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ふさわしい戦いって奴だね!!
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「今の攻撃はレコア選手には効いてはいないでしょうね」
シンはレコアさんが何事もなく立ち上がる姿を見てそう言って来たのであたしは頷く。
「まあ細い氷の柱だったからね」
カウンター気味に入ったとは言えそんなにダメージは無いはず。
「でもレコアさんを後ろに吹き飛ばしたおかげで『槍の間合い』になった」
これで次の一手に関してだけはセレーナに分があるだろうね、さあどう出るセレーナ。
「セレーナさんの持ち技は全部見せてしまいました、次をどうするかが重要ですね」
カナデがそう言ってセレーナを見守る。
セレーナはしっかりと腰を落とし槍を構えてレコアさんを睨む。
レコアさんはそれを見てステップをし始め左右に体を揺らしながら凄い速さで踏み込んでセレーナを殴るべく思いっ切り飛りトンファー付の右ストレートを放って来て、セレーナはそれを見て石突を地面に叩き付け、目の前にかなり分厚い氷の壁を生成してそれを防いだ。
そしてその後にレコアさんがまたも舞台端まで吹き飛んだ。
「へえ」
セレーナは『待ち』を選んだんだと思い少し驚いた。
確かに向かってくる相手に対しては槍のリーチは有利に働く、けどセレーナの性格を考えると自ら突っ込んで行くと思っていた。
「レコア選手が動きます」
シンが短くそう言うとレコアさんが動いてかなりの速さで接近して反応できないセレーナに殴り掛かろうとした時にセレーナが今までで一番分厚い壁を目の前に作り防いだ瞬間、セレーナはこの試合最速の動きで驚いた顔で氷の壁を見つめているレコアさんの横までサイドステップで移動した後に全ての力を込めたような石突で突きを放ちレコアさんを吹き飛ばした後に膝をついて息を荒げた。
「限界だね、体力も魔力も」
魔道具ってのは魔力を込めてその力を発動させる、しかも引き出す力が強ければ強いほど魔力消費は激しくなる。
あとセレーナはレコアさんとの戦いでかなりのダメージを受けてしかも動き回っている、もう体力・魔力共に限界が近いはずだ。
「レコア選手のほうもかなり効いていますね、立ち上がりはしましたが足に来ていますね」
カナデがそう言っていたのでレコアさんの方を見たら何とか立っているって感じだった。
「これはそろそろ終わりますね、どちらも限界が近い」
あんなに余裕そうにしていたレコアさんもかなりの有効打を貰ってボロボロだ。
これは決勝戦にふさわしい戦いって奴だね!!
レコアさんがセレーナの懐に入り込み、それを見たセレーナはまたも石突を地面に叩き付け氷を生成しようとするけどそれを待っていたようにレコアさんは左側にサイドステップで移動しセレーナの槍を持っている手を狙いトンファーで殴りつけ槍を手放させたあとに水湖を場外まで蹴り飛ばした後にその位置からボディーに一撃入れてバックステップ、その後に構えて様子見をした。
「ぐぅ・・・・」
もろにボヂィーを受けて倒れそうになるのをこらえてファイティングポーズを取るセレーナを見て、レコアさんがセレーナに向かい踏み込んだ。
セレーナは踏み込んで来たレコアさんに向かいローキックを放ち足を止めようとするが、サイドステップで移動し躱された後に懐に入られて左右のラッシュを受け始めなすすべもなくサンドバッグ状態でやられ続けた。
そしてレコアさんが止めとばかりに振りかぶりセレーナの頭部をフックで狙おうとした所でレコアさんがバックステップでかなり後ろに飛んだ後に自分の今までいた場所を見た後に観客席に向かい視線を向けた。
・・・・・・・・・・立ったまま動かないセレーナとさっきまでレコアさんがいた場所の間には木の棒が突き刺さっていた。
シンはレコアさんが何事もなく立ち上がる姿を見てそう言って来たのであたしは頷く。
「まあ細い氷の柱だったからね」
カウンター気味に入ったとは言えそんなにダメージは無いはず。
「でもレコアさんを後ろに吹き飛ばしたおかげで『槍の間合い』になった」
これで次の一手に関してだけはセレーナに分があるだろうね、さあどう出るセレーナ。
「セレーナさんの持ち技は全部見せてしまいました、次をどうするかが重要ですね」
カナデがそう言ってセレーナを見守る。
セレーナはしっかりと腰を落とし槍を構えてレコアさんを睨む。
レコアさんはそれを見てステップをし始め左右に体を揺らしながら凄い速さで踏み込んでセレーナを殴るべく思いっ切り飛りトンファー付の右ストレートを放って来て、セレーナはそれを見て石突を地面に叩き付け、目の前にかなり分厚い氷の壁を生成してそれを防いだ。
そしてその後にレコアさんがまたも舞台端まで吹き飛んだ。
「へえ」
セレーナは『待ち』を選んだんだと思い少し驚いた。
確かに向かってくる相手に対しては槍のリーチは有利に働く、けどセレーナの性格を考えると自ら突っ込んで行くと思っていた。
「レコア選手が動きます」
シンが短くそう言うとレコアさんが動いてかなりの速さで接近して反応できないセレーナに殴り掛かろうとした時にセレーナが今までで一番分厚い壁を目の前に作り防いだ瞬間、セレーナはこの試合最速の動きで驚いた顔で氷の壁を見つめているレコアさんの横までサイドステップで移動した後に全ての力を込めたような石突で突きを放ちレコアさんを吹き飛ばした後に膝をついて息を荒げた。
「限界だね、体力も魔力も」
魔道具ってのは魔力を込めてその力を発動させる、しかも引き出す力が強ければ強いほど魔力消費は激しくなる。
あとセレーナはレコアさんとの戦いでかなりのダメージを受けてしかも動き回っている、もう体力・魔力共に限界が近いはずだ。
「レコア選手のほうもかなり効いていますね、立ち上がりはしましたが足に来ていますね」
カナデがそう言っていたのでレコアさんの方を見たら何とか立っているって感じだった。
「これはそろそろ終わりますね、どちらも限界が近い」
あんなに余裕そうにしていたレコアさんもかなりの有効打を貰ってボロボロだ。
これは決勝戦にふさわしい戦いって奴だね!!
レコアさんがセレーナの懐に入り込み、それを見たセレーナはまたも石突を地面に叩き付け氷を生成しようとするけどそれを待っていたようにレコアさんは左側にサイドステップで移動しセレーナの槍を持っている手を狙いトンファーで殴りつけ槍を手放させたあとに水湖を場外まで蹴り飛ばした後にその位置からボディーに一撃入れてバックステップ、その後に構えて様子見をした。
「ぐぅ・・・・」
もろにボヂィーを受けて倒れそうになるのをこらえてファイティングポーズを取るセレーナを見て、レコアさんがセレーナに向かい踏み込んだ。
セレーナは踏み込んで来たレコアさんに向かいローキックを放ち足を止めようとするが、サイドステップで移動し躱された後に懐に入られて左右のラッシュを受け始めなすすべもなくサンドバッグ状態でやられ続けた。
そしてレコアさんが止めとばかりに振りかぶりセレーナの頭部をフックで狙おうとした所でレコアさんがバックステップでかなり後ろに飛んだ後に自分の今までいた場所を見た後に観客席に向かい視線を向けた。
・・・・・・・・・・立ったまま動かないセレーナとさっきまでレコアさんがいた場所の間には木の棒が突き刺さっていた。
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