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即墜ち2話
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「梅花剣法をくらええええええ!!!」
「ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ダンジョンマスターであるシュラハトが、どういうわけか第6層に出現した。ダンジョンの支配者なので何でこんなところにいるのか分からないが、シュラハトの護衛も少ない今がとにかく絶好のチャンス。俺は引き連れた『近衛隊』『黒曜白血隊』『神滅隊』とその他複数の部隊とともに、シュラハトへと攻撃を開始し、今に至る。
「あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「いつまで叫んでんだ!うるせえ!さっさと黙れ!!!」
「ひっ、ひいぃぃぃぃ!!!」
万年筆が全身に刺さったダンジョンマスターは涙目になりながら逃走する。6枚あった漆黒の翼は全て毟り取られ、空も飛ぶことができない。
俺は身体強化魔法を使い跳躍し、一気にダンジョンマスターとの距離を詰め顔を掴み地面に押し倒す。
「個人的に飛行タイプって炎弱点になるべきだと思うんだけどどう思う?理由は焼き鳥になるから!お前に言っても無駄か!!」
俺は魔王装備の掌の部分に取り付けられた火炎放射器を起動する。
昔ガチャから排出された、決して消えぬ炎の加工品である。
この消えぬ炎は水をかけようと真空空間に置こうと、何があっても絶対に消えることはない。しかし延焼もしない。ただ高温で燃え続けるだけの炎。
故にこの火炎放射器は、ただ対象を高温で燃やすだけである。
「あばばばばばばばばばばば」
焼き加減はウェルダン!このまま燃やし尽くす!!
「ダンジョンマスターの丸焼きの完成だぁ!!」
「させん!!!」
「ッチ、護衛か!まさか足止めのホムンクルスを突破してきたのか!」
「無論!あの程度で私を止められると思うな!」
だがこの護衛の男は至る所から血を流している。重症だ、死にかけだ。それでもダンジョンマスターのためにここまで来たのか。何という忠誠心。敵ながら天晴れ!!
「閣下!今のうちにお逃げください!!!」
「ひ、ひぃぃぃぃ!」
ダンジョンマスターは前に出た護衛を一瞥もすることなく逃走する。
おい、護衛に対して何かないのか。薄情な奴め。
「死ねッッッ!!」
「死ぬのはお前だ、アホめ!!」
護衛の男は俺を刺し殺そうと、レイピアで突きを行う。
俺はその突きを右手で掴み受け止める。
【ミダースの手】発動。
俺の右手、手袋、護衛のレイピア、そして腕、胴体へと波のように、伝染するように一瞬で黄金へと変貌していく。
「ぎいぎきぎぁがぁぁかぎぎがっっっ」
7号を経由した圧倒的な魔力量によりなすすべもなく黄金の彫刻へと早変わり。
護衛の男は苦悶の表情のまま、美術品となりましたとさ。
●第98層司令官 執事長 ジェロが撃破されました。
報酬として…
「邪魔!さっさと退けろ!!」
●えぇ…
ダンジョンマスターは執事長が壮絶な悲鳴を上げたにも関わらず、振り返ることなく全力疾走する。
ほんの少しの時間でもうあんなこところに。逃げ足の速いやつめ。
「逃がすな!近衛隊、追撃せよ!!!」
「は!!」
何処からともなく現れたのは、漆黒の鎧に身を包んだホムンクルス達。
俺直属にして、俺自らが選んだ部隊である近衛隊がダンジョンマスターに追撃を開始する。
「こんな…こんなはずでは…」
「チェストォォォォォォ!」
「ひぃっ!!」
何と近衛兵の剣撃をダンジョンマスターは回避した。どうやら生き残ることだけは一人前らしい。
「なぁ、ダンジョンマスター倒したらどうする?」
「剥製にするか!ショッピングモールに展示するんだ!」
「いいねぇ!」
「ひぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
ダンジョンマスターは何らかの魔法か、自身の肉体を影に変えて地面に溶け込み逃走し、ある程度近衛兵から距離を取ると地上に出てきた、
「逃がすな!撃て撃て!」
近衛隊がアスリートの如く姿勢良く逃走するダンジョンマスターに対して銃撃をする。何発もダンジョンマスターに着弾するが、速度が遅くなるだけで、止まることなく逃走を続ける。
「ど、どうなってるんだ⁈何で末端の兵士が対神装備を持ってるんだ⁈」
「ちょうど神を殺すための訓練をしてたからだよ!飛んで火に入る夏の虫とはまさにこのことだ!!!」
「そ、そんなふざけた話…」
「お前ってさぁ!!悪、飛行、闇、神タイプだよなぁ!対神で神聖で光な炎属性、その炎で殴れば格闘タイプも追加!!俺は相性有利!さっさとくたばれぇぇぇぇぇぇ!!」
「そ、それを言うなら闇属性である私は光であるお前に対して有利に…」
「お前のことなんかしるかボケェ!」
俺は右腕を大きく振りかぶる。
「16倍弱点だぁぁぁぁぁぁ!!!」
俺の燃え盛る炎の拳がダンジョンマスターの顔面に直撃する。K.O!!!
ペチャリ
俺のストレートがダンジョンマスターの顔面に一瞬めり込んだ後、墨汁のようにダンジョンマスターの体が弾け飛んだ。
分身⁈さっき影になった時か!
周りを見るとダンジョンマスターがまた離れた場所を走っていた。
「何度めだよこれ!いい加減くたばりやがれ!!ガチャコオオォォォォォルッッッ!!」
「は⁈何処ここ⁈何?何⁈」
ガチャコール。それはガチャから排出された物を俺の指定の場所に転移させ、自由自在に操る能力。
俺が呼び出したのは、魔剣バルムンクと神剣アイギス。
魔剣バルムンクはオレンジ色の液体で体が濡れており、水滴が地面にポタポタと垂れている。
その液体からは湯気が出ていた。
あっ、こいつまたオレンジジュース風呂に入ってたな⁈
悪いな風呂中に!
目標、逃走するダンジョンマスター。俺はイメージする、剣が刺さる瞬間を。
さぁ、飛んでけ!
「当たれぇぇぇっっっ!!」
「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁあ」
「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
飛んで行った二本の剣はダンジョンマスターにクリーンヒット!!
二本の剣が深々とダンジョンマスターの体に突き刺さり地面に倒れる。
「うひゃひゃひゃひゃ!!何ダァこいつ!!こいつの魔力、スッゲェウメェ!!!スゲェ魔力の質が高ぇ!吸い尽くしてアイギスを超えてやるぜぇぇぇぇぇ!!!」
どんどん溢れ出る血をバルムンクが吸い上げ吸収していく。
アイギスは剣の先から花を生み出して根っこでダンジョンマスターを拘束する。
もうこれで逃げられない。
「まだ生きてんのかよ、ゴキブリかよ」
「ひゅー、ひゅー、ひゅー」
ダメだなこいつ、生命力が尋常じゃない。これだけの執拗な攻撃を受けてまだ生きている。しかもとんでもない回復速度だ。もう既に首が治っている。今も深傷を負っているが、このままだとすぐに回復してしまうだろう。早く仕留めなければ。
「ま、待ってくれ、話し合おう、私はその、すごいんだぞう!具体に言えないけど、すごいんだ!!そうだ、私がお前の部下となって敵を殺そう!私のコレクション、『人形』のダンジョンマスターから奪った彫刻や機構人形はどうだ⁈ちょっと待て…今命令したぞ、98層で大暴れしているだろう、足りないか⁈じゃあお前に管理権限を譲渡しよう!だから…」
どこにそんな元気があるのか、ぺちゃくちゃと話し続ける。
「あのさ」
「お前を殺したら、全部手に入るんだよなぁ」
交渉ってのは、対等な立場の者同士で行う物だ。
弱者が何と言おうと、強者は無視すればいい。
ただ、自分の決定を告げるだけ。
「そ、そんな、私はダンジョンマスターなんだぞ?こんな、こんなみっともない、こんなくだらない終わり方…」
「黙れ」
「ピェ」
●魔のダンジョンマスター 『五星』シュラハトが撃破されました。
報酬として『ダンジョン踏破記念!!!高レアリティアイテム排出率上昇フェス開催チケット』をプレゼントボックスに追加します。
●業績『初めての迷宮踏破』を獲得しました。報酬として『ナビゲーター【ランダム】』が追加されます。ここからは一部解説を私が引き継ぐ。あ、ちょっと何勝手に。
●業績『流星』を獲得した。この業績はとある星の5人のダンジョンマスター、通称『五星』その一角を落とした者に与えられる。五星属性を持つ存在に対してプラスの補正が働く。
●業績『神を撃ち倒した日』を獲得した。お前は紛い物だが神を殺した。これは否定できない事実である。報酬としてこの作戦に参加した全てのユニットに対して神の眷属属性を持つ存在に対しての特攻を付与する。
●業績『ゴッド・イーター』を獲得した。お前は恐れ多くも神との戦闘時、その翼を喰らった。勿論すぐに吐き出して捨てたがそれでも生きた神の細胞と血はお前の中にある。スキル『お残しは許しません!』とのシナジー効果により神としての力を僅かだが得た。…何だこのふざけた名前は。このスキルの名前を『捕食する者』へと改名する。
●業績『国崩し』を獲得した。お前は一つの国を滅亡にまで追いやった。もはやお前達はただの荒くれ者ではない。一つの国を凌駕する集団である。ならばそれ相応の力が必要というものだ。山田ドラゴンガチャ王国に対して、その規模に見合う行政能力を必要最低値まで上昇させる。
●業績『簒奪者』を獲得した。お前はシュラハトの全てを奪った。彼女が生き、千年以上も積み重ねた全てをだ。お前は略奪、窃盗、強盗、強奪などを行う際にプラス補正が働く。奪い尽くせ。
●業績『引き摺り下ろすホモサピエンス』を獲得。
人類管理者、星を統べる者の眷属を撃破した。この世界の神代では多くの管理者が人類を滅ぼそうと眷属を生成したが結果としてそれらは全て狩尽くされた。この業績は神代を生きた戦士の多くが所持した歴史ある業績である。人類の上位者属性を持つ者に対してプラス補正が働く。
●業績『落日の王国』を獲得した。
お前は国を滅ぼした。ただの国ではなく、かつては繁栄を極め、太陽の沈まぬ国と、誰かが言った。誰もがその太陽は堕ちないと考えていた、だが堕ちた。
成熟度が一定を超えた国家に所属する者に対してプラス補正が働く。
太陽属性を持つ者に対してプラス補正が働く。
日本人、スペイン人ユーザー等に対してプラス補正が働く、まだ足りないぞ。全ての太陽を堕とすのだ。
●業績『王亡き国』を獲得した。
お前は国家の王とその血を引く者を殺し尽くした。運のいい男だ。この国に王は一人しかいないのに。報酬として、全てのユーザーまたは王権所持者、その血を引く三親等以内の生命体に対してプラス補正が働く。
●業績『国家成熟』を獲得。ある一定レベルまで国を成長させた。報酬として情報開示。
【山田ドラゴンガチャ王国】現在の順位『842位』最下位。
天使に備えよ、人に備えよ、森に備えよ。
「ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ダンジョンマスターであるシュラハトが、どういうわけか第6層に出現した。ダンジョンの支配者なので何でこんなところにいるのか分からないが、シュラハトの護衛も少ない今がとにかく絶好のチャンス。俺は引き連れた『近衛隊』『黒曜白血隊』『神滅隊』とその他複数の部隊とともに、シュラハトへと攻撃を開始し、今に至る。
「あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「いつまで叫んでんだ!うるせえ!さっさと黙れ!!!」
「ひっ、ひいぃぃぃぃ!!!」
万年筆が全身に刺さったダンジョンマスターは涙目になりながら逃走する。6枚あった漆黒の翼は全て毟り取られ、空も飛ぶことができない。
俺は身体強化魔法を使い跳躍し、一気にダンジョンマスターとの距離を詰め顔を掴み地面に押し倒す。
「個人的に飛行タイプって炎弱点になるべきだと思うんだけどどう思う?理由は焼き鳥になるから!お前に言っても無駄か!!」
俺は魔王装備の掌の部分に取り付けられた火炎放射器を起動する。
昔ガチャから排出された、決して消えぬ炎の加工品である。
この消えぬ炎は水をかけようと真空空間に置こうと、何があっても絶対に消えることはない。しかし延焼もしない。ただ高温で燃え続けるだけの炎。
故にこの火炎放射器は、ただ対象を高温で燃やすだけである。
「あばばばばばばばばばばば」
焼き加減はウェルダン!このまま燃やし尽くす!!
「ダンジョンマスターの丸焼きの完成だぁ!!」
「させん!!!」
「ッチ、護衛か!まさか足止めのホムンクルスを突破してきたのか!」
「無論!あの程度で私を止められると思うな!」
だがこの護衛の男は至る所から血を流している。重症だ、死にかけだ。それでもダンジョンマスターのためにここまで来たのか。何という忠誠心。敵ながら天晴れ!!
「閣下!今のうちにお逃げください!!!」
「ひ、ひぃぃぃぃ!」
ダンジョンマスターは前に出た護衛を一瞥もすることなく逃走する。
おい、護衛に対して何かないのか。薄情な奴め。
「死ねッッッ!!」
「死ぬのはお前だ、アホめ!!」
護衛の男は俺を刺し殺そうと、レイピアで突きを行う。
俺はその突きを右手で掴み受け止める。
【ミダースの手】発動。
俺の右手、手袋、護衛のレイピア、そして腕、胴体へと波のように、伝染するように一瞬で黄金へと変貌していく。
「ぎいぎきぎぁがぁぁかぎぎがっっっ」
7号を経由した圧倒的な魔力量によりなすすべもなく黄金の彫刻へと早変わり。
護衛の男は苦悶の表情のまま、美術品となりましたとさ。
●第98層司令官 執事長 ジェロが撃破されました。
報酬として…
「邪魔!さっさと退けろ!!」
●えぇ…
ダンジョンマスターは執事長が壮絶な悲鳴を上げたにも関わらず、振り返ることなく全力疾走する。
ほんの少しの時間でもうあんなこところに。逃げ足の速いやつめ。
「逃がすな!近衛隊、追撃せよ!!!」
「は!!」
何処からともなく現れたのは、漆黒の鎧に身を包んだホムンクルス達。
俺直属にして、俺自らが選んだ部隊である近衛隊がダンジョンマスターに追撃を開始する。
「こんな…こんなはずでは…」
「チェストォォォォォォ!」
「ひぃっ!!」
何と近衛兵の剣撃をダンジョンマスターは回避した。どうやら生き残ることだけは一人前らしい。
「なぁ、ダンジョンマスター倒したらどうする?」
「剥製にするか!ショッピングモールに展示するんだ!」
「いいねぇ!」
「ひぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
ダンジョンマスターは何らかの魔法か、自身の肉体を影に変えて地面に溶け込み逃走し、ある程度近衛兵から距離を取ると地上に出てきた、
「逃がすな!撃て撃て!」
近衛隊がアスリートの如く姿勢良く逃走するダンジョンマスターに対して銃撃をする。何発もダンジョンマスターに着弾するが、速度が遅くなるだけで、止まることなく逃走を続ける。
「ど、どうなってるんだ⁈何で末端の兵士が対神装備を持ってるんだ⁈」
「ちょうど神を殺すための訓練をしてたからだよ!飛んで火に入る夏の虫とはまさにこのことだ!!!」
「そ、そんなふざけた話…」
「お前ってさぁ!!悪、飛行、闇、神タイプだよなぁ!対神で神聖で光な炎属性、その炎で殴れば格闘タイプも追加!!俺は相性有利!さっさとくたばれぇぇぇぇぇぇ!!」
「そ、それを言うなら闇属性である私は光であるお前に対して有利に…」
「お前のことなんかしるかボケェ!」
俺は右腕を大きく振りかぶる。
「16倍弱点だぁぁぁぁぁぁ!!!」
俺の燃え盛る炎の拳がダンジョンマスターの顔面に直撃する。K.O!!!
ペチャリ
俺のストレートがダンジョンマスターの顔面に一瞬めり込んだ後、墨汁のようにダンジョンマスターの体が弾け飛んだ。
分身⁈さっき影になった時か!
周りを見るとダンジョンマスターがまた離れた場所を走っていた。
「何度めだよこれ!いい加減くたばりやがれ!!ガチャコオオォォォォォルッッッ!!」
「は⁈何処ここ⁈何?何⁈」
ガチャコール。それはガチャから排出された物を俺の指定の場所に転移させ、自由自在に操る能力。
俺が呼び出したのは、魔剣バルムンクと神剣アイギス。
魔剣バルムンクはオレンジ色の液体で体が濡れており、水滴が地面にポタポタと垂れている。
その液体からは湯気が出ていた。
あっ、こいつまたオレンジジュース風呂に入ってたな⁈
悪いな風呂中に!
目標、逃走するダンジョンマスター。俺はイメージする、剣が刺さる瞬間を。
さぁ、飛んでけ!
「当たれぇぇぇっっっ!!」
「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁあ」
「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
飛んで行った二本の剣はダンジョンマスターにクリーンヒット!!
二本の剣が深々とダンジョンマスターの体に突き刺さり地面に倒れる。
「うひゃひゃひゃひゃ!!何ダァこいつ!!こいつの魔力、スッゲェウメェ!!!スゲェ魔力の質が高ぇ!吸い尽くしてアイギスを超えてやるぜぇぇぇぇぇ!!!」
どんどん溢れ出る血をバルムンクが吸い上げ吸収していく。
アイギスは剣の先から花を生み出して根っこでダンジョンマスターを拘束する。
もうこれで逃げられない。
「まだ生きてんのかよ、ゴキブリかよ」
「ひゅー、ひゅー、ひゅー」
ダメだなこいつ、生命力が尋常じゃない。これだけの執拗な攻撃を受けてまだ生きている。しかもとんでもない回復速度だ。もう既に首が治っている。今も深傷を負っているが、このままだとすぐに回復してしまうだろう。早く仕留めなければ。
「ま、待ってくれ、話し合おう、私はその、すごいんだぞう!具体に言えないけど、すごいんだ!!そうだ、私がお前の部下となって敵を殺そう!私のコレクション、『人形』のダンジョンマスターから奪った彫刻や機構人形はどうだ⁈ちょっと待て…今命令したぞ、98層で大暴れしているだろう、足りないか⁈じゃあお前に管理権限を譲渡しよう!だから…」
どこにそんな元気があるのか、ぺちゃくちゃと話し続ける。
「あのさ」
「お前を殺したら、全部手に入るんだよなぁ」
交渉ってのは、対等な立場の者同士で行う物だ。
弱者が何と言おうと、強者は無視すればいい。
ただ、自分の決定を告げるだけ。
「そ、そんな、私はダンジョンマスターなんだぞ?こんな、こんなみっともない、こんなくだらない終わり方…」
「黙れ」
「ピェ」
●魔のダンジョンマスター 『五星』シュラハトが撃破されました。
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●業績『国崩し』を獲得した。お前は一つの国を滅亡にまで追いやった。もはやお前達はただの荒くれ者ではない。一つの国を凌駕する集団である。ならばそれ相応の力が必要というものだ。山田ドラゴンガチャ王国に対して、その規模に見合う行政能力を必要最低値まで上昇させる。
●業績『簒奪者』を獲得した。お前はシュラハトの全てを奪った。彼女が生き、千年以上も積み重ねた全てをだ。お前は略奪、窃盗、強盗、強奪などを行う際にプラス補正が働く。奪い尽くせ。
●業績『引き摺り下ろすホモサピエンス』を獲得。
人類管理者、星を統べる者の眷属を撃破した。この世界の神代では多くの管理者が人類を滅ぼそうと眷属を生成したが結果としてそれらは全て狩尽くされた。この業績は神代を生きた戦士の多くが所持した歴史ある業績である。人類の上位者属性を持つ者に対してプラス補正が働く。
●業績『落日の王国』を獲得した。
お前は国を滅ぼした。ただの国ではなく、かつては繁栄を極め、太陽の沈まぬ国と、誰かが言った。誰もがその太陽は堕ちないと考えていた、だが堕ちた。
成熟度が一定を超えた国家に所属する者に対してプラス補正が働く。
太陽属性を持つ者に対してプラス補正が働く。
日本人、スペイン人ユーザー等に対してプラス補正が働く、まだ足りないぞ。全ての太陽を堕とすのだ。
●業績『王亡き国』を獲得した。
お前は国家の王とその血を引く者を殺し尽くした。運のいい男だ。この国に王は一人しかいないのに。報酬として、全てのユーザーまたは王権所持者、その血を引く三親等以内の生命体に対してプラス補正が働く。
●業績『国家成熟』を獲得。ある一定レベルまで国を成長させた。報酬として情報開示。
【山田ドラゴンガチャ王国】現在の順位『842位』最下位。
天使に備えよ、人に備えよ、森に備えよ。
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