《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福

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これぞ悪役?シスコン無双

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「浄化の剣?そんなもん、持っとるわけなかろう?」

「デスヨネー」
そんな都合良く、浄化の剣なんてモノはないですよねー。

「では、やはり当初の予定通り、浄化魔法を覚えて、お兄様をコーティングしようと思います!」

「俺じゃなくて、防具類な?!」

「…何をしようとしとるんじゃ?」

「イチゴ飴です!!」

「意味がわからん…」

「聞いてくださいまし、オムツ様!

お兄様を瘴気から守るために!
当日、お兄様の身につけるモノ全てを浄化魔法でコーティングして、お兄様に瘴気が触れないようにするのです!!
そう、イチゴ飴の飴ちゃんがイチゴを乾燥から守るように、お兄様自体をコーティングしたかったのですが、止めてくれと言われましたので、身につけるモノ全てを浄化コーティングにすることにしましたの!

名付けて、イチゴ飴作戦です!!」

「作戦名あったの?」「今思いついたんじゃないかしら?」「浄化は?」「わーい!」ぱちぱちぱち

外野の皆さん、ごちゃごちゃ言わない!
そしてチィちゃん、歓声と拍手ありがとう。握手。ぶんぶん。

「うん、なんか、嬢ちゃんにそこはかとなく漂う残念感」

オムツ様もうるさいですわよ?

「さぁ!浄化を習得しないことには、始まりませんわ!
チィちゃん、浄化です、浄化!」
そう言って、チィちゃんと2人、手を繋いでキラキラした目でオムツ様を見つめます。

「とりあえず、ディとイチイは手を離そうか。
2人が手を繋いで魔法を繰り出すと、ろくなことが起きない」
お兄様、遺憾の意を表明しますわ。

「うん、なんかこの短時間でも分かった気がするぞ。嬢ちゃん、小僧の言うこと聞いとけ。

では、まず、浄化は瘴気を祓うんじゃ。見本を見せようかの。
浄化」
そう言うと、オムツ様の周りがキラキラと輝きます。
うん、綺麗ですわ。でも瘴気がないから、祓ったかどうかわからないですわ。

「なるほど、綺麗になれば良いんですね?
綺麗になぁれ!浄化!」

ポン!

チィちゃんの頭の上にオムツ様が出現しました。

「オイコラ、イチイ、何を想像したんじゃ?」

「綺麗にしてくれた天使サマです!!」

「そうじゃない、そうじゃない!!ワシを想像するな!
自分で綺麗にするんじゃ!
こう、キラキラ~っとしたもんで、ザワザワする気持ち悪いモノを消すんじゃ!」

「消す…消す…?なんでキラキラでザワザワが消えるんです?」

「チィちゃん、キラキラでザワザワを良い気持ちにさせるんですわ。
キラキラは綺麗でしょう?
ザワザワはイヤな気持ちの塊ですから、嬉しい楽しい気持ちを持たせたら良いんですわ!」

「「うん、間違ってはいないが、イヤな予感がする」のじゃ」
何故、お兄様とオムツ様の声が揃うんですの?

「なるほど!
嬉しい楽しいそして大好きはリオリア様!浄化!!」

チィちゃんがそう叫ぶと、

オムツ様の浄化のように、周りがキラキラした!
予想に反して成功?!と思ったら

10センチ位の氷の像が羽をパタパタさせて何体もクルクルと踊っています。

やっぱりぃそぉだ、って、氷の像の首だけ左右に動くの怖いかも。

夫人はそのうちの2匹を捕まえて、左右に1匹づつ、手のひらに乗せています。
「うん、リオ君、リアちゃんにそっくりね。
うん、踊りながら溶けていくって、間近で見ると、なかなかにエグいわ」

「欲しい…」ライ様、止めてくださいまし。

「うん、天使呼ぶより、大分マシになったな」
お兄様、腕を組んでうんうんって、あら、確かにそうですわね?

「なんじゃ、なんじゃ、この規格外は…」
オムツ様、地面に膝をついてうなだれてますけど、
実際、コレ、浄化機能搭載してるのか、判断してくださいまし。
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