《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福

文字の大きさ
170 / 563
学園へ

急ぐ理由

「そして、多分」
ホネマントが続けます。

「ボクの森の村は領地軍も行き来してるし、近いから、そこにはすぐ軍も向かえるだろう。
でも、山の麓の村、あそこは少し遠い。
軍にまだ救助要請が上がって来てない可能性もある。
しかも上がって来ても森に軍が出払ってるだろうから、より遅れる。
あそこには小さい村が3つ程あっただろう?下手したら全滅するぞ」

「「「ッ!!!」」」
話を聞いていた3人同時に息を飲みます。

「その話をエミリオ達の馬車内で先にしてある。
そこでエミリオから伝言だ。

〝領内に入ったら、ライ様とワサビは山の麓の村へ直接向かってくれ。
魔物の殲滅と、生き残りの保護に尽力を。
ライ様は真面目、ワサビは気安いから、緩急つけてくれ。ワサビの感覚にまかせる。

俺はサンショウと一緒に軍に向かう。ディはセリと一緒に屋敷へ向かい、イチミと合流。
必要な支援物資の準備を始めて欲しい。あと、シチミにセンバ商会へ鳥の用意を頼む〞

専属メイドはリア嬢と馬の二人乗りは可能だよな?「ハイ」

よし、先は長いし、休める時に休んで、食っとけ。
じゃ、ボクはエミリオのところに戻る」
そう言って、ホネマントはズブズブと影に沈んで行きましたわ。
そこだけは相変わらず、ホラーです。

「エミリオ様と離れて居ても意思の疎通が出来るのは、すげー便利なんっすけどね、
急に影から出てくんの、アレなんとかなんないっすかね?
つい、手が出るっす。
その度に、あのホネ、縮んでる気がするっす。
いつか消滅するっす?」
ワサビ、手を出してたの?
…お兄様への攻撃も吸収してくれてるし、防御力として優秀みたいなのよね。
そうなると消えて欲しくないわね?

「エミリオ様の安全のためなら何でも、それこそ魔物も使う。
ある意味、清々しいほど徹底してるっす!」
お兄様以上に大事なものは無いわ!!!

「それ、エミリオ様もユーディリアお嬢様に対して同じように思ってますからね?
お嬢様には、ご自分の身の安全を最優先して欲しいっす。
お嬢様になんかあったら、オレ、本気でこの国が滅ぶと思ってるっす」

「エミリオ様だけじゃなく、シラヌイ様も、イチイお嬢様も加わりますし?」
セリ、最終兵器って言葉、思い出しちゃったじゃない!

「うわぁ、国じゃねぇわ、世界が滅ぶの、確定っすね!!
セリ、オレ死にたくねぇわ。
最優先事項はユーディリアお嬢様だ!!」「もちろん」
「よし、お嬢様、明日のために寝るっす!!」
そう言ってワサビはさっさと丸くなり、セリは私に無言で毛布をかけてきます。

けっこう衝撃的な内容の話をしてたはずなんですけど、眠れますの?


セリが真顔で圧をかけてきます。


あ、ハイ、寝ますわ。
感想 69

あなたにおすすめの小説

【完結】カノン・クライスラーはリンカネーション・ハイである。~回数制限付きでこの世界にある魔法なら何でも使えるという転生特典を貰いました

Debby
ファンタジー
【最終話まで予約投稿済み】 カノン・クライスラーは、辺境に近い領地を持つ子爵家の令嬢である。 頑張ってはいるけれど、家庭教師が泣いて謝るくらいには勉強は苦手で、運動はそれ以上に苦手だ。大半の貴族子女が16才になれば『発現』するという魔法も使えない。 そんなカノンは、王立学園の入学試験を受けるために王都へ向かっている途中で、乗っていた馬車が盗賊に襲われ大けがを負ってしまう。危うく天に召されるかと思ったその時、こういう物語ではお約束──前世の記憶?と転生特典の魔法が使えることを思い出したのだ! 例えそれがこの世界の常識から逸脱していても、魔法が使えるのであれば色々試してみたいと思うのが転生者の常。 リンカネーション(転生者)・ハイとなった、カノンの冒険がはじまった! ★ 覗いてくださりありがとうございます(*´▽`人) このお話は「異世界転生の特典として回数制限付きの魔法をもらいました」を(反省点を踏まえ)かなり設定を変えて加筆修正したものになります。

異世界で悪役令嬢として生きる事になったけど、前世の記憶を持ったまま、自分らしく過ごして良いらしい

千晶もーこ
恋愛
あの世に行ったら、番人とうずくまる少女に出会った。少女は辛い人生を歩んできて、魂が疲弊していた。それを知った番人は私に言った。 「あの子が繰り返している人生を、あなたの人生に変えてください。」 「………はぁああああ?辛そうな人生と分かってて生きろと?それも、繰り返すかもしれないのに?」 でも、お願いされたら断れない性分の私…。 異世界で自分が悪役令嬢だと知らずに過ごす私と、それによって変わっていく周りの人達の物語。そして、その物語の後の話。 ※この話は、小説家になろう様へも掲載しています

ぽっちゃり令嬢の異世界カフェ巡り~太っているからと婚約破棄されましたが番のモフモフ獣人がいるので貴方のことはどうでもいいです~

翡翠蓮
ファンタジー
幼い頃から王太子殿下の婚約者であることが決められ、厳しい教育を施されていたアイリス。王太子のアルヴィーンに初めて会ったとき、この世界が自分の読んでいた恋愛小説の中で、自分は主人公をいじめる悪役令嬢だということに気づく。自分が追放されないようにアルヴィーンと愛を育もうとするが、殿下のことを好きになれず、さらに自宅の料理長が作る料理が大量で、残さず食べろと両親に言われているうちにぶくぶくと太ってしまう。その上、両親はアルヴィーン以外の情報をアイリスに入れてほしくないがために、アイリスが学園以外の外を歩くことを禁止していた。そして十八歳の冬、小説と同じ時期に婚約破棄される。婚約破棄の理由は、アルヴィーンの『運命の番』である兎獣人、ミリアと出会ったから、そして……豚のように太っているから。「豚のような女と婚約するつもりはない」そう言われ学園を追い出され家も追い出されたが、アイリスは内心大喜びだった。これで……一人で外に出ることができて、異世界のカフェを巡ることができる!?しかも、泣きながらやっていた王太子妃教育もない!?カフェ巡りを繰り返しているうちに、『運命の番』である狼獣人の騎士団副団長に出会って……

【完結】子爵令嬢の秘密

りまり
恋愛
私は記憶があるまま転生しました。 転生先は子爵令嬢です。 魔力もそこそこありますので記憶をもとに頑張りたいです。

伯爵令嬢アンマリアのダイエット大作戦

未羊
ファンタジー
気が付くとまん丸と太った少女だった?! 痩せたいのに食事を制限しても運動をしても太っていってしまう。 一体私が何をしたというのよーっ! 驚愕の異世界転生、始まり始まり。

貧乏で凡人な転生令嬢ですが、王宮で成り上がってみせます!

小針ゆき子
ファンタジー
フィオレンツァは前世で日本人だった記憶を持つ伯爵令嬢。しかしこれといった知識もチートもなく、名ばかり伯爵家で貧乏な実家の行く末を案じる毎日。そんな時、国王の三人の王子のうち第一王子と第二王子の妃を決めるために選ばれた貴族令嬢が王宮に半年間の教育を受ける話を聞く。最初は自分には関係のない話だと思うが、その教育係の女性が遠縁で、しかも後継者を探していると知る。 これは高給の職を得るチャンス!フィオレンツァは領地を離れ、王宮付き教育係の後継者候補として王宮に行くことになる。 真面目で機転の利くフィオレンツァは妃候補の令嬢たちからも一目置かれる存在になり、王宮付き教師としての道を順調に歩んでいくかと思われたが…。

追放令嬢、辺境王国で無双して王宮を揺るがす

遊鷹太
ファンタジー
王国随一の名門ハーランド公爵家の令嬢エリシアは、第一王子の婚約者でありながら、王宮の陰謀により突然追放される。濡れ衣を着せられ、全てを奪われた彼女は極寒の辺境国家ノルディアへと流される。しかしエリシアには秘密があった――前世の記憶と現代日本の経営知識を持つ転生者だったのだ。荒廃した辺境で、彼女は持ち前の戦略眼と人心掌握術で奇跡の復興を成し遂げる。やがて彼女の手腕は王国全土を震撼させ、自らを追放した者たちに復讐の刃を向ける。だが辺境王ルシアンとの運命的な出会いが、彼女の心に新たな感情を芽生えさせていく。これは、理不尽に奪われた女性が、知略と情熱で世界を変える物語――。

【最強モブの努力無双】~ゲームで名前も登場しないようなモブに転生したオレ、一途な努力とゲーム知識で最強になる~

くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
アベル・ヴィアラットは、五歳の時、ベッドから転げ落ちてその拍子に前世の記憶を思い出した。 大人気ゲーム『ヒーローズ・ジャーニー』の世界に転生したアベルは、ゲームの知識を使って全男の子の憧れである“最強”になることを決意する。 そのために努力を続け、順調に強くなっていくアベル。 しかしこの世界にはゲームには無かった知識ばかり。 戦闘もただスキルをブッパすればいいだけのゲームとはまったく違っていた。 「面白いじゃん?」 アベルはめげることなく、辺境最強の父と優しい母に見守られてすくすくと成長していくのだった。