地獄の王子サマ

犬丸大福

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3章 王子サマの帰省

プロローグ

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とある夏の日。

日本の最北端の土地に、突然、猛暑が襲いかかってきた。



「やっほ~。元気ぃ?遊びに来ちゃった♡」

「突然来られても迷惑です。お帰りはあちらです」

「相変わらず、いけずねぇ。
そうそう、いわちゃんも連れてきたのよ。
ママ友会しましょ~♡」

石長比売いわながひめ、何やってるんですか。
相変わらず押しに弱すぎです。
Noと言えない日本人の典型例ですか?
貴女の方が立場も力も上なんですから、ひとおもいにっちゃっても、誰も文句は言えないんですよ。
今からでも遅くありません。
さぁさぁ、こう、キュッっと、プチッと、一息に……」

「待って、待って、私、声かけてもらって、私を必要としてくれて、嬉しかったのよ。
貴女とも久しぶりにお話ししたかったし……」

「はぁ、貴女って人は。
仕方ありません。
石長比売に免じて
本当は、本当は、ほんっとーは、断固拒否したいんですが
炎乃香ほのか、貴女も、どうぞお入りください」
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