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番外編
センバの騎士学園 27
しおりを挟むエミリオ視点
最後のヘドロが入って来た。
まぁ、走り込みもみっちりやったから、足場の悪い森の中でも少しは動けるだろ。
まずは、一角ウサギからけしかけてみよう。
いやぁ、話の分かるロアがいてよかった。
ロアが話したら、一角ウサギがノリノリで飛び込んでくるなんて考えてもなかったわー。
今までこっちが一方的に話して、ロアやフーちゃんに理解して貰ってたけど、
鑑定師匠!良い仕事するわー!
ロアの考えてる事、教えてくれたんだよねー。
まぁ、リアが間に入る必要は有るけど、リアはロアをもふもふしながら話してるだけだし、危険はないから無問題。
師匠の通訳によると、センバじゃない人間に捕まるようじゃ、この森じゃ生きていけないらしい。
確かに?
ギリギリを攻めるスリルがちょっと癖になってるらしいが、センバじゃない人間なんてそうそう来な…これから交換留学的な感じで定期的に来るかも?
ウサギに、おちょくって貰うのもアリかも?
あ。ヘドロ、プロテクト張りやがった。ウサギが壁にぶつかってコロンと転がった。
ウサギの突進くらい避けろよ。
「うむ!私のプロテクトはウサギなどに、って、角が生えてる?!なんだこの生物は?!こんな変なウサギになど、私のプロテクトは負けない!!」
オイコラ、変なウサギって、魔の森に普通に住んでるウサギだぞ?
相変わらず相手の神経を逆撫でする言い方は直らんのな?
ヨークみたいに生態系が違う、ならなんとも思わなかったんだろうけどなぁ、変、って言われちゃぁ、なぁ?
あーあ、ウサギがムキになってる。
後ろ足ダンダンして怒ってるぞ?それを見た仲間が寄って来たじゃないか。
うわぁ!20匹ぐらい集まって来たじゃねぇか!
なんで全員で連動して怒ってんだよ?!後ろ足ダンダンもこんだけ集まってされちゃ引くわ!
「な、なんだなんだ?!!いや!たとえ角が生えていようと、ウサギはウサギ!私のプロテクトはウサギ程度に屈しない!!」
なんっつーか、見た目弱そうなやつに強気だなぁ?
ってか、ウサギの脚力舐めんなよ?あと、げっ歯類だからな?歯も強ぇぞ?
おおぅ、ウサギ怒ったわー。
ウサギはウサギで、センバじゃない人間を馬鹿にしてるからね?
あ。一匹が先陣を切った。
それに、続いて仲間のウサギが四方八方から連続で頭突き?角突き?が始まった。
ガンガン!ってなかなかの強さだな?!あ、下でプロテクト齧ってるヤツもいる。
ん?なんか1列に並びだしたぞ?
うぉい!ドドドドドドって、全員が同じ場所を一点集中で、しかも心臓付近狙いだしたぞ?!スゲーなウサギ!!
「ック!!まだまだ負けない!ぅぃいいいいいだぁあああい!」
え?
ゴン!「グッファ!!」バタッ
…一点集中になったから、そこに集中したんだろうな?
下からプロテクト齧ってたヤツが、プロテクト突破して、足に齧りついたわ。
それにびっくりして屈もうとした所に、ウサギの角がアゴに当たったもんで振り上げアッパーカットか決まった。
ヘドロ、綺麗に仰向けにひっくり返ったわー。
ウサギがヘドロの回りでスッゲー跳び跳ねてる。
足に齧りついた仲間の背中を叩いて健闘を讃えてるぞ?
跳び跳ねてるヤツも、ヘドロをわざと飛び越えて、「ぐぉ」飛び越えないで腹に着地したな?
「ッグ、ッが、ッブ」あ、仲間が真似し始めた。
あ、うん、内臓に損傷が出る前にやめてくれ。
パン!と1つ手を叩いたら、ウサギ達は一斉に散っていった。
さすが草食動物、危険察知能力は高いわー。
それに比べて、ヘドロ…
見た目に騙されすぎだろう?お前、自分がどこに居るかも考えないのかよ。魔の森だぞ?そこで生き残ってる生物がお前より弱いわけないだろうに。
「クスッ。エクリューシ様、可愛い♪」
どこがっっっっ???!
最後のヘドロが入って来た。
まぁ、走り込みもみっちりやったから、足場の悪い森の中でも少しは動けるだろ。
まずは、一角ウサギからけしかけてみよう。
いやぁ、話の分かるロアがいてよかった。
ロアが話したら、一角ウサギがノリノリで飛び込んでくるなんて考えてもなかったわー。
今までこっちが一方的に話して、ロアやフーちゃんに理解して貰ってたけど、
鑑定師匠!良い仕事するわー!
ロアの考えてる事、教えてくれたんだよねー。
まぁ、リアが間に入る必要は有るけど、リアはロアをもふもふしながら話してるだけだし、危険はないから無問題。
師匠の通訳によると、センバじゃない人間に捕まるようじゃ、この森じゃ生きていけないらしい。
確かに?
ギリギリを攻めるスリルがちょっと癖になってるらしいが、センバじゃない人間なんてそうそう来な…これから交換留学的な感じで定期的に来るかも?
ウサギに、おちょくって貰うのもアリかも?
あ。ヘドロ、プロテクト張りやがった。ウサギが壁にぶつかってコロンと転がった。
ウサギの突進くらい避けろよ。
「うむ!私のプロテクトはウサギなどに、って、角が生えてる?!なんだこの生物は?!こんな変なウサギになど、私のプロテクトは負けない!!」
オイコラ、変なウサギって、魔の森に普通に住んでるウサギだぞ?
相変わらず相手の神経を逆撫でする言い方は直らんのな?
ヨークみたいに生態系が違う、ならなんとも思わなかったんだろうけどなぁ、変、って言われちゃぁ、なぁ?
あーあ、ウサギがムキになってる。
後ろ足ダンダンして怒ってるぞ?それを見た仲間が寄って来たじゃないか。
うわぁ!20匹ぐらい集まって来たじゃねぇか!
なんで全員で連動して怒ってんだよ?!後ろ足ダンダンもこんだけ集まってされちゃ引くわ!
「な、なんだなんだ?!!いや!たとえ角が生えていようと、ウサギはウサギ!私のプロテクトはウサギ程度に屈しない!!」
なんっつーか、見た目弱そうなやつに強気だなぁ?
ってか、ウサギの脚力舐めんなよ?あと、げっ歯類だからな?歯も強ぇぞ?
おおぅ、ウサギ怒ったわー。
ウサギはウサギで、センバじゃない人間を馬鹿にしてるからね?
あ。一匹が先陣を切った。
それに、続いて仲間のウサギが四方八方から連続で頭突き?角突き?が始まった。
ガンガン!ってなかなかの強さだな?!あ、下でプロテクト齧ってるヤツもいる。
ん?なんか1列に並びだしたぞ?
うぉい!ドドドドドドって、全員が同じ場所を一点集中で、しかも心臓付近狙いだしたぞ?!スゲーなウサギ!!
「ック!!まだまだ負けない!ぅぃいいいいいだぁあああい!」
え?
ゴン!「グッファ!!」バタッ
…一点集中になったから、そこに集中したんだろうな?
下からプロテクト齧ってたヤツが、プロテクト突破して、足に齧りついたわ。
それにびっくりして屈もうとした所に、ウサギの角がアゴに当たったもんで振り上げアッパーカットか決まった。
ヘドロ、綺麗に仰向けにひっくり返ったわー。
ウサギがヘドロの回りでスッゲー跳び跳ねてる。
足に齧りついた仲間の背中を叩いて健闘を讃えてるぞ?
跳び跳ねてるヤツも、ヘドロをわざと飛び越えて、「ぐぉ」飛び越えないで腹に着地したな?
「ッグ、ッが、ッブ」あ、仲間が真似し始めた。
あ、うん、内臓に損傷が出る前にやめてくれ。
パン!と1つ手を叩いたら、ウサギ達は一斉に散っていった。
さすが草食動物、危険察知能力は高いわー。
それに比べて、ヘドロ…
見た目に騙されすぎだろう?お前、自分がどこに居るかも考えないのかよ。魔の森だぞ?そこで生き残ってる生物がお前より弱いわけないだろうに。
「クスッ。エクリューシ様、可愛い♪」
どこがっっっっ???!
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