[R18]不定形の恋人

空き缶太郎

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番外編(本編後・またはifの話)

愛の形(レイブン×スライムアッシュ)

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…それは、レイブンとアッシュが結ばれてから半年程経過した時のことだ。


「隊長、相変わらずあのスライムの子とよろしくやってるんですか?」
「もちろん。昨日は繋がったまま4回ほど…」
「あーあーあー!そ、そんな細かい話はいいですって!」
「む、そうか…」

部下に話を止められ些か残念そうなレイブン。
しかし部下は軽く咳払いすると、肝心の本題を話し始めた。

「…やっぱりヤる時は人に化けてるんですよね?」
「あぁ。まぁ…そうだな」
「あの子は確か好きな姿に変化出来るって言ってたな……ってことは隊長、毎日違うタイプの美女と寝られるってことですか!?うわー!ずるいなー!羨ましいっす!」
「……………」

部下の羨ましそうな叫びにレイブンは眉をひそめた。

レイブンは別にアッシュの外見や体が好きで恋人になった訳では無い。
部下の言い方だとまるで『体目当て』のようで非常に不愉快だった。

(しかし…俺はスライムのアッシュを抱けるのか?途中で力尽きてスライムに戻ったアッシュは抱いたが…あの時は俺も夢中だったからな…)

「隊長?」
「………今夜試してみるか」
「???」

真剣な顔でスライム保護区の方を見つめるレイブンに、部下はただただ不思議そうに小首を傾げた。



………………………………………



「…というわけなんだ」
「……はぁ」

その晩、アッシュを家に連れ込んだレイブンは力説した。

自分は体目当てでアッシュと付き合っている訳じゃない!
たとえスライムのままでも最初から抱ける!

そんなレイブンに、アッシュはただただキョトンとしていた。

「えーと…その、レイブンは…スライムの僕と、えっちなことしたいの?」
「したい!!」
「ふぇえ…」

目をカッと見開き大声で肯定したレイブン。
アッシュはその勢いに少し怯み、体をぷるぷるさせた。

「大丈夫だ。優しくする」
「…うん…でも、無理なら無理って言ってね?」
「心配するな」

レイブンは爽やかに微笑むと、膝の上に乗せたアッシュを抱き上げて触れるだけのキスをした。

「ん…」
「…口とかは無いんだよな?感じるか?」
「うん…感覚は、全身同じだから…」
「そうか」

レイブンは再びアッシュの体に口付けすると、今度はその体の中へと舌を差し入れた。

「ふやぁっ…♡」
「…ひゅめふぁい(つめたい)」
「あぁっ…しゃ、しゃべらないでぇ…♡」

丸い体をぷるぷるさせ、快感に悶えるアッシュ。
普通の人間から見ればそれはただのスライムが震えているだけの光景だが、レイブンにはちゃんとアッシュが感じてくれていると分かっていた。

「指、中に入れるぞ」

…つぷっ

「ふにゃぁ…♡」

両手でアッシュに体を掴み、指先だけを体内に差し入れる。

その優しい手つきにアッシュはまた震え、甘い吐息を漏らした。

「れい、ぶん…♡ぼくも、レイブンに…してあげたい…♡」
「俺に?」
「うん…ちょっと待ってね」

そう言うとアッシュは体を少し大きくさせ、その一部をレイブンの下半身へ伸ばす。

下着の隙間に入り込むと、既に硬くなっているレイブンの性器に巻きついた。

「っ…アッシュ…」
「きもちいい?」
「あぁ…最高だな」

2人はお互いに奉仕や愛撫をしながら性感を高めていく。

そして絶頂が近づくと視線を交わし、体勢を変えた。

「体位はどうする?」
「ん…レイブンの膝に乗せて?そのまま…いれる、から」

人の姿であれば『対面座位』といった所だろうか?

とにかくレイブンは言われた通りにベッドに腰掛けると、いきり立つ剛直を取り出しアッシュの体に押し当てた。

「あっ…れ、レイブン…いつもより、大きくない…?」
「そうだな。…だがこのまま入れたら、体を貫通しそうだな…」
「さ、サイズは調整するから…大丈夫…」
「…アッシュ」

不意にアッシュの体にキスを落とすと、レイブンは柔らかく微笑む。

「もしキツいなら言ってくれ。俺も、アッシュに負担はかけたくない」
「…大丈夫、だよ。レイブンのなら、いくらでも…♡」

そしてアッシュは自ら体を大きくし、レイブンの性器を体内に取り込み始める。

「ふぁあ…♡あつい、よぉ…♡」
「っ…やはり、アッシュの中は…冷たくて気持ちいいな…」
「れい、ぶん…♡このまま…動いて…♡」

体内に鎮座するレイブンの性器に身を震わせ、アッシュは甘い声で懇願する。

そんな愛しい恋人の姿にレイブンは大きく頷くと、アッシュの体を両手で支えながら腰を揺らし始めた。

…たぷんっ たぷんっ

「あっ♡あぁんっ♡」
「凄いな…アッシュの体、透明だから中がよく見える」

半透明なスライムの中を自らの性器が前後する様は圧巻で、レイブンはゴクリと息を飲み、その光景に見入る。

「れい、ぶんっ♡核、が…核が、擦れてるよぉ♡」
「擦れると気持ちいいのか?」
「んっ♡そう、みたいっ…♡レイブンの、おちんぽ♡硬くて、熱いからっ…すごく、気持ちいい♡♡」
「……まったく…相変わらず、人を煽るのが上手いな」

レイブンは一瞬本能的な雄の顔を見せると、アッシュの体をさらに激しく上下させる。

「ふにゃぁあっ♡♡♡」
「っ…人の姿もいいが…こっちも、癖になりそうだ」
「あっ♡あぁ♡れいぶん♡れいぶんっ♡ぼく、イッちゃう♡」
「あぁ…イけっ…見ててやる、から……くっ」

そして一際強く腰を打ち付け…レイブンはアッシュと共に絶頂する。

「んにぁあああぁあっ♡♡♡」
「っー!!」

アッシュの体内に白濁を放ち、レイブンの興奮は(ひとまず)一段落する。

そして絶頂の快感にすっかり蕩けたアッシュを抱えると、今度はベッドに寝転んだ。

「…大丈夫か?」
「ふぁあ……い、いつも以上に…凄かったね…」
「そうだな。…これで俺がアッシュの体目当てじゃないことが証明されたわけだ」

優しくアッシュの体を撫で、微笑むレイブン。

「そんなの、最初から分かってたよ」
「でも部下に言われた時は不安だったんだ。…明日にでも自慢してくる」
「そ、それはやめて欲しいかな…」
「どうして?」

恥ずかしそうに体を平たくし、ぷるぷると震えたアッシュを抱き締める。

「だ、だって…はずかしいもん…レイブンと、えっちなことしてる所、想像されちゃうんだよ?」
「…それは確かに嫌だな。嫉妬する」

アッシュとは違う意味で納得したレイブン。
たとえ想像でもアッシュの痴態を見せるのは嫌だという独占欲に近い。

「し、嫉妬なんて…僕なんかよりレイブンの方が……むぎゅ」
「その話はもういいから。…風呂入ってもう1回するぞ」
「…………う、うん…♡」


そうして2人は仲良く風呂に入ると、その場で1回、またベッドに戻ってからも2、3回愛を育んだのであった。



…後日、レイブンが保護区のスライム達から『ケダモノだー!』『おかされるー!』と避けられてしまうことになるのはまた別のお話。

 
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みんなの感想(1件)

水菜
2021.12.08 水菜

アッシュがピュアで可愛すぎます♪
どちらのストーリーも良かった
素敵なお話ありがとうございます
何度も読んじゃいました(^^)

2021.12.10 空き缶太郎

ありがとうございます!
書いた本人も割と好きなお話なのでそう言っていただけて嬉しいです(*´ω`*)

解除

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