10 / 37
10 Diana’s tn
しおりを挟む
私の名前はディアナ・フォーウッド。
フォーウッド伯爵家の次女よ。
ゆるいウェーブのかかった金の髪に、こぼれそうなほど大きい潤んだ琥珀色の瞳。思わず触れたくなるふくよかな胸と細い腰。ちょっと甘えん坊で頼りなげな、守りたくなる妹キャラ。どれをとっても殿方を引き付けてやまない魅力的すぎる女、それが私ディアナ・フォーウッドなの。
突然だけど、私、姉が大嫌い。
いつも澄まして私賢いのよって顔をして、私のことを馬鹿にしてるの。
昔から本当にムカつく姉だったわ。私の欲しいものは何でも両親から貰って。
あの人形も、あの髪飾りも、あのドレスも、みんなみんな!
私の欲しいものはみんな私のものであるべきなのに!
あんまりにも皆が愚かで私の正しさをわかってくれないから、言葉と態度にいつも表したわ。
泣き叫んでみたり、食事を食べなかったり、部屋に籠ってみたり。
そうしたらやっと両親も理解して、本来私のものであるべきものを私のものにしてくれたわ。
遅いのよ。
私が15歳の時、姉が婚約したの。
相手は、この国でも名門のインブリー侯爵家の長男のジャック様。
イケメンで、いつも最新のファッションで、夜会でもきらびやかな女性に囲まれていて。自宅では毎週素敵なパーティーを開いているって聞いたわ。さすが名門の家ね。きっと財産がたくさんあって妻になったらお姫様みたいな生活ができるに違いないわ。素敵!!
そんな素敵なジャック様の妻が、あの意地悪で賢ぶってるつまんない姉?
おかしくない?
この妖精のように美しくてスタイルが良くて儚げな私こそ名門貴族の妻になるべき。そうでしょぉ?
こんな美しくて素晴らしい私だから、やっぱり殿方は放っておいてくれなくて、それなりのお付き合いは確かにあったわ。
けど、私を満たしてくれる殿方はいなかった。
それは私が悪いのではなくて、素晴らしくて魅力的な私を満たす能力のない殿方が悪いと思うの。そうでしょぉ?
あの夏、ジャック様に出会ってわかったわ。
ジャック様こそ、私の運命の相手!
みんなまたわかっていないのよ。間違った相手を当てがってしまったことを!
・・・けど、実は姉が離婚してからちょっとその気持ちも変わってきたの。
ジャック様の夜伽はちょっと一人よがりで、少し・・いえかなり?早くてがっついてる?ような。しょっちゅう「いい?いい?」とか聞いてくるが鬱陶しいし・・。なんでも買ってくれるのは良いのだけど。
私みたいな魅力的で素晴らしい人間には、最高の相手がまだいるのではないかと最近思うの。
例えば、イケメンで力も財力もある王様みたいな殿方が。
もしそんな殿方に出会ったら、今度こそそれが運命の相手だと思うのよ!そう思わない?
だって私が欲しいものは、すべて私のものだもの!
フォーウッド伯爵家の次女よ。
ゆるいウェーブのかかった金の髪に、こぼれそうなほど大きい潤んだ琥珀色の瞳。思わず触れたくなるふくよかな胸と細い腰。ちょっと甘えん坊で頼りなげな、守りたくなる妹キャラ。どれをとっても殿方を引き付けてやまない魅力的すぎる女、それが私ディアナ・フォーウッドなの。
突然だけど、私、姉が大嫌い。
いつも澄まして私賢いのよって顔をして、私のことを馬鹿にしてるの。
昔から本当にムカつく姉だったわ。私の欲しいものは何でも両親から貰って。
あの人形も、あの髪飾りも、あのドレスも、みんなみんな!
私の欲しいものはみんな私のものであるべきなのに!
あんまりにも皆が愚かで私の正しさをわかってくれないから、言葉と態度にいつも表したわ。
泣き叫んでみたり、食事を食べなかったり、部屋に籠ってみたり。
そうしたらやっと両親も理解して、本来私のものであるべきものを私のものにしてくれたわ。
遅いのよ。
私が15歳の時、姉が婚約したの。
相手は、この国でも名門のインブリー侯爵家の長男のジャック様。
イケメンで、いつも最新のファッションで、夜会でもきらびやかな女性に囲まれていて。自宅では毎週素敵なパーティーを開いているって聞いたわ。さすが名門の家ね。きっと財産がたくさんあって妻になったらお姫様みたいな生活ができるに違いないわ。素敵!!
そんな素敵なジャック様の妻が、あの意地悪で賢ぶってるつまんない姉?
おかしくない?
この妖精のように美しくてスタイルが良くて儚げな私こそ名門貴族の妻になるべき。そうでしょぉ?
こんな美しくて素晴らしい私だから、やっぱり殿方は放っておいてくれなくて、それなりのお付き合いは確かにあったわ。
けど、私を満たしてくれる殿方はいなかった。
それは私が悪いのではなくて、素晴らしくて魅力的な私を満たす能力のない殿方が悪いと思うの。そうでしょぉ?
あの夏、ジャック様に出会ってわかったわ。
ジャック様こそ、私の運命の相手!
みんなまたわかっていないのよ。間違った相手を当てがってしまったことを!
・・・けど、実は姉が離婚してからちょっとその気持ちも変わってきたの。
ジャック様の夜伽はちょっと一人よがりで、少し・・いえかなり?早くてがっついてる?ような。しょっちゅう「いい?いい?」とか聞いてくるが鬱陶しいし・・。なんでも買ってくれるのは良いのだけど。
私みたいな魅力的で素晴らしい人間には、最高の相手がまだいるのではないかと最近思うの。
例えば、イケメンで力も財力もある王様みたいな殿方が。
もしそんな殿方に出会ったら、今度こそそれが運命の相手だと思うのよ!そう思わない?
だって私が欲しいものは、すべて私のものだもの!
0
あなたにおすすめの小説
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
婚姻契約には愛情は含まれていません。 旦那様には愛人がいるのですから十分でしょう?
すもも
恋愛
伯爵令嬢エーファの最も嫌いなものは善人……そう思っていた。
人を救う事に生き甲斐を感じていた両親が、陥った罠によって借金まみれとなった我が家。
これでは領民が冬を越せない!!
善良で善人で、人に尽くすのが好きな両親は何の迷いもなくこう言った。
『エーファ、君の結婚が決まったんだよ!! 君が嫁ぐなら、お金をくれるそうだ!! 領民のために尽くすのは領主として当然の事。 多くの命が救えるなんて最高の幸福だろう。 それに公爵家に嫁げばお前も幸福になるに違いない。 これは全員が幸福になれる機会なんだ、当然嫁いでくれるよな?』
と……。
そして、夫となる男の屋敷にいたのは……三人の愛人だった。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
好きすぎます!※殿下ではなく、殿下の騎獣が
和島逆
恋愛
「ずっと……お慕い申し上げておりました」
エヴェリーナは伯爵令嬢でありながら、飛空騎士団の騎獣世話係を目指す。たとえ思いが叶わずとも、大好きな相手の側にいるために。
けれど騎士団長であり王弟でもあるジェラルドは、自他ともに認める女嫌い。エヴェリーナの告白を冷たく切り捨てる。
「エヴェリーナ嬢。あいにくだが」
「心よりお慕いしております。大好きなのです。殿下の騎獣──……ライオネル様のことが!」
──エヴェリーナのお目当ては、ジェラルドではなく獅子の騎獣ライオネルだったのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる