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第三部
番外編短編・小さな事からコツコツと
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寮長のダリアが逮捕された。脅迫、暴行、万引き、不倫略奪もしようとしてたらしく。学園内では衝撃が走っていた。
生徒達の万引きも明らかになり、学園のマドンナ・キャロルも逮捕された。
「ララ、本当にキャロルは万引きしていたんですね」
ナタリーはトイレに向かい、清掃職員のララに話しかけた。
ナタリーは学校に馴染めず、こうしてトイレの逃げる事も多く、ララとは自然と仲良くなった。親子ほど歳が離れているのに、不思議と話が弾む。
「私はキャロルの万引き見たけど、まさか逮捕されるとは」
「悪事は必ずバレるよ。陰でしている良い事も必ず明るみになる」
なぜかララは自信満々に胸を叩いた。
「私のような仕事は見下される事が多い。でも本当に一流の人は私のような仕事も見てくれる。感謝もしてくる。キャロルは『私は勝ち組』だっていつも見下されていたけど。人前では底辺職の人がいるおかげで助かってるとか偽善してたがな。安全地帯にいるんだったら何でも言えるわな」
ララはそう言うとせっせとブラシを動かしていた。
「ナタリーも教室に戻ろう。大丈夫さ、真面目に勉強していれば見てくれる人がいる」
「そう?」
「そうだよ」
あまりにもララは自信満々に言うので、その言葉を信じたくなった。それにナタリーも私生活で色々あり、真面目に勉強したいところだった。
教室には馴染めない。キャロルがいなくなっても気の強そうなお嬢様も多く身がすくむが。
「勉強は案外楽しいかも」
今日も図書館へ行き、歴史や語学の本を読んでいた。図書館には他の生徒も誰もいなかったが、だんだんと勉強するのも楽しくなってきた。
授業中も先生にたくさん質問していたら、急に周囲の目も気にならなくなってくる。
休みの日も図書館へ行き、勉強に熱中していたら、自然と成績も上がってきた。
「ナタリー、だいぶ成績が上がりましたね。よく出来ました」
新しく寮長になったアルマという先生に褒められた。ほとんど褒められた事がなかったナタリーだった。これには驚いてしまうが、かつてララが言っていた事も思い出してしまう。
良い事も悪い事も隠せない。ちゃんと見ている人がいるのだろう。
小さな事からコツコツと。ナタリーは、キャロルのような美人でもない。お嬢様になれなかったコンプレックスも相変わらずあったが、今はさほど気にしていない。冴えない女生徒だとしても悪くないかもしれない。
「寮長先生、ありがとう。また勉強頑張ります」
「ええ、頑張ってね」
ナタリーは笑顔で頷き、再び図書館へ向かっていた。
生徒達の万引きも明らかになり、学園のマドンナ・キャロルも逮捕された。
「ララ、本当にキャロルは万引きしていたんですね」
ナタリーはトイレに向かい、清掃職員のララに話しかけた。
ナタリーは学校に馴染めず、こうしてトイレの逃げる事も多く、ララとは自然と仲良くなった。親子ほど歳が離れているのに、不思議と話が弾む。
「私はキャロルの万引き見たけど、まさか逮捕されるとは」
「悪事は必ずバレるよ。陰でしている良い事も必ず明るみになる」
なぜかララは自信満々に胸を叩いた。
「私のような仕事は見下される事が多い。でも本当に一流の人は私のような仕事も見てくれる。感謝もしてくる。キャロルは『私は勝ち組』だっていつも見下されていたけど。人前では底辺職の人がいるおかげで助かってるとか偽善してたがな。安全地帯にいるんだったら何でも言えるわな」
ララはそう言うとせっせとブラシを動かしていた。
「ナタリーも教室に戻ろう。大丈夫さ、真面目に勉強していれば見てくれる人がいる」
「そう?」
「そうだよ」
あまりにもララは自信満々に言うので、その言葉を信じたくなった。それにナタリーも私生活で色々あり、真面目に勉強したいところだった。
教室には馴染めない。キャロルがいなくなっても気の強そうなお嬢様も多く身がすくむが。
「勉強は案外楽しいかも」
今日も図書館へ行き、歴史や語学の本を読んでいた。図書館には他の生徒も誰もいなかったが、だんだんと勉強するのも楽しくなってきた。
授業中も先生にたくさん質問していたら、急に周囲の目も気にならなくなってくる。
休みの日も図書館へ行き、勉強に熱中していたら、自然と成績も上がってきた。
「ナタリー、だいぶ成績が上がりましたね。よく出来ました」
新しく寮長になったアルマという先生に褒められた。ほとんど褒められた事がなかったナタリーだった。これには驚いてしまうが、かつてララが言っていた事も思い出してしまう。
良い事も悪い事も隠せない。ちゃんと見ている人がいるのだろう。
小さな事からコツコツと。ナタリーは、キャロルのような美人でもない。お嬢様になれなかったコンプレックスも相変わらずあったが、今はさほど気にしていない。冴えない女生徒だとしても悪くないかもしれない。
「寮長先生、ありがとう。また勉強頑張ります」
「ええ、頑張ってね」
ナタリーは笑顔で頷き、再び図書館へ向かっていた。
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