ホスト異世界へ行く

REON

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第三章 異世界ホスト、訓練開始

アスタリスク

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「分かったかい?君のステータス」
「いや、逆に分からなくなった」
「分からない?」
「数字が全部アスタリスク。つまり数値不明」

《能力値》
体力 ******/******
魔力 ******/******
精神 ******/******
攻撃 ******/******
防御 ******/******
魔攻 ******/******
魔防 ******/******

《属性魔法》
火 Lv.**
水 Lv.**
雷 Lv.**
風 Lv.**
聖 Lv.**
闇 Lv.**
時 Lv.**

解除されたパラメータは全てアスタリスク。
属性魔法のレベルでさえもご丁寧にアスタリスク。
確認してもしなくても分からないとか……ほんと暇を持て余した神々ぬっ〇ろす。

「まあいい。この刀の〝妖刀陣〟って恩恵が増えたし」
「恩恵なら自分で望んで使うことができるよ。おめでとう」
「へー。喜んで良い代物じゃない気がするけどな」
「その子たちは私を斬りたくて仕方ないみたいだったからね。お望み通り始めよう」

俺が手にしてからおさまったものの、召喚されてくる時には賢者さまにも負けない禍々しい殺気を帯びていた雅と優美。
恩恵の優美は自分で自由に召喚できるようだけど、どちらの刀もじゃじゃ馬には違いなさそうだ。

「始める前に言っとく。俺はエミーみたいに手加減ができるほどの実力がない。もしエミーがうっかりミスしても途中で剣を止めるだけの高等技術はないからドジっ娘だけは発動させないでくれよ。うっかりで殺したら夢見が悪い」

お互いに能力をフル解放してる訳じゃないとはいえ、魔法を使い剣を使えばミスが致命傷になる可能性はある。
俺はまだ剣の訓練を始めて四日目のド素人で、自分が殺されないよう全力で賢者さまを殺しにいくから尚更。

「こんな幼気いたいけな師匠を殺す気かい?」
「殺す気で行かなきゃ殺されるだろ」
「賢い愛弟子で嬉しいよ。しっかり自分と相手の実力差が分かってる。それが分からない奴は相手を殺したり自分が死んでしまう。力を持っているのに使い方の分からない者同士が剣を合わせれば……後は言わなくても君には分かるね?」

分かってる。
だからエミーには辞めろと言った。
異世界に召喚されて間もない俺たちはまだ力の使い方を知らない無能。

「行くよ、異世界人」
「お手柔らかに」

訓練場に響く剣のぶつかり合う音。
軽快に飛び上がった小さな体が振り下ろす剣を両手に握った刀で受けとめる。

「っ、」

どれだけ化け物なんだ。
急降下してきた祖龍を受け止めた時のように訓練場の地面に足が沈んで威力と風圧でズズっと後ろに押された。
加護の効果で全パラメータが上がってるから受け止められたんだろうけど、クソ賢者め……しっかり殺す気だ。

「次行くよ?火炎」
「危ね!激流」

巨大な炎の玉を投げられ激しい川の流れをイメージした魔法で相殺する。

「激流。なるほど」
「なるほどじゃねえ!訓練場を燃やす気か!」
「君しか燃やさないから大丈夫だよ」
「クソカス!」

俺が召喚されたこの世界は異世界系御用達のはない。
例えばファイアとかファイアーボールのような分類上の名称はあるけど、この世界では個人の能力値で魔法の威力が変わる上に賢者に至ってはイメージで形さえ変えられるから、だと言ってるのは自分がイメージした物を口にしてるだけ。

剣の訓練が始まる前は全属性の魔法を出す訓練だった。
その時に分かり易く口に出してイメージをする練習法をしていたから同じ方法を取っている。

「これならどうする?トルネード」

この戦闘狂、本当に洒落にならない。
楽しそうに放った竜巻が服や皮膚を斬る。

「自分で自分の魔法食らってろ!」

俺がイメージしたのは透明な正方形の空間。
その空間に魔法を発動させてるエミーを閉じこめた……けど。

「うん。上手く時空魔法も扱えてるじゃないか」
「剣でぶち割るとか……賢者さまは何でもありか」

魔法ではなく剣でパリーンと盛大に砕かれる。
魔法で割れないようイメージした意味……魔法でも物理でも割れないイメージにするべきだった。

「何か色々とヤバいところが破れてるぞ」
「誰が破ったんだい?」
「自分の魔法だろうが」
「子供の服を破るなんて犯罪者かな?」
「訓練中のことでも犯罪になるのか?」
「ならないね。訓練場に入ったら自己責任だ」

まあそうか。
命のやり取りをしてるのに服が破れたなんて話は無意味。
服どころか体も斬れ、場合によっては命すらも事切れるから。

「もっと続けたいけどそろそろ終わろう。私たちが魔力を垂れ流してると勇者を守ってる魔導師と騎士が大変だから」
「……って俺も?」
「もちろん。ほんと君の特殊恩恵は規格外で面白い」

自分で自分のことは分からない。
ただ加護が発動してからは祖龍と対峙した時のように恐怖は感じなくなったから、エミーがいう通り周りにはあまり良くない何かが発動されてるんだろう。

「最後は聖と闇にしよう。どちらが良い?」
「……闇」
「理由は?」
「……なんとなく」

両手に握っている雅と優美。
戦いが始まった時から薄々と感じていたけど両方の刀から嫌な気配が伝わってくる。

「じゃあ私は聖魔法で対抗するよ」
「うん。全力でくれ」
「……承知した」

戦いながらも話す余裕があった今までとは違う。
刀から体に流れこむドス黒い殺気。
脳に直接訴えかけるような禍々しいそれに吐き気がする。
この刀……エミーをだ。

「妖刀優美、隠世かくりよ。魔神刀雅、虚空こくう

意識があるまま勝手に紡がれた言葉。
辺りは闇で覆い尽くされる。
その暗闇に唯一あるものは、ゆらゆら揺らぐ白い炎だけ。

一気に距離を寄せてきた白い炎を刀で受け止める。
俺の体に痛みを与えるこの白い炎はなんなのか。
腕が斬れ、頬が斬れ、生温い血が流れる。

苦しい、痛い。
俺はまだ死にたくない。
こんな何かなんてもうに還してしまっても良いだろう。

大丈夫。
殺せば終わる。
俺は死なない。

優美の柄を口に咥えてあちらこちらへ動く白い炎に手を伸ばして捕まえると体内にどろりとした何かが流れる。

殺せ。
殺せ、コロセ、ころせ……

大音量で響く声。

早く殺せ。
早く、ハヤク、はやく……

耳元で体内で脳で響くそれに意識が遠くなる。

殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ

………………

「クソうるせえっ!刀風情が主人に命令すんな!」

俺の怒鳴り声と同時に粉砕音をたてて割れた黒い空間。
白い炎を掴んでいた自分の手を見て肌が粟立つ。

「エミー!」

自分が掴んで持ち上げていたのはエミーの首だったことに驚いて空中に浮いているその体を抱いて地面におろした。

「……ほんと君は規格外だな」
「ごめん。本当にごめん」
「大丈夫だよ。私を舐めるな」
「でも首掴んで」
「ちゃんと防御魔法をかけてたからダメージはない」
「ほんとか?」
「私を誰だと思ってるんだい?まさか剣を弾いて首を掴んで来るとは予想してなくて避けられなかったけど」

確認したエミーの首に指の痕はない。
さすが賢者さま。
しっかり防御魔法で防いだようで安心した。

「とはいえこの体で賢者の魔力を使うのは疲れた。終わろう」
「うん。お疲れ」

エミーが賢者の魔力を鎮めると地面に落ちていた俺の刀も役目を終えたことが分かったかのようにスっと消えた。

「エミーリアさま。お怪我は」
「してるに決まってるだろ。お互いに全能力を解放してたんじゃないにしても剣も魔法もありで戦ったんだから」

障壁区域にいた全員が瞬間移動をしてきて様子を伺う。
やっぱ瞬間移動とか羨ましい。俺も覚えたい。

「すぐに回復ヒールを」
「結構。自然回復を鍛える機会を奪わないでくれるかい」
「ですが」
「致命傷なら自分でかけてる。このくらい舐めときゃ治るよ」

豪快か‪(  ˙-˙  )スンッ‬
俺の怪我に回復ヒールをかけないのも自然回復力を鍛えるためというのが理由なんだけど。

「お前は大丈夫なのか?」
「うん。擦り傷や切り傷はいつものことだから」
「どんな過酷な訓練してんだよ」
「賢者さまのデスマーチ」
「ブラック企業か」
「ブラック企業が優しく思えるくらいブラック」

苦笑するヒカルに笑って答える。
擦り傷、切り傷、疲労困憊ありなデスマーチ。
限界と超回復の繰り返しで精神的苦痛も激しいとあって魔法の訓練の時にはよくベッドで“‪(  ˙-˙  )スンッ‬”となってた。

「これで分かっただろ?勇者たちよりもシンの方が強いって。今後の訓練や覚醒で逆転するかも知れないけど、召喚された時点で備わってた実力はシンの方が上だったんだよ。スタート地点が違う今の勇者とは危険だから訓練させられない」

それは黒ローブへの言葉でもありリサへの言葉でもある。
ヒカルとサクラは俺の師匠が賢者とあって最初から反対していなかったし、リクも年齢に似つかわしくない落ち着いた奴だから二人と同じく反対していなかった。

「……でも怪我をするような訓練はやりすぎです」
「どうしてそう思う?」
「どうしてって下手をすれば死ぬんですよ?」
「その時は回復ヒールをかけるよ。私は賢者だ。回復ヒールも使える」
回復ヒールをかけるからいいって訳じゃ」
「甘ったるいお菓子みたいな白魔術師さまだね」

食い下がるリサをエミーは鼻で笑う。

「優しいのは結構。普段はおおいに優しくあってくれ。ただ私は勇者とは違う生活をしてるシンが一日も早く自分の身を守れるようになる為の訓練している。白魔術師さまの優しさはシンの役にたつのかい?この世界は仲間意識や同情で生きられるほど優しくない。怪我で済めば儲けもの。命がかかってるんだ」

エミーが厳しいのは俺にだけじゃないようだ。
言ってることは間違いなく事実なんだけど。

「訓練しなくても私たちが守ります」
「どうやって?君たちの実力はシン以下なのに」
「それはみんなで力を合わせれば」
「現実を見な。今の君たち四人が束になって戦ってもシン一人以下の実力しかない。守るどころか守られる側だよ。実力差を理解しても納得できない君のその感情はなんだい?ただの仲間意識か?同情か?それともシンを自分の傍に置いておきたいのかな?お姫さまのように王子さまに守って欲しいのかな?」

一見すると子供にからかわれるJKの図。
実体は二十代なだけに言ってる事は可愛い内容じゃないけど。

「そこまでにしとけ」

自分が着ていた服を脱いでエミーの頭にスポっと通す。

「着てろ。ロリぺド大歓喜な状態になってるから」
「見たのかい?幼気いたいけな私の胸や尻を」
「なにも感じなかったから安心しろ」

子供エミーの体に興味はない。
笑いながら腕を通す本人も分かってて言ってるんだけど。

「リサ。エミーには俺の方から教えてくれって頼んだんだ。俺を守ってやろうって気持ちは本当に有難いし、俺がみんなを守ってやれる実力があるなら良いけど、今の俺は力の使い方をよく知らない素人だ。エミーがいう通り力の使い方を誤って殺すかも知れないから一緒に訓練はしない。ごめんな」

同じ日本から来た同胞を殺すことほど辛いものはない。
化け物レベルのエミーを追いこめたことで自分の能力は危険だと実感させられたから尚更一緒には訓練できない。

「この異世界人のことは国王陛下に報告をしておきます」
「ん?今日の報告はお前がしてくれるのかい?それは仕事が減って有難いね。毎日国王に報告するのも面倒なんだ」

毎日俺のことをおっさんに報告してることは聞いていた。
黒ローブはそれを知らなかったようだけど、おっさんは俺の能力を知っていてエミーとの特訓を認めている。

「忠告しておくよ。シンは少なくとも自分の身を守れると判断したからお前たちにも力を見せたんだ。師匠の私も愛弟子に何かあれば黙ってない。実際に見て私は勿論シンの力量も分かっただろ?お喋りな男にはならないことだね。命が惜しいなら」

見た目は子供のエミーのその笑みに悪寒がする。
さすが戦闘狂軍人。
黒を超えてドス黒い。

「さあ異世界人。宿舎まで私を抱えて行くんだ」
「は?」
「幼気な私に怪我を負わせただろう?」
「お前ほど幼気って言葉が似合わない奴はいない」
「嗚呼、太腿のこんな所からも血が。可哀想に」
「……クソウザ。舐めときゃ治るって言ってた癖に」

これはもう抱えて帰るまで続くパターン。
反抗してデスマーチに変な条件を加えられても困る。

「ん。乗れ」
「さすが規格外。片腕で抱えてくか」
「どっかの誰かの殺す気の一撃でまだ少し痺れてんだよ」
「まだ?無能が」
「うるせえ化け物」

エミーから受けた最初の一撃で左手に少し痺れがある。
加護が発動してたはずなのに化け物か。

「訓練の時間を削って悪かった」
「いや。今日は訓練で最後だから時間通りにやると思う」
「そっか。無理すんなよ」
「そっくりそのまま返す」
「遊び人ホストさんの方が明らかに無理してますからね」
「ね。回復ヒールは無理でも消毒くらいはするようにね」
「うん。ありがとう」

帰る前にと思い謝るとヒカルとリクとサクラは笑う。
三人は反対してなかったから不機嫌になってないけど……。

「リサ。訓練は無理だけど時間がある時に気晴らし来いよ」
「行っても居ないじゃん。夜も訓練してて」
「ああ、まあ。じゃあ俺が早く終わった時とか」
「いつ?早く終わる日」
「え?んー……時間を決めて訓練してる訳じゃないからな」

参った。
機嫌を損ねて駄々っ子になられてしまった。
俺は勇者と違って日にちや時間を決めて訓練してる訳じゃなく疲労の度合いやエミーの仕事の都合で終了時間が変わるから、いつと聞かれても答えられない。

「困らせないの。シンにも都合があるんだから」
「リサは夜なら毎日空いてるんだからシンの特訓が早く終わった日にって約束だけで良いだろ。俺たちとは生活サイクルが違うシンにいつって聞いても答えるのが難しい」

サクラとヒカルのフォローでリサはますます不機嫌顔。
経験上、拗ねた女に機嫌を直して貰うのは容易じゃない。
JKだろうとそこは女なんだな……。

「早く終わったら勇者宿舎まで迎えに行く。それで許せ」
「……分かった」

身を屈め頭にキスをして誤魔化すと渋々ながらも納得してくれて何とかなったとホッとした。

「またな」
「間違っても賢者さまは落とすなよ?」
「初日に落としたことをまだ根に持ってるのか」
「当たり前だろ。三日間くらい背中が痛かった」

ヒカルと軽く拳を重ねて笑う。
同性で一歳差とあってヒカルが一番話し易い。
三人にも「また」と声をかけて見知らぬ黒ローブと騎士たちには会釈をして訓練場を出た。


「あの白魔術師さまは優しくて甘いね」
「戦闘狂軍人さまは嫌いか。リサみたいなタイプ」
「嫌いではないよ。嫌うほど彼女のことを知らない」

エミーを抱えて宿舎に向かう帰路は夕焼けのオレンジ。
普段は暗闇の中を帰っているから今日はいつもより早い。

「俺らが居た世界では怪我するようなことを避けるのが普通」
「羨ましい話だね。それだけ安全ってことだ」
「魔物も魔王も居ないからな」
「そうらしいね。私には想像も出来ない世界だよ」

それはそうだ。
俺も召喚されるまではアニメ世界の話でしかなかった。
よく『国が違えば』と言うけれど、国どころか次元規模で違うんだからお互い全く予想もつかない世界でもおかしくない。

「安全な世界に暮らしてた彼女が怪我一つで騒ぐのも分からなくはないんだ。ただ、私たちの世界では多少の怪我に気を取られたら死ぬ。例え腕や足が千切れようとも目の前の敵と戦わないと命を取られるからね。だからあえて回復ヒールをかけずに自然回復を鍛えたりって地道な努力も必要なんだ」

エミーがリサに言った『怪我で済めば儲けもの』と言うのはこの異世界に生きる人たちにとっては紛れもない現実。
城壁の外に出れば魔物に出会うようなこの世界では自分が強くなるか強い誰かに守って貰うことが生き残る手段。

「白魔術師さまの優しさや甘さはこの世界では通用しない」
「まあ分かるけど好きで召喚されて来た訳じゃないし」
「で?好きで来た訳じゃないからあのままで良いって?」
「……なに怒ってんだよ」
「怒ってないよ。自分で歩くから下ろして。ありがとう」

エミーから素直にお礼を言われると不気味。
そう思いつつ怒らせたことを察して言われるままに下ろす。

「暫く訓練は中止にしよう。君もゆっくり休みな」
「は?なんだ急に」
「その通りだと思っただけさ。私たちは自分たちの都合で君たちを召喚した。だから君たちは無理せず生きると良い」

唐突な中止に疑問を呈する俺の方は見ずに話しながらしゃがんだエミーは魔力を集めた指先で地面に術式を描く。

「勇者たちに伝えて。討伐に行かない選択肢もありだって」
「そんなこと言っていいのか?勇者にしか倒せないんだろ?」
「その時は私たち賢者が魔王と戦って時間を稼ぐ。例え最期には滅ぶとしても、勇者たちやこの世界の人たちが少しばかり生きて神に祈る時間くらいは足留めできるさ」

そう言ってエミーは笑うと術式に乗って消えた。

「……言い逃げかよ」

いや、呆れられたのか。
この異世界の人たちはもちろん自分たちの命にも関わる事態なのに、まだ暢気に『好きで召喚された訳じゃないから』とリサを庇うような危機感のないことを言ったから。

でも間違ってないだろ。
召喚されなければ危険もなかったんだから。

俺から見ればまだリサは子供。
親に守られて生きていた子供の危機感が薄いのは当然。
むしろ年下なのに危機感を持ってるリクの方が特殊だ。

「……でも、エミーには言っていいことじゃなかった」

薄暗くなり始めた空を見上げて溜息が洩れる。

勇者が行こうが行くまいがエミーに待っているのは死。
自分では勝てないことが分かっていても、この異世界の人たちを少しでも長く生かすために命をかけて戦う。

そんな覚悟を持つ人に言っていいことじゃなかった。
好きで召喚されたんじゃないことなどエミーにも分かっていることで、分かった上でいつまでそれを理由に甘ったれてるのかと思われてもおかしくない。

召喚されなければって考えが間違ってるとは思わない。
でもそれは俺たちを召喚したこの異世界に生きるエミーを責める言葉でもあったんだと気付いて再び溜息が洩れた。
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