帰ってこい?私が聖女の娘だからですか?残念ですが、私はもう平民ですので   本編完結致しました

おいどんべい

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16.マルリの計画 ※今回冒険回です…(書き方が)

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気づけば辺りはマルリが作った作品で溢れていて…

「あっいけません!いつのまにか作り過ぎてしまいました…」

そう言いながらアイテムを収納魔法の中に入れていくマルリ。
その時のマルリが、不気味な笑みと現金な目をしていたのはいうまでもないだろう。

~次の日~

マルリはとブレディア商会に来ていた。
ブレディア商会はマルリが貴族だった頃によく関わりがあった商会だ。
商会に着くと、商会長が笑顔で出迎えてくれた。
シュールト公爵から追放されてしまったマルリが元気そうだった為安心したのだろう。
この日、マルリがブレディア商会に来たのは他でもない、昨日作った玩具を売る為である。

「あの、これ私が作ったのですが少しで良いので売っていただけますか?」

少しドキドキしながらも商会長に渡すと商会長はとても驚いた目でマルリを見ていた。

「まっマルリ様が作ったのですか⁈ちなみにマルリ様、これは一体何をする物ですか?」

「えぇっと、これは…」

マルリが商会長へ説明すると、商会長はとても驚いた。
そして、店に置いてくれるとの事だった。


~1週間後~

マルリは商会長に呼ばれた。
どうやら、マルリの作った玩具がとても人気が出たそうだ。
それだけ暇を持て余した人が沢山いたのだろう。
そんな事を思いながらマルリは待っていた。
しばらくすると商会長がやってきた。

「こんにちはマルリ様!わざわざお越し頂きありがとうございます!」

「いえいえ、最近はとても暇なので」

「実はマルリ様の商品の人気がすごく、ぜひ!別商品を作っていただきたいのですが…」

別商品…その言葉にマルリは食いついた。
このままマルリが人気商品を出し続ければ、ひとりぼっちの方でも楽しめる世界になるのではないか…
全ては貴族時代からあまり友達のいなかったマルリによる。
ぼっちのぼっちによるぼっちのための計画なのだ。

「ぜひ!作らせて下さい!」

「ありがとうございます!」

こうして、マルリによる計画の歯車が動き出した?



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

どうも作者のおいどんべいです。
皆さん、きっと違和感を抱いている事だと思います…
それはどうしてだと思いますか?

そう!書き方がかなり変わっているのです!
以前まではマルリ視点。つまり一人称だったのに今回は、一体誰が語っているのかわからない三人称になっているのですよね…。
皆さんどちらの方が読みやすいですか?

まぁ明日からは一人称に戻りますのでちょっとした冒険回だと思ってくださるとありがたいです。


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