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72話
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お父様達の反応を不思議に思いながら首を傾げていると、話を聞いていたディーヴァンが
「正直、急に婚約とか言われても、って感じなんじゃないか?相手が誰なのか、婚約して得られるものが何かわかっていたら話は違うと思うが」
と珍しく会話に参加してきましたわね。
これには、思わず何度も何度も頷いて同意しましたわ。
だって、本当にその通りなんですもの。
そもそも、私が今婚約することによって得られる我が家の利益ってなんですの?
どちらかと言うと、婚約破棄されたのにここまで早くに婚約を決めてしまう方が貴族達から何か言われてしまいそうですわ。
なんて思いながらお父様を見ると、私もディーヴァンと同じことを思っている、とわかったんでしょう。
真剣な顔をしたまま、私とディーヴァンを交互に見た後に
「そりゃあ、説明しないと納得できるわけがないよな」
といって、私が隣国に行っている間に決まったことを説明してくれましたわ。
お父様とお兄様いわく、3人で話し合った内容というのは私の婚約と独立するときに誰を代表にするか、というのが主なものだったみたいで、陛下からの手紙を渡されたんですが思わず叫びそうになってしまいましたわよ。
だって、やっと王族との婚約が白紙になったのに、今度は違う王子を婚約者に、って.......。
我が家を独立させないように必死なのはわかりますが、そう簡単に頷けませんわよね。
それに、第二王子もフレグレッド様とあまり変わらないですし。
それはお父様達もわかっている、ということで、断ってもしつこく婚約の話が来るだろうから早めに私の婚約者を決めようという結論になったみたいですわ。
まぁ、それはよくわかりましたのよ。
私だってそんな理由があるのであれば喜んで婚約しますわ。
ただ、そう簡単に頷けない理由がありまして.......
「え、えーっと?つまり、私とこの国の貴族とかではなく、隣国の貴族と婚約させよう、ということですの?」
たった今聞いた話を頭の中で整理しながらそう尋ねると
「あ、ただの貴族ではないよ?隣国の王族、ね」
そう言ってきたお兄様の顔が完全に面白がっている時の顔だったので、思わず殴ってしまいそうになりましたわ。
もちろん、そんなことは出来ないのでグッと拳を握って耐えましたけどね。
ですが、何度聞いても私の婚約者に、と考えている人について納得できませんわ。
「いやいや、流石に.....そんなの了承してくれるとは思えませんわ。だって、私と、ですわよ?」
手を横にブンブン振りながらそう言うと、お兄様は満面の笑みで
「アリスティアは知らないだろうけど、アリスティアとディーヴァンは隣国で結構な人気者だからね」
さも当たり前だと言わんばかりにそう言ってきましたが、そんなことは初めて聞きましたわよ?
しかも、私だけではなくディーヴァンも人気があるって.......だからこそ、ディーヴァンは隣国で空を飛びたがっていたんでしょうか?
そう思った私は、確認の為
「そうなんですの!?」
とディーヴァンに視線を向けると
「いや、俺の方を見ても俺だって初めて知ったぞ」
焦ったような顔をしたディーヴァンにそう言われましたわね。
まぁ、この反応を見ると、嘘だとは思えませんわ。
「正直、急に婚約とか言われても、って感じなんじゃないか?相手が誰なのか、婚約して得られるものが何かわかっていたら話は違うと思うが」
と珍しく会話に参加してきましたわね。
これには、思わず何度も何度も頷いて同意しましたわ。
だって、本当にその通りなんですもの。
そもそも、私が今婚約することによって得られる我が家の利益ってなんですの?
どちらかと言うと、婚約破棄されたのにここまで早くに婚約を決めてしまう方が貴族達から何か言われてしまいそうですわ。
なんて思いながらお父様を見ると、私もディーヴァンと同じことを思っている、とわかったんでしょう。
真剣な顔をしたまま、私とディーヴァンを交互に見た後に
「そりゃあ、説明しないと納得できるわけがないよな」
といって、私が隣国に行っている間に決まったことを説明してくれましたわ。
お父様とお兄様いわく、3人で話し合った内容というのは私の婚約と独立するときに誰を代表にするか、というのが主なものだったみたいで、陛下からの手紙を渡されたんですが思わず叫びそうになってしまいましたわよ。
だって、やっと王族との婚約が白紙になったのに、今度は違う王子を婚約者に、って.......。
我が家を独立させないように必死なのはわかりますが、そう簡単に頷けませんわよね。
それに、第二王子もフレグレッド様とあまり変わらないですし。
それはお父様達もわかっている、ということで、断ってもしつこく婚約の話が来るだろうから早めに私の婚約者を決めようという結論になったみたいですわ。
まぁ、それはよくわかりましたのよ。
私だってそんな理由があるのであれば喜んで婚約しますわ。
ただ、そう簡単に頷けない理由がありまして.......
「え、えーっと?つまり、私とこの国の貴族とかではなく、隣国の貴族と婚約させよう、ということですの?」
たった今聞いた話を頭の中で整理しながらそう尋ねると
「あ、ただの貴族ではないよ?隣国の王族、ね」
そう言ってきたお兄様の顔が完全に面白がっている時の顔だったので、思わず殴ってしまいそうになりましたわ。
もちろん、そんなことは出来ないのでグッと拳を握って耐えましたけどね。
ですが、何度聞いても私の婚約者に、と考えている人について納得できませんわ。
「いやいや、流石に.....そんなの了承してくれるとは思えませんわ。だって、私と、ですわよ?」
手を横にブンブン振りながらそう言うと、お兄様は満面の笑みで
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しかも、私だけではなくディーヴァンも人気があるって.......だからこそ、ディーヴァンは隣国で空を飛びたがっていたんでしょうか?
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「そうなんですの!?」
とディーヴァンに視線を向けると
「いや、俺の方を見ても俺だって初めて知ったぞ」
焦ったような顔をしたディーヴァンにそう言われましたわね。
まぁ、この反応を見ると、嘘だとは思えませんわ。
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