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第一部
番外編短編・洗濯婦の暗躍
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洗濯婦・エリサはゴシップが大好きだった。毎週、書店へゴシップ誌を買いに行き、職場でも噂話に花を咲かせる。
幸い、エリサは様々な貴族の住まいへ行き、洗濯をする仕事をしているので、耳だけは立派になっていった。見かけは小柄なおばちゃんだが、その耳は数々にゴシップで埋まっているのだ。
そんなある日。仕事で公爵のアガター家に関わった時、殺人事件に巻き込まれていると耳にした。
元々アガター家の公爵夫人、フローラはきつい見た目から誤解をうけ、よく噂をされていた。夫の公爵もかなりのイケメンな恋愛小説家。そんな夫婦は冷え切り、公爵も浮気をしまくっていた事はよく噂されていたが、想像以上だ。
フローラは公爵の愛人を調べ、一冊のノートにまとめていた。偶然、それを読む機会があったものだが、耳年増エリサもドン引きするぐらい細かく調査してあった。
「これは面白いかも」
エリサも真似して公爵家の愛人を調べたくなった。特に今は殺人事件に巻き込まれて、公爵はアリバイがないらしい。事件当日、女性にナンパをしていたらしいが、その人物が見つからず、困っているとも聞いた。
「だったらその女性を見つけてみようかしら」
エリサはそう決意すると、職場の貴族の家を渡り歩き、調査を始めた。
「という事で、奥様、何か知りませんか?」
「そうねぇ。あの伯爵家のご令嬢はモテるのよ。ストーキングされている噂」
仕事で向かった男爵家の奥様に気になる噂を耳にした。確かにその伯爵家の令嬢は、清楚な見た目の美人だと有名だ。
すぐにピンときたエリサは伯爵令嬢に会いにk行き、事件当日、公爵からナンパを受けたという証言も引き出した。
「アガター家の公爵様、本当にスケベな目で見てきて気持ち悪かった! あんな浮気相手は、マムみたいな極悪女でちょうどいいわ。一緒にしないでもらいたい」
伯爵令嬢の言い分は散々だったが、白警団にも証言させ、晴れて公爵のアリバイが成立された。
白警団のコンラッドはエリサが証人を連れて来た事に悔しそう。
「素人が首を突っ込むな!」
怒られたが、事件調査は全く進んでおらず、被害者であるマムを恨んでいる者は膨大に存在し、気が狂いそうだと吠えていた。
「まあ、コンラッド頑張れ」
「うるさい、この洗濯婦が!」
コンラッドに何を言われても気にするものか。エルサは白警団内部でもコソコソ噂を探り、コンラッドがコネで出世した事も聞いてしまった。
「ふふふ、洗濯婦を甘く見ていると酷い目に遭うよ」
エリサは今日も貴族の家を渡り歩きながら、噂を耳に入れていた。
「ああ、そうなの。本当?」
噂を聞くエリサは、まるで夢見る少女のように生き生きとしていた。
幸い、エリサは様々な貴族の住まいへ行き、洗濯をする仕事をしているので、耳だけは立派になっていった。見かけは小柄なおばちゃんだが、その耳は数々にゴシップで埋まっているのだ。
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元々アガター家の公爵夫人、フローラはきつい見た目から誤解をうけ、よく噂をされていた。夫の公爵もかなりのイケメンな恋愛小説家。そんな夫婦は冷え切り、公爵も浮気をしまくっていた事はよく噂されていたが、想像以上だ。
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「だったらその女性を見つけてみようかしら」
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「アガター家の公爵様、本当にスケベな目で見てきて気持ち悪かった! あんな浮気相手は、マムみたいな極悪女でちょうどいいわ。一緒にしないでもらいたい」
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「素人が首を突っ込むな!」
怒られたが、事件調査は全く進んでおらず、被害者であるマムを恨んでいる者は膨大に存在し、気が狂いそうだと吠えていた。
「まあ、コンラッド頑張れ」
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「ふふふ、洗濯婦を甘く見ていると酷い目に遭うよ」
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「ああ、そうなの。本当?」
噂を聞くエリサは、まるで夢見る少女のように生き生きとしていた。
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