辺境の最強魔導師   ~魔術大学を13歳で首席卒業した私が辺境に6年引きこもっていたら最強になってた~

日の丸

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面白い仕掛けた!!

私の話を聞き少しの間固まっていたユリアンが恐る恐るという感じで私を見ながら口を開く。



「ねえリア?もしかしてさっきまで読んでいたのってあの空想の物語だって言ってた本?」



「うん」



私が即答すると何故か深い溜息をつかれた。



「面白かったの?」



私はその問いに頷く。



「面白かった、なかなか凝った話だったよ」



私がそう答えるとユリアンがもう一度溜息をつく。



「そんなに馬鹿にするもんじゃないよ?あの話の中にでもシルドニア王朝の文明の事は知る事が出来るんだよ?」



私がそう言うとユリアンが呆れた顔から真剣な顔に変わり私を見る。



「例えばあの話の中で出て来る魔法なんかはあの時代に使われている魔法そのままみたいだから、魔法名とその効果に関してきちんと説明が書いてあったよ、きっと子供向けだから子供達が魔法についてもわかりやすいように書いてあるんだろうね」



私が知らない魔法の事も書いてあったから『まだまだ知らない魔法がある』と知る事が出来た、これは私にとってはとてもいい情報となった。

空想の物語だってその時代の人が読む時に判りやすいように書いてるんだろう。



「ごめんリア・・・リアの事だから『面白そうだから取りあえず読んだ』と思い少し呆れてたわ」



私はユリアンの言葉を聞き冷や汗ダラダラで黙り込む。

ごめんなさい!!面白そうだから読んどこう!!と思ってました!!でもシルドニア王朝の情報を得る事が出来たのはホントウダヨ?ワタシウソツカナイ。

 

「リア?何で視線を逸らしてるの?」



「気のせいだよ?それでティファは何か見つけたのかな?」



話を逸らす為にティファに視線を向けそう言うとティファがしょんぼりとして動かなくなった。



「え?大丈夫ティファ?」



心配してティファをそう声を掛けるとディアナが苦笑しながら口を開く。



「今回は何も見つけられなかったのよ」



どうやらディアナはティファと一緒に行動してくれたらしく落ち込むティファを見ながら調査結果を苦笑しながら教えてくれた。



「気にしなくていいんだよティファ?見つけられればラッキー!位でいいの、ティファが頑張って探してくれてるのはよくわかってるからね」



落ち込むティファを撫でながらそう言うとティファが目を細めて私にすり寄って来たので抱きしめながら口を開く。



「いつも本当にありがとうね」



ああもう!なんて可愛んだこの子は!!



私達は夕食の後はティファと遊んだり見つけた本を読んだりした後に眠りについた。





次の日も見つけた部屋の調査をする事になり私は昨日と同じように本を読む事にした。



「今日はこれを読もう」



昨日手に取った二冊が読み切ったので新しい本を選びそれに目を通し始めた。



「リア」



読み始めてすぐにユリアンが声を掛けて来たので私は読書を中断してユリアンに視線を向ける。



「気になる所を見つけたんだけど」



その言葉に私は目を輝かせる。



「何をみつけたの?魔法に関する本?それとも何かの魔道具?」



私の質問にユリアンが何とも言えないような顔で口を開く。



「すぐそこだからその目で見て」



私の右側を指差しながらそう言って来たので私は視線をユリアンの指差した方に向けると本が仕舞ってある棚のすぐ隣に小さな通路・・・・高さ130㎝位の通路が現れていた。



「あれ?あんな所に通路なんてあったっけ?」



首を傾げながらそう言うとユリアンが苦笑しながら口を開く。



「ムーアがその棚にある本を読もうと思って一冊取って棚に寄りかかって読もうとしたら寄りかかった棚が左側に移動してあの通路が出て来たのよ」



おお!面白い仕掛けた!!

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