伝説となる少年の成り上がり

時雨古鷹

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第一章

ステータス

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「エルヴィン君、大丈夫ですか?」

 マーカスさんがそう聞いてくるが俺はそれどころではなかった。俺の体が虹色に輝いているのだ。そして俺の体からのびる一筋の光。それは神像まで届こうとしていた。そしてその光と神像が触れた瞬間空の色が変わった。いや、正確には夜になり満天の星空が煌めいた。それもほんの10秒…。その星たちは精霊や神々に姿を変え俺の体に入ってきた。

「なんと美しい…」

 マーカスさんがポツリとつぶやいた。最後の星が俺の体に触れた瞬間、俺の体が最大限に光った。その瞬間世界中の人々の頭の中に神の言葉が聞こえた。もちろん俺もだ。

『世界は1人の少年に託された』

 その言葉が聞こえた瞬間に世界は元通りに戻った。

「マーカスさん?どうしました。終わりましたよ?」

 俺は放心状態のマーカスさんに声をかけた。

「エルヴィン君、お疲れ様です。これで洗礼の儀は終りです」

 マーカスさんはか細い声でそう答えた。俺はありがとうございましたと言い教会を出た。教会を出ると父上が駆け寄ってきた。

「ステータスはもらえたのか」

「はい、父上もらえましたよ。母上はどうされたんですか?」

 母上に目を向けると少し元気がなかった。父上はあの光だといって馬車に乗り込んだ。俺もそれに倣い乗り込んだ。

「忘れていたが…今夜は5歳のお披露目会がある、ステータスはその後に見せてもらうぞ。お前も友達を作るいい機会だ」

 父上が急にそんなことを言ってくるので俺は少し驚いたが分かりましたと返事をした。その後王都のステュディ家の屋敷に戻ってきた俺はすぐにステータスを開いた。そしてニヤリと笑った。そこにはラノベおなじみのステータスだったからだ。そのステータスとはこれだ。

ステータス

【名前】 エルヴィン・ルイス・ステュディ

【種族】 人族

【年齢】 5歳

【性別】 男

【階級】 ステュディ男爵家5男

【称号】 ステュディ男爵家5男・転生者・世界を託された者・神々に溺愛されし者・神々の使徒

【レベル】 1

【体力】 500/500

【魔力】 1000/1000

【スキル】 剣術・短剣術・弓術・刀術・槍術・投擲・護身術・双剣術・縮地・覇気・魔力制御・魔力視・霊視・詠唱破棄・無詠唱・物理耐性・魔法耐性・状態異常耐性・即死無効・痛覚耐性・炎操作・水操作・氷操作・風操作・雷操作・土操作・光操作・闇操作・環境操作・魔力感知・魔法感知・害意察知・殺気感知・危機察知・気配感知・振動感知・魔力隠蔽・気配遮断・隠密・消音行動・鑑定妨害・攻撃妨害アタックジャミング魔法妨害マジックジャミング・感知妨害・探知妨害・察知妨害・暗算・数学・力学・物理学・薬草学・鉱物学・天文学・魔法学・魔力基礎論理・魔導工学・暗記・異界語・言語理解

【魔法適正】 炎魔法・水魔法・氷魔法・風魔法・雷魔法・土魔法・聖光魔法・闇魔法・空間魔法・星魔法

【加護】 創世神アキセルの加護・魔法神ミディの加護・武神アストルシの加護・生命神サールの加護・炎の神ヨルケヴの加護


 このステータスはやばいと俺は悟ったのだった
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