異っ地 にぃ 参上

一章 異っ地 にぃ 参上

1話 異地に参上

空は快晴、風がなく汗だくだくの陽炎のできる蒸し暑くるしい

夏休み真っ只中の昼過ぎ

ヌボーっとチャリを漕いでいた

フラッとなり、急ブレーキをかけ止まった


暑さで熱中症にでもなりそうだな

日陰にでも行って涼んで水分補給でもするか

日陰を探したが・ぐぁ・ががが・・・・・・・・



なんじゃ~~~・・・・・・

周りの光景を目にした俺は・・・・・
　
そこには道路がなく、辺り一面草原じゃった

「ｱﾊﾊﾊ」とこんなとこまでボケーっと、来ちまったのか

んっ、暑くねーな

涼しいぐれーだなと思って空を見上げた


空は快晴のまま

太陽も一つ

でもなんとなくおかすぃーなーと思ってたんだ

「異っ地　にぃ　参上」なんてふざけてたんだ

ちょいと上から前方に目をもどしたら
目の前にいたんだ　　
いた、4,5m前にいたんだ、そーう　イ・タ・ヨ・・・・・・




チョット思考停止してたら

その前方にいた額に角を生やした兎がよってきてた

足元スリスリ・・シテタンダヨー


襲われなくて良かたー

ドシタンダベと思いチャリから降りてしゃがんで兎を見てたら目が会った
なんとなくカワイイな

自然と頭を撫でだしてた
撫でてたら、[きゅっきゅきゅっきゅ]鳴いていた

額に角生えた兎なんか地球にゃいね~~よな

でもカワイイな

ここは完全完璧・絶対・全くもって・・・異世界だよな

そんな事考えてから兎に

「お前どしたん、俺についてくるか?
　　・・・まぁ行く当てなんてねーけど・・・」

そう、ここが異世界だとしたら何すりゃいいか
　　　　　何処いきゃいいかなんてワカリャシネェ

こういう場合
普通つってもアニメとかマンガとかなら
神とかにあって何かしら事情を教えてくれたり
力とか武器とかイロイロ貰えんじゃねーの・・・・

兎を撫でながら
ここにいつまでもいてもしょうがねーな

兎からなんとなく{ついてくよ}的なのを感じ

「そっか、ついてくるか」

といいまた頭を撫でたら
[きゅっきゅっきゅっきゅー]言ってきた
「よし、行くか」といって立ち上がりチャリに乗って進みだした。