《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福

文字の大きさ
379 / 563
明日が有る、という幸せ

お兄様無双

「お、お兄様?もしや、ホワイトアウト習得済みでは?」
「え?なにそれ?」

「風の最上級魔法ですわ。
ウィンド・カッターなどの初級魔法、中級の竜巻、上級の嵐、最上級のホワイトアウト、ですわ。
前が見えなくなるほどの吹雪を降らせるのですわ」

「出来る、のか?」

「私が魔力タンクになったら、1回で平民街半分は覆えるそうです。
(その後、エリクサーで、体力魔力全回復しろ、って師匠が言ってますわ)」

「吹雪かぁ、寒くても強風なんだろう?不安は残るなぁ。イチイの氷が加われば、イケそうだったけどなぁ」

と、そこにセバスが駆け込んで来ました。

「エミリオ様!アイシア公爵令嬢とフレア公爵令嬢、バストン侯爵令息、マンドル侯爵令息がお見えになっています!」

「「は?なんで?」」

「さ、さぁ?お通ししますか?お帰り頂きますか?」

「あ、うん、お通しして?」

そうしてやってきたイーリー様達。動きやすい格好でいらっしゃってます。

「エミリオ君!父からの伝言だ!
腐れ王家が高位貴族の当主達をあの夜会以降城から出さずに、王城の守りに利用している。
しかも、水属性の家の者達、私の兄も王城の鎮火、その後は貴族街の鎮火に向かわされている。

それ以外の婦人や子供達は帰したから、婦人達は救援の用意を、私達学園生には実際に平民街を救ってほしいとのお達しだ。
他の家にも声はかけているが、この火災だ、私以外の氷属性、水属性は期待出来ない。
すまん、知恵を貸してくれ!!」
イーリー様が身を乗り出して話しています。

「クソ王家…
この際、イチイじゃなく、イーリー様の氷を借りますか…
あと、ヨーク様、どのくらいの土のドームできます?平民の家一軒覆えます?」
お兄様、額に手を当て、天を仰いでから、ヨーク様に聞きます。

「ぼ、僕?!家一軒ぐらいならいけるよ!」

「もう、全焼しててどうもならなそうな家は土壁で覆って潰してしまえば、それ以上の延焼は防げると思います。
何も残らないですが、火を広げないためには仕方ないかと」

「じゃぁ、兄ちゃんとクエイト家の人も居たらより強力?」

「そうですね、更地になる事を説明はした方がいいと思いますが」

「「私達は?!」」
フーティ様とギーニー様が声を揃えて尋ねます。

「アイシア侯爵軍に大広場に平民達を避難誘導をしてもらいましょう。
そして、お二人は避難してきた人達への対処を。
パニックにならないように落ち着かせてください。
フーティ様が笑顔で大丈夫ですよ、と言えば美人の笑顔の効果は絶大かと。
あ、植物のギーニー様は甘い果物なんか、いきなり生えさせるのは可能なんです?
そしたら、それを配れば、避難してきた人達も少しは落ち着くかと」

「兄上や従兄弟も呼んでくる!リンゴの木、数本ぐらいいけると思う!」
「任せて、笑顔は得意よ!」
お二人は互いに手を繋ぎ、力強く返事をしてくださいます。

「では、イーリー様は俺達と一緒に行って下さい。俺の最上級魔法に力を貸して欲しいんです。
大広場を境にして東西にわけます。
俺達は東側、ヨーク様達は西側の対処をお願いします。
終わったら、フーティ様達のいる大広場に集合しましょう」

「「「「了解!!」」」」


なんって言うか、お兄様、素敵すぎます!!!
感想 69

あなたにおすすめの小説

【完結】カノン・クライスラーはリンカネーション・ハイである。~回数制限付きでこの世界にある魔法なら何でも使えるという転生特典を貰いました

Debby
ファンタジー
【最終話まで予約投稿済み】 カノン・クライスラーは、辺境に近い領地を持つ子爵家の令嬢である。 頑張ってはいるけれど、家庭教師が泣いて謝るくらいには勉強は苦手で、運動はそれ以上に苦手だ。大半の貴族子女が16才になれば『発現』するという魔法も使えない。 そんなカノンは、王立学園の入学試験を受けるために王都へ向かっている途中で、乗っていた馬車が盗賊に襲われ大けがを負ってしまう。危うく天に召されるかと思ったその時、こういう物語ではお約束──前世の記憶?と転生特典の魔法が使えることを思い出したのだ! 例えそれがこの世界の常識から逸脱していても、魔法が使えるのであれば色々試してみたいと思うのが転生者の常。 リンカネーション(転生者)・ハイとなった、カノンの冒険がはじまった! ★ 覗いてくださりありがとうございます(*´▽`人) このお話は「異世界転生の特典として回数制限付きの魔法をもらいました」を(反省点を踏まえ)かなり設定を変えて加筆修正したものになります。

異世界で悪役令嬢として生きる事になったけど、前世の記憶を持ったまま、自分らしく過ごして良いらしい

千晶もーこ
恋愛
あの世に行ったら、番人とうずくまる少女に出会った。少女は辛い人生を歩んできて、魂が疲弊していた。それを知った番人は私に言った。 「あの子が繰り返している人生を、あなたの人生に変えてください。」 「………はぁああああ?辛そうな人生と分かってて生きろと?それも、繰り返すかもしれないのに?」 でも、お願いされたら断れない性分の私…。 異世界で自分が悪役令嬢だと知らずに過ごす私と、それによって変わっていく周りの人達の物語。そして、その物語の後の話。 ※この話は、小説家になろう様へも掲載しています

ぽっちゃり令嬢の異世界カフェ巡り~太っているからと婚約破棄されましたが番のモフモフ獣人がいるので貴方のことはどうでもいいです~

翡翠蓮
ファンタジー
幼い頃から王太子殿下の婚約者であることが決められ、厳しい教育を施されていたアイリス。王太子のアルヴィーンに初めて会ったとき、この世界が自分の読んでいた恋愛小説の中で、自分は主人公をいじめる悪役令嬢だということに気づく。自分が追放されないようにアルヴィーンと愛を育もうとするが、殿下のことを好きになれず、さらに自宅の料理長が作る料理が大量で、残さず食べろと両親に言われているうちにぶくぶくと太ってしまう。その上、両親はアルヴィーン以外の情報をアイリスに入れてほしくないがために、アイリスが学園以外の外を歩くことを禁止していた。そして十八歳の冬、小説と同じ時期に婚約破棄される。婚約破棄の理由は、アルヴィーンの『運命の番』である兎獣人、ミリアと出会ったから、そして……豚のように太っているから。「豚のような女と婚約するつもりはない」そう言われ学園を追い出され家も追い出されたが、アイリスは内心大喜びだった。これで……一人で外に出ることができて、異世界のカフェを巡ることができる!?しかも、泣きながらやっていた王太子妃教育もない!?カフェ巡りを繰り返しているうちに、『運命の番』である狼獣人の騎士団副団長に出会って……

【完結】子爵令嬢の秘密

りまり
恋愛
私は記憶があるまま転生しました。 転生先は子爵令嬢です。 魔力もそこそこありますので記憶をもとに頑張りたいです。

伯爵令嬢アンマリアのダイエット大作戦

未羊
ファンタジー
気が付くとまん丸と太った少女だった?! 痩せたいのに食事を制限しても運動をしても太っていってしまう。 一体私が何をしたというのよーっ! 驚愕の異世界転生、始まり始まり。

貧乏で凡人な転生令嬢ですが、王宮で成り上がってみせます!

小針ゆき子
ファンタジー
フィオレンツァは前世で日本人だった記憶を持つ伯爵令嬢。しかしこれといった知識もチートもなく、名ばかり伯爵家で貧乏な実家の行く末を案じる毎日。そんな時、国王の三人の王子のうち第一王子と第二王子の妃を決めるために選ばれた貴族令嬢が王宮に半年間の教育を受ける話を聞く。最初は自分には関係のない話だと思うが、その教育係の女性が遠縁で、しかも後継者を探していると知る。 これは高給の職を得るチャンス!フィオレンツァは領地を離れ、王宮付き教育係の後継者候補として王宮に行くことになる。 真面目で機転の利くフィオレンツァは妃候補の令嬢たちからも一目置かれる存在になり、王宮付き教師としての道を順調に歩んでいくかと思われたが…。

追放令嬢、辺境王国で無双して王宮を揺るがす

遊鷹太
ファンタジー
王国随一の名門ハーランド公爵家の令嬢エリシアは、第一王子の婚約者でありながら、王宮の陰謀により突然追放される。濡れ衣を着せられ、全てを奪われた彼女は極寒の辺境国家ノルディアへと流される。しかしエリシアには秘密があった――前世の記憶と現代日本の経営知識を持つ転生者だったのだ。荒廃した辺境で、彼女は持ち前の戦略眼と人心掌握術で奇跡の復興を成し遂げる。やがて彼女の手腕は王国全土を震撼させ、自らを追放した者たちに復讐の刃を向ける。だが辺境王ルシアンとの運命的な出会いが、彼女の心に新たな感情を芽生えさせていく。これは、理不尽に奪われた女性が、知略と情熱で世界を変える物語――。

【最強モブの努力無双】~ゲームで名前も登場しないようなモブに転生したオレ、一途な努力とゲーム知識で最強になる~

くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
アベル・ヴィアラットは、五歳の時、ベッドから転げ落ちてその拍子に前世の記憶を思い出した。 大人気ゲーム『ヒーローズ・ジャーニー』の世界に転生したアベルは、ゲームの知識を使って全男の子の憧れである“最強”になることを決意する。 そのために努力を続け、順調に強くなっていくアベル。 しかしこの世界にはゲームには無かった知識ばかり。 戦闘もただスキルをブッパすればいいだけのゲームとはまったく違っていた。 「面白いじゃん?」 アベルはめげることなく、辺境最強の父と優しい母に見守られてすくすくと成長していくのだった。