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番外編 (本編とは多分関係ない)
真泉
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俺は要 真泉。要家の次男として生まれた。でも、俺は必要とされてない。繋家が悪いはずだ。だって繋家が子供を産めば、俺は必要とされる。お父様は俺に興味がない。兄咲泉のように優秀じゃない、弟荼泉のように要領も良くない。至って普通、普通過ぎて、お父様は見てくれない。俺がどんなことをしても悪い方に行くと思っている。・・・実際にそうだ。俺が誰かを助けると違う誰かが酷い目に遭う。助けたのに助けた相手に「君が、手を出さなければこんなことにはならなかった。偽物の善意で助けないで!」そんなことを言われてしまう。
もう少し、もう少しだけ何か俺にお父様に見てもらえる特技があれば・・・なんって夢のまた夢で俺には一緒叶わない。
俺は部屋に戻り近くにある段ボールを蹴る。その段ボールの中には俺が将来やってみたいことに関係する物が入っていた。
「こんなもの、あったところで・・・俺に何ができるんだ?俺はッ、俺は・・・」
イラつく、何も出来ない自分に
誰も見てくれない不安に
誰かのように強くなりたいと思っているのになれない焦燥感に
イラつく、イラつく、
嫌い、嫌い、嫌い、嫌い、嫌い、
苦しい
もう少し、もう少しだけ何か俺にお父様に見てもらえる特技があれば・・・なんって夢のまた夢で俺には一緒叶わない。
俺は部屋に戻り近くにある段ボールを蹴る。その段ボールの中には俺が将来やってみたいことに関係する物が入っていた。
「こんなもの、あったところで・・・俺に何ができるんだ?俺はッ、俺は・・・」
イラつく、何も出来ない自分に
誰も見てくれない不安に
誰かのように強くなりたいと思っているのになれない焦燥感に
イラつく、イラつく、
嫌い、嫌い、嫌い、嫌い、嫌い、
苦しい
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