異っ地 にぃ 参上

雄MAN

文字の大きさ
50 / 50
四章  アコ にぃ 参上

46話  漢字参上

しおりを挟む
<ツネコ>「レイ君ー    レイ君ー」

<レイ>「ん  なんだ
    ツネコさんが探してんのか」

<キュー>「そうですねー」
<リアリズ>「何かあったのかな」

<レイ>「声のする玄関の方へ行ってみるか」
<キュー>「はい」
<リアリズ>「うん」


<ツネコ>「レイ君ー
     あっ   いたのねレイ君」

<レイ>「あぁ
    どうした?何かあったのかツネコさん」
<リアリズ>「何かあったんですか?」

<ツネコ>「ふー
    本当にいないわね
    キューちゃんが街から出て行ったとアコちゃんから聞いてね」

<レイ>「あぁ   その事か」
<リアリズ>「心配したよー」
<キュー>「ロクの事だったのか」

<ツネコ>「その様子だとレイ君とロクちゃんがケンカした訳じゃないのね」

<レイ>「あぁ
   ケンカじゃないよ
   ロクはしばらく故郷に帰ってなかったから、一旦故郷に帰郷したんだよ」
<キュー>「そうだよ一旦だよ」

<ツネコ>「なーんだそうだったのね
    アコちゃんに伝えとくわね」

<レイ>「上空から行かずに門を通って行ったんだな」
<キュー>「そうですね」
<リアリズ>「ロクちゃんはアコさん達にも顔を見せていこうとしたんじゃないかな」
<レイ>「そうかもな」

<ツネコ>「それもあるかもしれないわね」
<レイ>「それもって?」

<ツネコ>「街の上空には結界が張ってあるのよ
   だからね上空からは通過できないのよ」
<レイ>「へーそんなんあるんだ」
<キュー>「すごいー」
<リアリズ>「そうですね
    初めて知りました」

<ツネコ>「ロクちゃんが結界の事を知っていたのならなのだけれどね」
<レイ>「それで
    その結界は通れないだけなのか?」

<ツネコ>「いいえ通れないだけじゃないわ
    結界に触れると黒焦げになるのよ」
<キュー>「ロクが・・」
<リアリズ>「それじゃぁ
    ロクちゃんが帰ってくる時が危ないよ」

<レイ>「念話してみたけど駄目だな」
<キュー>「そんな」

<ツネコ>「念話は遠すぎると会話できないのよ」
<リアリズ>「そんな
    何か方法は?」

<レイ>「ロクが近づいてきたら分かるから、帰ってきたら街の外側で待つよ」
<キュー>「そうでしたね」
<リアリズ>「あぁそっか
    近づけば大体の位置が分かるもんね」

<ツネコ>「そうね
    でもそれより確実な方法があるわよー」
<キュー>「何?」
<リアリズ>「どんな?」
<レイ>「教えてくれツネコさん」

<ツネコ>「それはね
    念話での会話ではなくね
    念話で言葉だけを相手に送るのよ
    念話と同じようにして言葉を相手に送るイメージをすれば、相手に言葉だけが送れるのよ」

<リアリズ>「念話ってそんな事もできるんですね」

<レイ>「ロクに送ってみたよ」
<キュー>「俺も送ってみたよ」
<ツネコ>「返し方が分かればいいのだけど」
<リアリズ>「そうですね
     返し方を知らないかもしれませんね」

<レイ>「まぁ一応だからな
    帰ってきたら街の外側で待つよ」
<キュー>「そうですね」

<リアリズ>「うん
    その時はボクも行くよ」

<ツネコ>「そうね
     そのほうがいいわね
     これで一安心ね

    それで今日も依頼を受けるのかしら?」

<リアリズ>「今日は剣術道場に行こうかと思っているんです」
<キュー>「ねー」

<ツネコ>「そうなのね」
<レイ>「あぁ
   立ち回りとか教えてもらおうかとな」

<ツネコ>「そう
    訓練だからといっても気をつけてね」

<リアリズ>「はい
    行ってきます」
<レイ>「あぁ
    気をつけるよ
    んじゃ行ってくるよ」
<キュー>「またねー」

<ツネコ>「いってらっしゃい」






<リアリズ>「ここが剣術道場だよ」

<キュー>「へー」

<レイ>「道場の看板があるな」
<リアリズ>「読めないよ」
<キュー>「本当だー」

<レイ>「魔力を込めてないんだろ
   宮本道場って書いてあるな」

<キュー>「ご主人様さすがー」
<リアリズ>「あぁそっか
    漢字だったのかぁ」
<レイ>「そうだ
   この字は俺のいたアッチの世界の俺のいた国の字、漢字だ」
<キュー>「そうなんですかぁ」
    でだ、宮本で剣術道場って織田信長も来てたんだから
    もしかして武蔵も来ていたのか?

<リアリズ>「レイ君
    キューちゃん
    剣術道場に行くよー」

<キュー>「そうだったね」

<レイ>「あぁ」
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編

ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。

タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。 しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。 ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。 激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。

異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~

松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。 異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。 「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。 だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。 牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。 やがて彼は知らされる。 その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。 金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、 戦闘より掃除が多い異世界ライフ。 ──これは、汚れと戦いながら世界を救う、 笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。

スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する

カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、 23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。 急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。 完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。 そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。 最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。 すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。 どうやら本当にレベルアップしている模様。 「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」 最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。 他サイトにも掲載しています。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...