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第70話 心療内科
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午後3時
現在、家庭裁判所での面接を終えて、伸二さんが予約してくれた心療内科の向かっているところだ。
面接では、財産の管理状況や現在の生活環境について纏められた書類を見ながら、約2時間程で終わった。ほとんど、伸二さんの面接のようなものだったな。
心療内科に着くと、そんなに時間を待つことも無く診察が始まった。
診察は、医者の質問に答えるだけの簡単なものだった。『最近、ストレスを感じているか?』とか『悪夢を見るか?』とか、そんな感じの話を数分した後に、先程と同じような内容が書かれた書類を渡された。
「○×の問題だからすぐに終わると思うけど、内容に対して正直に書いてください。私は少しだけ伸二さんとお話があるので、そこの机で書いて貰っても?」
そう言われたので、少し離れた場所にある机に移動し記入を始める。
【伸二視点】
「それで、どんな感じでしょうか?」
俊隆に聞こえないくらいの声量で尋ねる。
「そうですね・・、まだ、詳しく調べた訳では無いので分からないですが、聞いていた通り、常時精神的負担を抱えている状態かもしれませんね。」
少しぐらい前から、この人に俊隆の精神状態に関して相談を受けて貰っていて、体調管理などにも協力してくれている。実は、病院で俊隆に会った時から俺は、俊隆に対して違和感を感じていて、その違和感が何かが分からない時に相談に乗って貰ったことが始まりだ。
相談したことで分かった違和感とは、『人の死を目の前にしたり、自分が人を殺したにも関わらず、何故あそこまで冷静に居られるのか』と言うことだ。
病院の看護師や警察の方達にも話を聞いたが、俊隆は意識を取り戻してから一度も、家族の死や人を殺したことに関して感情を取り乱したり、恐怖を感じたりしている姿を見たことが無いとの事だ。
これは、専門家から見ると異常な事らしく、普通ならば事件の現場の状況を思い出し、何らかの感情が表に出るようだ。
俺も一緒に住んでいるから分かるが、俊隆が事件のニュースや質問を受けても、平然とした状態で答えていた。まるで、何も感じていないかのように。
「そうですか、何か行動を起こした方が良いんですかね?」
「それは止めた方が良いでしょう。下手に感情を引き出し過ぎると、感情に対して身体が付いていかず、体を壊してしまうかもしれませんから。」
医師と二人で話していると、俊隆が書類を持って近づいてきた。
【俊隆視点】
それほど難しい内容では無かった為、10分程で終わってしまった。
伸二さんの方は何やら、医者に対して熱心に質問している。まぁ、心療内科に行こうと言い出したのも伸二さんだったし、何か聞きたいことがあったのだろう。
取り敢えず、書類を提出する為に、良さそうなタイミングを見つけ近づいていく。
「これ、書き終わりました!」
「はい、どうも。今日はこれだけですので、今度は一週間後くらいに来て貰えれば大丈夫です!」
現在、家庭裁判所での面接を終えて、伸二さんが予約してくれた心療内科の向かっているところだ。
面接では、財産の管理状況や現在の生活環境について纏められた書類を見ながら、約2時間程で終わった。ほとんど、伸二さんの面接のようなものだったな。
心療内科に着くと、そんなに時間を待つことも無く診察が始まった。
診察は、医者の質問に答えるだけの簡単なものだった。『最近、ストレスを感じているか?』とか『悪夢を見るか?』とか、そんな感じの話を数分した後に、先程と同じような内容が書かれた書類を渡された。
「○×の問題だからすぐに終わると思うけど、内容に対して正直に書いてください。私は少しだけ伸二さんとお話があるので、そこの机で書いて貰っても?」
そう言われたので、少し離れた場所にある机に移動し記入を始める。
【伸二視点】
「それで、どんな感じでしょうか?」
俊隆に聞こえないくらいの声量で尋ねる。
「そうですね・・、まだ、詳しく調べた訳では無いので分からないですが、聞いていた通り、常時精神的負担を抱えている状態かもしれませんね。」
少しぐらい前から、この人に俊隆の精神状態に関して相談を受けて貰っていて、体調管理などにも協力してくれている。実は、病院で俊隆に会った時から俺は、俊隆に対して違和感を感じていて、その違和感が何かが分からない時に相談に乗って貰ったことが始まりだ。
相談したことで分かった違和感とは、『人の死を目の前にしたり、自分が人を殺したにも関わらず、何故あそこまで冷静に居られるのか』と言うことだ。
病院の看護師や警察の方達にも話を聞いたが、俊隆は意識を取り戻してから一度も、家族の死や人を殺したことに関して感情を取り乱したり、恐怖を感じたりしている姿を見たことが無いとの事だ。
これは、専門家から見ると異常な事らしく、普通ならば事件の現場の状況を思い出し、何らかの感情が表に出るようだ。
俺も一緒に住んでいるから分かるが、俊隆が事件のニュースや質問を受けても、平然とした状態で答えていた。まるで、何も感じていないかのように。
「そうですか、何か行動を起こした方が良いんですかね?」
「それは止めた方が良いでしょう。下手に感情を引き出し過ぎると、感情に対して身体が付いていかず、体を壊してしまうかもしれませんから。」
医師と二人で話していると、俊隆が書類を持って近づいてきた。
【俊隆視点】
それほど難しい内容では無かった為、10分程で終わってしまった。
伸二さんの方は何やら、医者に対して熱心に質問している。まぁ、心療内科に行こうと言い出したのも伸二さんだったし、何か聞きたいことがあったのだろう。
取り敢えず、書類を提出する為に、良さそうなタイミングを見つけ近づいていく。
「これ、書き終わりました!」
「はい、どうも。今日はこれだけですので、今度は一週間後くらいに来て貰えれば大丈夫です!」
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