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1章 王子サマの日常
等活地獄 ⑦
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不喜処組が昼食会場まで戻ってきた。
「あ、おかえり、存分にモフってきた……か?
って、……ナニを……連れてきた?」
樹魅が驚愕の表情で柊路を見ている。
「あちゃー、樹魅には、わかるのかぁ」
「どぉぉゆぅぅことだぁぁ、きぃ~すけェェ」
樹魅は、紀伊助に〝こめかみグリグリ〞をキメている。
「痛い、いたい、イダイ、どうもこうも、その子が柊路の〝特別〞だよぉ」
「あ"あ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ん?」
「ボクの〝特別〞は、アオさん。柊路の〝特別〞が、その子」
「………マジか」
樹魅が頭を抱えている。
「さっきから言っている〝特別〞とは、なんなのだ?
……オレも欲しいのだが」
懐から顔を出すオコジョを撫でる柊路を羨望の眼差しで見つめる剛磨である。
さっき、紀伊助に諭されたが、やっぱりうらやましさが溢れでる。
「これは…閻魔案件だね。
後で閻魔大王に報告して、指示をあおぐ。方向性がちゃんと決まったら、みんなで共有するから、待ってて」
「おぅふ、なんか、大事になってる?」
「んまぁ、なるようにしかならんけどねぇ」
そこに焔矢も帰ってきた。
「樹魅ぃ!開発部、カモーン!!」
「手品師じゃないんだから。なんなの」
場の雰囲気が一気に和んだ。
樹魅がちょっとホッとした事に、紀伊助は気がついた。
(樹魅に押し付け過ぎたかなぁ。閻魔の所には一緒に行こうかな)
ちょっとだけ、反省した紀伊助だった。
「だからぁ、黒ヒ○危機一髪作って欲しいんだ!」
「どのへんが、だからなんだよ!!」
「火傷はイヤだろう!!」
「だから、順を追って説明しろ!」
「「ワタクシ達が説明イタシマス!!!」」
埒が明かないと、付き添った班長さん達が言葉を遮った。
「そりゃ、開発部案件だね。でも、黒○ゲ危機一髪って、実物大って作れるの?まぁ、プロに任せよう。もっといい案出るかもしれないし?奴ら、やりたい放題やるようだったら、班長さん達で止めてよ。実際使う側の意見です!!って、強く出なきゃ、とんでもないことしたりするからね」
等活地獄の現場の意見も聞けたし、班長さんとの連携も取れそうだ。
こうして、王子サマ達の視察の1日目が終わった。
「あ、おかえり、存分にモフってきた……か?
って、……ナニを……連れてきた?」
樹魅が驚愕の表情で柊路を見ている。
「あちゃー、樹魅には、わかるのかぁ」
「どぉぉゆぅぅことだぁぁ、きぃ~すけェェ」
樹魅は、紀伊助に〝こめかみグリグリ〞をキメている。
「痛い、いたい、イダイ、どうもこうも、その子が柊路の〝特別〞だよぉ」
「あ"あ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ん?」
「ボクの〝特別〞は、アオさん。柊路の〝特別〞が、その子」
「………マジか」
樹魅が頭を抱えている。
「さっきから言っている〝特別〞とは、なんなのだ?
……オレも欲しいのだが」
懐から顔を出すオコジョを撫でる柊路を羨望の眼差しで見つめる剛磨である。
さっき、紀伊助に諭されたが、やっぱりうらやましさが溢れでる。
「これは…閻魔案件だね。
後で閻魔大王に報告して、指示をあおぐ。方向性がちゃんと決まったら、みんなで共有するから、待ってて」
「おぅふ、なんか、大事になってる?」
「んまぁ、なるようにしかならんけどねぇ」
そこに焔矢も帰ってきた。
「樹魅ぃ!開発部、カモーン!!」
「手品師じゃないんだから。なんなの」
場の雰囲気が一気に和んだ。
樹魅がちょっとホッとした事に、紀伊助は気がついた。
(樹魅に押し付け過ぎたかなぁ。閻魔の所には一緒に行こうかな)
ちょっとだけ、反省した紀伊助だった。
「だからぁ、黒ヒ○危機一髪作って欲しいんだ!」
「どのへんが、だからなんだよ!!」
「火傷はイヤだろう!!」
「だから、順を追って説明しろ!」
「「ワタクシ達が説明イタシマス!!!」」
埒が明かないと、付き添った班長さん達が言葉を遮った。
「そりゃ、開発部案件だね。でも、黒○ゲ危機一髪って、実物大って作れるの?まぁ、プロに任せよう。もっといい案出るかもしれないし?奴ら、やりたい放題やるようだったら、班長さん達で止めてよ。実際使う側の意見です!!って、強く出なきゃ、とんでもないことしたりするからね」
等活地獄の現場の意見も聞けたし、班長さんとの連携も取れそうだ。
こうして、王子サマ達の視察の1日目が終わった。
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