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12 勇者、イキっぱなしになる① *

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「んん……♡熱い……♡」
お腹の中を満たしていく感覚に酔いしれていると、身体を持ち上げられ、体勢を変えられる。魔王のモノは相変わらず埋め込まれたまま、ぐるっと回転させられた。
「んあぁっ♡なにっ……?」
四つん這いになり、尻を高く上げるような体勢を取らされた。すると、背後から覆い被さるようにして抱きしめられ、耳元に吐息がかかる。
「愛しているぞ、我が勇者よ……」
そう囁かれると同時に、ずぷりと音を立てて奥へ挿入されてしまった。
「あっ……♡だめぇっ……♡」
後ろからの衝撃にびくんと反応してしまう。そのまま激しく揺さぶられると、次第に意識がぼんやりしてきた。
「あぁんっ♡激しすぎぃっ……♡」
パンッという肌同士がぶつかる音が部屋に響く。結合部からはジュプッジュポッと淫猥な水音が響いていた。
「んあぁっ♡壊れちゃうぅっ……」
あまりの快感に耐えきれず、俺は無意識のうちに自分の性器に手を伸ばしていた。
とにかく射精したい一心で必死に擦り上げながら、腰を揺らす。
「あっ♡あっ♡あっ♡」
「全く……仕方のない奴だな」
呆れたように呟く声と共に、魔王の両手が俺の胸へと伸びてきた。
「ひゃあんっ♡らめぇっ♡今そこ触られたら……♡」
両方の乳首を摘まれ、クリクリとこねくり回される。完全に性感帯になってしまったそこを刺激され、一気に快感が高まっていった。
「だめぇっ♡おっぱい出ちゃうからぁっ♡」
そう言いながらも、胸を魔王の手に押し付けて刺激を求めてしまっている自分がいた。
「ふふ……随分と厭らしい姿になったものだな」
そう言って笑うと、魔王は俺の胸を強く揉み始めた。同時に激しく突き上げられる。
「あああああああっ!!」
胸から勢いよく白濁液が出て、同時に後孔をきつく締めてしまった。魔王はその締め付けを楽しむように、何度も腰を打ち付ける。
「あっ♡あああっ♡」
強い快楽に襲われ、全身がガクガク震える。扱き続けていた自身のモノからも大量の精液を吐き出していた。
「我も出すぞ……!」
どぴゅっと熱い液体が注ぎ込まれる感覚に、さらに感じてしまう。ドクドクと脈打つそれから出るものを搾り取るように、きゅうっと穴を締めつけた。
「あっ……出てる……魔王の精液……いっぱい……♡」
その量の多さと熱さにうっとりしていると、魔王が耳元で囁く。
「気持ち良いか?」
「うん……♡ナカにいっぱい出されるの、気持ちいい……♡」
正直に答えると、頭を撫でられた。その心地良さに目を細める。
「我も気持ち良いぞ……もっと注いでやろう」
そう言うと同時に、魔王はさらに大きくなったそれで出し入れを繰り返した。
「ああああああっ♡」
その度に凄まじい量の精液が流れ込んでくる。お腹の奥が熱くてたまらない。
「ふあぁっ♡すごいよぉ……♡」
「どんどん注いでやるから、お前も我慢せずに出して良いぞ」
「だめぇっ……♡これ以上入らないいっ……♡もうお腹いっぱい……♡」
そう言って逃げようとすると、腰を強く掴まれて、更に大量の精液を流し込まれた。
「ああああっ♡また入って来るぅっ♡」
そのたびに俺の胸とモノからは噴水のように液体が出てくる。
恥ずかしくて死にそうだ。だがそんな思いとは裏腹に、俺の身体はどんどんおかしくなっていった。
「お願いぃっ……♡もう許してっ……♡」
「大丈夫だ、怖がることはない」
魔王は優しい声でそう言ったが、行為を止めるつもりはないようだ。今度はゆっくりと抽挿が始まる。
「あっ……♡んっ……♡」
しばらくそうして続けているうちに、段々と抵抗する気力がなくなってきた。快楽に身を任せるままになると、やがて身体の奥底から何か熱いものがこみ上げて来るような感覚に襲われる。
「あぁっ……♡なんか来ちゃうっ……♡怖いよぉっ……」
未知の感覚に怯えていると、後ろからぎゅっと抱き締められた。
「怖がらなくて良い。我に身を任せてくれ」
優しい声で囁かれると、恐怖心が薄れていく。それと同時に、今まで感じたことのない程の強烈な快楽に襲われた。
「あぁっ♡イクっ♡イッちゃうぅぅっ♡♡」
ビクンッと身体を大きく仰け反らせながら絶頂を迎えると同時に、ナカに入っている魔王のものをきつく締め付けてしまう。また、熱いものが注がれていく感覚があった。
「んぁっ♡なにこれぇっ♡イクの止まらないっ……♡」
ナカに出されながら、俺はビクビクと痙攣し続ける。普通に射精するのと違って、もっと身体の奥深くが熱くなるような感覚があった。ずっとイキっぱなしの状態が続き、頭が真っ白になる。
「はぁ……♡んん……♡」
その間もずっと甘ったるい声を出し続け、性器からはトロリとした白濁液が溢れ出していた。
魔王がゆっくり動くと、敏感な内壁が擦られて、ぴゅっぴゅっと少量ずつ精液が溢れ出てくる。あまりの羞恥にどうにかなってしまいそうだった。自分の意思に反して淫らに反応してしまうこの身体が嫌になってくる。
「んっ……♡やだぁ出ちゃう……♡」
「ふふ、可愛いな……我が愛しい勇者よ」
そう言ってうなじを舐められると、甘い痺れに襲われて何も考えられなくなった。
「んんっ……♡」
「愛しているぞ……」
そのまま優しく抱きしめられ、耳元で甘く囁かれる。
「あぁんっ♡俺もぉ……♡」
そんなことを言い合いながら抱かれていると、幸せすぎて頭が蕩けるようだった。
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