7 / 244
第7話 目標
しおりを挟む
午後7時30分
今日もいつも通り雑談配信をしていた。昨日はチャンネル登録者が1000人を超え、FANHOMEのフォロアーも、もう少しで1000人を迎えそうになっていた。時々、『〈ゲームに集中したら?〉』のようなコメントが見られる時があるが、最初のチャンネル登録者であり、毎日配信を観にきてくれている『イレイザー』さんに、モデレーター権限を渡して、不快なコメントなどを消してもらっている。
事前に配信の内容について説明していた為、voltex雑談配信に肯定的な意見が大多数を占めている事も有難い。
今では一種の掲示板のような扱いもされており、荒らしを除いて快適な配信を行うことが出来ている。
そんな中、一つのコメントが目に付いた。
〈VTuberとしての目標とかってありますか?〉
このコメントをしたのは、『イレイザー』さんだった。
そもそも、VTuberとして活動しようと決めた理由は、就職することも難しくやりたいことが見つからなかった、ということが大きい。『何となく始めてみた』というやつだ。
「今のところ目標というものは無いですね。生活に困って何となく始めてみました。」
ただ、あまり正直に言い過ぎたかもしれないと考えていると。
〈就職しないの?〉
〈低学歴とか?草〉
〈低学歴でも就職は出来るぞ〉
〈アルバイトでもすれば?〉
〈みんな落ち着けって、何か理由があるかもしれないだろ〉
〈収益化まだ通ってないだろ、大丈夫なんか?〉
〈目標は一つぐらいあった方がいいんじゃない?」
案の定、コメント欄で議論が始まってしまった。とりあえずコメント欄を落ち着かせることにする。
「まぁ、俺にもいろいろ事情があるんで、あんまり詮索しないで貰えると有難いです。この配信は他のVTuberの方達の話をするものなので。後、生活の方は問題ないので、心配は大丈夫です。でも心配してくれて有難うございます。」
〈了解〉
〈生活出来るならよかった!」
〈とりあえず別の話しようぜ!〉
思ったよりも話の転換がスムーズに出来て良かった。
その後も、特に問題が起きることも無く配信を終えることが出来た。
そろそろ寝ようかと思っていた時に、これからの目標について考えようと思った。ただ配信するだけでは、面白味が無いことと、あった方が配信に色味が付くんじゃないかと、考えたからだ。心のどこかで、目標を欲していたような気もする。
「これからの目標か、とりあえずは収益化とチャンネル登録者1万人かなぁ。」
GETafterの収益化を通すためには、チャンネル登録者5000人と動画等の総再生時間が3000時間超えていることが条件だ。
他のVTuberの方達の中にはボイス収益等もある。俺がボイスを出せる程の技術と声の良さがあるわけではないので、俺には関係ない話だろう。
「とりあえずコラボとかやってみたいなぁ。」
色々なことを考えている内に、夜も更けていった。
今日もいつも通り雑談配信をしていた。昨日はチャンネル登録者が1000人を超え、FANHOMEのフォロアーも、もう少しで1000人を迎えそうになっていた。時々、『〈ゲームに集中したら?〉』のようなコメントが見られる時があるが、最初のチャンネル登録者であり、毎日配信を観にきてくれている『イレイザー』さんに、モデレーター権限を渡して、不快なコメントなどを消してもらっている。
事前に配信の内容について説明していた為、voltex雑談配信に肯定的な意見が大多数を占めている事も有難い。
今では一種の掲示板のような扱いもされており、荒らしを除いて快適な配信を行うことが出来ている。
そんな中、一つのコメントが目に付いた。
〈VTuberとしての目標とかってありますか?〉
このコメントをしたのは、『イレイザー』さんだった。
そもそも、VTuberとして活動しようと決めた理由は、就職することも難しくやりたいことが見つからなかった、ということが大きい。『何となく始めてみた』というやつだ。
「今のところ目標というものは無いですね。生活に困って何となく始めてみました。」
ただ、あまり正直に言い過ぎたかもしれないと考えていると。
〈就職しないの?〉
〈低学歴とか?草〉
〈低学歴でも就職は出来るぞ〉
〈アルバイトでもすれば?〉
〈みんな落ち着けって、何か理由があるかもしれないだろ〉
〈収益化まだ通ってないだろ、大丈夫なんか?〉
〈目標は一つぐらいあった方がいいんじゃない?」
案の定、コメント欄で議論が始まってしまった。とりあえずコメント欄を落ち着かせることにする。
「まぁ、俺にもいろいろ事情があるんで、あんまり詮索しないで貰えると有難いです。この配信は他のVTuberの方達の話をするものなので。後、生活の方は問題ないので、心配は大丈夫です。でも心配してくれて有難うございます。」
〈了解〉
〈生活出来るならよかった!」
〈とりあえず別の話しようぜ!〉
思ったよりも話の転換がスムーズに出来て良かった。
その後も、特に問題が起きることも無く配信を終えることが出来た。
そろそろ寝ようかと思っていた時に、これからの目標について考えようと思った。ただ配信するだけでは、面白味が無いことと、あった方が配信に色味が付くんじゃないかと、考えたからだ。心のどこかで、目標を欲していたような気もする。
「これからの目標か、とりあえずは収益化とチャンネル登録者1万人かなぁ。」
GETafterの収益化を通すためには、チャンネル登録者5000人と動画等の総再生時間が3000時間超えていることが条件だ。
他のVTuberの方達の中にはボイス収益等もある。俺がボイスを出せる程の技術と声の良さがあるわけではないので、俺には関係ない話だろう。
「とりあえずコラボとかやってみたいなぁ。」
色々なことを考えている内に、夜も更けていった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
うちの幼馴染がデレすぎてて俺の理性はもう限界。でも毎日が最高に甘いからもうどうでもいいや
静内燕
恋愛
相沢悠太の日常は、規格外の美少女である幼馴染、白石葵によって完全に支配されている。
朝のモーニングコール(ベッドへのダイブ付き)から始まり、登校中の腕組み、そして「あーん」が義務付けられた手作り弁当。誰もが羨むラブラブっぷりだが、悠太はこれを「家族愛」だと頑なに誤解(無視)している。
「ゆーたは私の運命の相手なんだもん!」と、葵のデレデレは今日も過剰の一途。周囲の冷やかしや、葵を狙う男子生徒のプレッシャーが高まる中、悠太の**「幼馴染フィルター」**はついに限界を迎える。
この溺愛っぷり、いつまで「家族」で通せるのか?
甘すぎる日常が、悠太の鈍感な理性を溶かし尽くす――最初からクライマックスの、超高濃度イチャイチャ・ラブコメ、開幕!
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
**俺、東大院生の実験対象にされてた。**同居している美人家庭教師のやばい秘密
まさき
青春
俺は今、東大院生の実験対象になっている。
ある雨の夜、アパートの前にずぶ濡れの美女が立っていた。
「家庭教師です。住まわせてください」
突然すぎる申し出に困惑しながらも、なぜか断れなかった。
桐島咲楽、東大大学院生。成績は天才、料理は壊滅的、距離感はおかしい。毎日転ぶ、焦がす、なぜか距離が近い。そのくせ授業は鬼のように丁寧で、俺のことを誰よりもよく見ていた。
偏差値42だった俺の成績は、気づけば上がっていた。でも、それより気になることがある。
咲楽さんが、研究ノートに何かを書いている。「被験者」という文字が、見えた気がした。
距離が近いのは、データのためか。褒めてくれるのは、実験のためか。でも、あの顔は。あの声は。
「データじゃなくて、私がそう思っています」
嘘をついているような顔じゃなかった。
偏差値42の俺に、東大院生の美女が押しかけてきた。ドタバタな毎日の中で、俺の心臓が休まる暇がない。これはドキドキなのか、心配なのか。それとも、もう恋なのか。
不器用な天才と、鈍感な高校生の、やばい同居生活。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる