165 / 563
学園へ
確実にヘイトを貯める方法
「そもそも!」
フロスティ様が、お兄様に向き合います。
「5歳の時のお茶会以来、婚約者候補って、
何人か候補を集めて王子妃の教育をして適正を見る、って趣旨はわかりますわ。
でも、それを5年以上続ける意味は?!
それって、私達をキープし続けて、侍らせて、悦に浸ってるだけじゃ有りませんか!」
「そもそも、私は〝殿下と性格が合わないから、候補を降ろしてくれ〞って親からお願いして貰ったんだ。
私は淑女よりも騎士に、民を実際に守りたいと、直接ふれあえる場所にいたいのだと殿下にも言った事がある。
そしたら、
〝では私を守ってみよ、民を守るより、よっぽど難易度が高く己を高めるであろう?〞と、却下された」
ため息をつきながらイーリアン様が語ります。
「そんな事を言うのですもの、それを逆手にとって
〝では、ブライン家のオージーヌが一番良いでは有りませんか?ブライン家は護衛としても優秀ですもの〞
って言ったんですの。そしたら
〝うむ、彼女も候補のひとりに加えるのも良いな〞ですって!!
侍らせる人数を増やせ、って言ってるんじゃないんですのよ、!!
キチンと1人に決めろ、って意味でしたのに、貴族的な言い回しをこれっぽっちも覚えない!
しかも、これ、そんなに裏のある言い方でもないでしょう?!
貴方の王子教育を徹底させてよ!!」
んもう!!とフロスティ様、相当貯まってますわ。
「そんな会話をして以来、オージーも一緒に居るようになったから、
私達はオージーも候補になったものだと思ってたのよ。
そしたら!この前、3人目の候補は保留とかいう発表があったじゃない?!
どういう事?!バカにしてるの?!
ハッ!!ごめんね、オージー、貴女の好きな人をけなしてるみたいになっちゃったわ。
王家のやり方が気に入らないだけよ?
…まぁ、ココがセンバ様のお屋敷内だから言えることだけど」
今さら不味いと思ったフロスティ様、センバのお屋敷ということを思い出して安心したようです。
「そして、ここにきて、殿下主催の茶会だろう?
いつもの4人はもちろん、
オージー、エアトル家の双子、そして、センバのご令嬢まで招待してる。
もう、何かやるぞ、って言ってるようなものだろう?」
ヤダヤダ、と言うイーリアン様。激しく同意ですわ。
「ですので、センバのお屋敷という、王都で一番安全じゃないかと思われる場所で、このメンバーを集めてくださった辺境伯夫人には感謝しかないんですのよ。
本当はギーニーも居たら良かったのだけど、他家主催の茶会にこの人も呼んで?なんて、厚かましい真似は致しませんとも、ええ!
さぁ、渦中のエアトルの双子が居ます。
私達は意思の疎通を計りましょう!
王家の思い通りになんて、なってやるもんですか!!」
フロスティ様のそういう性格、大好きですわ!!
フロスティ様達の希望は
婚約者候補に縛られたく無いこと。
オージーヌ様を婚約者にして欲しいこと。
爵位の問題は親がなんとかするのよね?と確定して欲しいこと。
候補から外れた場合の婚約者決めに口出ししないで欲しいこと。
「長年候補としてきた詫び、とか言って、王家に都合の良い縁談持って来そうで怖いんですわ!!」
うわー、やりそうですね、とお兄様が呟きます。
「なので、ぶっちゃけますけど、
候補から外れたら、私はギーニーを婚約者にしようと、内々で決まってますの。
気心知れてますし、彼はキチンと周りも見れてますわ。
それで、さっき言った分家の優秀な人を補佐にするんです。
そこにユーディリア様がお嫁に来てくだされば、我が家は万々歳ですわ!!!
そうじゃなくて、ギーニーです、女公爵の伴侶です、教育が待ってるんですのよ!
早く始めたいんです、ギーニーも若干焦ってますわ!
だって、彼は1つ上です、官吏科に進むか、領地経営科に進むか、予習が待ってるんですのよ!」
「そうだ、側近って言ったって、彼は臣下に下るのが決まってるのに、必要なんですかね?」
お兄様が純粋に尋ねます。
「だから、我が家に婿入りじゃなければ、爵位を持たせて、兄君達の補佐として王城で働かせるのに側近が必要なんだろうな、と思っていたのよ!
なんか、今となっては、侍らせて悦に入るためだけな気がしてきたわ。
私達はアクセサリーじゃないのよ!
将来があるのよ!
ひとっつも考えてくれてないじゃない?!
中途半端にキープとかされてるから、将来設計が立てられないのよ!」
王家、傲慢過ぎじゃありません?
フロスティ様が、お兄様に向き合います。
「5歳の時のお茶会以来、婚約者候補って、
何人か候補を集めて王子妃の教育をして適正を見る、って趣旨はわかりますわ。
でも、それを5年以上続ける意味は?!
それって、私達をキープし続けて、侍らせて、悦に浸ってるだけじゃ有りませんか!」
「そもそも、私は〝殿下と性格が合わないから、候補を降ろしてくれ〞って親からお願いして貰ったんだ。
私は淑女よりも騎士に、民を実際に守りたいと、直接ふれあえる場所にいたいのだと殿下にも言った事がある。
そしたら、
〝では私を守ってみよ、民を守るより、よっぽど難易度が高く己を高めるであろう?〞と、却下された」
ため息をつきながらイーリアン様が語ります。
「そんな事を言うのですもの、それを逆手にとって
〝では、ブライン家のオージーヌが一番良いでは有りませんか?ブライン家は護衛としても優秀ですもの〞
って言ったんですの。そしたら
〝うむ、彼女も候補のひとりに加えるのも良いな〞ですって!!
侍らせる人数を増やせ、って言ってるんじゃないんですのよ、!!
キチンと1人に決めろ、って意味でしたのに、貴族的な言い回しをこれっぽっちも覚えない!
しかも、これ、そんなに裏のある言い方でもないでしょう?!
貴方の王子教育を徹底させてよ!!」
んもう!!とフロスティ様、相当貯まってますわ。
「そんな会話をして以来、オージーも一緒に居るようになったから、
私達はオージーも候補になったものだと思ってたのよ。
そしたら!この前、3人目の候補は保留とかいう発表があったじゃない?!
どういう事?!バカにしてるの?!
ハッ!!ごめんね、オージー、貴女の好きな人をけなしてるみたいになっちゃったわ。
王家のやり方が気に入らないだけよ?
…まぁ、ココがセンバ様のお屋敷内だから言えることだけど」
今さら不味いと思ったフロスティ様、センバのお屋敷ということを思い出して安心したようです。
「そして、ここにきて、殿下主催の茶会だろう?
いつもの4人はもちろん、
オージー、エアトル家の双子、そして、センバのご令嬢まで招待してる。
もう、何かやるぞ、って言ってるようなものだろう?」
ヤダヤダ、と言うイーリアン様。激しく同意ですわ。
「ですので、センバのお屋敷という、王都で一番安全じゃないかと思われる場所で、このメンバーを集めてくださった辺境伯夫人には感謝しかないんですのよ。
本当はギーニーも居たら良かったのだけど、他家主催の茶会にこの人も呼んで?なんて、厚かましい真似は致しませんとも、ええ!
さぁ、渦中のエアトルの双子が居ます。
私達は意思の疎通を計りましょう!
王家の思い通りになんて、なってやるもんですか!!」
フロスティ様のそういう性格、大好きですわ!!
フロスティ様達の希望は
婚約者候補に縛られたく無いこと。
オージーヌ様を婚約者にして欲しいこと。
爵位の問題は親がなんとかするのよね?と確定して欲しいこと。
候補から外れた場合の婚約者決めに口出ししないで欲しいこと。
「長年候補としてきた詫び、とか言って、王家に都合の良い縁談持って来そうで怖いんですわ!!」
うわー、やりそうですね、とお兄様が呟きます。
「なので、ぶっちゃけますけど、
候補から外れたら、私はギーニーを婚約者にしようと、内々で決まってますの。
気心知れてますし、彼はキチンと周りも見れてますわ。
それで、さっき言った分家の優秀な人を補佐にするんです。
そこにユーディリア様がお嫁に来てくだされば、我が家は万々歳ですわ!!!
そうじゃなくて、ギーニーです、女公爵の伴侶です、教育が待ってるんですのよ!
早く始めたいんです、ギーニーも若干焦ってますわ!
だって、彼は1つ上です、官吏科に進むか、領地経営科に進むか、予習が待ってるんですのよ!」
「そうだ、側近って言ったって、彼は臣下に下るのが決まってるのに、必要なんですかね?」
お兄様が純粋に尋ねます。
「だから、我が家に婿入りじゃなければ、爵位を持たせて、兄君達の補佐として王城で働かせるのに側近が必要なんだろうな、と思っていたのよ!
なんか、今となっては、侍らせて悦に入るためだけな気がしてきたわ。
私達はアクセサリーじゃないのよ!
将来があるのよ!
ひとっつも考えてくれてないじゃない?!
中途半端にキープとかされてるから、将来設計が立てられないのよ!」
王家、傲慢過ぎじゃありません?
あなたにおすすめの小説
異世界に逃げたシングルマザー経理は、定時退勤だけは譲れない
木風
恋愛
DV夫から一歳の娘を抱えて逃げた鈴木優子は、光に飲まれて異世界の王宮へ転移してしまう。
生きるために差し出した武器は簿記と経理経験――崩壊寸前の王宮会計を『複式簿記』で立て直すことに。
ただし譲れない条件はひとつ、「午後五時の定時退勤」。娘の迎えが最優先だからだ。
その姿勢に、なぜか若き国王ヴィクトルが毎日経理室へ通い始めて――仕事と子育ての先に、家族の形が芽吹いていく。
ぽっちゃり令嬢の異世界カフェ巡り~太っているからと婚約破棄されましたが番のモフモフ獣人がいるので貴方のことはどうでもいいです~
翡翠蓮
ファンタジー
幼い頃から王太子殿下の婚約者であることが決められ、厳しい教育を施されていたアイリス。王太子のアルヴィーンに初めて会ったとき、この世界が自分の読んでいた恋愛小説の中で、自分は主人公をいじめる悪役令嬢だということに気づく。自分が追放されないようにアルヴィーンと愛を育もうとするが、殿下のことを好きになれず、さらに自宅の料理長が作る料理が大量で、残さず食べろと両親に言われているうちにぶくぶくと太ってしまう。その上、両親はアルヴィーン以外の情報をアイリスに入れてほしくないがために、アイリスが学園以外の外を歩くことを禁止していた。そして十八歳の冬、小説と同じ時期に婚約破棄される。婚約破棄の理由は、アルヴィーンの『運命の番』である兎獣人、ミリアと出会ったから、そして……豚のように太っているから。「豚のような女と婚約するつもりはない」そう言われ学園を追い出され家も追い出されたが、アイリスは内心大喜びだった。これで……一人で外に出ることができて、異世界のカフェを巡ることができる!?しかも、泣きながらやっていた王太子妃教育もない!?カフェ巡りを繰り返しているうちに、『運命の番』である狼獣人の騎士団副団長に出会って……
【完結】貧乏令嬢の野草による領地改革
うみの渚
ファンタジー
八歳の時に木から落ちて頭を打った衝撃で、前世の記憶が蘇った主人公。
優しい家族に恵まれたが、家はとても貧乏だった。
家族のためにと、前世の記憶を頼りに寂れた領地を皆に支えられて徐々に発展させていく。
主人公は、魔法・知識チートは持っていません。
加筆修正しました。
お手に取って頂けたら嬉しいです。
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
メインをはれない私は、普通に令嬢やってます
かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール
けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・
だから、この世界での普通の令嬢になります!
↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
侯爵令嬢に転生したからには、何がなんでも生き抜きたいと思います!
珂里
ファンタジー
侯爵令嬢に生まれた私。
3歳のある日、湖で溺れて前世の記憶を思い出す。
高校に入学した翌日、川で溺れていた子供を助けようとして逆に私が溺れてしまった。
これからハッピーライフを満喫しようと思っていたのに!!
転生したからには、2度目の人生何がなんでも生き抜いて、楽しみたいと思います!!!