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119 お悩み相談、その2
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「実は…………恋人が欲しいんです! 結婚したいんです!!」
良かった。普通の悩みだ。
「え~と、今までに彼女とかが居た事は?」
「……ありません。モテないんです」
あ~、よくあるパターンだな、こりゃ。
顔は……普通だな。この世界の流行りとかモテる男の要素を知らないけど、街中でよく見る感じ。
美男子では無いが、ブサイクでも無い、十人並み。
そうなると、後は性格か。
「悪く思わないで欲しいんですけど、自分の性格をどう思いますか? 性格悪いとか思いますか?」
「いえいえ! 友人も結構居ますし! ただ人見知りな所はあります……」
ふ~む。性格も普通か。
では、日本の友人に贈ったアドバイスをここでも披露しようじゃないか。
「ズバリ言いましょう。男女問わず、最初の見た目が90%以上大事です!」
「そ、それはどういう事ですか?!」
「第一印象が全てと言っても過言ではないんです!
例えば、街中で美人と普通の女性が歩いてたとします。どっちを凝視しますか?
答えは聞くまでもありません。美人ですよね? いえ、悪い事ではありません。普通の事です。
しかしそういう事なんですよ! 結局は容姿なんですよ! チクショウ!」
「じゃ、じゃあ、どうしたら良いんですか?! 顔は変えられませんよ?!」
「顔というか容姿は例えで言っただけです。性格や話し方も対象になります!
つまり、出会った時に相手の好みや嗜好にあってないと挽回は大変なんです!」
はっきり言って、こればっかりはしょうがない。
「で、でもですね! 女性はよく『優しい人が好き』とか言いますよ?!」
「リップサービスってやつね。綺麗事を言っても、先程言った事は事実です。
性格重視? 出会ってすぐ性格なんか判らないでしょ?
話すにしても、最初の印象で『あっ、こういう顔の人って苦手だな』と思われてたら、禄に会話もしてくれない」
十人並みの顔ならクリア出来る可能性は十分にあるけどね。
「で、でもですね! 演劇俳優や笑劇俳優なんかはブサイクでもモテるじゃないですか!」
あ~、日本でもある芸能人のパターンね。
「それは、俳優側からは初対面でも、その人は舞台等を見て知り合いな気持ちになっているから。
それが例え演じた役としてだとしても、そういう性格じゃないかと錯覚してるんですよ」
地球で芸人がモテるのも、そういう理屈なんだよね。
「あの人は『ブサイクだけど面白い』」という印象を持っているから。
だから会って話すのは苦にならない。
普通では難しい「会って話す」をクリア出来てしまう。
「じゃあどうすればいいんですか?!」
「とにかく外見を磨くしかない。後は服装にも注意。ダサいのはダメ。女性ウケする格好をする事」
「それが判らないから困ってるんです!」
「女性が好きな舞台を見に行こう。そして真似をするのが一番近道。
付け焼き刃だとすぐにバレるから、しっかりと修行しましょう。
そういう人達がしているメイクを勉強するのも良いね。
後は服を買う時に女性店員が居る店で買う事。勿論忌憚のない意見を言ってくれる人が居る店ね。
売ろうと躍起になってる店はダメだよ? 高い物を勧めて来る店は怪しいから気をつけるように」
「そ、そういうのはやった事無いです……。無理ですよ……」
「そんな考えだからモテないんだ! ここで生まれ変われ!
そうだなぁ、よし、こうしよう! 友人に結婚してるヤツは居るかい?」
「えっ? は、はい。居ます」
「よし! じゃあその友人に頼め!
友人とその嫁さん、二人に協力してもらい、服を買いに行くのだ!
そこで忌憚のない意見を言ってもらえ! これで服装はクリア出来るはずだ!
性格は舞台を見て学ぶ! これしかない! 日々努力だ!
努力せずにモテるのは美男子だけの特権! 普通の人間は努力をするのが当たり前なのだ~~~!!」
ゼイゼイ……。
思わず語ってしまった。
横で姫様がドン引きしてるわ。ごめん調子に乗った。
「わ、判りました! やってみます! ありがとうございました!!」
悩みは解決したようだから、問題無し!
あっ、王太子も引いてるじゃないか。
お前達みたいな、持ってる者には判らない問題なんだよ!
良かった。普通の悩みだ。
「え~と、今までに彼女とかが居た事は?」
「……ありません。モテないんです」
あ~、よくあるパターンだな、こりゃ。
顔は……普通だな。この世界の流行りとかモテる男の要素を知らないけど、街中でよく見る感じ。
美男子では無いが、ブサイクでも無い、十人並み。
そうなると、後は性格か。
「悪く思わないで欲しいんですけど、自分の性格をどう思いますか? 性格悪いとか思いますか?」
「いえいえ! 友人も結構居ますし! ただ人見知りな所はあります……」
ふ~む。性格も普通か。
では、日本の友人に贈ったアドバイスをここでも披露しようじゃないか。
「ズバリ言いましょう。男女問わず、最初の見た目が90%以上大事です!」
「そ、それはどういう事ですか?!」
「第一印象が全てと言っても過言ではないんです!
例えば、街中で美人と普通の女性が歩いてたとします。どっちを凝視しますか?
答えは聞くまでもありません。美人ですよね? いえ、悪い事ではありません。普通の事です。
しかしそういう事なんですよ! 結局は容姿なんですよ! チクショウ!」
「じゃ、じゃあ、どうしたら良いんですか?! 顔は変えられませんよ?!」
「顔というか容姿は例えで言っただけです。性格や話し方も対象になります!
つまり、出会った時に相手の好みや嗜好にあってないと挽回は大変なんです!」
はっきり言って、こればっかりはしょうがない。
「で、でもですね! 女性はよく『優しい人が好き』とか言いますよ?!」
「リップサービスってやつね。綺麗事を言っても、先程言った事は事実です。
性格重視? 出会ってすぐ性格なんか判らないでしょ?
話すにしても、最初の印象で『あっ、こういう顔の人って苦手だな』と思われてたら、禄に会話もしてくれない」
十人並みの顔ならクリア出来る可能性は十分にあるけどね。
「で、でもですね! 演劇俳優や笑劇俳優なんかはブサイクでもモテるじゃないですか!」
あ~、日本でもある芸能人のパターンね。
「それは、俳優側からは初対面でも、その人は舞台等を見て知り合いな気持ちになっているから。
それが例え演じた役としてだとしても、そういう性格じゃないかと錯覚してるんですよ」
地球で芸人がモテるのも、そういう理屈なんだよね。
「あの人は『ブサイクだけど面白い』」という印象を持っているから。
だから会って話すのは苦にならない。
普通では難しい「会って話す」をクリア出来てしまう。
「じゃあどうすればいいんですか?!」
「とにかく外見を磨くしかない。後は服装にも注意。ダサいのはダメ。女性ウケする格好をする事」
「それが判らないから困ってるんです!」
「女性が好きな舞台を見に行こう。そして真似をするのが一番近道。
付け焼き刃だとすぐにバレるから、しっかりと修行しましょう。
そういう人達がしているメイクを勉強するのも良いね。
後は服を買う時に女性店員が居る店で買う事。勿論忌憚のない意見を言ってくれる人が居る店ね。
売ろうと躍起になってる店はダメだよ? 高い物を勧めて来る店は怪しいから気をつけるように」
「そ、そういうのはやった事無いです……。無理ですよ……」
「そんな考えだからモテないんだ! ここで生まれ変われ!
そうだなぁ、よし、こうしよう! 友人に結婚してるヤツは居るかい?」
「えっ? は、はい。居ます」
「よし! じゃあその友人に頼め!
友人とその嫁さん、二人に協力してもらい、服を買いに行くのだ!
そこで忌憚のない意見を言ってもらえ! これで服装はクリア出来るはずだ!
性格は舞台を見て学ぶ! これしかない! 日々努力だ!
努力せずにモテるのは美男子だけの特権! 普通の人間は努力をするのが当たり前なのだ~~~!!」
ゼイゼイ……。
思わず語ってしまった。
横で姫様がドン引きしてるわ。ごめん調子に乗った。
「わ、判りました! やってみます! ありがとうございました!!」
悩みは解決したようだから、問題無し!
あっ、王太子も引いてるじゃないか。
お前達みたいな、持ってる者には判らない問題なんだよ!
応援ありがとうございます!
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