35 / 53
第35話 5つ目のスキル
「……う」
泥のような眠りから、ゆっくりと覚醒する。
まず目に入ったのは、病院の天井。
すぅ……すぅ
胸元から規則正しい寝息が聞こえる。
頭を少し起こすと見えたのは、ベッドに突っ伏して寝ているユウナの姿だった。
「良かった……ユウナが無事で」
レイドボスを倒した後に出現したレッドドラゴン。
無茶をしようとしたアリスを庇い、レッドドラゴンの爪が腹に刺さった所までは覚えている。
俺がこうして生きているという事は、救援部隊が間に合ったという事だ。
「ふふっ」
シーツによだれを垂らして寝ているユウナの姿に思わず口元が綻ぶ。
これだけ熟睡できているのなら大丈夫だろう。
なでなで
ユウナの頭を優しく撫でてやる。
「……ふにゃ?」
おっと、起こしてしまったらしい。
ユウナの愛らしい瞼がゆっくりと開いていく。
「あ……」
「ユウナ、おはよう」
ユウナの目が大きく見開かれ、あっという間に大粒の涙があふれた。
「ああああっ!?」
「タクミおにいちゃん!!
よかった、よかったよおおおおおおっ!!」
「おっと」
ぎゅっ!
泣きじゃくりながら抱きついてくるユウナを、優しく抱き返してやるのだった。
*** ***
「俺は3日間も寝ていたんですね」
数時間後。
身体的には何の異常もないという事で、退院した俺は自宅へ戻ってきていた。
「へへ~、タクミおにいちゃん♡」
病院からずっと、俺の右腕にはユウナが抱きついたままだが
可愛いのでこのままにしておこう。
「ダンジョン庁の即応部隊が間に合い、レッドドラゴンは退治され、ゆゆもアリスも無事だった」
「あたしもアリスちゃんも大慌てで。
アリスちゃんが泣きながらすんげぇ回復魔法を使ってくれたから、タクミおにいちゃんのケガはすぐ治ったんだけどね」
「なるほど」
ユウナの話を聞く限り、アリスも正気に戻ってくれたらしい。
という事はあれはやはりキャラづくりだったのか、それとも……。
「だがタクミ君が目を覚まさなくてね。
慌てて病院に運んだという訳さ」
シャツをめくっても、腹には傷一つ残っていない。
レッドドラゴンの爪はヘタをしたら内臓まで届いていたはずだ。
アリスの回復魔法に感謝だな。
「というか、なんで俺は無事だったんです?」
いくら高性能なだんきちの着ぐるみを着ていたとはいえ、たかだかLV10そこそこの俺がレッドドラゴンの攻撃を受けたのだ。
下手したら最初の一撃で死んでいてもおかしくない。
「あ、それはね!
タクミおにいちゃんの”5つ目のスキル”が効いたんだって!」
笑顔で手を合わせるユウナ。
5つ目のスキル……無我夢中で使った”クリーナー・フンフ”のことか。
俺はスキルツリーを展開する。
======
■基本情報
紀嶺 巧(きれい たくみ)
種族:人間 25歳
LV:14
HP:281/281
MP:45/45
EX:6,733
攻撃力:22
防御力:61
魔力:7
……
■スキルツリー
☆クリーナー・アインス 倒したモンスターを魔石に変換する。
↓
☆クリーナー・ツヴァイ 一定の確率で活動中のモンスターを魔石に変換する。
↓
☆クリーナー・ドライ 支援対象の”無駄”を消去し、行動を最適化する。
↓
☆クリーナー・フィーア 発動した魔法を消去(イレイズ)する。消費MP10
↓
☆クリーナー・フンフ 対象のレベルを一時的に下げる(効果は消費MPに比例)
……
======
「へ?」
表示された5つ目のスキル効果に目が点になる。
これって”レベルドレイン”スキルか?
レベルドレインとは相手のレベルを吸い取り自身を強化する超高ランクのデバフスキルだ。
「タクミ君のは自身の強化機能はないみたいだけどね。
そのかわり効果は段違いだぞ。
ダンジョン庁即応部隊の推測では、レッドドラゴンのレベルは90→20まで下がっていたらしい」
「マジですか」
レベルドレインスキルの効果は、最高クラスの探索者を以てしても5~10くらい下げるのが精々だ。
レベルを70も下げるなんて、聞いた事もない。
それならば、俺がレッドドラゴンの攻撃を受けて生き残ったのも頷ける。
「恐らく、初めて使ったから消費MPの加減が出来ておらず。
MPの使い過ぎで昏倒してしまったのだろうというのが、医者の見解さ」
「なるほど」
それにしても、俺のクリーナースキルはいよいよチートじみて来たな……。
一度しっかりダンジョン研究機関などで調べてもらった方がいいかもしれない。
ぴんぽ~ん!
そんな事を考えていた時、玄関の呼び鈴が鳴る。
「あ、俺が出るよ」
ユウナは部屋着で頭に寝癖がついてるし、マサトさんは巨漢で初対面の人によくビビられる。
消去法で来客の相手は俺がすることになっているのだ。
「あっ、タクミおにいちゃん、無理しちゃダメ!」
「大丈夫大丈夫」
数日間寝ていたからか、むしろすこぶる体調はいい。
リビングの壁に設置されたコンソールで正門の開錠操作をし、玄関のドアを開ける。
「おっ」
「…………くすん」
みきゅん……
そこにいたのは、目に涙を溜めながらしょげ返っているアリスと、まったく同じポーズを取っているマジェだった。
泥のような眠りから、ゆっくりと覚醒する。
まず目に入ったのは、病院の天井。
すぅ……すぅ
胸元から規則正しい寝息が聞こえる。
頭を少し起こすと見えたのは、ベッドに突っ伏して寝ているユウナの姿だった。
「良かった……ユウナが無事で」
レイドボスを倒した後に出現したレッドドラゴン。
無茶をしようとしたアリスを庇い、レッドドラゴンの爪が腹に刺さった所までは覚えている。
俺がこうして生きているという事は、救援部隊が間に合ったという事だ。
「ふふっ」
シーツによだれを垂らして寝ているユウナの姿に思わず口元が綻ぶ。
これだけ熟睡できているのなら大丈夫だろう。
なでなで
ユウナの頭を優しく撫でてやる。
「……ふにゃ?」
おっと、起こしてしまったらしい。
ユウナの愛らしい瞼がゆっくりと開いていく。
「あ……」
「ユウナ、おはよう」
ユウナの目が大きく見開かれ、あっという間に大粒の涙があふれた。
「ああああっ!?」
「タクミおにいちゃん!!
よかった、よかったよおおおおおおっ!!」
「おっと」
ぎゅっ!
泣きじゃくりながら抱きついてくるユウナを、優しく抱き返してやるのだった。
*** ***
「俺は3日間も寝ていたんですね」
数時間後。
身体的には何の異常もないという事で、退院した俺は自宅へ戻ってきていた。
「へへ~、タクミおにいちゃん♡」
病院からずっと、俺の右腕にはユウナが抱きついたままだが
可愛いのでこのままにしておこう。
「ダンジョン庁の即応部隊が間に合い、レッドドラゴンは退治され、ゆゆもアリスも無事だった」
「あたしもアリスちゃんも大慌てで。
アリスちゃんが泣きながらすんげぇ回復魔法を使ってくれたから、タクミおにいちゃんのケガはすぐ治ったんだけどね」
「なるほど」
ユウナの話を聞く限り、アリスも正気に戻ってくれたらしい。
という事はあれはやはりキャラづくりだったのか、それとも……。
「だがタクミ君が目を覚まさなくてね。
慌てて病院に運んだという訳さ」
シャツをめくっても、腹には傷一つ残っていない。
レッドドラゴンの爪はヘタをしたら内臓まで届いていたはずだ。
アリスの回復魔法に感謝だな。
「というか、なんで俺は無事だったんです?」
いくら高性能なだんきちの着ぐるみを着ていたとはいえ、たかだかLV10そこそこの俺がレッドドラゴンの攻撃を受けたのだ。
下手したら最初の一撃で死んでいてもおかしくない。
「あ、それはね!
タクミおにいちゃんの”5つ目のスキル”が効いたんだって!」
笑顔で手を合わせるユウナ。
5つ目のスキル……無我夢中で使った”クリーナー・フンフ”のことか。
俺はスキルツリーを展開する。
======
■基本情報
紀嶺 巧(きれい たくみ)
種族:人間 25歳
LV:14
HP:281/281
MP:45/45
EX:6,733
攻撃力:22
防御力:61
魔力:7
……
■スキルツリー
☆クリーナー・アインス 倒したモンスターを魔石に変換する。
↓
☆クリーナー・ツヴァイ 一定の確率で活動中のモンスターを魔石に変換する。
↓
☆クリーナー・ドライ 支援対象の”無駄”を消去し、行動を最適化する。
↓
☆クリーナー・フィーア 発動した魔法を消去(イレイズ)する。消費MP10
↓
☆クリーナー・フンフ 対象のレベルを一時的に下げる(効果は消費MPに比例)
……
======
「へ?」
表示された5つ目のスキル効果に目が点になる。
これって”レベルドレイン”スキルか?
レベルドレインとは相手のレベルを吸い取り自身を強化する超高ランクのデバフスキルだ。
「タクミ君のは自身の強化機能はないみたいだけどね。
そのかわり効果は段違いだぞ。
ダンジョン庁即応部隊の推測では、レッドドラゴンのレベルは90→20まで下がっていたらしい」
「マジですか」
レベルドレインスキルの効果は、最高クラスの探索者を以てしても5~10くらい下げるのが精々だ。
レベルを70も下げるなんて、聞いた事もない。
それならば、俺がレッドドラゴンの攻撃を受けて生き残ったのも頷ける。
「恐らく、初めて使ったから消費MPの加減が出来ておらず。
MPの使い過ぎで昏倒してしまったのだろうというのが、医者の見解さ」
「なるほど」
それにしても、俺のクリーナースキルはいよいよチートじみて来たな……。
一度しっかりダンジョン研究機関などで調べてもらった方がいいかもしれない。
ぴんぽ~ん!
そんな事を考えていた時、玄関の呼び鈴が鳴る。
「あ、俺が出るよ」
ユウナは部屋着で頭に寝癖がついてるし、マサトさんは巨漢で初対面の人によくビビられる。
消去法で来客の相手は俺がすることになっているのだ。
「あっ、タクミおにいちゃん、無理しちゃダメ!」
「大丈夫大丈夫」
数日間寝ていたからか、むしろすこぶる体調はいい。
リビングの壁に設置されたコンソールで正門の開錠操作をし、玄関のドアを開ける。
「おっ」
「…………くすん」
みきゅん……
そこにいたのは、目に涙を溜めながらしょげ返っているアリスと、まったく同じポーズを取っているマジェだった。
あなたにおすすめの小説
ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした
むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
最強のコミュ障探索者、Sランクモンスターから美少女配信者を助けてバズりたおす~でも人前で喋るとか無理なのでコラボ配信は断固お断りします!~
尾藤みそぎ
ファンタジー
陰キャのコミュ障女子高生、灰戸亜紀は人見知りが過ぎるあまりソロでのダンジョン探索をライフワークにしている変わり者。そんな彼女は、ダンジョンの出現に呼応して「プライムアビリティ」に覚醒した希少な特級探索者の1人でもあった。
ある日、亜紀はダンジョンの中層に突如現れたSランクモンスターのサラマンドラに襲われている探索者と遭遇する。
亜紀は人助けと思って、サラマンドラを一撃で撃破し探索者を救出。
ところが、襲われていたのは探索者兼インフルエンサーとして知られる水無瀬しずくで。しかも、救出の様子はすべて生配信されてしまっていた!?
そして配信された動画がバズりまくる中、偶然にも同じ学校の生徒だった水無瀬しずくがお礼に現れたことで、亜紀は瞬く間に身バレしてしまう。
さらには、ダンジョン管理局に目をつけられて依頼が舞い込んだり、水無瀬しずくからコラボ配信を持ちかけられたり。
コミュ障を極めてひっそりと生活していた亜紀の日常はガラリと様相を変えて行く!
はたして表舞台に立たされてしまった亜紀は安らぎのぼっちライフを守り抜くことができるのか!?
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
ギャルといちゃこらしていたらダンジョン探索がはかどった件。うちのお菊がもふもふで可愛すぎる♡
マネキネコ
ファンタジー
日本国内に3つのダンジョンが出現して早10年。日本国政府は各方面と協議を重ねた結果、ダンジョンを国民に開放すると宣言した。つまり現在では探索者ライセンスさえあれば誰でも気軽にダンジョン探索ができる時代になっているのだ。高校生になった僕は夏休みに入るとすぐに探索者講習を受けライセンスを取得した。そして残りの夏休みすべてをダンジョン探索へと費やし、通常は半年以上は掛かると言われていた最初のレベルアップを、僕はわずか3週間あまりで達成した。これはとんでもない快挙といってもいいだろう。しかも他の人に比べると、身体能力がはるかに劣っているチビデブの僕がである。こんな結果をもたらした背景には、なんといっても僕のパートナーであるお菊の存在が大きいだろう。そしてもうひとつ、なぜだかわからないが、ステータスの中に『聖獣の加護』が表示されているのだ。おそらく、この効果が表れているのではないだろうか。そうして2学期が始まり僕が教室に顔を出すと、最近やたらと絡んでくるギャル友から「あんたなんか変わった!? なんていうか雰囲気とか? 背もだいぶ伸びてるみたいだし」と、なんでどうしての質問攻め。今まで異性には見向きもされなかった僕だけど、これってもしかして、『モテ期』というやつが来てるの?
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。
夜兎ましろ
ファンタジー
高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。
ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。
バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。