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文豪と胡蝶の夢
しおりを挟む下は黒のビロードの柔らかい生地のスラックスを履いていた。1度も正装なんてした事がない俺でもこの服装が最高級品だとわかる。
これなら、この建物内に入れそうだと思って扉を開けてみると、ハウスメイドの装いをした女が「どうぞ、こちらへ。」と案内されるままに付いていく、朱色の絨毯が敷き詰められ窓には青い色のステンドグラスが眩しい。
踏み込むたびに、絨毯の厚みが感じられていた。
通された場所は広いダンスホームで、
そこにはドレスを着た淑女と燕尾服の紳士や
外国の方々が社交ダンスを楽しんでいる。
よく周りを見渡すと胸ポケットにチーフが差し込まれた下に名札だ付けられていた。
女性は腰の前側によく見ると付いていた。
男性陣を見ていくと、芥川龍之介、谷崎潤一郎、太宰治、安部公房、松本清張、谷崎潤一郎、横溝正史(文豪界の重鎮ばかりが集まる会なのか?)俺はまた、女性の名札を見ると女性陣は、倉橋由美子、フランソワーズ.サガン、
中川孝枝子、宇野千代、林芙美子、
(これは、凄いぞぉ!)と思いつつ楽しくなってしまい、自分のおかれている状況がわかなくなっていた。
シャンパンのグラスを持って呑んでいる人
社交ダンスに夢中になっている人、談話を楽しいんでいる人、その先の人物に目がいくと
そこには寺山修司と、三島由紀夫が談話に夢中になっているのだわかる。早口で喋る寺山と重い口調で、ゆっくり話している三島、対象的な2人に(俺の姿は見えないのか?)こんなに好きな人物に会ったのと酔ったのか、急にホールの先の階段を走って真ん中までたどり着くと
上からフランス人形のように可愛い女の子が降りて来て俺に、その子は金の鍵を渡す。
その子の手の甲には、桜の花弁の痣があり鍵を渡すや否や踵を返して去って行った。
俺はそこで、振り向いてホールの人々に
「俺は小説家になる!!」と大声で叫んでいた。
すると耳元で「どうしたの?」の声で目が覚めた。(全ては夢だったのか?)
「なあ香織、俺は明日から本物の小説家として活動していきたいんだけど、いいか?」
「もちろん、いいわよ。」
「助けられる事があったら力になるからね。」
夢から覚めて、この話しを題材にして題名は
(透明な文豪達の集い)
それから、収入源が無くなりアルバイト
4時間に香織は給料を文句も言わずに生活費を入れてくれてた。
官能小説仲間からは嫌な噂話しとか
「何時も戻って来いよ。」とか言われ俺はオレで
「絶対に戻らんぞ!」と心に誓う。
それからは、小説だけを書く(・ω・)φに没頭しながら時々、香織が散歩に誘ってくれたり
ビルの屋上に上がって夕焼けを見に連れ出してくれたりして気分を変えさせてくれた。
AIは絵も曲も小説も創作して、世間はAIに任せておけと言うだろう。でも俺はオレの言葉と感情を小説へ入れたいんだが、これを自己満と言うのだろうか?
歴代の文豪達は、どう言うだろうか?
半年後、色々な出版社に投稿し続けていた頃
香織は妊娠3ヶ月だという事がわかり俺は焦っていたが、有るSNSで話題になるきっかけで出版社も決まった。7ヶ月後産み月に受賞式があり、生まれた子と香織と俺は赤い絨毯の上を歩いていた。
生まれた子の手の甲には桜の花弁の痣があった。
(こういう暗示もあるのだと驚いた。)
こうして俺の小説家の道も開けたが、あの夢の鮮やかな情景と鮮明さと不思議さは、
一生忘れないだろう。
~完~
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