんだよ。そんな格好じゃ寒いだろ、さっさと中に入るぞ」
「!?」
もうここに着いてからずっと、頭の中はルカと身体を繋げることしか考えてない。
驚いた顔をして固まったままのルカを横抱きにしてベッドの上へと連れ込む。
バルナバーシュは密かに楽しみにしていることがあった。
(——今日のアレはどんなのを穿いてるんだ?)
まさかオネエ言葉の友人にここまで感謝する日が来るとは思ってもいなかった。
恋人からは『脳筋』と馬鹿にされているが、若い頃から女たちにモテまくったバルナバーシュは、こう見えても着るものにはうるさい。着道楽の親友の影響も強いかもしれない。
「ふっ……んっ……」
ベッドの上でルカを膝の上に乗せると、首の後ろに両手が回され、お互い何度も啄むようにキスをする。
バルナバーシュの空いた手は、さっそく本命の尻の方へと伸ばされる。
ローブの裾を捲って尻を露出させると、もう既に首を擡げていたバルナバーシュの股間がグンと力を増した。
今日のアレは葡萄色《えびいろ》の紐パンで、紐の先にはローブの刺繍と同じ朱色のビーズがあしらわれている。
(似合ってやがる……)
ゲルトの本職は王室御用達の編み物職人だ。
そのセンスの良さに思わず唸るしかない。
もちろん使われているレースも全てゲルトの手編みだ。
悔しいことに、安易に青茶の瞳や薄茶の髪の色と調和させるだけではなく、いかにこの布の下に隠されているモノを美しく見せるかということまで計算されている。
今まで何枚もゲルトの力作を見てきたが、どれ一つとしてルカの朱鷺色モノを邪魔しない。
ルカは同じ『山猫』に所属するゲルトとよく一緒に仕事をしている。
羞恥心というものを持ち合わせていない愛しい恋人は、着替える時はきっと誰の前でも普通に裸になっているはずだ。
ゲルトも異性愛者だし、ルカとゲルトに恋愛感情などは微塵もないから気にすることではない。
しかしこんな尻の形や性器の色まで考慮した挑発的な下着を作れるということは、ルカの色気と魅力を十分理解しているからだ。
それを考えると、バルナバーシュは複雑な心境になる。
「なんだよ……キスよりも尻なのかよ」
キスの途中に、妄想しながら尻に視線が釘付けになっていたので、ルカからは不満の声が上がる。
「今日もエロいのを穿いてんなって思ってな。ゲルトはよくこんなエロい形を思いつくよな……」
「そんなことより、もうガチガチになってんじゃねえか」
バルナバーシュのバスローブの腰ひもを解いて、もうすっかり準備万端の雄を取り出すと、うっとりと微笑み舌なめずりした。
その表情は今まで抱いてきたどんな女よりも妖艶だ。
「おっ……うっ……」
柔らかで温かい口内に含まれ、思わず声を上げる。
完全に主導権を握られていた。
ならこちらも好きにさせてもらおう。
胡坐をかいて座るバルナバーシュの股間を銜えるために、ルカはどうしても尻だけ高く上げた四つん這いの体勢になる必要がある。
ルカは頬張るのに一生懸命で、ローブの裾が捲れた自分の尻のことなんて気にしていない。
バルナバーシュはローブ裾を背中が全て見えるまで捲り上げ、露わになった絶景にほくそ笑む。
細い腰と男にしては丸い尻が生み出す括れが、この角度からだと余計に強調される。
両サイドの腰骨のすぐ下では、紐パンの結び目が滑らかな筋肉に少し食い込み、綺麗に出ている尻えくぼの先には三角形になった葡萄色のレースのモチーフが尻の谷間へと消えていた。
背中に走った鞭の傷痕も、今は痛々しさではなくルカの色気を増す材料にしかなっていない。
ちょうど傾いてきた西日が窓から入り、背中の上の方に薄っすら浮かぶソバカスまでもが綺麗に見える。
「いい眺めだ……」
両手で張りのある尻たぶを揉みながらニヤニヤと満足の笑みを浮かべる。
さぞかし自分は脂下がったエロオヤジの顔になっているだろう。
でもちゃんと自覚しているからいいのだ。
「俺にもさせろよ」
「……あっ……」
尻を揉んでいるだけは我慢できなくなり、ルカの頭を股間から離して体勢を変える。
仰向けに転がして、Ⅿ字状に足を大きく開かせる。
「俺のをおしゃぶりしながらおっ勃てて、お前だってはみ出しそうになってるじゃねえか」
ギリギリの面積で股間を隠す逆三角形のレースの上からでも、勃起の形が綺麗に見える。
「んぁっ……」
少し湾曲し窮屈そうにしているルカの分身を、布の上からそっとなぞる。
尻の谷間に食い込む下着を背中側に引っ張ると、股間を隠す布が先端をこすって微妙な刺激になる。
「はっ……」
「ほら、もう完全に布を持ち上げてるぞ? もっと強くしてやろうか」
持ち上がった布の隙間から手を入れ竿を掴み、先端に強く布が当たるよう固定し、尻に食い込む部分を激しく動かし布の摩擦をさらに強くする。
「あっ……それっ……」
亀頭だけではなく会陰や後ろの穴までも紐を強く食い込ませたまま動かすと、堪らない刺激になるのだろう、自然と腰が揺れだした。
バルナバーシュは陰部が全て見えるよう、ルカの両膝を胸につけて身体を折り曲げさせる。
細い腰に手を回し下半身に顔を近付けると、肝心の所は見えないが細い布では朱鷺色を隠し切れない穴が目の前にやって来る。
「ひっ……ああっ……」
もっと強く食い込ませ、入り口があるであろう布の上をチロチロと舐める。
布越しの竿の先端を触るともう先走りでベトベトになっていた。
気を良くしたバルナバーシュは、舌先に力を入れ食い込む紐の隙間から直に穴を探り出し、固く閉じた入り口を侵略にかかる。
窮屈になっていた前を取り出し、手で扱いて刺激を加えると、連動して後ろもヒクヒクと動き出した。
そしてグリグリとくじるように舌を動かしていると、次第に入り口が緩んできた。
「あっ…あっ…そんなっ……中までっ……」
根元まで舌を挿入させ、軟体動物のように中で蠢かせる。
これだけでは足りないだろうと指を一本入れて、ルカのイイ所を探り出し小刻みにそこを刺激した。
「ううううっ……」
前を扱く手も止めずに動きを激しくすると、内股が痙攣し始めた。
(もうすぐだな)
同じ男なので、今ルカがどういう状態なのか手に取るようにわかる。
舌を抜いて指を二本に増やし、本格的にルカを陥落にかかる。
「……もうイクっ…からっ……離せッって……離せっ……あっ……んあっ」
痙攣と共に射精が始まったが、バルナバーシュは竿を持つ手を放さず、方向を定めて最後まで絞り出す。
室内に、ハアハアの乱れた息の音だけが響く。
「テメェ……よくもやりやがったな……変態野郎が」
下半身を上にして身体を折り曲げるような体勢だったので、ルカは自分の精液が思いっきり顔に飛び散ってしまった。
わかっていながら、バルナバーシュがわざと顔に狙いを定めて射精に導いた。
そんなことされたら誰でも怒る。
だがバルナバーシュはそんなこと気にしない。
朱鷺色の唇の上にも、複雑な色の瞳を覆う睫毛にも白いしぶきが飛んでいる。
「——お前……最高にエロ過ぎる……」
その暴力的なまでの光景に、バルナバーシュは溜め息と共に打ち震えた。
気が強そうな綺麗な顔なのに、どうしてこうも精液に汚されるのが似合うのだろうか?
(エロの神様がいるとしたら、きっとこんな姿をしているに違いない)
バルナバーシュはそう確信する。
まだ太陽が昇っている時間に、このような行為をしている背徳感がバルナバーシュの欲望にますます火を付けた。
ずっと、ずっと……この別荘で、明るいうちからルカを抱くことを夢見て来た。
「ルカっ、愛してるっ!」
堪らずそう叫ぶと、飛び掛かってルカの身体に覆いかぶさり、数年ぶりに飼い主と再会した犬のようにベロベロと精液で汚れたルカの顔を舐め回す。
「ぶっ……やめろよ……犬みたいに……」
くすぐったそうに顔を背けるが、その顔は笑っており先ほどの怒りはもうない。
「可愛い奴めっ、もっとこうしてやるっ!」
絹のローブを完全に脱がせ、まだ手付かずだった朱鷺色の胸の飾りにむしゃぶりつく。
「あっ……こらっ……やめろよ馬鹿犬っ……」
団員たちから恐れられる団長様に対して酷い言いようだが、可愛い恋人に言われても怒る気にさえならない。
しばらく子供みたいにじゃれ合っていたが、お互いの高ぶった身体が一つになることを望み始める。
「なあ吟遊詩人さん、俺の上で唄ってくれないか?」
「エロオヤジみたいなこと言うなよ……」
きっと今まで何度も言われて来た台詞なのだろう。
少し呆れた顔をして、青茶の瞳がバルナバーシュを見上げる。
「エロオヤジで結構。こっちに尻を向けて乗って来てくれよ」
「この尻フェチオヤジめっ!」
そう口では文句を言いながらもルカは自ら背中を向け、大の字でベッドに寝転ぶバルナバーシュの股間の上に跨った。
「いつ見てもいい尻だ。堪んねぇ……」
エロい尻のアクセントになるイヤラシイ下着はそのままに、食い込む紐だけ横にずらして充分慣らした穴に雄をあてがう。
「ああっ……」
腰が動くたびに両サイドで蝶々結びにした下着の紐が揺れ、まるで卑猥なダンスを踊る踊り子みたいだ。
挿入の様子がもっと見えるように、尻の肉を掴んで谷間を開くと、朱鷺色の美しい肉の輪が青筋の浮いたグロテスクな肉棒を徐々に飲み込んで行くのが見えた。
「うまそうに食ってんな」
「うっ……あっ…ああっ」
肉の輪を指でなぞると、その刺激で一層締め付けが強くなる。
今の状態ではここまでが精いっぱいなのだろうと思われる所までルカの身体が沈むと、もう無理だといわんばかりにブルブルと震える。
「ん……入ったか?」
「あっ……まだ動くなっ……」
バルナバーシュが円を描くように腰を回すと、両手を身体の前で付いて必死に挿入の圧迫感と戦っているルカが抗議の声を上げる。
「待っててやるからよ、慣れたら自分で好きなように動いてみろよ」
何度も深呼吸を繰り返し、ルカは少しずつ腰を揺らし始めた。
「あっ……あっ…あっ…はぁっ……」
動きは徐々に大胆になってゆき、イイ所に当たると甘い声が漏れる。
その様子を後ろからじっと眺めていたバルナバーシュは発見する。
ルカの尻は男にしては大きく見えていたが、細い腰との対比でそう見えるだけであって、実際は跨るバルナバーシュの腰の幅よりも小さい。
柔らかで張りのあるもっちりとした上質の筋肉に覆われているため、骨っぽくも見えない奇跡の尻だ。
実はそんなに大きくもない尻が自分の怒張を飲み込んで行く様子に「よくもまあ、こんな太いものを銜え込めるものだ」と思わずにはいられない。
それがまたより一層、男の征服欲を刺激し、バルナバーシュは我慢できずに下から突き上げる。
「はっ……あっ……うああっっ!?」
細い腰を後ろから両手で掴むと、欲望のままに突き上げを開始した。
「あっ……そこっ……ああっ……もっと……」
ルカはすっかりその動きに魅了され、自らも腰を振りながら貪欲に快感を探ってゆく。
強い西日が逆光になりルカのしなやかな身体の線を暴きだすと、それに引き寄せられるようにバルナバーシュは自らも上体を起こし、後ろから抱きしめ腰を打ち付けた。
「ああっ……またイクっ……うっ……ああああっ……」
「ぐっ……うううっ……」
前を爆ぜさせた時の強い締め付けにバルナバーシュも耐え切れず、欲望を吐き出した。
吐精の余韻から抜け出すと、後ろからルカの身体を包むように抱き込み、ベッドの上からしばらく窓の外を見る。
二人ともその光景に言葉を発することができなかった。
海に沈みゆくオレンジ色の夕陽が二人を照らしだす。
キラキラと黄金に輝く水面は、太陽へとまっすぐ続く巡礼の道のようだ。
神の居ぬこの国で、まるで神の奇跡を浴びているような、神秘的な光景だった。
「バル……あんたに逢えて俺は幸せだ……」
その声は震えていた。
「俺もだよ。色々遠回りしたけどな……ほら泣くなよ、虐めたくなるだろ」
バルナバーシュはルカの顎を掴み頬を流れる涙を舐めると、切なく胸が疼いた。
「……愛してる。このままあんたを殺して一緒に死にたい……」
感情表現の少しおかしい恋人の言葉の裏っ側を思うと、やはり胸が切なくなる。
残酷にも二人の流れる時の速さは違う。
だから余計に今が幸せ過ぎて怖いのだ。
「おいおい、物騒なこと言うなよ。吟遊詩人さんはもう少し気の利いた甘い台詞も吐けないのか?」
わざとおどけて言って、これ以上何も言わないように恋人の唇を塞いだ。
その後二人は夕食をとってひと眠りすると、また再び身体を繋げる行為に没頭する。
「あっ……はっ……」
「もう日付が変わったか? 姫初めは一日じゃなくて二日のことをいうんだってな。だからこれが姫初めだ」
バルナバーシュは窓から見える月の位置から日付が変わったことを知る。
「そんなことっ……どうでもいいから、早くっ……」
恋人のこういう貪欲な所が、バルナバーシュは可愛くて仕方ない。
「そうやっておっさんを急かすなよ」
困った顔をしながらも、ルカの項に噛みつきながら細い腰を抱え直すと、バルナバーシュはより深く身体を繋げた。
「ああああっっ……」
ルカからは歓喜とも悲鳴ともつかない甘い叫び声が上がる。
こうして二人は空が白むまで、今を生きる喜びを分かち合った。
<END>
==============
最後まで読んで頂きありがとうございました。
団長さんと副団長さんは【菩提樹の猫】にもちょくちょく登場しますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
バルナバーシュが湯に浸かっていると、開いた窓から、バンドゥーラの音と悩ましい歌声が聴こえてくる。
古代語で唄いあげられるその歌は、『レナトス叙事詩』と呼ばれるスタロヴェーキ古代王国の最後の王の物語だ。
きっと今朝の話題で、神々について触れたからだろう。
美しい容姿を持ち神々の愛を一身に受けていたレナトス王は、火・水・地・雷・癒の全ての魔法を使うことができたといわれている。
東の帝国からの侵略を受けたスタロヴェーキ王国は、神の力を借りたレナトス王一人で帝国の軍を滅ぼしてしまった。
だが、国の危機を救った若く美しい王は、とつぜん謎の死を迎える。
そして王の死を悲しんだ神々はスタロヴェーキの民を見捨て、天に帰ってしまった。
傷付いた民たちを癒すために癒しの神だけがこの地に残った。
突然王を無くした王国は今のレロ、セキア、ドロステアへと分裂し今に至る。
(レナトスか……)
その名は『生来の王』という意味を持つ。
バルナバーシュは風呂から上がりバスローブ姿で寝室へと戻ると、バルコニーでバンドゥーラを抱え歌の余韻に浸る美しい恋人を眺めた。
濃い灰色の絹のローブは、襟元と裾に朱色の刺繍が入っており、ルカの持つ全ての色を惹きたてる。
(コイツは自分の見てくれがわかっていやがる)
無自覚な弟子とは大違いだ。
「最初このバルコニーを見た時に、お前がンドゥーラを弾いている姿が思い浮かんだんだ。だからここを買うことに決めた」
「え? ここを買ったのは何年か前って言ってなかったか?」
ルカと結ばれる前だから疑問に思っているのだろう。
「だから言ってるだろ、逢った時からお前をやましい目で見てたって。いつかここに連れ込んでやるって思ってたんだよ。そんな格好じゃ寒いだろ、さっさと中に入るぞ」
「!?」
もうここに着いてからずっと、頭の中はルカと身体を繋げることしか考えてない。
驚いた顔をして固まったままのルカを横抱きにしてベッドの上へと連れ込む。
バルナバーシュは密かに楽しみにしていることがあった。
(——今日のアレはどんなのを穿いてるんだ?)
まさかオネエ言葉の友人にここまで感謝する日が来るとは思ってもいなかった。
恋人からは『脳筋』と馬鹿にされているが、若い頃から女たちにモテまくったバルナバーシュは、こう見えても着るものにはうるさい。着道楽の親友の影響も強いかもしれない。
「ふっ……んっ……」
ベッドの上でルカを膝の上に乗せると、首の後ろに両手が回され、お互い何度も啄むようにキスをする。
バルナバーシュの空いた手は、さっそく本命の尻の方へと伸ばされる。
ローブの裾を捲って尻を露出させると、もう既に首を擡げていたバルナバーシュの股間がグンと力を増した。
今日のアレは葡萄色《えびいろ》の紐パンで、紐の先にはローブの刺繍と同じ朱色のビーズがあしらわれている。
(似合ってやがる……)
ゲルトの本職は王室御用達の編み物職人だ。
そのセンスの良さに思わず唸るしかない。
もちろん使われているレースも全てゲルトの手編みだ。
悔しいことに、安易に青茶の瞳や薄茶の髪の色と調和させるだけではなく、いかにこの布の下に隠されているモノを美しく見せるかということまで計算されている。
今まで何枚もゲルトの力作を見てきたが、どれ一つとしてルカの朱鷺色モノを邪魔しない。
ルカは同じ『山猫』に所属するゲルトとよく一緒に仕事をしている。
羞恥心というものを持ち合わせていない愛しい恋人は、着替える時はきっと誰の前でも普通に裸になっているはずだ。
ゲルトも異性愛者だし、ルカとゲルトに恋愛感情などは微塵もないから気にすることではない。
しかしこんな尻の形や性器の色まで考慮した挑発的な下着を作れるということは、ルカの色気と魅力を十分理解しているからだ。
それを考えると、バルナバーシュは複雑な心境になる。
「なんだよ……キスよりも尻なのかよ」
キスの途中に、妄想しながら尻に視線が釘付けになっていたので、ルカからは不満の声が上がる。
「今日もエロいのを穿いてんなって思ってな。ゲルトはよくこんなエロい形を思いつくよな……」
「そんなことより、もうガチガチになってんじゃねえか」
バルナバーシュのバスローブの腰ひもを解いて、もうすっかり準備万端の雄を取り出すと、うっとりと微笑み舌なめずりした。
その表情は今まで抱いてきたどんな女よりも妖艶だ。
「おっ……うっ……」
柔らかで温かい口内に含まれ、思わず声を上げる。
完全に主導権を握られていた。
ならこちらも好きにさせてもらおう。
胡坐をかいて座るバルナバーシュの股間を銜えるために、ルカはどうしても尻だけ高く上げた四つん這いの体勢になる必要がある。
ルカは頬張るのに一生懸命で、ローブの裾が捲れた自分の尻のことなんて気にしていない。
バルナバーシュはローブ裾を背中が全て見えるまで捲り上げ、露わになった絶景にほくそ笑む。
細い腰と男にしては丸い尻が生み出す括れが、この角度からだと余計に強調される。
両サイドの腰骨のすぐ下では、紐パンの結び目が滑らかな筋肉に少し食い込み、綺麗に出ている尻えくぼの先には三角形になった葡萄色のレースのモチーフが尻の谷間へと消えていた。
背中に走った鞭の傷痕も、今は痛々しさではなくルカの色気を増す材料にしかなっていない。
ちょうど傾いてきた西日が窓から入り、背中の上の方に薄っすら浮かぶソバカスまでもが綺麗に見える。
「いい眺めだ……」
両手で張りのある尻たぶを揉みながらニヤニヤと満足の笑みを浮かべる。
さぞかし自分は脂下がったエロオヤジの顔になっているだろう。
でもちゃんと自覚しているからいいのだ。
「俺にもさせろよ」
「……あっ……」
尻を揉んでいるだけは我慢できなくなり、ルカの頭を股間から離して体勢を変える。
仰向けに転がして、Ⅿ字状に足を大きく開かせる。
「俺のをおしゃぶりしながらおっ勃てて、お前だってはみ出しそうになってるじゃねえか」
ギリギリの面積で股間を隠す逆三角形のレースの上からでも、勃起の形が綺麗に見える。
「んぁっ……」
少し湾曲し窮屈そうにしているルカの分身を、布の上からそっとなぞる。
尻の谷間に食い込む下着を背中側に引っ張ると、股間を隠す布が先端をこすって微妙な刺激になる。
「はっ……」
「ほら、もう完全に布を持ち上げてるぞ? もっと強くしてやろうか」
持ち上がった布の隙間から手を入れ竿を掴み、先端に強く布が当たるよう固定し、尻に食い込む部分を激しく動かし布の摩擦をさらに強くする。
「あっ……それっ……」
亀頭だけではなく会陰や後ろの穴までも紐を強く食い込ませたまま動かすと、堪らない刺激になるのだろう、自然と腰が揺れだした。
バルナバーシュは陰部が全て見えるよう、ルカの両膝を胸につけて身体を折り曲げさせる。
細い腰に手を回し下半身に顔を近付けると、肝心の所は見えないが細い布では朱鷺色を隠し切れない穴が目の前にやって来る。
「ひっ……ああっ……」
もっと強く食い込ませ、入り口があるであろう布の上をチロチロと舐める。
布越しの竿の先端を触るともう先走りでベトベトになっていた。
気を良くしたバルナバーシュは、舌先に力を入れ食い込む紐の隙間から直に穴を探り出し、固く閉じた入り口を侵略にかかる。
窮屈になっていた前を取り出し、手で扱いて刺激を加えると、連動して後ろもヒクヒクと動き出した。
そしてグリグリとくじるように舌を動かしていると、次第に入り口が緩んできた。
「あっ…あっ…そんなっ……中までっ……」
根元まで舌を挿入させ、軟体動物のように中で蠢かせる。
これだけでは足りないだろうと指を一本入れて、ルカのイイ所を探り出し小刻みにそこを刺激した。
「ううううっ……」
前を扱く手も止めずに動きを激しくすると、内股が痙攣し始めた。
(もうすぐだな)
同じ男なので、今ルカがどういう状態なのか手に取るようにわかる。
舌を抜いて指を二本に増やし、本格的にルカを陥落にかかる。
「……もうイクっ…からっ……離せッって……離せっ……あっ……んあっ」
痙攣と共に射精が始まったが、バルナバーシュは竿を持つ手を放さず、方向を定めて最後まで絞り出す。
室内に、ハアハアの乱れた息の音だけが響く。
「テメェ……よくもやりやがったな……変態野郎が」
下半身を上にして身体を折り曲げるような体勢だったので、ルカは自分の精液が思いっきり顔に飛び散ってしまった。
わかっていながら、バルナバーシュがわざと顔に狙いを定めて射精に導いた。
そんなことされたら誰でも怒る。
だがバルナバーシュはそんなこと気にしない。
朱鷺色の唇の上にも、複雑な色の瞳を覆う睫毛にも白いしぶきが飛んでいる。
「——お前……最高にエロ過ぎる……」
その暴力的なまでの光景に、バルナバーシュは溜め息と共に打ち震えた。
気が強そうな綺麗な顔なのに、どうしてこうも精液に汚されるのが似合うのだろうか?
(エロの神様がいるとしたら、きっとこんな姿をしているに違いない)
バルナバーシュはそう確信する。
まだ太陽が昇っている時間に、このような行為をしている背徳感がバルナバーシュの欲望にますます火を付けた。
ずっと、ずっと……この別荘で、明るいうちからルカを抱くことを夢見て来た。
「ルカっ、愛してるっ!」
堪らずそう叫ぶと、飛び掛かってルカの身体に覆いかぶさり、数年ぶりに飼い主と再会した犬のようにベロベロと精液で汚れたルカの顔を舐め回す。
「ぶっ……やめろよ……犬みたいに……」
くすぐったそうに顔を背けるが、その顔は笑っており先ほどの怒りはもうない。
「可愛い奴めっ、もっとこうしてやるっ!」
絹のローブを完全に脱がせ、まだ手付かずだった朱鷺色の胸の飾りにむしゃぶりつく。
「あっ……こらっ……やめろよ馬鹿犬っ……」
団員たちから恐れられる団長様に対して酷い言いようだが、可愛い恋人に言われても怒る気にさえならない。
しばらく子供みたいにじゃれ合っていたが、お互いの高ぶった身体が一つになることを望み始める。
「なあ吟遊詩人さん、俺の上で唄ってくれないか?」
「エロオヤジみたいなこと言うなよ……」
きっと今まで何度も言われて来た台詞なのだろう。
少し呆れた顔をして、青茶の瞳がバルナバーシュを見上げる。
「エロオヤジで結構。こっちに尻を向けて乗って来てくれよ」
「この尻フェチオヤジめっ!」
そう口では文句を言いながらもルカは自ら背中を向け、大の字でベッドに寝転ぶバルナバーシュの股間の上に跨った。
「いつ見てもいい尻だ。堪んねぇ……」
エロい尻のアクセントになるイヤラシイ下着はそのままに、食い込む紐だけ横にずらして充分慣らした穴に雄をあてがう。
「ああっ……」
腰が動くたびに両サイドで蝶々結びにした下着の紐が揺れ、まるで卑猥なダンスを踊る踊り子みたいだ。
挿入の様子がもっと見えるように、尻の肉を掴んで谷間を開くと、朱鷺色の美しい肉の輪が青筋の浮いたグロテスクな肉棒を徐々に飲み込んで行くのが見えた。
「うまそうに食ってんな」
「うっ……あっ…ああっ」
肉の輪を指でなぞると、その刺激で一層締め付けが強くなる。
今の状態ではここまでが精いっぱいなのだろうと思われる所までルカの身体が沈むと、もう無理だといわんばかりにブルブルと震える。
「ん……入ったか?」
「あっ……まだ動くなっ……」
バルナバーシュが円を描くように腰を回すと、両手を身体の前で付いて必死に挿入の圧迫感と戦っているルカが抗議の声を上げる。
「待っててやるからよ、慣れたら自分で好きなように動いてみろよ」
何度も深呼吸を繰り返し、ルカは少しずつ腰を揺らし始めた。
「あっ……あっ…あっ…はぁっ……」
動きは徐々に大胆になってゆき、イイ所に当たると甘い声が漏れる。
その様子を後ろからじっと眺めていたバルナバーシュは発見する。
ルカの尻は男にしては大きく見えていたが、細い腰との対比でそう見えるだけであって、実際は跨るバルナバーシュの腰の幅よりも小さい。
柔らかで張りのあるもっちりとした上質の筋肉に覆われているため、骨っぽくも見えない奇跡の尻だ。
実はそんなに大きくもない尻が自分の怒張を飲み込んで行く様子に「よくもまあ、こんな太いものを銜え込めるものだ」と思わずにはいられない。
それがまたより一層、男の征服欲を刺激し、バルナバーシュは我慢できずに下から突き上げる。
「はっ……あっ……うああっっ!?」
細い腰を後ろから両手で掴むと、欲望のままに突き上げを開始した。
「あっ……そこっ……ああっ……もっと……」
ルカはすっかりその動きに魅了され、自らも腰を振りながら貪欲に快感を探ってゆく。
強い西日が逆光になりルカのしなやかな身体の線を暴きだすと、それに引き寄せられるようにバルナバーシュは自らも上体を起こし、後ろから抱きしめ腰を打ち付けた。
「ああっ……またイクっ……うっ……ああああっ……」
「ぐっ……うううっ……」
前を爆ぜさせた時の強い締め付けにバルナバーシュも耐え切れず、欲望を吐き出した。
吐精の余韻から抜け出すと、後ろからルカの身体を包むように抱き込み、ベッドの上からしばらく窓の外を見る。
二人ともその光景に言葉を発することができなかった。
海に沈みゆくオレンジ色の夕陽が二人を照らしだす。
キラキラと黄金に輝く水面は、太陽へとまっすぐ続く巡礼の道のようだ。
神の居ぬこの国で、まるで神の奇跡を浴びているような、神秘的な光景だった。
「バル……あんたに逢えて俺は幸せだ……」
その声は震えていた。
「俺もだよ。色々遠回りしたけどな……ほら泣くなよ、虐めたくなるだろ」
バルナバーシュはルカの顎を掴み頬を流れる涙を舐めると、切なく胸が疼いた。
「……愛してる。このままあんたを殺して一緒に死にたい……」
感情表現の少しおかしい恋人の言葉の裏っ側を思うと、やはり胸が切なくなる。
残酷にも二人の流れる時の速さは違う。
だから余計に今が幸せ過ぎて怖いのだ。
「おいおい、物騒なこと言うなよ。吟遊詩人さんはもう少し気の利いた甘い台詞も吐けないのか?」
わざとおどけて言って、これ以上何も言わないように恋人の唇を塞いだ。
その後二人は夕食をとってひと眠りすると、また再び身体を繋げる行為に没頭する。
「あっ……はっ……」
「もう日付が変わったか? 姫初めは一日じゃなくて二日のことをいうんだってな。だからこれが姫初めだ」
バルナバーシュは窓から見える月の位置から日付が変わったことを知る。
「そんなことっ……どうでもいいから、早くっ……」
恋人のこういう貪欲な所が、バルナバーシュは可愛くて仕方ない。
「そうやっておっさんを急かすなよ」
困った顔をしながらも、ルカの項に噛みつきながら細い腰を抱え直すと、バルナバーシュはより深く身体を繋げた。
「ああああっっ……」
ルカからは歓喜とも悲鳴ともつかない甘い叫び声が上がる。
こうして二人は空が白むまで、今を生きる喜びを分かち合った。
<END>
==============
最後まで読んで頂きありがとうございました。
団長さんと副団長さんは【菩提樹の猫】にもちょくちょく登場しますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
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感想ありがとうございます!
団長さんのおじさんの部分も含めてルカに愛してほしかったので嬉しいです。
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感想ありがとうございます!
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