《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福

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チィちゃん、夢のキラキラ学園生活

一躍有名人

らんらんらーん らんらんらーん にゃんにゃがにゃんにゃん…

あら、この音楽は…

「おい、お前ら、こんな所におったんかい」

やっぱりオムツ様。

「あーあー、嬢ちゃんは武神様の威圧に負けとるか。
そうじゃよな、普通そうじゃよな。
イツキの再来達は良いとして、うん、小僧がちょっとオカシイのは、影響が残っとるのかのぉ。まぁ、良いとして、どれ、嬢ちゃんの緊張を解いてやろうの」
そう言ってオムツ様は、ポン、と私の頭に手を置くと、あら、息を吸うのが楽になりましたわ。

「うむ、これで良かろう。ちゃんと会話も出来るな?」
「はい、ありがとうございます。息も出来るようになりましたわ」

「うんうん、良かった。
武神様、降臨モードが大きすぎての、小さいものが見えにくいし探しづらいんじゃ。
だからお前達を知るワシが代わりに探しにきたんじゃ。
どれ、外に出るぞ。
武神様のお言葉を賜るのじゃ」
そう言って、オムツ様は私達を外に出そうとします。
え、面倒だから窓から出ろって?
んもう!そんなこと言ったら真に受けて、って、チィちゃんもライ様も私達をお姫さま抱っこして窓から飛び出しちゃったじゃない!

「武神様~おりましたのじゃ~」
オムツ様が大きな筋肉様に向かって叫びます。

ええ、かつての日本の高層ビル位の筋肉隆々な神様に対面です。

❰来たか、イツキの再来達よ。お前達に加護を授ける❱

あら、無かったんですの?

〝ピコン!有りましたが、イツキの再来として加護の残滓でした。今回はと、です〞

おおぅ、師匠、いきなりですが詳しい説明ありがとうございます!

チィちゃんとライ様が私達を下ろし、膝をつき頭を垂れます。
お兄様と私も右にならえです。


❰世界の人類に告げる!10年以内に大規模な魔獣暴走スタンピードが有るであろう!

今までイツキの一族に依存してきた者達よ!
勇者の再来が2人いる意味を考えよ!!
センバの敗北は人類の敗北と捉えよ!!

センバは異変を感じ、すでに準備を始めている。
それ以外の者達は何をしている?相変わらずの丸投げか?

備えよ、協力せよ!
我らを失望させない働きを期待する❱


私達はさらに深く頭を下げました。
気づいた人達も同じように膝をつき頭を下げていますが、腰を抜かしてブルブル震えているだけの人達も多いようです。

お貴族サマ?ガンバレ?

「これでお前達の邪魔をしないと良いんじゃがのぉ。
では、ワシも見守っておるからな、息災であれよ!」

らんらんらーん らんらんらーん にゃんにゃがにゃんにゃん…

ああ、オムツ様と共に武神様が去って行きましたわ。
この音楽で良いんですの?武神様が?

「騒ぎになる前に帰るぞ!セリとハジカミに情報収集の指示を出したいが…」
お兄様が真っ先に立ち上がると、チィちゃんとライ様もうなずき、おおぅ、また私達をお姫さま抱っこですの?
あっという間に学園の敷地から出ちゃいましたわ。

そこで立ち止まると「セリ!!!」チィちゃんが叫びます。

3秒後には「ハイ!!」とセリがシュタっとやって来ました。

忍者もビックリですわ!!

「この後、どう収集をつけるか、噂がどうなるのか、見てきてくれ。ハジカミも教会がどう動くか報告を持ってきて欲しいと伝えられる?」
「了解です」
お兄様の言葉に、セリが返事をするとライ様が

「ミズキとユラもいるから、情報収集はしてくると思うぞ?」
「ああ、じゃぁ、ユラ達にも、あとで噂話を聞きたいと伝えてくれ」
「承知しました」
「じゃぁ、俺たちはセンバの屋敷で待とう、って、うおぉぉいー」



私達、あっという間に抱っこされて、お屋敷まで連行されましたわ。
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