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恋の一本道 告白
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10月9日……それは己の、そして知り合いの誕生日でもなければ祝日でもない。また、日食だとか、月蝕だとか、大災害が起こったわけでもない。年に一度、必ず廻ってくる、ありふれた秋の日だった。そう、今日までは。
本当に突然だった。
『おれね?はるのことが――。』
――――え?
×××
ピコンッ
スマホからLIMEが来たことを知らせる音がなった。
丁度お風呂からあがって部屋で髪を乾かし終わったところだった。
お気に入りのぬいぐるみを抱き締めて、ベットに倒れこんでから、端末に表示された画面を見る。
―ルトだ。
『はる、やっほー。おきてる?』
携帯の表示を見て無意識に顔が綻んだ。
「はる」っていうのはわたしの事で、春。
よく春が好きなんだろとか、からかわれるから、あまり好きじゃなかった。けど、ルトが俺は春好きだけどな?って。
自分の事じゃないって分かってるんだけど、分かってるんだけど。
つい顔を赤くしてしまった。
恥ずかしい………。
その時から自分の名前が少し好きになった。
単純と言われればそれまでだけどね。
因みに、ルトは琉翔ってかいてルト。最初、ルカかと思って思いきり間違えちゃったなぁ…。
って、そんなことよりLIME、LIME っと。
『おきてるよ~』
『おぉ、良かった。伝えたいことがあってさー。』
そんなルトは、明るくて、社交的。友達も沢山いるんだ。それに優しいし、面白いし、しかも頭を良いみたい。羨ましいなぁ。
前に、ルトってモテるでしょ?って聞いたんだけど、「ん?なになに焼き餅ですか?wwww」って。本当は、そうだけど。恥ずかしいし、そんなの言えないから、「違うもーんw」って言っちゃった。
『ん?なになに??』
そんなルトとは違う学校。
たまたま部活が一緒で、たまたま大会とか仲良くなって。
今では大切な友達。そう、友達、なんだ。
いつも会えないのは寂しい気もするけど、我慢。
会おうと思えば会える距離だもん。それに、こうして毎日連絡を取り合えるし…。
でも、大会はこの前ので今シーズンは終わりだし、ルトがあらたまって伝えたいことってなんなんだろう?
もしかして、遊びの誘いかな?
ちょっとワクワクしながら返信を待っていると、暫くしてピコンッと音がなった。
そこに表示されていたのは………
『おれね?はるのことが……』
『………好きだよ』
………え?
『え?』
心の中で思ったことが、そのまま画面に表示された。無意識に指が動いていたみたい……って、えぇぇぇえ?!!
「ッ!!」
息を呑んで身を縮み混ませる。駄目、少しでも力を抜くとジタバタしちゃいそうだ。でも、この部屋には今、兼用している兄がいる。暴れるなんて出来ない。我慢、我慢………
『だからね?俺は、はるのことが好きだよ。』
また、好きって。
私は顔が赤くなるのを自覚した。そう、きっと今、鏡を見たら茹でタコみたいな私が写るだろう。暫くその画面をみてたら、誰かが囁いた気がしたんだ。
(どうせ、今回も友達としての好きなんだろうなぁ)
ルトは誰にでもふざけて好きって言うから。
(それとも、からかってるのかも…)
ルトは、人を弄る事を生き甲斐にしてる|性質(たち)の悪い性格なのに交友関係がルトより広くてどっからか人の情報を握ってきて怖いくせに面白くて人生を謳歌してるカッコ笑いなとある先輩とよく、私をからかってくる。
今回も、その類いだろう。と、誰かが、ううん。自分の声が耳に届く。
きっとこれは、そう、『友達』としての好きなんだ…。
『ほんと?はるも好きだよーw 』
だから、これで正解のハズ。
私はルトが好き。『友達』じゃなくて、『男の子』として……。
けど。
その気持ちに確証が持てなくて、今のままで充分だって………。
『違うよ。俺は、春のこと、本気で好き。付き合いたいって思ってるよ。』
なのに、こんなこと言われたら…
え、えぇぇっ!?
頭の中が、真っ白になっちゃうよ!
でも、だって、そんなこと、一度も………
『本当だよ』
まるで私の心を読んだみたいに新しい文字が表示される。
…嘘、嘘じゃないよね………?
私に都合のいい、夢じゃないよね……?
『わ、わたしも、ルトが』
『ルトが?』
『す、』
『す?』
『好き、だよ…///』
送っちゃった………。
どうしよう。悪戯とかじゃないよね?本当は、嘘だったとかじゃないよね………?
『ありがと』
え?それだけ…?
や、やっぱり、悪戯とか、だったんだ………
『どうしよ…今顔赤いわ』
ッ!そんなの、ズルい…。
『こっちだって、顔真っ赤だよ~!!!!///」
本当に、本当に、本当なんだって、考えちゃうよ。
最近はもう寒くなってきてるのに、異常に頬が熱かった。
鏡を見れば、そう、そこには、顔を火が出そうなほど真っ赤にして、笑ってる私の顔が写ってた…。
「はる、顔赤いぞ?」
「なんでもないよ!兄さん!!」
……もう、明日学校行けない………。
本当に突然だった。
『おれね?はるのことが――。』
――――え?
×××
ピコンッ
スマホからLIMEが来たことを知らせる音がなった。
丁度お風呂からあがって部屋で髪を乾かし終わったところだった。
お気に入りのぬいぐるみを抱き締めて、ベットに倒れこんでから、端末に表示された画面を見る。
―ルトだ。
『はる、やっほー。おきてる?』
携帯の表示を見て無意識に顔が綻んだ。
「はる」っていうのはわたしの事で、春。
よく春が好きなんだろとか、からかわれるから、あまり好きじゃなかった。けど、ルトが俺は春好きだけどな?って。
自分の事じゃないって分かってるんだけど、分かってるんだけど。
つい顔を赤くしてしまった。
恥ずかしい………。
その時から自分の名前が少し好きになった。
単純と言われればそれまでだけどね。
因みに、ルトは琉翔ってかいてルト。最初、ルカかと思って思いきり間違えちゃったなぁ…。
って、そんなことよりLIME、LIME っと。
『おきてるよ~』
『おぉ、良かった。伝えたいことがあってさー。』
そんなルトは、明るくて、社交的。友達も沢山いるんだ。それに優しいし、面白いし、しかも頭を良いみたい。羨ましいなぁ。
前に、ルトってモテるでしょ?って聞いたんだけど、「ん?なになに焼き餅ですか?wwww」って。本当は、そうだけど。恥ずかしいし、そんなの言えないから、「違うもーんw」って言っちゃった。
『ん?なになに??』
そんなルトとは違う学校。
たまたま部活が一緒で、たまたま大会とか仲良くなって。
今では大切な友達。そう、友達、なんだ。
いつも会えないのは寂しい気もするけど、我慢。
会おうと思えば会える距離だもん。それに、こうして毎日連絡を取り合えるし…。
でも、大会はこの前ので今シーズンは終わりだし、ルトがあらたまって伝えたいことってなんなんだろう?
もしかして、遊びの誘いかな?
ちょっとワクワクしながら返信を待っていると、暫くしてピコンッと音がなった。
そこに表示されていたのは………
『おれね?はるのことが……』
『………好きだよ』
………え?
『え?』
心の中で思ったことが、そのまま画面に表示された。無意識に指が動いていたみたい……って、えぇぇぇえ?!!
「ッ!!」
息を呑んで身を縮み混ませる。駄目、少しでも力を抜くとジタバタしちゃいそうだ。でも、この部屋には今、兼用している兄がいる。暴れるなんて出来ない。我慢、我慢………
『だからね?俺は、はるのことが好きだよ。』
また、好きって。
私は顔が赤くなるのを自覚した。そう、きっと今、鏡を見たら茹でタコみたいな私が写るだろう。暫くその画面をみてたら、誰かが囁いた気がしたんだ。
(どうせ、今回も友達としての好きなんだろうなぁ)
ルトは誰にでもふざけて好きって言うから。
(それとも、からかってるのかも…)
ルトは、人を弄る事を生き甲斐にしてる|性質(たち)の悪い性格なのに交友関係がルトより広くてどっからか人の情報を握ってきて怖いくせに面白くて人生を謳歌してるカッコ笑いなとある先輩とよく、私をからかってくる。
今回も、その類いだろう。と、誰かが、ううん。自分の声が耳に届く。
きっとこれは、そう、『友達』としての好きなんだ…。
『ほんと?はるも好きだよーw 』
だから、これで正解のハズ。
私はルトが好き。『友達』じゃなくて、『男の子』として……。
けど。
その気持ちに確証が持てなくて、今のままで充分だって………。
『違うよ。俺は、春のこと、本気で好き。付き合いたいって思ってるよ。』
なのに、こんなこと言われたら…
え、えぇぇっ!?
頭の中が、真っ白になっちゃうよ!
でも、だって、そんなこと、一度も………
『本当だよ』
まるで私の心を読んだみたいに新しい文字が表示される。
…嘘、嘘じゃないよね………?
私に都合のいい、夢じゃないよね……?
『わ、わたしも、ルトが』
『ルトが?』
『す、』
『す?』
『好き、だよ…///』
送っちゃった………。
どうしよう。悪戯とかじゃないよね?本当は、嘘だったとかじゃないよね………?
『ありがと』
え?それだけ…?
や、やっぱり、悪戯とか、だったんだ………
『どうしよ…今顔赤いわ』
ッ!そんなの、ズルい…。
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本当に、本当に、本当なんだって、考えちゃうよ。
最近はもう寒くなってきてるのに、異常に頬が熱かった。
鏡を見れば、そう、そこには、顔を火が出そうなほど真っ赤にして、笑ってる私の顔が写ってた…。
「はる、顔赤いぞ?」
「なんでもないよ!兄さん!!」
……もう、明日学校行けない………。
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