幼馴染と一緒に異世界に召喚されたら全裸でした

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15.夜景デートは全裸でした

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「太一、大丈夫?」
「ああ……」
俺はベッドの上に倒れ込んだまま答える。
「薬草も手に入れたし、帰ろう」
「そうだね」
俺たちは帰ろうとしたが、扉には鍵がかけられていて開かなかった。
「ここは閉まったままなのか~」
「どうしよう……」
俺はドアを蹴飛ばしてみたが、びくともしない。
「ダメだ……壊れない……」
「あそこの窓から出られないかな」
陽平が指し示した方を見ると、窓があった。たしかに、あそこから出られそうだ。
早速窓を開けてみると、風が吹き込んでくる。外はもう真っ暗だ。
「これは怖いな……」
俺たちは飛び降りようとしたが、地面までの距離がありすぎて躊躇してしまう。
「どうしよう……」
「あ、そうだ」
陽平が何かを思い付いたようだ。
「太一はまだ薬飲んでなかったよね」
「ああ、そういえば」
俺が持っていた薬の瓶はそのままだった。とはいえ、これがいったい何の薬なのか不明だ。
しかも、陽平が持っていた薬もなんだかよくわからない効果だった……。
「陽平はあの薬飲んだ時何が起きたんだ?」
「あ、あれは……その……」
陽平の顔が赤くなっている。
「今さら恥ずかしがることないだろ……」
「うぅ……」
陽平は覚悟を決めたようで話し始めた。
「飲んだ瞬間力がみなぎってきて、なんでもできるようになった気がしたんだ。でも、同時にその……性欲も最大になっちゃって……」
この世界、そんなのばっかりだな……。
「触手たちを操れそうだったんだけど、性欲が勝っちゃって、結局触手を使って太一を襲っちゃった……」
「そういうことだったのか……」
薬を飲んでからは陽平が操っていたのか。なかなかマニアックなプレイをしてしまった気がする……。
「で、結局この薬はなんなんだろうな……」
陽平の持っていたものとは色が違うので、効果も別だと予想できる。
「必要だから宝箱に入ってたんだとすると、ここから出られる何かってことかなぁ」
考えていてもキリがない。俺は覚悟を決めた。
「よし!飲むよ!」
「うん!気をつけてね」
陽平が心配そうに見ている。
俺は瓶を手に取り、一気に飲み干した。
「お、おお……おおお……」
俺の身体が薄緑色に光る。
そして、次の瞬間。

ビキィイィッ!!

股間から最大の光が放たれるとともに、俺は射精寸前のように勃起していた。
「わあー!太一すごい、大きい!」
陽平は興奮している。
この魔法薬を作った人にいつか出会ったら、小一時間問い詰めようと決意した。

そんなことを考えていたら、身体が少しずつ浮いてくる。まるで無重力状態だ。
「おおっ!浮いてる!」
「すごいっ!」
しかし、これはどうコントロールすれば良いのか。自分の意思とは関係なくどんどん浮いてしまいそうだ。
咄嗟に陽平に手を伸ばす。陽平が俺の腕を掴むと、それ以上浮かなくなった。
「コントロールが難しいな……」
「こうするとどうかな?」
陽平が浮いている俺に飛びつく。抱きとめると、2人とも空中に浮いた。
「あ、これなら調整できそうだな……」
陽平の重みが加わると、バランスが取れる。いい感じだ。
しかし、これには重大な問題がある。
2人とも全裸なのだ。
大抵のことには慣れてきたが、全裸で抱き合いながら空を飛ぶのには抵抗がある。
しかも、さっきの触手のせいで身体がぬるぬるだ。しっかり抱き合っていないと陽平が落ちてしまう。
「陽平落としそうで怖いなあ……」
「あ、じゃあこうしようよ……」
落ちないように気をつけながら、陽平は俺の背中側に移動した。後ろから俺を抱きしめる。
「入れるね……」
何を!?と思った時には遅かった。
「んんんっ……ちょ、陽平……」
ズブズブと陽平のものが入ってくる。
「はぁ……全部入った……」
陽平はそう言うと、手足で俺をガッチリとホールドした。
なんだこれ……空中セックス?
「な、な、なにしてんだよ!?」
「こうすれば落ちないかなって」
なるほど~刺さってれば安心!……ってなるかー!!全力でやめさせたかったが、たしかに、これは結構安定感がある。万が一途中で落としてしまったら、怪我をするのは陽平だ。ここは俺が折れるしかない……。
「じゃあ、行くぞ……」
「うん……」
俺たちは全裸のまま窓から空へと飛び立った。

「うわあ、すごい景色!」
夜空には満天の星が広がっている。
月明かりに照らされた森が幻想的で美しい。遠くの方には村の明かりが見え、美しい夜景だった。
「綺麗だなぁ」
こんな絶景を見下ろして空を飛ぶことができるなんて、異世界は素晴らしい。
全裸で繋がったままじゃなければ本当に最高だった。
「はぁ……はぁ……」
「おい……陽平……」
俺の中で陽平のものが膨らんでいる。
「ごめん、興奮しちゃって……」
こんな状況で興奮できるとか、だんだん陽平が恐ろしくなってきた……。
とはいえ、俺も薬のせいで発情していて、ビンビンに勃起したものを丸出しにしている。丸見えな分、俺の方が恥ずかしい。
てゆうか、空を飛ぶのに性欲高める必要全くないよな!?
やっぱり薬の製作者に会ったらクレームだ……。
「んあっ……!?」
そんなことを思案をしていたら、陽平に腰を動かされた。
「おい、こんなところで……」
「ごめん、もうすぐ家の前だから……っ」
たしかに、もう俺たちの家が見えていた。ここなら誰にも見られる心配はなさそうだ。
「んんっ……」
陽平がぐっと奥まで股間を押し付ける。いつもより深く入っている気がした。
「動くね……」
「ああ……」
陽平が激しく動き出す。その度に、空中で俺の体は上下に揺れた。
「んあぁっ……」
空中だから当然、どこにも捕まれるところがない。逃げ場のない感覚に、快感を感じてしまう。揺らされるたびに、どんどん気持ちよくなってきた。
「ああぁっ……」
俺は喘ぎ声を上げ続ける。
「あっ、そろそろいっちゃいそう……」
「俺も出そう……」
俺たちは同時に果てた。陽平のものが俺に注がれると同時に、俺も大量の精液を放つ。白濁が地面に降り注いだ。
「はぁ……はぁ……」
なんてことをしてしまったんだ……。
しかし、自分たちの家の敷地内で、何もない土のところだったのでセーフだろうか。
俺たちはゆっくりと着地し、家の中に入った。
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