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何でもな~い♪
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そして放課後、俺は校長室に呼ばれてたエリザを1人待っていた。
まさかエリザにだけキツイ罰が……
そんな事を1人考えていると
「シュウちゃん、おまたせ!」
「エリザ! 大丈夫だったか?」
「えっ? あっ! 別に怒られた訳じゃないから大丈夫だよ、だから心配しないで」
「それならいいけど…… じゃあ帰るか!」
「うん!」
そして2人で帰っているのだが……
普通に手を繋ぐだけで腕にしがみついて来ない。
それでもエリザはニコニコしているし、落ち込んでる様子もない。
「エリザ、校長先生とどんな話をしてたんだ?」
「ん~? えっとね~ ……まあ相談に乗ってもらってたのかな?」
「かな? って、ハッキリしない答えだな」
「う~ん、女同士の話だから……シュウちゃんにはナイショって事で、ごめんね?」
「……まあそれならしょうがないか」
「うふふ、シュウちゃん」
「どうした?」
「何でもな~い♪ うふふ」
「……」
てっきりキスして欲しいのかと思ったけど違うのか……そして
「じゃあまたね、シュウちゃん」
「あ、ああ……またな!」
それから何事もなくお互いの家に帰っていった。
俺は家に帰ると着替えてすぐベッドに寝転がる。
今日の帰り……結局エリザは手を繋ぐだけで何もして来なかった。
別れる時のキスもなかった。
一体どうしたんだ? 学校で怒られたから控えてるのか? それにしても……
寂しい…… エリザとの距離がまた付き合う前に戻ってしまったみたいだ。
まだ付き合って3日目だが、この2日ぐらいは暇さえあればキスしたり抱き締めたり、スキンシップがたくさんあったが、それが一気になくなると……
「シュウ~? ご飯よ~?」
気が付けば夕飯の時間になっていた。
今日はエリザは来ていないので母ちゃんが作ったご飯だ。
ご飯を食べ終わり、お風呂に入る。
やっぱりエリザはいないので1人普通に風呂に入り、そして自分の部屋に行く。
ベッドには誰もいるはずもなく、そのまま1人ベッドで眠る。
たった半日……それだけでこんなに寂しくなるとは……
そして……朝、目が覚めると……
「おはよ、シュウちゃん」
「え、エリザ!」
俺は目が覚め、エリザが横にいる事にビックリしたが、すぐにエリザを抱き締めた。
「エリザ! エリザ……」
「うふふ、どうしたのシュウちゃん?」
「……」
エリザは俺に抱き締められると笑顔になり、そして俺を抱き返してくれた。
「シュウちゃん、甘えん坊になっちゃったね? よしよし♥️」
エリザは俺の頭を柔らかなお胸様に抱き寄せ、頭を撫でてくれる。
半日、エリザに触れられないだけでこんなに寂しい思いをするなんて思わなかった。
「シュウちゃんが甘えてくれて嬉しい…… 寂しかった?」
俺はただ軽く首を縦に振った。
そしたらエリザはより強く抱き締め、優しく背中を叩いてくる。
「シュウちゃん、寂しかったね? 私はずっとシュウちゃんの側にいるからね? 心配しないでね?」
「……」
「うふふ……可愛い❤️」
そして俺はエリザのお胸様の癒しのおかげで寂しさから開放され、エリザの顔を見つめる。
「エリザ……」
「シュウちゃん……」
そしてエリザとのキス……
ほとんどエリザからせがんでくる事が多かったよな…… 今日は俺が何度もエリザにキスをせがむ。
「……アンタ達? いい加減朝からチュッチュ止めないとまた遅刻するわよ?」
「か、母ちゃん!」
「うふふ、アヤノおばさまに見られちゃったね?」
そして……エリザにもう一度キスをして、ようやくベッドから出た俺だった。
ー前日、校長室ー
「エリザちゃん? あまりチュッチュしすぎると離れられなくなるわよ?」
「私はシュウちゃんとずっと一緒にいるって決めてるんです!」
「違うわよ、エリザちゃんじゃなくてシュウさんの事よ」
「えっ!? シュウちゃんが?」
「あなたは一応ダークエルフだからね? 魅了ってほどでもないけど、それに近い能力はあるはずよ? だからあまりチュッチュしてると……」
「シュウちゃんに何か悪い事が!?」
「ウフフ、シュウさんがあなた無しでは寂しくて生きて行けなくなっちゃうわよ?」
「えっ!? ……それは嬉しいんですけど……」
「その内、おサルさんみたくエリザちゃんを求めるわよ?」
「それもそれで嬉しいです! ウェルカムですよ!」
「でもそれはあなたの能力で本人の意思じゃないかもしれないわよ?」
「……それは、イヤです……」
「だからあなたにいい魔法を教えてあげる♪」
「魔法……ですか?」
「そう……それでその魔法で心を落ち着かせてあげるのよ? それなら今まで通りチュッチュしてても心配ないでしょ?」
「その魔法ってどうやって使うんですか?」
「そうね~、エリザちゃんの場合だと…… エリザちゃんのお胸にシュウさんを抱き寄せて、そして頭を撫でながらこの魔法を使ってね?」
「別にそれは構わないんですけど、何でお胸なんですか?」
「フフっ、それはシュウさんが1番落ち着きそうだからよ」
「……そうですかね? こんなおっきいの……」
「それは心配しなくても、間違いなくシュウさんはそのお胸大好きだから心配しなくても大丈夫よ、先生そういうのはすぐ分かるから」
「分かりました、後で試してみます!」
「あっ! それで今日はこのままキスや抱き着いたりしないでみなさい? 面白い事になるかもよ?」
「えっ!? ……それは私が寂しいかな?」
「ウフフ、そうね……明日の朝まででいいから、そしたらあなた達はもっとラブラブになれるかもしれないわよ?」
「もっとラブラブ!?」
「そう! そういえばアリサちゃんもやってたわね? その時は1週間何もしなかったんだって、そして1週間後……ウフフ♥️」
「どうなったんですか!?」
「それは……あのアリサちゃんが起き上がれなくなったってぐらい凄かったみたいよ♥️」
「そんなに!? す、凄い……」
「でもあなた達はまだ経験ないなら、最初は止めときなさいよ? 最初はゆっくりとあなた達のペースでお付き合いした方がいいわよ?」
「……そうですね、そうします」
「とりあえず、半日試してみなさい?」
「はい! それじゃあシュウちゃんが待ってるんで、失礼します!」
「は~い、気を付けてね~♪」
そして校長先生に言われた通り半日我慢した。
私もツラくて、朝にシュウちゃんのベッドに忍びこんじゃった……
……でも、校長先生! 効果バツグンでした、ありがとうございます!
うふふ、シュウちゃん……可愛い❤️
まさかエリザにだけキツイ罰が……
そんな事を1人考えていると
「シュウちゃん、おまたせ!」
「エリザ! 大丈夫だったか?」
「えっ? あっ! 別に怒られた訳じゃないから大丈夫だよ、だから心配しないで」
「それならいいけど…… じゃあ帰るか!」
「うん!」
そして2人で帰っているのだが……
普通に手を繋ぐだけで腕にしがみついて来ない。
それでもエリザはニコニコしているし、落ち込んでる様子もない。
「エリザ、校長先生とどんな話をしてたんだ?」
「ん~? えっとね~ ……まあ相談に乗ってもらってたのかな?」
「かな? って、ハッキリしない答えだな」
「う~ん、女同士の話だから……シュウちゃんにはナイショって事で、ごめんね?」
「……まあそれならしょうがないか」
「うふふ、シュウちゃん」
「どうした?」
「何でもな~い♪ うふふ」
「……」
てっきりキスして欲しいのかと思ったけど違うのか……そして
「じゃあまたね、シュウちゃん」
「あ、ああ……またな!」
それから何事もなくお互いの家に帰っていった。
俺は家に帰ると着替えてすぐベッドに寝転がる。
今日の帰り……結局エリザは手を繋ぐだけで何もして来なかった。
別れる時のキスもなかった。
一体どうしたんだ? 学校で怒られたから控えてるのか? それにしても……
寂しい…… エリザとの距離がまた付き合う前に戻ってしまったみたいだ。
まだ付き合って3日目だが、この2日ぐらいは暇さえあればキスしたり抱き締めたり、スキンシップがたくさんあったが、それが一気になくなると……
「シュウ~? ご飯よ~?」
気が付けば夕飯の時間になっていた。
今日はエリザは来ていないので母ちゃんが作ったご飯だ。
ご飯を食べ終わり、お風呂に入る。
やっぱりエリザはいないので1人普通に風呂に入り、そして自分の部屋に行く。
ベッドには誰もいるはずもなく、そのまま1人ベッドで眠る。
たった半日……それだけでこんなに寂しくなるとは……
そして……朝、目が覚めると……
「おはよ、シュウちゃん」
「え、エリザ!」
俺は目が覚め、エリザが横にいる事にビックリしたが、すぐにエリザを抱き締めた。
「エリザ! エリザ……」
「うふふ、どうしたのシュウちゃん?」
「……」
エリザは俺に抱き締められると笑顔になり、そして俺を抱き返してくれた。
「シュウちゃん、甘えん坊になっちゃったね? よしよし♥️」
エリザは俺の頭を柔らかなお胸様に抱き寄せ、頭を撫でてくれる。
半日、エリザに触れられないだけでこんなに寂しい思いをするなんて思わなかった。
「シュウちゃんが甘えてくれて嬉しい…… 寂しかった?」
俺はただ軽く首を縦に振った。
そしたらエリザはより強く抱き締め、優しく背中を叩いてくる。
「シュウちゃん、寂しかったね? 私はずっとシュウちゃんの側にいるからね? 心配しないでね?」
「……」
「うふふ……可愛い❤️」
そして俺はエリザのお胸様の癒しのおかげで寂しさから開放され、エリザの顔を見つめる。
「エリザ……」
「シュウちゃん……」
そしてエリザとのキス……
ほとんどエリザからせがんでくる事が多かったよな…… 今日は俺が何度もエリザにキスをせがむ。
「……アンタ達? いい加減朝からチュッチュ止めないとまた遅刻するわよ?」
「か、母ちゃん!」
「うふふ、アヤノおばさまに見られちゃったね?」
そして……エリザにもう一度キスをして、ようやくベッドから出た俺だった。
ー前日、校長室ー
「エリザちゃん? あまりチュッチュしすぎると離れられなくなるわよ?」
「私はシュウちゃんとずっと一緒にいるって決めてるんです!」
「違うわよ、エリザちゃんじゃなくてシュウさんの事よ」
「えっ!? シュウちゃんが?」
「あなたは一応ダークエルフだからね? 魅了ってほどでもないけど、それに近い能力はあるはずよ? だからあまりチュッチュしてると……」
「シュウちゃんに何か悪い事が!?」
「ウフフ、シュウさんがあなた無しでは寂しくて生きて行けなくなっちゃうわよ?」
「えっ!? ……それは嬉しいんですけど……」
「その内、おサルさんみたくエリザちゃんを求めるわよ?」
「それもそれで嬉しいです! ウェルカムですよ!」
「でもそれはあなたの能力で本人の意思じゃないかもしれないわよ?」
「……それは、イヤです……」
「だからあなたにいい魔法を教えてあげる♪」
「魔法……ですか?」
「そう……それでその魔法で心を落ち着かせてあげるのよ? それなら今まで通りチュッチュしてても心配ないでしょ?」
「その魔法ってどうやって使うんですか?」
「そうね~、エリザちゃんの場合だと…… エリザちゃんのお胸にシュウさんを抱き寄せて、そして頭を撫でながらこの魔法を使ってね?」
「別にそれは構わないんですけど、何でお胸なんですか?」
「フフっ、それはシュウさんが1番落ち着きそうだからよ」
「……そうですかね? こんなおっきいの……」
「それは心配しなくても、間違いなくシュウさんはそのお胸大好きだから心配しなくても大丈夫よ、先生そういうのはすぐ分かるから」
「分かりました、後で試してみます!」
「あっ! それで今日はこのままキスや抱き着いたりしないでみなさい? 面白い事になるかもよ?」
「えっ!? ……それは私が寂しいかな?」
「ウフフ、そうね……明日の朝まででいいから、そしたらあなた達はもっとラブラブになれるかもしれないわよ?」
「もっとラブラブ!?」
「そう! そういえばアリサちゃんもやってたわね? その時は1週間何もしなかったんだって、そして1週間後……ウフフ♥️」
「どうなったんですか!?」
「それは……あのアリサちゃんが起き上がれなくなったってぐらい凄かったみたいよ♥️」
「そんなに!? す、凄い……」
「でもあなた達はまだ経験ないなら、最初は止めときなさいよ? 最初はゆっくりとあなた達のペースでお付き合いした方がいいわよ?」
「……そうですね、そうします」
「とりあえず、半日試してみなさい?」
「はい! それじゃあシュウちゃんが待ってるんで、失礼します!」
「は~い、気を付けてね~♪」
そして校長先生に言われた通り半日我慢した。
私もツラくて、朝にシュウちゃんのベッドに忍びこんじゃった……
……でも、校長先生! 効果バツグンでした、ありがとうございます!
うふふ、シュウちゃん……可愛い❤️
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