《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福

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センバでほのぼの?サバイバル

なかまに なりたそう?

休憩が終わると、次はお兄様をおんぶしてもらいました。

体力のあるうちに、一度はリーパーの騎乗を経験しておきたいと言いましたの。
私もお兄様同様エアクッション出来るんですのよ!何せ、発案者ですから!!
胸を張って言いましたの。
渋々納得してもらいましたわ。

まずは、なにもせず実際乗ってみると、練習より数段揺れます。
うん、安全バーのないジェットコースターですわね!!
自分の握力しか頼れないって、無理ですわ!!
無理な時は顔を上げろ、と言われていたので、早々にライ様を見上げます。

「…ディ?やっぱムリだった?」
「リア、私が守るから背中に居てくれ」

「違うんですの!いや、違うくないんですが、エアクッションなかったらどうなるか試したかったんですの!
なかったら無理とわかりましたの!
集中してエアクッション準備するので、ちょっとだけ止まって欲しかったんですの!!」

ジェットコースターのただ中でイメージとか無理ですわ!!
これはもう、座るためのクッションじゃなくて、必要なのはyog○boですわ!

お尻だけじゃなく、抱き枕のように、柔らかく沈み込む、あ、掴む手にはハンドマッサージ機のように手全体も包みましょう。
魔力を無駄にしないように、必要な量だけ…

よし!出来た!

「…ディ、すごいな…」
あら、お兄様に感心されましたわ。えっへん。

「何がどうなっているんだ?」
ライ様はまだ魔力の流れが掴めてないようです。

「んー、単純に言うと、座る場所だけでなく、上半身を布団に包んだ感じ。
魔力の無駄も無くしてる。でも魔力量の多い人間じゃなきゃ無理かな。俺もやろう」
お兄様、一目見ただけでわかるって、相変わらずチートですわ!

「さぁ!私達の冒険はココからですわ!」
「いやもうそれ止めて?!心臓に悪いから!」
「リアが無理する合図だな」
「リア様!イチイはどこまでもお供します!!」

今の私に死角は無くてよ!さぁ、リーパーGoですわ!!


柔らかく包まれているので、回りを見る余裕も出てきました。

チィちゃん、想像以上にすごいわー。
右でなんか猪っぽいの殴ったと思ったら、前で、え?狸?でっかくない?ライ様より大きいのを蹴っ飛ばしてるんですけど?!
そしたら今度は木の上に、え?ジャンプで行けるの?うわーーー大蛇?!!巻き付いてる枝ごと折って投げた?!

「ち、チィちゃんすごい」
その囁きを聞き取ったライ様。

「私も倒して来ようか!!」
「背中に俺!!」
「そうだった」
しゅん、とするライ様。

「ライ様がブレずに態勢を保ってくれてるから、私安心してライ様の背中で眠れましたのよ!そのままキープしてくださいまし!お兄様!つっこんでる場合じゃないですわ!寝てくださいまし!」

「うん、回りでドコバコやってるこの状態で寝ろって言う安定のディ品質。
ディはまだ大丈夫そうだ」
私、全然大丈夫ですわ?

するとチィちゃんが並走してきました。
「シラヌイ。なんか、休憩からずっと着いてくるヤツがいるんだよ。
でも着いてくるだけで、襲ってこないんだよ」

「ん。無視」

「わかった。ほっとく」

そんなやり取りをした後、チィちゃんは左に飛ぶと、うええぇーーシシガミ様?!飛んでっちゃった!

ち、チィちゃんこそ休憩が必要なんじゃないかしら?!
と思いながら、それからしばらく走り続け、
「そろそろお昼休憩出来る場所に」
お兄様の提案で、ちょっとだけ拓けた場所を見つけて腰を落ち着けます。

「ディ、魔力はまだ大丈夫?」
「はい!大丈夫です。まだそこまで疲れてもないです!」
「うん、それは興奮してるせいだろうなぁ…でも次はライ様の背中ね?」
「はい!」
お兄様が頭をナデナデしてくれます。
するとシュタっとチィちゃんも来て頭を差し出しています。

「うん、イチイもお疲れ様。危険なく進めてるよ、ありがとう」
「ハイ!!イチイはまだまだイケます!!道を平らにしてきましょうか!!」
「森を破壊しない」
「チィちゃんと一緒にご飯食べたいですわ?」
「もりもり食べましょう!!」

ご飯を食べた後、リーパーとロアに魔力をあげようと立ち上がって後ろを振り向くと。

ビックぅってなったじゃないですか!!

リーパー、ロア。
その隣に、ものすごくお利口さんにドでかいのが、何かもう一匹並んでいます?

「どうした、ディ?ってえええええ?!!!!!」


クマが なかまに なりたそうに こちらをみている。
 なかまに してあげますか?
     ▷はい
      いいえ

…これ、いいえにしたら、戦闘開始ですの?
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