お助け最強幼女! 下僕少女と世直し旅 ~最強竜なのに人間に討伐され幼女として復活したオレ、竜スキルでハーレムを築いたら楽しすぎ~

なっくる

文字の大きさ
16 / 27

第16話 楽しい学院生活編 その2 かわいいロリ教師と、圧迫する面接

しおりを挟む
 
「いやー、驚かせてすまんね。 わたしは世にも珍しい、ハイエルフとのハーフでね。 体の成長が遅いんだ」

「こう見えて、教師生活15年のベテランだ。 せっかくうちに来てくれたんだ。 キミたちの留学生活が充実したものになるよう、協力させてもらうよ。 ひっく」

 ふう、先程は驚いてしまったが、ハイエルフとのハーフなら納得だ。 そもそも、オレなんか2万3千歳だしな!

 いまは、イレーネ先生から、学院の設備やクラス構成といった、基本的なことの説明を受けているところだ。

 ……それにしても、先生は穏やかで落ち着いた話し方をする女性……なのに基本酒を飲んでいる、というのはどういう事だろうか?

「……ああ、すまんね。 ハイエルフの父から受け継いだ体質で、魔力のキープにアルコールがいるんだ。 決して、好きで飲んでいるわけではない……ふふふ、うーい」

 説明しながら、ウイスキーの角瓶を煽るイレーネ先生。
 ……まああれだ。体質というのは、人それぞれだ。うん。 オレの下僕は足クサ剛毛だしな。

「……リリ様? いまわたしに失礼なことを考えましたね?」

 心読魔法を使ったかのごとき、勘の鋭さを見せるサナ。 こいつめ。 付き合いも長くなってきたからか、オレの行動を読みやがるぜ……やるな。

「さて、学院の基本事項はいま説明したとおりだが、配属されるクラスを決めるために、”面接”をさせて欲しい……当学院は、ご存じの通り、魔法学院でね。 なんでもいい。魔法を見せてほしい」

 なるほど……いくら推薦があるとはいえ、オレ達の実力を確認しておきたいという事か……そうだな、ドラゴン・アーツを見せるわけにはいかないし、まずはサナから見させるか。

 オレは、部屋の中を見回し、観葉植物として、鉢植えのリンゴの木が植えてある事を確認すると、その枝をバキリ、と折り、サナに手渡す。

「ほい、サナ?」

「??」

 なにしてんの? という顔をするイレーネ先生。

「はい、リリ様。 これを再生すればいいんですね……ふっ」

 パアァア……

 サナが目を閉じ、回復魔法を発動させる。

「え? 生物じゃなくて、植物に回復魔法ですって……?」

 パキ……パキパキパキッ!

 緑色に光る、サナの回復魔法。 その光を浴びた部分が、みるみる再生していく。

 数十秒後には、鉢植えと、うり二つのリンゴの木が再生されていた(ご丁寧に、折れた枝まで再現されている)

「な、なんですって……これは、公都の中央魔導研究所で開発されたという、次世代魔法……回復対象の遺伝子情報を読み取り、丸ごと複製するSランク回復魔法……なぜ、アナタが?」

「えっ……? この魔法って、そんなに凄いモノなんですか? サナ、お金がないときに1つのジャガイモを10個に複製して飢えをしのいでいたんですが……」

 おお、また出たな! サナの貧乏エピソード……今夜は肉を食わせてやるからな……

「いやいや、これは世界で数十人くらいしか使い手がいない、超回復魔法よ……サナさんだったわね……あなた自力でこの魔法を開発したというの……」

 呆然とする、イレーネ先生。 む、これは、生半可な魔法では負けてしまう! 主人が下僕に負けるわけには……くっ……ここで高威力の破壊魔法は使えないし……そうだ!

「じゃあ、次はオレの番だな!」

 ガララ……

 オレは、応接室の窓を開けると、サナの魔導通信端末アルカディアを、通話モードにさせる。

 そして、目を閉じると、集中する(ふりをする……ホントは、ノーウェイトで出せるんだけど)

 フアァァァ……

「え? 白い……光の……翼?」

 背中に、光の翼を出現させる……形を調整して、ドラゴンの羽じゃなく、鳥の羽っぽくしてみた。もちろん、尻尾は出さない。

「先生、この翼は光と風の魔法力をつかって構成してます(適当)。 魔法力の位相差でエーテル粒子を捉えることができる(適当)んですよ……オレの意思で自由に動かせるんで、こんなふうにも!」

 バサッ!

 オレは、開いた窓から大空に飛び立つと、一気に数百メートル上昇する。

「はっ!? 一気にあんなスピードで!? 人類の飛行魔法の高度記録は、105メートルだったはずよ……そんな、馬鹿な」

(あー……、先生、聞こえますか? 試したことないですが、その気になれば成層圏まで上がれますよ?)

「はああああ!? 成層圏!?」

 おそらく、高度2万メートルまではエーテル粒子の濃度上、上がれるはずだ。

(そーしーてー! これがオレの攻撃魔法だぜ!)

 やはり、派手じゃないと面白くない。 普段はドラゴンブレスが使えるので、めったに使わないけど、SSランクの炎属性魔法!

「フレア・レーザー!」

 魔法の発動とともに、直径100メートル以上の巨大な火球が、学院の上空を彩ったのであった。

 ***  ***

「はああああ……合格というより、キミたちは中央魔導研究所に行った方がいいぞ……首席研究者にすぐにでもなれるだろう……」

「いやー、オレ達、そのあたりにはキョーミないんで……ともかく、これでオッケーってことですよね」

「オッケーも何も、とりあえず、私が担任している特Aクラスに入ってもらうが……とても学生のレベルじゃない……一緒に臨時教官補佐の役職もつけるから、ウチら教員陣をサポートしてくんない? 最近困ったことが多くてさー、ひっく」

 うえ、めんどくさい事の予感……女の子攻略に忙しいのに、そんなことをしてる暇は……

「たのむよ~手伝ってくれたら、何でも言うこと聞いたげるからさー……うーい。 何でもいいよ?」
 にやり……とロリフェイス(29歳)が、妖艶に微笑む。

 ……あれ? もしかしてありなんじゃねー……?

「はい! オレやります!」

 ……あ、しまった!

「……リリ様……いよいよ、守備範囲が広くなってきましたね」

 そうして、オレ達の学院生活は始まるのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

彼の巨大な体に覆われ、満たされ、貪られた——一晩中

桜井ベアトリクス
恋愛
妹を救出するため、一ヶ月かけて死の山脈を越え、影の沼地を泳ぎ、マンティコアとポーカー勝負までした私、ローズ。 やっと辿り着いた先で見たのは——フェイ王の膝の上で甘える妹の姿。 「助けなんていらないわよ?」 は? しかも運命の光が私と巨漢戦士マキシマスの間で光って、「お前は俺のものだ」宣言。 「片手だけなら……」そう妥協したのに、ワイン一杯で理性が飛んだ。 彼の心臓の音を聞いた瞬間、私から飛びついて、その夜、彼のベッドで戦士のものになった。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!

たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。 新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。 ※※※※※ 1億年の試練。 そして、神をもしのぐ力。 それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。 すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。 だが、もはや生きることに飽きていた。 『違う選択肢もあるぞ?』 創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、 その“策略”にまんまと引っかかる。 ――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。 確かに神は嘘をついていない。 けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!! そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、 神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。 記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。 それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。 だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。 くどいようだが、俺の望みはスローライフ。 ……のはずだったのに。 呪いのような“女難の相”が炸裂し、 気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。 どうしてこうなった!?

家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~

北条新九郎
ファンタジー
 三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。  父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。  ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。  彼の職業は………………ただの門番である。  そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。  お気に入り・感想、宜しくお願いします。

処理中です...