66 / 82
重複(ちょうふく)
しおりを挟む
本日、ゲリラ隊が出撃した。
出撃するのはゲリラ小隊の少女四人、動物兵二人。
少女達は皆空間魔法を使うことができ、神出鬼没。奇襲攻撃完了後すぐに転移し逃走することで敵に捕捉されることなく繰り返し攻撃を続けることができるのだ。
…そう考えると、こいつらクソ強いな。敵側は何をどう頑張ってもこの奇襲を止めることはできない。唯一の方法は奇襲前に攻撃して空間魔術を使わせる前に火力で叩き潰すことだが、俺がガチャから手に入れたHPにより一撃で倒すことは不可能。
敵は繰り返し攻撃してくるゲリラ隊に恐怖し、こちらは圧力を加え続けることが可能となるだろう。
俺は当初、ガチャから排出されてすぐに出撃させようと考えていたのだが、敵の魔のダンジョンは空間魔法に対する対策は完璧だった。
対空間魔法罠、防衛魔法陣、障壁に異空間を徘徊する大量の魔物達。数え切れないほどの防衛機構。
その防衛は非常に堅く、突破はほぼ不可能らしい。
そこで俺はスライムを使った。
スライムの侵食により、ダンジョンシステムの層間転移システムのハッキングに成功。こちらが占領した第1層、第2層の最奥に設置されていた転移陣を使うことにより、一部の層に転移することが出来る。
魔のダンジョンの厳重な対空間魔法機構群も、正規ルートからの侵入の前には発動することは無いのだ。
ゲリラ隊の目的は重要施設や要人に関する情報の収集。そしてとにかくダンジョン内を混乱させること。
入手した情報を元に、こちらのホムンクルスの大部隊を派遣する。安全だと思っていた後方の層に突如として敵が出現するのだ。
敵は大混乱に陥るだろう。想像するだけで笑いが止まらない。
それでは、今日のガチャ!
今日のログインボーナスは食べ物確定5連ガチャコイン!
さあこい!
ガタンッ
UC『始祖鳥の唐揚げ』
C『腸破壊ガーリック』
C『ポテトチップスワサビ味』
C『カップ焼きそば』
R『聖牛』
牛。
既に絶滅した動物であるオーロックスが人類によって家畜化したもの。
牛の肉は人間により適切に調理され、数多くの料理がこの世に誕生した。ステーキ、焼き肉、すき焼き、ローストビーフ、もつ鍋。あらゆる部位を食べることが出来、どれも非常に美味。
さらに肉だけでは無く、牛乳もバターやチーズなどに加工される現代の食には欠かせない存在だ。
多くの食べ物と共に、一頭の牛が出現した。
黒い牛だ。大きい胴体、短い足。まるまると太った、結構肥えた牛。
牛は純粋無垢な瞳でじっと俺を見ている。
うわー、マジモンの牛だよ。ダンジョンでもミノタウロスが魔物として出現していたが、本物の牛を直に見るのは久しぶりだ。小学校の動物園遠足以来かな?
俺は少し不安を抱きながらも、恐る恐る近づく。
すると「もぉー」と気の抜けた鳴き声をあげながら、体を俺にこすりつけてきた。
おお、可愛いじゃないか。牛ってこんなに人懐っこいのか。触っても大丈夫かな?
触れてなでてみる。「んもぉ」と気持ちよさそうな声を上げ、ズドンと横たわり、すやすやと眠り始めた。
こいつ、警戒心という物がないのか?いきなり俺の元にガチャから呼び出されたのだ。混乱したりするのが普通だと思うんだけどなぁ。
………聖牛。食べ物確定コインからでた牛………
え、これを食えと⁉
いやいや、魔物とは違うんだぞ?あれはただの敵だ。敵はいくら殺してもいいけど、こいつは別に敵では無い。
こんなの、殺せないよ!
その後、牛は突然光り輝き始めた。
輝きが収まったと思ったら、牛の前には大きな段ボールの箱がいくつか置かれていた。
段ボールには●聖牛の収穫の時期が来たので、お肉を出荷、加工しました!!是非味わってください!そして今後も私のお世話よろしくお願いします 聖牛より。という紙が貼られており、俺は急いで段ボールの中身を確認する。
生身は聖ミートロース肉 聖ミート牛脂、聖ミートシマチョウといったパック詰めされた肉から、肉の缶詰、聖牛肉カレー、聖牛ジャーキーといった加工食品。
目の前の聖牛はガチャから出た時とは違って幼牛のように小さくなっていた。すやすやと爆睡している。
………この紙の内容から考えるに、この聖牛は一定の時期になると自らの余分な肉を出荷して若返り、未知の手段で加工し包装。俺に肉をあげるから聖牛を育ててねっていうことか?
どんな生き物だよ!あと何が聖牛だよ!全然聖なる存在じゃないだろ!
聖ミートの牛串うめーーーーー!
それでは、無料ガチャ!
ガタンッ
UC『少年A』
えっ、少年Aって。もういるじゃん。
出現したのは、16個の宝石だった。一つは深い青色で、残りは明るいピンク色の宝石
え?少年Aは?
困惑しているとシステムウィンドウが開かれる。
●既に少年Aを入手しています!重複が発生したので『少年Aの意思』と『解放結晶×15個』入手しました!
えぇ…このガチャ、こんな機能があったのか。
ガチャシステムを導入しているゲームにおいてキャラクターが重複すると、そのキャラクターを強化できるアイテムが入手出来る場合がある。
このアイテムを使うことによりキャラクターは大きく能力を上昇させることができる。この強化はレベルアップやスキルレベルの上昇などの通常の強化とは比べものにならないほどにキャラクターを強化するため、多くの課金者達はガチャを回し続けるのだ。
それでは鑑定しよう。今日鑑定するのは青い宝石、これが少年Aの意思で残りのピンクが解放結晶だろう。
鑑定!
●『少年Aの意思』
少年A専用の能力解放アイテムです。これを使うことで少年Aの新たなるスキル『復讐の黒き炎』を解放することが出来ます。
『復讐の黒き炎』は攻撃対象に呪い状態を付与するという強力なスキルです!ダンジョン攻略に役立てましょう!
これでやっと。1凸状態です!10凸目指してガチャを引きましょう!
おお!やっぱり強化アイテムか!
それにしても10凸かぁ。ただでさえこのガチャじゃランダム性が高いんだ。
絶対10凸にするの無理だろ。この運営、ソシャゲだと金儲けに必死すぎるって絶対炎上してるぞ。
まあ、強化できるんなら使うしかない。別に温存して置いてもメリットはないし。
俺は格闘漫画を読んでいる少年Aに話しかける。
「おーーい、これあげるわ」
「?何これ?」
「少年Aの意思だってさ。これで能力解放してくれ。お前強くなりたいっていってただろ?よかったな、これで強くなれるぞ」
「いや、能力解放ってなんだよ」
「?いやだから、能力解放だよ。これ使えば黒き復讐の炎ってスキルが使えるようになるらしいから。遠慮するな」
「この石で?どうやって?」
「どうやってって、そりゃお前…」
え、これどうやって使うの?
日本 サラリーマン 視点
いやあ、本当に驚きましたよ。今でも信じられない。
僕は通勤中にね、山田の放送を見てたんだよ。俺だけじゃ無くてみんなね?
山田がガチャを回して、カプセルが出た瞬間に目の前にいたサラリーマンが光り出したんだから。
それで光が無くなったら、その人いなくなってたんですよ。もう、びっくり。どこにいったんだって電車の中の人みんな、えっえって電車の中探すんですけど、いないんです。
そこで誰かが言ったんです。ガチャ見てみて!って。
それでスマホをみたら、そのサラリーマンがいたんですよ。
それで楽しそうに山田と話してるんですよ。俺もいつか、ガチャから呼び出されたりするのかな。ははは。
証券会社 サラリーマン視点
あの人、接待の達人ってガチャから出たんでしょ?
いやまぁ、そうなんだけどさ。
要するに、あの人は営業のプロなんだよ。営業に出れば、すぐに商談が成立しちゃうんだ。
俺たち証券マンは、新規開拓のために売り込みに行くわけ。でもほとんどが門前払いで終わっちゃうんだ。
でもあの人は違うんだよ。営業が必ず成功するんだ。超能力かと思うくらいさ。
一回聞いたことがあるんだ、なんでそんなに営業が上手いんですかって。なんて答えたと思います?
相手が金を持っていて、何を求めているのかわかるんだってさ。すごいよね。
あの人が金持ちが集まるパーティに出席すれば、後日電話がバンバンかかってくるんだ。投資したいんだけど、君のところで始めたいって。
異常だよね…人を信頼させて、その気にさせるのがめちゃくちゃ上手いんだよ…
てかさ、こんな取材受けてる場合じゃないよ!マジでノルマがキツイんだよ!あの人がいないとノルマに届かないよ!
出撃するのはゲリラ小隊の少女四人、動物兵二人。
少女達は皆空間魔法を使うことができ、神出鬼没。奇襲攻撃完了後すぐに転移し逃走することで敵に捕捉されることなく繰り返し攻撃を続けることができるのだ。
…そう考えると、こいつらクソ強いな。敵側は何をどう頑張ってもこの奇襲を止めることはできない。唯一の方法は奇襲前に攻撃して空間魔術を使わせる前に火力で叩き潰すことだが、俺がガチャから手に入れたHPにより一撃で倒すことは不可能。
敵は繰り返し攻撃してくるゲリラ隊に恐怖し、こちらは圧力を加え続けることが可能となるだろう。
俺は当初、ガチャから排出されてすぐに出撃させようと考えていたのだが、敵の魔のダンジョンは空間魔法に対する対策は完璧だった。
対空間魔法罠、防衛魔法陣、障壁に異空間を徘徊する大量の魔物達。数え切れないほどの防衛機構。
その防衛は非常に堅く、突破はほぼ不可能らしい。
そこで俺はスライムを使った。
スライムの侵食により、ダンジョンシステムの層間転移システムのハッキングに成功。こちらが占領した第1層、第2層の最奥に設置されていた転移陣を使うことにより、一部の層に転移することが出来る。
魔のダンジョンの厳重な対空間魔法機構群も、正規ルートからの侵入の前には発動することは無いのだ。
ゲリラ隊の目的は重要施設や要人に関する情報の収集。そしてとにかくダンジョン内を混乱させること。
入手した情報を元に、こちらのホムンクルスの大部隊を派遣する。安全だと思っていた後方の層に突如として敵が出現するのだ。
敵は大混乱に陥るだろう。想像するだけで笑いが止まらない。
それでは、今日のガチャ!
今日のログインボーナスは食べ物確定5連ガチャコイン!
さあこい!
ガタンッ
UC『始祖鳥の唐揚げ』
C『腸破壊ガーリック』
C『ポテトチップスワサビ味』
C『カップ焼きそば』
R『聖牛』
牛。
既に絶滅した動物であるオーロックスが人類によって家畜化したもの。
牛の肉は人間により適切に調理され、数多くの料理がこの世に誕生した。ステーキ、焼き肉、すき焼き、ローストビーフ、もつ鍋。あらゆる部位を食べることが出来、どれも非常に美味。
さらに肉だけでは無く、牛乳もバターやチーズなどに加工される現代の食には欠かせない存在だ。
多くの食べ物と共に、一頭の牛が出現した。
黒い牛だ。大きい胴体、短い足。まるまると太った、結構肥えた牛。
牛は純粋無垢な瞳でじっと俺を見ている。
うわー、マジモンの牛だよ。ダンジョンでもミノタウロスが魔物として出現していたが、本物の牛を直に見るのは久しぶりだ。小学校の動物園遠足以来かな?
俺は少し不安を抱きながらも、恐る恐る近づく。
すると「もぉー」と気の抜けた鳴き声をあげながら、体を俺にこすりつけてきた。
おお、可愛いじゃないか。牛ってこんなに人懐っこいのか。触っても大丈夫かな?
触れてなでてみる。「んもぉ」と気持ちよさそうな声を上げ、ズドンと横たわり、すやすやと眠り始めた。
こいつ、警戒心という物がないのか?いきなり俺の元にガチャから呼び出されたのだ。混乱したりするのが普通だと思うんだけどなぁ。
………聖牛。食べ物確定コインからでた牛………
え、これを食えと⁉
いやいや、魔物とは違うんだぞ?あれはただの敵だ。敵はいくら殺してもいいけど、こいつは別に敵では無い。
こんなの、殺せないよ!
その後、牛は突然光り輝き始めた。
輝きが収まったと思ったら、牛の前には大きな段ボールの箱がいくつか置かれていた。
段ボールには●聖牛の収穫の時期が来たので、お肉を出荷、加工しました!!是非味わってください!そして今後も私のお世話よろしくお願いします 聖牛より。という紙が貼られており、俺は急いで段ボールの中身を確認する。
生身は聖ミートロース肉 聖ミート牛脂、聖ミートシマチョウといったパック詰めされた肉から、肉の缶詰、聖牛肉カレー、聖牛ジャーキーといった加工食品。
目の前の聖牛はガチャから出た時とは違って幼牛のように小さくなっていた。すやすやと爆睡している。
………この紙の内容から考えるに、この聖牛は一定の時期になると自らの余分な肉を出荷して若返り、未知の手段で加工し包装。俺に肉をあげるから聖牛を育ててねっていうことか?
どんな生き物だよ!あと何が聖牛だよ!全然聖なる存在じゃないだろ!
聖ミートの牛串うめーーーーー!
それでは、無料ガチャ!
ガタンッ
UC『少年A』
えっ、少年Aって。もういるじゃん。
出現したのは、16個の宝石だった。一つは深い青色で、残りは明るいピンク色の宝石
え?少年Aは?
困惑しているとシステムウィンドウが開かれる。
●既に少年Aを入手しています!重複が発生したので『少年Aの意思』と『解放結晶×15個』入手しました!
えぇ…このガチャ、こんな機能があったのか。
ガチャシステムを導入しているゲームにおいてキャラクターが重複すると、そのキャラクターを強化できるアイテムが入手出来る場合がある。
このアイテムを使うことによりキャラクターは大きく能力を上昇させることができる。この強化はレベルアップやスキルレベルの上昇などの通常の強化とは比べものにならないほどにキャラクターを強化するため、多くの課金者達はガチャを回し続けるのだ。
それでは鑑定しよう。今日鑑定するのは青い宝石、これが少年Aの意思で残りのピンクが解放結晶だろう。
鑑定!
●『少年Aの意思』
少年A専用の能力解放アイテムです。これを使うことで少年Aの新たなるスキル『復讐の黒き炎』を解放することが出来ます。
『復讐の黒き炎』は攻撃対象に呪い状態を付与するという強力なスキルです!ダンジョン攻略に役立てましょう!
これでやっと。1凸状態です!10凸目指してガチャを引きましょう!
おお!やっぱり強化アイテムか!
それにしても10凸かぁ。ただでさえこのガチャじゃランダム性が高いんだ。
絶対10凸にするの無理だろ。この運営、ソシャゲだと金儲けに必死すぎるって絶対炎上してるぞ。
まあ、強化できるんなら使うしかない。別に温存して置いてもメリットはないし。
俺は格闘漫画を読んでいる少年Aに話しかける。
「おーーい、これあげるわ」
「?何これ?」
「少年Aの意思だってさ。これで能力解放してくれ。お前強くなりたいっていってただろ?よかったな、これで強くなれるぞ」
「いや、能力解放ってなんだよ」
「?いやだから、能力解放だよ。これ使えば黒き復讐の炎ってスキルが使えるようになるらしいから。遠慮するな」
「この石で?どうやって?」
「どうやってって、そりゃお前…」
え、これどうやって使うの?
日本 サラリーマン 視点
いやあ、本当に驚きましたよ。今でも信じられない。
僕は通勤中にね、山田の放送を見てたんだよ。俺だけじゃ無くてみんなね?
山田がガチャを回して、カプセルが出た瞬間に目の前にいたサラリーマンが光り出したんだから。
それで光が無くなったら、その人いなくなってたんですよ。もう、びっくり。どこにいったんだって電車の中の人みんな、えっえって電車の中探すんですけど、いないんです。
そこで誰かが言ったんです。ガチャ見てみて!って。
それでスマホをみたら、そのサラリーマンがいたんですよ。
それで楽しそうに山田と話してるんですよ。俺もいつか、ガチャから呼び出されたりするのかな。ははは。
証券会社 サラリーマン視点
あの人、接待の達人ってガチャから出たんでしょ?
いやまぁ、そうなんだけどさ。
要するに、あの人は営業のプロなんだよ。営業に出れば、すぐに商談が成立しちゃうんだ。
俺たち証券マンは、新規開拓のために売り込みに行くわけ。でもほとんどが門前払いで終わっちゃうんだ。
でもあの人は違うんだよ。営業が必ず成功するんだ。超能力かと思うくらいさ。
一回聞いたことがあるんだ、なんでそんなに営業が上手いんですかって。なんて答えたと思います?
相手が金を持っていて、何を求めているのかわかるんだってさ。すごいよね。
あの人が金持ちが集まるパーティに出席すれば、後日電話がバンバンかかってくるんだ。投資したいんだけど、君のところで始めたいって。
異常だよね…人を信頼させて、その気にさせるのがめちゃくちゃ上手いんだよ…
てかさ、こんな取材受けてる場合じゃないよ!マジでノルマがキツイんだよ!あの人がいないとノルマに届かないよ!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ポンコツと蔑まれた冒険者は最強クランをつくる
ぽとりひょん
ファンタジー
エアハルトは、幼なじみのエルメンヒルトを追ってダンジョンの町「ゴルドベルク」で冒険者になろうとする。しかし、彼のアビリティを見た人たちは冒険者を諦め村へ帰るように説得する。彼には魔力がなかった。魔力がなければ深層で魔物と戦うことが出来ないのだ。エアハルトは諦めきれずエルメンヒルトと肩を並べて冒険するため、冒険者となってポンコツと蔑まれながら、ソロでダンジョンに挑み始める。
貧乏神と呼ばれて虐げられていた私でしたが、お屋敷を追い出されたあとは幼馴染のお兄様に溺愛されています
柚木ゆず
恋愛
「シャーリィっ、なにもかもお前のせいだ! この貧乏神め!!」
私には生まれつき周りの金運を下げてしまう体質があるとされ、とても裕福だったフェルティール子爵家の総資産を3分の1にしてしまった元凶と言われ続けました。
その体質にお父様達が気付いた8歳の時から――10年前から私の日常は一変し、物置部屋が自室となって社交界にも出してもらえず……。ついには今日、一切の悪影響がなく家族の縁を切れるタイミングになるや、私はお屋敷から追い出されてしまいました。
ですが、そんな私に――
「大丈夫、何も心配はいらない。俺と一緒に暮らそう」
ワズリエア子爵家の、ノラン様。大好きな幼馴染のお兄様が、手を差し伸べてくださったのでした。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
タイム連打ってなんだよ(困惑)
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
「リオ、お前をパーティから追放する。お前のようなハズレスキルのザコは足手まといなんだよ」
王都の冒険者ギルドにて、若手冒険者のリオは、リーダーの身勝手な都合によってパーティから追い出されてしまい、同時に後宮では、聖女の降臨や第一王子の婚約破棄などが話題になっていた。
パーティを追放されたリオは、ある日商隊の護衛依頼を受けた際、野盗に襲われる可憐な少女を助けることになるのだが、彼女は第一王子から婚約破棄された上に濡れ衣を着せられて迫害された元公爵令嬢こと、アイリスだった。
アイリスとの出会いから始まる冒険の旅、行く先々で様々な思惑によって爪弾きにされてしまった者達を受け入れていく内に、彼はある決意をする。
「作ろう。誰もが幸せに過ごせる、そんな居場所を」
目指すべき理想、突き動かされる世界、そしてハズレスキル【タイム連打】に隠されたリオの本当の力とは?
※安心安全安定安泰の四安揃った、ハピエン確定のハズレスキル無双です。
『エ○ーマンが倒せない』は関係ありません。
万物争覇のコンバート 〜回帰後の人生をシステムでやり直す〜
黒城白爵
ファンタジー
異次元から現れたモンスターが地球に侵攻してくるようになって早数十年。
魔力に目覚めた人類である覚醒者とモンスターの戦いによって、人類の生息圏は年々減少していた。
そんな中、瀕死の重体を負い、今にもモンスターに殺されようとしていた外神クロヤは、これまでの人生を悔いていた。
自らが持つ異能の真価を知るのが遅かったこと、異能を積極的に使おうとしなかったこと……そして、一部の高位覚醒者達の横暴を野放しにしてしまったことを。
後悔を胸に秘めたまま、モンスターの攻撃によってクロヤは死んだ。
そのはずだったが、目を覚ますとクロヤは自分が覚醒者となった日に戻ってきていた。
自らの異能が構築した新たな力〈システム〉と共に……。
親友と婚約者に裏切られ仕事も家も失い自暴自棄になって放置されたダンジョンで暮らしてみたら可愛らしいモンスターと快適な暮らしが待ってました
空地大乃
ファンタジー
ダンジョンが日常に溶け込んだ世界――。
平凡な会社員の風間は、身に覚えのない情報流出の責任を押しつけられ、会社をクビにされてしまう。さらに、親友だと思っていた男に婚約者を奪われ、婚約も破棄。すべてが嫌になった風間は自暴自棄のまま山へ向かい、そこで人々に見捨てられた“放置ダンジョン”を見つける。
どこか自分と重なるものを感じた風間は、そのダンジョンに住み着くことを決意。ところが奥には、愛らしいモンスターたちがひっそり暮らしていた――。思いがけず彼らに懐かれた風間は、さまざまなモンスターと共にダンジョンでのスローライフを満喫していくことになる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる