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第二章
7話
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「お疲れ様です、お先に失礼します」
退勤時間を迎え、周りのキャスト達に軽く頭を下げてから、ロッカーへ向かう。
「お疲れ様です!」「また明日ね」
かけられる声に手を振って返しながら、休憩室の扉を開ける。開店準備からの勤務だった分、今日は少し早めの退勤だ。
ロッカーの扉を開け、制服を脱ぐ。シャツは畳まず、いつものようにクリーニング行きのカゴへ放り込み、ジャケットは丁寧にハンガーに掛けて、私服へと着替える。
そして、この前みたいに忘れ物をしないよう、念入りに確認してから、ロッカーを閉じた。
裏口のドアを開けた瞬間、秋の空気が一気に頬を撫でていく。
空はすっかり暗く染まり、吐く息はほんの少しだけ白い。季節が確かに、冬へと傾き始めているのを感じた。
そろそろ本格的に寒くなりそうだな、なんて思いながら、ポケットに手を差し入れスマホを取り出す。
画面をつけると、いつものロック画面が静かに光った。アプリを開き、姉ちゃんに『今から帰る』とメッセージを送る。
たぶんマンションに着くのは、19時くらいだろう。到着時間も伝えとくか。そう思いながらも、まぁ電車に乗ってからでいいかと指を止める。
そのまま画面を閉じようとした、まさにその時だった。
ふと目に入ったのは依織とのトーク履歴。そこには、新たなメッセージが届いている。
『今日もありがとうございました!』
『今日のあれ、他の人にやらないでくださいね、あれは死人が出ます』
そんな文を見て、思わず頬がゆるむ。指先が自然に動いて、返事を打った。
『明日も来いよ。それは知らん』そんな文を打ち込んでから、少し悩んで文字を打ち直す。
『また来て。恥ずかしいからもうやらない』
文頭に打った『また来て』の文字はなんだか気恥ずかしくなって、消してからメッセージを送信した。数秒後、既読がつき、すぐにポンっと吹き出しが追加される。
『俺にはまたやってください、ぜひ』
『明日も行けたらいくので、その時にでも、ぜひ』
画面を見たまま、小さく笑ってしまう。『気が向いたら』とだけ返して、スマホをポケットにしまった。
目線を上げると、吐いた息は白く、街灯に照らされて夜の闇に消えていく。もう少ししたら、息を吸うたび胸の奥まで冷たくなりそうだ。夜風を受けながら歩く足取りは、ほんの少しだけ軽かった。
電車に乗り込み、姉ちゃんに『19時すぎには着くと思う』とメッセージを送る。しばらくして、スタンプ付きの『了解!』が返ってきた。
最寄り駅に着き、改札を抜ける。歩き慣れた帰り道の街路樹も、少しずつ色づき始めている。もうすぐ本格的に紅葉が綺麗に染まる季節になるなと、ぼんやり思いながら、歩みを進める。
マンションが見えてくると、エントランス前に立つ人影に気づいた。両手に紙袋を下げているのは、間違いなく俺の姉だ。スマホのロック画面には18:53と表示されている。ちょっと着くのが早すぎないか?
「お!おかえり~」
ニコニコ顔で手を振る姉ちゃんに、俺は小走りで駆け寄る。
「ねぇっ!早くない!?」
「いうて5分前ぐらいだよ着いたの」
姉ちゃんのことだから、もう少し待ってたはずだ。オートロックを解除して、姉の持ってる紙袋をその手から取り上げる。
「とりあえずそれ持つから」
「ありがと~、あんた何階に住んでんの?」
エントランスのドアを通り抜け、姉ちゃんを先に通してから自分も中に入る。足音が静かに響く共用廊下。
「一階。103号室」
「一階って便利だよねぇ~。荷物運びやすいし」
「まぁな。でもそのぶん、外から中見えるけどね」
「え、カーテンちゃんとつけてるよね?」
そんな何気ない会話をしながら、103号室のドアの前に立つ。鍵を取り出して解錠すると、姉ちゃんが「お邪魔しまーす」と元気よく先に入っていく。
「意外と綺麗にしてるじゃん~」
家主の俺を玄関に置き去りにしたまま、リビングまで一直線に進んでいく後ろ姿を見ながら、靴を脱ぐ。こういう時って普通なら少しは遠慮するもんじゃないのか?なんて思いつつリビングに向かう。
「掃除したから、そりゃ綺麗よ」
「うーん、なるほどなぁ。冷蔵庫も失礼しますよ~……って、ちょっと待って。なんも食べるものないじゃん!」
紙袋を置いて気を抜いていた俺に、姉ちゃんは冷蔵庫の扉を開けたまま、こちらを振り返る。片手には水だけが入ったペットボトル。もう片方は何もない棚を示していた。
「自炊は?」
そういえば、最近の私生活を振り返ってみると、コンビニ飯ばっかりだった。でもこれを馬鹿正直に言ってしまうと、親たちに報告されるかもしれない。姉ちゃんの鋭い視線に、俺は目を逸らしながらぼそっと返す。
「……今日はたまたま買い出し前なだけ」
少し悩んで出した答えは誤魔化すことだった。目の前でジトーッと見てくる姉ちゃんと目を合わせることはできない。
「ふぅ~ん?じゃあ聞くけど、最近いつ自炊した?」
「…………えーと」
答えに詰まった俺を見て、姉ちゃんはほんの少しだけ眉をひそめた。冷蔵庫の扉をパタンと閉めて、俺の目の前まで移動してくる。無言で見つめ合うも、最初に口を開いたのは姉ちゃんだった。
「はぁ~、あんたさ、姉ちゃんに嘘は通じないってわかってんでしょ?……はい。これでお姉ちゃんの心は決まりました」
姉ちゃんはソファの背もたれに腕を乗せながら、こっちを見た。
「栞季、あんたうちに来なさい」
「え、なんて?」
「だから!うちに住みなさい!」
急すぎる提案に、思わず俺は間の抜けた声を出してしまう。
「ちょ、待て待て待て。なんでそうなる」
「だって、冷蔵庫空っぽじゃん?自炊してるかも怪しいし。自炊してないとなると、食べてないか、コンビニ飯か、外食の三択。でも栞季のことだし、コンビニの惣菜ですませてそうだなって。どっちにしろ栄養も偏る。これ以上一人で不摂生な生活してたら、倒れるの目に見えてるんですけど?」
「……いやいや、そこまで言わなくても」
なんなら、当たっているのが怖い。一時期、自炊がめんどくさくなってカップラーメンを毎日のように食べてたが、レイにやめた方がいいとカップラーメンの怖さを淡々と語られ、忙しかったとしても必ず自分で作るようにしていた。ただ、最近はコンビニやスーパーのお惣菜の手取り早さに感動して、それらを食べていた。
そんな俺に追い打ちをかけるように、姉ちゃんは腰に手を当てて、ふぅーっとため息をつく。
「しかも、栞季ってば人に頼るの下手じゃん。体調崩しても誰にも言わないで我慢するでしょ。そういうとこが一番心配なの」
真剣な目で俺を見据えて、言葉を続ける。
「家族でしょ?あんたの健康も心も、ちゃんと見守る責任が私にはあるの」
言葉のトーンは柔らかいのに、妙に抗えない迫力がある。俺は思わず口をつぐんで、視線をそらす。
「……いや、でも俺、一人暮らし気に入ってるし」
「うん、わかってる。栞季が頑張ってるのもわかってるつもりだよ。もし、あんたに彼女がいて、二人で支え合って生活してたなら何も言わなかった。だって、あんたが無茶して倒れてたとしてもその子が気づいてくれるだろうしね。」
そう言って姉ちゃんはソファに腰掛ける。
「私は、あんたのことが心配で仕方ないの。家族として、それを放っておく方がよっぽど無責任だと思ってる。だから……だから、私がちゃんと安心できるまでか、この人になら栞季を預けてもいいかなって思う人をあんたが見つけてくるまで。私と一緒に住もう?」
その言葉に、返す言葉が見つからなかった。自分の生活が褒められたものじゃないのは自覚しているが、急に言われても困る話で。
「ちょっと待ってほしい、かも。」
そう言った後に俺が黙り込んでしまうと、姉ちゃんは少しだけ笑って、座っていたソファをぽんぽんと叩いた。どうやら、隣に座れということらしい。
「ほんとは無理にでも連れて行きたいんだけどねぇ、さすがにそれやると“過保護すぎる”って怒られそうだから、我慢してんのよ」
「ごめん」
その言葉に、姉ちゃんは少しだけ目を細めて、ゆっくりと首を横に振った。
「なんで謝るの。謝るくらいなら、甘えてくれた方がよっぽど嬉しいわ」
クッションを撫でていた手が、そっと俺の頭に乗る。
「栞季は昔から、弱音吐くのも苦手だったもんね。小学校の時だって、熱あっても無理して登校して、倒れて、結局先生に怒られてたし」
「……そんなこと、あったっけ?」
「あったの。しかもあんた、倒れる直前まで『平気』って言ってたらしいからね?ほんと、昔っから変わってない」
やれやれ、と言いながらも、頭の上の手は動きを止めない。少し荒っぽくも感じるが、同時に温もりを感じた。
退勤時間を迎え、周りのキャスト達に軽く頭を下げてから、ロッカーへ向かう。
「お疲れ様です!」「また明日ね」
かけられる声に手を振って返しながら、休憩室の扉を開ける。開店準備からの勤務だった分、今日は少し早めの退勤だ。
ロッカーの扉を開け、制服を脱ぐ。シャツは畳まず、いつものようにクリーニング行きのカゴへ放り込み、ジャケットは丁寧にハンガーに掛けて、私服へと着替える。
そして、この前みたいに忘れ物をしないよう、念入りに確認してから、ロッカーを閉じた。
裏口のドアを開けた瞬間、秋の空気が一気に頬を撫でていく。
空はすっかり暗く染まり、吐く息はほんの少しだけ白い。季節が確かに、冬へと傾き始めているのを感じた。
そろそろ本格的に寒くなりそうだな、なんて思いながら、ポケットに手を差し入れスマホを取り出す。
画面をつけると、いつものロック画面が静かに光った。アプリを開き、姉ちゃんに『今から帰る』とメッセージを送る。
たぶんマンションに着くのは、19時くらいだろう。到着時間も伝えとくか。そう思いながらも、まぁ電車に乗ってからでいいかと指を止める。
そのまま画面を閉じようとした、まさにその時だった。
ふと目に入ったのは依織とのトーク履歴。そこには、新たなメッセージが届いている。
『今日もありがとうございました!』
『今日のあれ、他の人にやらないでくださいね、あれは死人が出ます』
そんな文を見て、思わず頬がゆるむ。指先が自然に動いて、返事を打った。
『明日も来いよ。それは知らん』そんな文を打ち込んでから、少し悩んで文字を打ち直す。
『また来て。恥ずかしいからもうやらない』
文頭に打った『また来て』の文字はなんだか気恥ずかしくなって、消してからメッセージを送信した。数秒後、既読がつき、すぐにポンっと吹き出しが追加される。
『俺にはまたやってください、ぜひ』
『明日も行けたらいくので、その時にでも、ぜひ』
画面を見たまま、小さく笑ってしまう。『気が向いたら』とだけ返して、スマホをポケットにしまった。
目線を上げると、吐いた息は白く、街灯に照らされて夜の闇に消えていく。もう少ししたら、息を吸うたび胸の奥まで冷たくなりそうだ。夜風を受けながら歩く足取りは、ほんの少しだけ軽かった。
電車に乗り込み、姉ちゃんに『19時すぎには着くと思う』とメッセージを送る。しばらくして、スタンプ付きの『了解!』が返ってきた。
最寄り駅に着き、改札を抜ける。歩き慣れた帰り道の街路樹も、少しずつ色づき始めている。もうすぐ本格的に紅葉が綺麗に染まる季節になるなと、ぼんやり思いながら、歩みを進める。
マンションが見えてくると、エントランス前に立つ人影に気づいた。両手に紙袋を下げているのは、間違いなく俺の姉だ。スマホのロック画面には18:53と表示されている。ちょっと着くのが早すぎないか?
「お!おかえり~」
ニコニコ顔で手を振る姉ちゃんに、俺は小走りで駆け寄る。
「ねぇっ!早くない!?」
「いうて5分前ぐらいだよ着いたの」
姉ちゃんのことだから、もう少し待ってたはずだ。オートロックを解除して、姉の持ってる紙袋をその手から取り上げる。
「とりあえずそれ持つから」
「ありがと~、あんた何階に住んでんの?」
エントランスのドアを通り抜け、姉ちゃんを先に通してから自分も中に入る。足音が静かに響く共用廊下。
「一階。103号室」
「一階って便利だよねぇ~。荷物運びやすいし」
「まぁな。でもそのぶん、外から中見えるけどね」
「え、カーテンちゃんとつけてるよね?」
そんな何気ない会話をしながら、103号室のドアの前に立つ。鍵を取り出して解錠すると、姉ちゃんが「お邪魔しまーす」と元気よく先に入っていく。
「意外と綺麗にしてるじゃん~」
家主の俺を玄関に置き去りにしたまま、リビングまで一直線に進んでいく後ろ姿を見ながら、靴を脱ぐ。こういう時って普通なら少しは遠慮するもんじゃないのか?なんて思いつつリビングに向かう。
「掃除したから、そりゃ綺麗よ」
「うーん、なるほどなぁ。冷蔵庫も失礼しますよ~……って、ちょっと待って。なんも食べるものないじゃん!」
紙袋を置いて気を抜いていた俺に、姉ちゃんは冷蔵庫の扉を開けたまま、こちらを振り返る。片手には水だけが入ったペットボトル。もう片方は何もない棚を示していた。
「自炊は?」
そういえば、最近の私生活を振り返ってみると、コンビニ飯ばっかりだった。でもこれを馬鹿正直に言ってしまうと、親たちに報告されるかもしれない。姉ちゃんの鋭い視線に、俺は目を逸らしながらぼそっと返す。
「……今日はたまたま買い出し前なだけ」
少し悩んで出した答えは誤魔化すことだった。目の前でジトーッと見てくる姉ちゃんと目を合わせることはできない。
「ふぅ~ん?じゃあ聞くけど、最近いつ自炊した?」
「…………えーと」
答えに詰まった俺を見て、姉ちゃんはほんの少しだけ眉をひそめた。冷蔵庫の扉をパタンと閉めて、俺の目の前まで移動してくる。無言で見つめ合うも、最初に口を開いたのは姉ちゃんだった。
「はぁ~、あんたさ、姉ちゃんに嘘は通じないってわかってんでしょ?……はい。これでお姉ちゃんの心は決まりました」
姉ちゃんはソファの背もたれに腕を乗せながら、こっちを見た。
「栞季、あんたうちに来なさい」
「え、なんて?」
「だから!うちに住みなさい!」
急すぎる提案に、思わず俺は間の抜けた声を出してしまう。
「ちょ、待て待て待て。なんでそうなる」
「だって、冷蔵庫空っぽじゃん?自炊してるかも怪しいし。自炊してないとなると、食べてないか、コンビニ飯か、外食の三択。でも栞季のことだし、コンビニの惣菜ですませてそうだなって。どっちにしろ栄養も偏る。これ以上一人で不摂生な生活してたら、倒れるの目に見えてるんですけど?」
「……いやいや、そこまで言わなくても」
なんなら、当たっているのが怖い。一時期、自炊がめんどくさくなってカップラーメンを毎日のように食べてたが、レイにやめた方がいいとカップラーメンの怖さを淡々と語られ、忙しかったとしても必ず自分で作るようにしていた。ただ、最近はコンビニやスーパーのお惣菜の手取り早さに感動して、それらを食べていた。
そんな俺に追い打ちをかけるように、姉ちゃんは腰に手を当てて、ふぅーっとため息をつく。
「しかも、栞季ってば人に頼るの下手じゃん。体調崩しても誰にも言わないで我慢するでしょ。そういうとこが一番心配なの」
真剣な目で俺を見据えて、言葉を続ける。
「家族でしょ?あんたの健康も心も、ちゃんと見守る責任が私にはあるの」
言葉のトーンは柔らかいのに、妙に抗えない迫力がある。俺は思わず口をつぐんで、視線をそらす。
「……いや、でも俺、一人暮らし気に入ってるし」
「うん、わかってる。栞季が頑張ってるのもわかってるつもりだよ。もし、あんたに彼女がいて、二人で支え合って生活してたなら何も言わなかった。だって、あんたが無茶して倒れてたとしてもその子が気づいてくれるだろうしね。」
そう言って姉ちゃんはソファに腰掛ける。
「私は、あんたのことが心配で仕方ないの。家族として、それを放っておく方がよっぽど無責任だと思ってる。だから……だから、私がちゃんと安心できるまでか、この人になら栞季を預けてもいいかなって思う人をあんたが見つけてくるまで。私と一緒に住もう?」
その言葉に、返す言葉が見つからなかった。自分の生活が褒められたものじゃないのは自覚しているが、急に言われても困る話で。
「ちょっと待ってほしい、かも。」
そう言った後に俺が黙り込んでしまうと、姉ちゃんは少しだけ笑って、座っていたソファをぽんぽんと叩いた。どうやら、隣に座れということらしい。
「ほんとは無理にでも連れて行きたいんだけどねぇ、さすがにそれやると“過保護すぎる”って怒られそうだから、我慢してんのよ」
「ごめん」
その言葉に、姉ちゃんは少しだけ目を細めて、ゆっくりと首を横に振った。
「なんで謝るの。謝るくらいなら、甘えてくれた方がよっぽど嬉しいわ」
クッションを撫でていた手が、そっと俺の頭に乗る。
「栞季は昔から、弱音吐くのも苦手だったもんね。小学校の時だって、熱あっても無理して登校して、倒れて、結局先生に怒られてたし」
「……そんなこと、あったっけ?」
「あったの。しかもあんた、倒れる直前まで『平気』って言ってたらしいからね?ほんと、昔っから変わってない」
やれやれ、と言いながらも、頭の上の手は動きを止めない。少し荒っぽくも感じるが、同時に温もりを感じた。
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https://www.alphapolis.co.jp/novel/21582922/922916390
サブタイトルに◆がついているものは後輩視点です。
同人誌版と同じ表紙に差し替えました。
表紙イラスト:浴槽つぼカルビ様(X@shabuuma11 )ありがとうございます!
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