《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福

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番外編

センバの騎士学園 4

ヨーク視点


一夜明けて朝食後、エントランスに集合し、皆で学園に向かう事になった。

時間厳守なんだけどなぁ、今までの学園と変わらないはずなだけどなぁ?

殿下と聖女様が来ない。

仕方がないので、僕とギーニーで殿下を、フーティとイーリーで聖女様を見に行く。

扉をノックし、
「殿下?開けますよ!!皆もうエントランス集まってますよ!何してるんですか?!」
そう言って扉を開けたら

「メイドが来ないのだ!!用意など出来るわけなかろう!!」
朝起きた状態のまま、ベットに座っている。

えーーー?そこから?!

僕もガックリと肩を落としちゃった。

いち早く立ち直ったギーニーが殿下に近づいて

「自分の事は自分でやらなければならないと言われてますよね?
それ、了承してここに来てますよね?
着替えも自分の事ですよね?練習もしてこないんですか?って、はぁぁ?!!荷物もそのまま?!!」
目線を下にしたら、うん、荷物もベット脇にそのままだね!!

「本当に、なんにも、なんにも!!下準備も、教わっても来ないのですね?
ってか、説明聞いてますよね?聞いただけで理解しなかったんですか?
ここに何しに来たんですか?!!」
ギーニーが珍しく怒ってる。それに殿下ものけ反って驚いてる。

「いや、えっと、センバに新しく学園が出来るから、視察だと…」

「はああああぁぁぁ?!!そんな風に理解してたんですか?!

ヨーク!殿下と私達は今日は行けないって伝えてきて!!
これ、根本的に言い聞かせる必要がある!!

ってか、自分の準備も出来ないって、明日からでも間に合わないかもしれない…
殿下…私、殿下の側にずっと居ましたが、今日ほど殿下を恥ずかしいと思ったこと無いです…」
始めの勢いがなくなって、だんだんしょぼくれてきたギーニーに、殿下も悪いと思ったのかオロオロしだした。

「とりあえず、僕、エントランスに居る辺境伯様達に伝えてくる!
殿下!戻ったら一緒に自分の事は自分でする練習しますからね!!」

なんだろう?幼児教育かな?!!

僕は走ってエントランスに戻って、殿下の現状を伝えると、辺境伯様はポリポリと頬をかき「まぁ、仕方ないか?」と諦め、エミリオは額に青筋が立ってる。ちょっと、殺気押さえてくれないかな?!

そこにイーリーもやって来て、どうやら聖女様も同じような状態らしい。

「ワガママが面倒で1人部屋にしてもらってたが、それが仇になったようだ。
今、部屋ではフーティの静電気がバチバチと痛い事になってるぞ。
私達3人で1部屋にして矯正していくしかないんじゃないか、とフーティは言っている」

それって僕とギーニーもって事だよね?!

「もちろんだな。これ以上、センバに迷惑をかけたくない」

「連れて来られてる時点で俺のストレスはマックスですけどね!!」
エミリオ、ごめん。

「まぁでも、王宮っていう負の巣窟から物理的に離して、強制的に自立させないと、あれは無理だろうからね!
そういう意味では馬車で5日もかかるセンバなら、絶対に1人じゃ帰れないだろうからね!
泣こうが喚こうが文句を言おうが、やることやらなきゃ死ぬしね!
それが分かればこの3ヶ月でマトモになる可能性も、ってか、ならなきゃ、もう魔の森放置で良いんじゃないかな!!」

エミリオ!なんか笑顔で黒いオーラが渦巻いてるの見えるんだけど!!

殿下!本気で死ぬから!頑張ろう!!
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