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第十話 俺とエルシーの願いの為に
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トレーニングが終わったあとは夕食だ。
あのあとマライアとダリルと三人で色々話しをした。
マライアは自分の夢を叶える為に、体力と筋力を付けているそうだ。
でも、その夢がどんなものかは「ヒ・ミ・ツ」と言って教えてはくれない。
それから――ダリルが屋敷の中に置いてあった上着を持って来ようと、席を外した時にマライアが、
「さっきはごめんなさいね。駄々をこねるつもりは無かったんだけど。なんだかエルシーがどこか遠くへ行っちゃったような気持ちになって――」
と言葉を詰まらせたあと、
「今までだって、危険な目に遭って来たのに『体を鍛える』なんて一度も言わなかったでしょ? それに……」
マライアは少しの間を置いてから、
「昨日ね。私の女神様……私の大事な大事なエルシーは、もうこの世にいない。みたいな変な夢見ちゃってね」
ま、マライアはそんな夢を見たのか!?
確かにエルシーの魂はこの世にいないけど、なんでそんな夢……あ、不安だったのか?
だからウォーキング前からなんか様子がおかしかったのか。
怖い夢見て不安になっちゃったんだな……。
――しかし、マライアはなんでずっとエルシーを女神様扱いなんだ?
エルシーはマライアに何かしたのか?
マライアとエルシーの思い出……その記憶は膨大だ。何しろ従姉妹で幼馴染みで親友だからなあ。共有した時間が長いんだよな。
その中から、マライアがエルシーを女神様扱いするようになった切っ掛けの記憶……?
エルシーの記憶から見付けだそうとしても、それらしい記憶が浮かばない……。
「エルシーは私が魔法使いの子孫だって知っても、家族以外で態度を変えなかった、たった一人の人だから……」
マライアは俺の考えを読んでいるワケでもなさそうなのに、懐かしむように話し出した。
「それどころか、エルシーの目の前で実際に魔法を使って見せたのに、怖がるどころか『もっと見たい』って喜んでくれちゃって」
――ああ! あれか!
エルシーは、かなり前からマライアが魔法使いの子孫だってことは知ってたけど、実際に魔法使えることは知らなかった。
両親が一応、エルシーにそのことを伝えてたんだ。
「魔法使いの子孫でも、マライアはマライアだ。だから何も気にすることは無い」
って言い含められてたんだよな。
だからってことでもないけど、エルシーは魔法を使うマライアを見ても、怖いと思うどころか、もっと魔法を見たいと思ったんよなあ...…。
「その時から私は、エルシーを女神様だと思ってるの」
ああ、そうか。この国では魔法ってものを忌避とまでは行かないまでも、見慣れないから怖がる人間が多いんだ。
治癒の術も魔法も人知を超えた力には変わりは無いのにな。
「エルシーは慈悲深く優しく、美しく愛らしく――」
「ま、マライア。私は女神様じゃないわよ?」
本物のエルシーでもこう言うだろう。
いや、今は俺が本物のエルシーなんだけどな。
『本来のエルシーならこう言うだろう』が正確か?
まあ、兎に角、マライアがエルシーを女神様扱いしている理由は良く分かった。
ので、話を戻そう。
この辺りでダリルが戻って来たからウォーキングを再開した。
ウォーキングって単に歩くだけじゃなくて、正しい姿勢と正しい歩き方、しかも呼吸 法まで意識して歩くんだ。
慣れると苦も無くできるそうだが。
最初は意識的に歩かなきゃならないから、結構大変だったな。
――さて! 食事を終えた俺はエルシーの勉強机の引き出しから、大量のノートに書かれたアイデアの中で、面白そうな短編のプロットを見つけた。
タイトルは『伯爵令嬢の結婚』
内容は恋愛主軸のコメディだ。
あらすじは――
【伯爵の娘マーガレットは十八歳で正式に社交界デビューをした。
が、そこで老齢(七十歳)の独身公爵――レイン・アーチボルト――に見初められる。
年齢以外は文句の付けようが無い相手だが、あまりに年齢差があるので、両親は娘に婚約者がいると嘘の理由を付けて断ろうとする。
しかしマーガレットが公爵にベタ惚れになってしまい――マーガレットとアーチボルト公爵。祖父と孫のような二人の恋愛の行く末は如何に……】
でだ! 机の上に置かれているタイプライターを使って試しに書き出したプロローグは……。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
プロローグ~マーガレットの社交界デビュー~
「今――なんと仰いましたの?……」
にわかには信じられないない言葉を聞いてしまい。キャサリン・カミン伯爵婦人は、レイン・アーチボルト公爵に問い返した。
「今しがたお話した通りです。ミセス・カミン」
キャサリン・カミン伯爵婦人の目の前には、年齢を経て尚美しい美老人がいた。
彼の名はレイン・アーチボルト。
身分は公爵。
伯爵婦人であるキャサリンより、上の身分。
アーチボルト公爵はキャサリンの父親でもおかしくはない年齢である。
なのに――よりによって彼が愛娘であるマーガレットに求婚するなど寝耳に水な出来事である。
「お、お待ちになって下さいまし。娘は……マーガレットは今宵社交界《こよいしゃこうかい》デビューしたばかりですのよ?」
困惑するキャサリンを余所に、アーチボルト公爵の背後からマーガレットがおずおずと顔を出した。
「お母様……わたくし、この舞踏会で運命の殿方を見つけてしまいましたの……」
ほんのりと頬を染めながら、アーチボルト公爵と目を合わすマーガレット。
――う、嘘でしょう!?
アーチボルト公爵は若い頃に婚約者を亡くし、ずっと独身を貫いて来た御仁だ。
その一途さは政略結婚が当然である貴族の女性達のあいだで、美談としてずっと語られている。
なのに――何故、孫ほど年下のマーガレットに求婚などなさるのですか!
マーガレットも何故そのように頬を染めているのです!?
と叫びたいキャサリンだが、ここは人様の舞踏会の場だ。
喉を詰まらせるように言葉を飲み込むしかない。
もちろんマーガレットの結婚相手として、アーチボルト公爵ならば身分の問題は無いどころか、望むべくも無い相手。年齢差以外は。だが。
「ま、まま、マーガレット……貴女、何、故――」
――バタッ。
キャサリンは現実に耐え切れず倒れ伏し、気を失ってしまった……。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
――ふぅ。数百文字書くのに、二時間も掛かるとは思っていなかった。プロローグくらい、さくっと書けると思ったんだがな。
エルシーの記憶を受け継いでるからタイプライターの使い方は分かるんだが、こうも手こずるとは思わなかった。
キーボードを打つのにパソコンより力がいるからか?
……しかし、俺もそうだったけどエルシーも猫背だよな。
おっさんの俺と違って、エルシーの体は十七歳だから、毎日正しいウォーキングを続けて体を鍛えていれば、猫背も治るだろう。
今日はここまでにしておくか。
明日はキャラハン女史とお勉強だな。
エルシーが習ってるのは、一般教科プラス簿記だ。
『そろばん』使っての簿記は面倒くさいんだよなあ……。
微妙に憂鬱な気分になりつつも、俺は勉強机に置いてあったランプを持ってベッドへ向かったのだった。
(続く
あのあとマライアとダリルと三人で色々話しをした。
マライアは自分の夢を叶える為に、体力と筋力を付けているそうだ。
でも、その夢がどんなものかは「ヒ・ミ・ツ」と言って教えてはくれない。
それから――ダリルが屋敷の中に置いてあった上着を持って来ようと、席を外した時にマライアが、
「さっきはごめんなさいね。駄々をこねるつもりは無かったんだけど。なんだかエルシーがどこか遠くへ行っちゃったような気持ちになって――」
と言葉を詰まらせたあと、
「今までだって、危険な目に遭って来たのに『体を鍛える』なんて一度も言わなかったでしょ? それに……」
マライアは少しの間を置いてから、
「昨日ね。私の女神様……私の大事な大事なエルシーは、もうこの世にいない。みたいな変な夢見ちゃってね」
ま、マライアはそんな夢を見たのか!?
確かにエルシーの魂はこの世にいないけど、なんでそんな夢……あ、不安だったのか?
だからウォーキング前からなんか様子がおかしかったのか。
怖い夢見て不安になっちゃったんだな……。
――しかし、マライアはなんでずっとエルシーを女神様扱いなんだ?
エルシーはマライアに何かしたのか?
マライアとエルシーの思い出……その記憶は膨大だ。何しろ従姉妹で幼馴染みで親友だからなあ。共有した時間が長いんだよな。
その中から、マライアがエルシーを女神様扱いするようになった切っ掛けの記憶……?
エルシーの記憶から見付けだそうとしても、それらしい記憶が浮かばない……。
「エルシーは私が魔法使いの子孫だって知っても、家族以外で態度を変えなかった、たった一人の人だから……」
マライアは俺の考えを読んでいるワケでもなさそうなのに、懐かしむように話し出した。
「それどころか、エルシーの目の前で実際に魔法を使って見せたのに、怖がるどころか『もっと見たい』って喜んでくれちゃって」
――ああ! あれか!
エルシーは、かなり前からマライアが魔法使いの子孫だってことは知ってたけど、実際に魔法使えることは知らなかった。
両親が一応、エルシーにそのことを伝えてたんだ。
「魔法使いの子孫でも、マライアはマライアだ。だから何も気にすることは無い」
って言い含められてたんだよな。
だからってことでもないけど、エルシーは魔法を使うマライアを見ても、怖いと思うどころか、もっと魔法を見たいと思ったんよなあ...…。
「その時から私は、エルシーを女神様だと思ってるの」
ああ、そうか。この国では魔法ってものを忌避とまでは行かないまでも、見慣れないから怖がる人間が多いんだ。
治癒の術も魔法も人知を超えた力には変わりは無いのにな。
「エルシーは慈悲深く優しく、美しく愛らしく――」
「ま、マライア。私は女神様じゃないわよ?」
本物のエルシーでもこう言うだろう。
いや、今は俺が本物のエルシーなんだけどな。
『本来のエルシーならこう言うだろう』が正確か?
まあ、兎に角、マライアがエルシーを女神様扱いしている理由は良く分かった。
ので、話を戻そう。
この辺りでダリルが戻って来たからウォーキングを再開した。
ウォーキングって単に歩くだけじゃなくて、正しい姿勢と正しい歩き方、しかも呼吸 法まで意識して歩くんだ。
慣れると苦も無くできるそうだが。
最初は意識的に歩かなきゃならないから、結構大変だったな。
――さて! 食事を終えた俺はエルシーの勉強机の引き出しから、大量のノートに書かれたアイデアの中で、面白そうな短編のプロットを見つけた。
タイトルは『伯爵令嬢の結婚』
内容は恋愛主軸のコメディだ。
あらすじは――
【伯爵の娘マーガレットは十八歳で正式に社交界デビューをした。
が、そこで老齢(七十歳)の独身公爵――レイン・アーチボルト――に見初められる。
年齢以外は文句の付けようが無い相手だが、あまりに年齢差があるので、両親は娘に婚約者がいると嘘の理由を付けて断ろうとする。
しかしマーガレットが公爵にベタ惚れになってしまい――マーガレットとアーチボルト公爵。祖父と孫のような二人の恋愛の行く末は如何に……】
でだ! 机の上に置かれているタイプライターを使って試しに書き出したプロローグは……。
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プロローグ~マーガレットの社交界デビュー~
「今――なんと仰いましたの?……」
にわかには信じられないない言葉を聞いてしまい。キャサリン・カミン伯爵婦人は、レイン・アーチボルト公爵に問い返した。
「今しがたお話した通りです。ミセス・カミン」
キャサリン・カミン伯爵婦人の目の前には、年齢を経て尚美しい美老人がいた。
彼の名はレイン・アーチボルト。
身分は公爵。
伯爵婦人であるキャサリンより、上の身分。
アーチボルト公爵はキャサリンの父親でもおかしくはない年齢である。
なのに――よりによって彼が愛娘であるマーガレットに求婚するなど寝耳に水な出来事である。
「お、お待ちになって下さいまし。娘は……マーガレットは今宵社交界《こよいしゃこうかい》デビューしたばかりですのよ?」
困惑するキャサリンを余所に、アーチボルト公爵の背後からマーガレットがおずおずと顔を出した。
「お母様……わたくし、この舞踏会で運命の殿方を見つけてしまいましたの……」
ほんのりと頬を染めながら、アーチボルト公爵と目を合わすマーガレット。
――う、嘘でしょう!?
アーチボルト公爵は若い頃に婚約者を亡くし、ずっと独身を貫いて来た御仁だ。
その一途さは政略結婚が当然である貴族の女性達のあいだで、美談としてずっと語られている。
なのに――何故、孫ほど年下のマーガレットに求婚などなさるのですか!
マーガレットも何故そのように頬を染めているのです!?
と叫びたいキャサリンだが、ここは人様の舞踏会の場だ。
喉を詰まらせるように言葉を飲み込むしかない。
もちろんマーガレットの結婚相手として、アーチボルト公爵ならば身分の問題は無いどころか、望むべくも無い相手。年齢差以外は。だが。
「ま、まま、マーガレット……貴女、何、故――」
――バタッ。
キャサリンは現実に耐え切れず倒れ伏し、気を失ってしまった……。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
――ふぅ。数百文字書くのに、二時間も掛かるとは思っていなかった。プロローグくらい、さくっと書けると思ったんだがな。
エルシーの記憶を受け継いでるからタイプライターの使い方は分かるんだが、こうも手こずるとは思わなかった。
キーボードを打つのにパソコンより力がいるからか?
……しかし、俺もそうだったけどエルシーも猫背だよな。
おっさんの俺と違って、エルシーの体は十七歳だから、毎日正しいウォーキングを続けて体を鍛えていれば、猫背も治るだろう。
今日はここまでにしておくか。
明日はキャラハン女史とお勉強だな。
エルシーが習ってるのは、一般教科プラス簿記だ。
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(続く
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