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第一章
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「すごい経験しちゃった…」
奈々子がそう言うので私はうなずいた。
「最強大会で戦ってるのテレビとか、動画配信のサイトで見たことはあるけど…。今までに見たことないこう…人間らしさのある『稲荷・雅』さんってなんだか新鮮だったね」
「それね~!AI疑惑かけられてたけど、あんな反応見たらもう推すしかないっしょ!」
「もう、奈々子ってば単純なんだから」
「まあまあそれが私の取り柄ってことで!よし、クエストも無事終わった事だし報酬貰いに行こう!」
ということで私たちはクエスト報酬を貰いに行くためにポイントセンターと呼ばれる場所に向かうことにした。
ここでクエストを成功させたら報告してリアルで使えるポイントに換金するか、ワーツリ内で使えるポイントに交換するかを選ぶことが出来る。
私と奈々子はワーツリ内で使うポイントに交換することにした。
このポイントで装備ガチャをしたり、キズ薬みたいなアイテムを購入したり、特別な装備を作るための素材を買ったりもできる。
クエストをしたり、プレイヤー同士でバトルしたり、好きな武器を作ったり、アバタールームを自分好みに改造したり…最近は1部のモンスターを電脳ペットにして自分のアバタールームで飼ったりすることもできるそうだ。
あとはインフルエンサーが配信するためのオプションがあったり…、本当に色んなことが出来る、人それぞれで遊び方が変わるゲームなんだなと思った。
私は電脳ペットがちょっと気になるなぁと思った。
でもリアルで触れ合うことが出来ないのがちょっと寂しいな…。
電脳ペットを飼うにもお金、ポイントやレベルがまだ足りないのでしばらくはクエストに挑戦しまくる必要があるっぽい。
奈々子はもらったポイントで早速ガチャを引くようだ。
クエスト内容はスライムを10匹倒せだったが、あの大量発生で2倍以上の数を倒したのでボーナス報酬が出たのだ。
ざっくり言うと50回分のガチャを回せるポイントを得ることが出来たから奈々子はウハウハになってた。
奈々子が回したがってたガチャは『みんなの憧れのエルフ・ロゼッタに近づこう!華麗なる花園』という名前のガチャだ。
透明感ある妖精の羽や、蝶々、薔薇をモチーフにした装備が多いガチャだ。
「奈々子は本当に『エルフ・ロゼッタ』が好きだね」
「そりゃあもちろん!私1回、ロゼッタ様のバーチャルオフ会行ったんだけどさぁ……。もうファンサが神すぎて!!!電脳世界のはずなのにめちゃくちゃいい香りしたもん!!!」
とものすごい早口で私に『エルフ・ロゼッタ』の良さを説明する。
「またバーチャルオフ会の抽選申し込んでるんだけどさ……。誰かに布教したくて2枚買うから奏波よかったら一緒に行かない?」
「全然いいよ!私も奈々子がめちゃくちゃ『エルフ・ロゼッタ』が好きなこと伝わったし。友達の好きな物もっと知りたい!」
「えっ?!マジ?超嬉しい!!好き!!!!」
奈々子がそう言うので私はうなずいた。
「最強大会で戦ってるのテレビとか、動画配信のサイトで見たことはあるけど…。今までに見たことないこう…人間らしさのある『稲荷・雅』さんってなんだか新鮮だったね」
「それね~!AI疑惑かけられてたけど、あんな反応見たらもう推すしかないっしょ!」
「もう、奈々子ってば単純なんだから」
「まあまあそれが私の取り柄ってことで!よし、クエストも無事終わった事だし報酬貰いに行こう!」
ということで私たちはクエスト報酬を貰いに行くためにポイントセンターと呼ばれる場所に向かうことにした。
ここでクエストを成功させたら報告してリアルで使えるポイントに換金するか、ワーツリ内で使えるポイントに交換するかを選ぶことが出来る。
私と奈々子はワーツリ内で使うポイントに交換することにした。
このポイントで装備ガチャをしたり、キズ薬みたいなアイテムを購入したり、特別な装備を作るための素材を買ったりもできる。
クエストをしたり、プレイヤー同士でバトルしたり、好きな武器を作ったり、アバタールームを自分好みに改造したり…最近は1部のモンスターを電脳ペットにして自分のアバタールームで飼ったりすることもできるそうだ。
あとはインフルエンサーが配信するためのオプションがあったり…、本当に色んなことが出来る、人それぞれで遊び方が変わるゲームなんだなと思った。
私は電脳ペットがちょっと気になるなぁと思った。
でもリアルで触れ合うことが出来ないのがちょっと寂しいな…。
電脳ペットを飼うにもお金、ポイントやレベルがまだ足りないのでしばらくはクエストに挑戦しまくる必要があるっぽい。
奈々子はもらったポイントで早速ガチャを引くようだ。
クエスト内容はスライムを10匹倒せだったが、あの大量発生で2倍以上の数を倒したのでボーナス報酬が出たのだ。
ざっくり言うと50回分のガチャを回せるポイントを得ることが出来たから奈々子はウハウハになってた。
奈々子が回したがってたガチャは『みんなの憧れのエルフ・ロゼッタに近づこう!華麗なる花園』という名前のガチャだ。
透明感ある妖精の羽や、蝶々、薔薇をモチーフにした装備が多いガチャだ。
「奈々子は本当に『エルフ・ロゼッタ』が好きだね」
「そりゃあもちろん!私1回、ロゼッタ様のバーチャルオフ会行ったんだけどさぁ……。もうファンサが神すぎて!!!電脳世界のはずなのにめちゃくちゃいい香りしたもん!!!」
とものすごい早口で私に『エルフ・ロゼッタ』の良さを説明する。
「またバーチャルオフ会の抽選申し込んでるんだけどさ……。誰かに布教したくて2枚買うから奏波よかったら一緒に行かない?」
「全然いいよ!私も奈々子がめちゃくちゃ『エルフ・ロゼッタ』が好きなこと伝わったし。友達の好きな物もっと知りたい!」
「えっ?!マジ?超嬉しい!!好き!!!!」
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