《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福

文字の大きさ
182 / 563
学園へ

幕間 怒れる守護天使と仲間たち

ワサビ視点

朝早かったが軍にやって来た。
そして、統括に会いたいが、いつなら会える?と面会を申し入れたら、エミリオ様関係なら何よりも優先します、と、下っ端が統括の屋敷に走って行きそうだったから、
今さら急いでもどうしようもない事が起きたから、統括の朝イチの時間を貰えるようにお願いしておいた。
それまで、まぁ、少し時間があるから夫人に伝えるための手紙を先に書き始めた。
あ、サンショウがシュロスを連れてくよ、も付け足しておくか。

んー。もう、皆でセンバに引っ込んで良いんじゃねぇ?
で、エミリオ様達はセンバでのびのび子供らしく過ごして貰って。

その間に、

…大人達、この国滅ぼしてんじゃねぇかな?







イチミ視点

朝早いが商人の元締め、ギダルに会いに行く。

「これはこれは、イチミさん。朝からどうしました?」

「ギダルさん、人生を賭ける気はありますか?」

「…場合によっては。何が有りました?」

「エミリオ様達から、爵位の継承権が無くなるかもしれません。
いや、、が正しいですね」

「は???
待て待て待て!!!過去形ってなんだ?!また、あの愚鈍な連中戻ってくるのか?」

「分かりません。ですが、多分、王家から人がきます。我々は撤退の予定です」

「…この前の噂といい、どうなっている?」

「目を付けられたんでしょうね。王家に。

今現在、景気が上向き、他人の財産で整備中というお買得商品。
合法的に、何の苦労もせず、爵位と領地が一度に手に入る方法。
婚約して、勉強と言う名の介入からの実質支配でしょうね。
王領ばりに優遇されるなら良いでしょうが、搾り取るだけかもしれませんし。
まぁ、でも、本当に第三王子殿下が婿入りしてくるなら、優遇されると思います」

「ん?ユーディリア様にはセンバの婚約者がいたよな?センバが手放すか?」

「それは絶対にナイんで。
ただ、もう一人、娘がいるんです。エミリオ様達の異母妹です。
だからエミリオ様達から継承権外して、その娘を正式な跡取りにすれば良いわけです。

3日前、現侯爵が身罷られたと鳥が来ましたが、王都の屋敷からはなんの連絡も無く
今朝、王家からの召集礼状が届いたんですよ。
継承権に関して確認したいから来い、ってね。

そしてその召集日は、昨日です。

王家がギリギリで寄越したのか、王都の屋敷でわざと遅らせたのか、もしくは両方。

わかりませんが。

もう、終わってるんですよ」

「オイオイオイオイ!!!
侯爵が死んだ?!
いや待て、間に合わない召集をかける?!
そんな連中と、これから付き合っていかなきゃならんのか?!」

「だから、人生を賭ける気はあるか、と聞いたんです。

エミリオ様達をセンバは絶対に離しません。
ユーディリア様は、領地で出来た縁が切れるのが寂しいと言いました。

…ギダルさん、センバに来ませんか?
なんだったら、、みぃ~んな、で、ね?」







ワサビ視点

エミリオ様達の現状を話したら、統括は、涙を流して悔しがった。

「なぜ、なぜ、あんなに健気なあの子達が。
あの子達を希望としている者達に、どう説明をすれば…」

ってさ。
本当だよなぁ、手出すんなら、もっと調べろっつーの。
こんなにも不安定な領地、また魔物湧くんじゃねぇ?

ユーディリアお嬢様が優しいから、情の移った領地を見捨てられないだろうから、センバが守るとでも思ってるのかねぇ?

甘いなぁ。

あの大人達が、そもそもお嬢様の耳に入れねぇっつーの。

さ、センバのレイク支店に行こうか。
支店長のドラルが激怒する姿が目に浮かぶな。







ヒサギ視点

ドラルから鳥が来たわ。

〝守護天使、至急調査求む〞



……

………は???

リオくん達の継承権外れたかどうか?

リオくん達はシラヌイ達と一緒に王都に向かってる?


……
………

ハッ!!!
呆けてる場合じゃないわ!!!
まず、ハジカミを呼びなさい!!!!

それと、誰かいる?!至急、!!!







セイラー視点

ドラルから鳥が来たわ。

〝守護天使、双子継承権無くす?
 詳細はヒサギ様に調査依頼中
 ワサビから詳細な手紙配達中〞

…どうしましょう。
王家はセンバと戦争がしたいみたいね?







ナターリエ視点

なんでなんでなんでなんでぇぇぇぇ?!

なんで私が第三王子殿下の婚約者候補になんかなってるのぉぉぉぉぉ??!!!!!

あんな傲慢なナルシスト、キライだぁぁぁぁぁぁああああああ!!!!!

お義兄ざま、お義姉ざま、ミジュバ、だじゅげでぇぇぇぇぇええええ!!!!!!!
感想 69

あなたにおすすめの小説

【完結】カノン・クライスラーはリンカネーション・ハイである。~回数制限付きでこの世界にある魔法なら何でも使えるという転生特典を貰いました

Debby
ファンタジー
【最終話まで予約投稿済み】 カノン・クライスラーは、辺境に近い領地を持つ子爵家の令嬢である。 頑張ってはいるけれど、家庭教師が泣いて謝るくらいには勉強は苦手で、運動はそれ以上に苦手だ。大半の貴族子女が16才になれば『発現』するという魔法も使えない。 そんなカノンは、王立学園の入学試験を受けるために王都へ向かっている途中で、乗っていた馬車が盗賊に襲われ大けがを負ってしまう。危うく天に召されるかと思ったその時、こういう物語ではお約束──前世の記憶?と転生特典の魔法が使えることを思い出したのだ! 例えそれがこの世界の常識から逸脱していても、魔法が使えるのであれば色々試してみたいと思うのが転生者の常。 リンカネーション(転生者)・ハイとなった、カノンの冒険がはじまった! ★ 覗いてくださりありがとうございます(*´▽`人) このお話は「異世界転生の特典として回数制限付きの魔法をもらいました」を(反省点を踏まえ)かなり設定を変えて加筆修正したものになります。

異世界で悪役令嬢として生きる事になったけど、前世の記憶を持ったまま、自分らしく過ごして良いらしい

千晶もーこ
恋愛
あの世に行ったら、番人とうずくまる少女に出会った。少女は辛い人生を歩んできて、魂が疲弊していた。それを知った番人は私に言った。 「あの子が繰り返している人生を、あなたの人生に変えてください。」 「………はぁああああ?辛そうな人生と分かってて生きろと?それも、繰り返すかもしれないのに?」 でも、お願いされたら断れない性分の私…。 異世界で自分が悪役令嬢だと知らずに過ごす私と、それによって変わっていく周りの人達の物語。そして、その物語の後の話。 ※この話は、小説家になろう様へも掲載しています

ぽっちゃり令嬢の異世界カフェ巡り~太っているからと婚約破棄されましたが番のモフモフ獣人がいるので貴方のことはどうでもいいです~

翡翠蓮
ファンタジー
幼い頃から王太子殿下の婚約者であることが決められ、厳しい教育を施されていたアイリス。王太子のアルヴィーンに初めて会ったとき、この世界が自分の読んでいた恋愛小説の中で、自分は主人公をいじめる悪役令嬢だということに気づく。自分が追放されないようにアルヴィーンと愛を育もうとするが、殿下のことを好きになれず、さらに自宅の料理長が作る料理が大量で、残さず食べろと両親に言われているうちにぶくぶくと太ってしまう。その上、両親はアルヴィーン以外の情報をアイリスに入れてほしくないがために、アイリスが学園以外の外を歩くことを禁止していた。そして十八歳の冬、小説と同じ時期に婚約破棄される。婚約破棄の理由は、アルヴィーンの『運命の番』である兎獣人、ミリアと出会ったから、そして……豚のように太っているから。「豚のような女と婚約するつもりはない」そう言われ学園を追い出され家も追い出されたが、アイリスは内心大喜びだった。これで……一人で外に出ることができて、異世界のカフェを巡ることができる!?しかも、泣きながらやっていた王太子妃教育もない!?カフェ巡りを繰り返しているうちに、『運命の番』である狼獣人の騎士団副団長に出会って……

【完結】子爵令嬢の秘密

りまり
恋愛
私は記憶があるまま転生しました。 転生先は子爵令嬢です。 魔力もそこそこありますので記憶をもとに頑張りたいです。

伯爵令嬢アンマリアのダイエット大作戦

未羊
ファンタジー
気が付くとまん丸と太った少女だった?! 痩せたいのに食事を制限しても運動をしても太っていってしまう。 一体私が何をしたというのよーっ! 驚愕の異世界転生、始まり始まり。

貧乏で凡人な転生令嬢ですが、王宮で成り上がってみせます!

小針ゆき子
ファンタジー
フィオレンツァは前世で日本人だった記憶を持つ伯爵令嬢。しかしこれといった知識もチートもなく、名ばかり伯爵家で貧乏な実家の行く末を案じる毎日。そんな時、国王の三人の王子のうち第一王子と第二王子の妃を決めるために選ばれた貴族令嬢が王宮に半年間の教育を受ける話を聞く。最初は自分には関係のない話だと思うが、その教育係の女性が遠縁で、しかも後継者を探していると知る。 これは高給の職を得るチャンス!フィオレンツァは領地を離れ、王宮付き教育係の後継者候補として王宮に行くことになる。 真面目で機転の利くフィオレンツァは妃候補の令嬢たちからも一目置かれる存在になり、王宮付き教師としての道を順調に歩んでいくかと思われたが…。

追放令嬢、辺境王国で無双して王宮を揺るがす

遊鷹太
ファンタジー
王国随一の名門ハーランド公爵家の令嬢エリシアは、第一王子の婚約者でありながら、王宮の陰謀により突然追放される。濡れ衣を着せられ、全てを奪われた彼女は極寒の辺境国家ノルディアへと流される。しかしエリシアには秘密があった――前世の記憶と現代日本の経営知識を持つ転生者だったのだ。荒廃した辺境で、彼女は持ち前の戦略眼と人心掌握術で奇跡の復興を成し遂げる。やがて彼女の手腕は王国全土を震撼させ、自らを追放した者たちに復讐の刃を向ける。だが辺境王ルシアンとの運命的な出会いが、彼女の心に新たな感情を芽生えさせていく。これは、理不尽に奪われた女性が、知略と情熱で世界を変える物語――。

【最強モブの努力無双】~ゲームで名前も登場しないようなモブに転生したオレ、一途な努力とゲーム知識で最強になる~

くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
アベル・ヴィアラットは、五歳の時、ベッドから転げ落ちてその拍子に前世の記憶を思い出した。 大人気ゲーム『ヒーローズ・ジャーニー』の世界に転生したアベルは、ゲームの知識を使って全男の子の憧れである“最強”になることを決意する。 そのために努力を続け、順調に強くなっていくアベル。 しかしこの世界にはゲームには無かった知識ばかり。 戦闘もただスキルをブッパすればいいだけのゲームとはまったく違っていた。 「面白いじゃん?」 アベルはめげることなく、辺境最強の父と優しい母に見守られてすくすくと成長していくのだった。