《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福

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チィちゃん、夢のキラキラ学園生活

駄女神め…

「オムツ!!今忙しいわ!!
セリ、ヘドロ達が大人しく待ってるならいいけど、騒ぐなら、ピンクは転ぶのが得意だ!全員ドミノ倒しに見せかけて気絶させろ!!応接室に転がしとけ!!!」
「ハイ♪」
セリがウッキウッキと出ていきます。
あれは大人しくても気絶させる気ですわね。

「なんだよオムツ!!今、すっげー面倒くさいんだよ!!ヘドロと厄介な仲間達が突撃してきたんだよ!」
お兄様がイライラをオムツ様にぶつけます。

「お前、相変わらずワシに対して敬意がないのぉ。
それじゃないか?ワシが感じた不穏な輩。お前も厄介って言うくらいだし」
と、オムツ様が言った時、

「ーーーー!!」「ーーだろぅ!」「キャァ!」
ドタドタドタッ

と廊下で音がしましたわ。

「あーーー、アイツら、騒いだな。セリ、早々にヤったんじゃないか?」
お兄様がため息混じりに言います。

「アイツらの意識がないなら、先にオムツの用事を済ませよう。
今来たヤツラが気になると?」

「おおぅ、雑な扱いじゃの。
そうじゃ、ワシがここに来た時、門に祝福をかけておいたじゃろ。
盗賊ぐらいならここのヤツラはどぉってことなさそうじゃがの、悪意の有るやつとか、よこしまな輩とか、弱そうだったからのぉ。
そういうのが来たらそっと教えてやろうと思っての。
でもな、今回、初めて反応したにしては、えっらいザワザワしたんじゃよ。
そっと、なんて教えとったら間に合わん!
そりゃもう、背中に毛虫が入ったぐらいの嫌悪感じゃ!!」

「背中、むき出しじゃねぇか。オムツの中?そりゃ災害級だわ」

「例えじゃ!」

お兄様とオムツ様、いいコンビネーションですわ!

「ディ?!」「嬢ちゃん?!」「「違うから!」の!!」
息もぴったりです。

「まぁ、嬢ちゃんの勘違いはこの際後回しじゃ。
今来たヤツラはなんじゃ?」

「ああ、前回オムツが「いい加減天使様と呼ぶのじゃ」今さら無理。
前回来た時、俺が決闘したヘドロ殿下。アレがまた変なの拾ってきたんだよ。

それが、自称聖女「は?聖女の称号は、今、出しとらんじゃろ?」

だから自称だっつってんだろ。

そいつが治癒魔法は使えるらしいんで、まぁ一応?聖女候補ではあるんじゃない?

それが、帝国で男漁りに失敗して「男漁り…」ヘドロと意気投合して、ヘドロがこの国に連れてきた。
で、今、こっちでも男漁りしてる。
それが、面白いように男が引っ掛かる。見事に男だけ。
で、そいつが今狙ってるのが、俺とライ様」

「ライ様、とは?」

「前回、あんま関わらなかったか?
イチイと一緒、勇者の再来のもう1人の方」

「ああ!!ワシを受け止めたあの青年の方か!ライと言う名前だったか!」

「ライ様は愛称。シラヌイ・センバ。
今、イチイと一緒に主様が作ってくれただんじょんに入ってる。あと2時間は出てこないかな」

「ちょっと待て、主様とは?だんじょんとは?」

「オムツにならしゃべっても良いんだよな?
主様は、世界樹の管理人で記憶の司書。
で、世界樹が魔力不足で弱ってたのを助けたら、世界樹の葉が全落ちして、魔の森に流れて、5年後大型魔獣の魔獣暴走スタンピードが起こるから、それに向けて、センバの強化訓練場が、だんじょんです」 

「一言の情報量、多すぎじゃろう!!
まぁ、あやつが関わっているなら、あやつに聞こう。
で、まぁ問題は自称聖女、じゃな?どれ、ワシが見てみようかの。案内せぇ」

「偉そうだな?」「偉いんじゃよ!!」

ぎゃーぎゃー言いながら応接室へ向かいます。

「おおぅ、本当に転がっとるぞ…」

セリ、ソファじゃなくて、床に放置ですの…

「うん、これは起きた時うるさそうだな。
セリ!せめてソファに寝かせて!
さぁ、天使サマ?さっさとこのピンク見て、出来たら、こっちのヨーク様、正気に戻して欲しいんだけど?」

「クッソ!!駄女神じゃ!またやらかしおって!!ワシは戻る!」
「ヨーク様、戻せませんの?」
「恋は盲目じゃ!自分で気付かねば無理じゃ!」

その瞬間聖女サマが目を開けましたわ。

「キャァ!やっぱり天使!!ちょっと可愛すぎじゃない?!私にお似合いだわ♪さぁさぁ可愛い天使さま。私を祝福に来たんですよね!!いくらでも受け取りますわ!!」

電光石火の早さでオムツ様の手を掴み、抱き寄せます。


…なにこのバイタリティー。怖いんですけど。
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