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第一章 初心者冒険者編
30話 受付のお姉さんとの一夜
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ガチャッと冒険者ギルドの扉が開く。
反射的に数人が扉の方へ目を向けるが、日常茶飯事のことなので特に注目されるようなことは無い。
開いた扉から三人の人影と空を飛ぶ小さな生物が入ってくる。
扉を開けたのはシルトたちだった。
「シルトさん!」
シルトの存在に気が付いた受付のお姉さんが興奮気味に手を振っている。
事の顛末を聞きたいのだろう。
シルト、ロゼ、リヒト、ジルはゆっくりと受付へと近づいて、いつものお姉さんと会話を始めるのだった。
「戻りましたよ!」
「おかえりなさい! それで、その、どうだった?」
「マリアちゃんのお母さんなら大丈夫です! あと数日安静にしていれば体力も戻ってくると思います」
「そう……。良かった……」
お姉さんは心底安心したといった様子だ。
それほどまでに、マリアの助けを求める悲痛な姿が目に焼き付いていたのだろう。
「ありがとう、皆さん。報酬が出せないのは心苦しいですけど……」
「いいんですよ! 俺たちが勝手にやっただけですから!」
「シルトさん……」
シルトの屈託のない笑顔を注視するお姉さん。
少し熱っぽい視線に見えなくもないが、当の本人は気づいてなさそうだ。
「それじゃあ、お姉さん。俺たち、今日のところは宿に戻りますね! 行こうぜ、ロゼ、リヒト、ジル!」
シルトは一言別れの挨拶を口にすると、受付に背を向けて歩き出す。
ロゼとリヒトもお姉さんに対してペコリと一礼してからその場を去ろうとする。
そんな三人と一匹の姿を見送っているお姉さんは、一瞬躊躇ったが、口を開いて思いを伝えた。
「あの! ちょっと待ってもらってもいい?」
お姉さんの呼び止めにシルトたちは足を止めて振り返る。
「私、今日はあと少しで仕事が終わるの。だからその後、ご飯でもおごらせてくれないかな~って思うんだけど、どうかな?」
「いいんですか、お姉さん?」
「もちろんよ! これでも結構稼いでるんだから! それから、私のことはクロエって呼んでくれるとうれしいな~なんて」
クロエは少し伏し目がちにチラッとシルトたちを見ている。
なんだか少し照れているようにも見受けられる仕草だ。
普通の男ならこの仕草だけでハートを撃ち抜かれること間違いないだろう。
こういう仕草は自然とやっているのか狙ってやっているのかは分からないが、どちらにせよ魔性の女である。
伊達に冒険者ギルドで受付をしていないということだろう。
現にシルトやリヒトはドキッとしているようで、無駄に頭や頬を掻いたり、クロエから視線を外したりしている。
年頃の男ならまあこんなものだろう。
むしろ健全な反応といってもいい。
「それじゃあ、お言葉に甘えて……」
「本当!? 良かったわ、断られたらどうしようって不安になっちゃった」
「本当に、私たち全員一緒で大丈夫ですか?」
ロゼはシルトやリヒトとは対照的に少し不機嫌そうにしている。
不機嫌なせいか言葉に棘が刺さったような言い回しだ。
「もちろんよ! ちっちゃいドラゴンちゃんも美味しいもの食べさせてあげるからね!」
『ピィ?』
ジルは何のことか分かっていないようだが一応返事をしている。
お利口さんだ。
その後、クロエはテキパキと仕事をこなしていく。
シルトたちは近くのお店などを見て回ったりしながら時間を潰し、約束の時間を待つことにしたようだ。
そして、陽の沈む夕暮れ時。
約束の時間がやってきた。
シルトたちは待ち合わせ場所にしていた冒険者ギルドの入り口にやってくる。
そこにはクロエがすでに待機していた。
「すいません、お待たせしちゃったみたいで」
「いいのよ! 予定より少しだけ早く仕事が終わっただけだから!」
特段気にした様子の無いクロエ。
待つことはそこまで苦じゃないのかもしれない。
「なんかいつもと雰囲気が違いますね!」
「私服で会うのは初めてだもんね。いつもはギルドの制服だから。どう、私の私服は?」
「えっと、その、スゴイ似合ってます。おしゃれな感じだし……」
「ありがと! シルトくんは褒め上手だね!」
「そ、そうですかね……。俺は、思ったことを言っただけですから……」
シルトとクロエの間に甘ったるい空気が流れている。
周りの人間からすると胸焼けしてしまいそうだ。
「クロエさん。話しの続きはお店でしませんか?」
どうやらロゼが胸焼けを起こしたようだ。
ロゼの一言で一行はようやく行動し始めた。
クロエの案内に従って歩いていくと、一つのお店の前に辿り着いた。
ここが、目的のお店だろう。
お洒落な外観のお店は、それなりに高級なお店であることを示している。
少なくとも、今のシルトたちが通えるようなお店でないことは確かだ。
「ここ……ですか?」
「そうよ! 良い雰囲気の店でしょ? 料理も美味しいのよ!」
「あの、結構高級そうですけど、本当に良いんですか?」
「そんなに遠慮しなくていいのよ? それに、遠慮ばかりしていたらせっかくのご飯も美味しくなくなっちゃうわ! ご飯は楽しんで食べるものだもの!」
シルトたちはクロエに背中を押されながら店の扉をくぐる。
店の内装は外装に負けず劣らず大人びた雰囲気だ。
落ち着いた雰囲気の店内には数組のお客が入っていて、どの人もお金持ちそうな身なりをしている。
正直、シルトたちには場違いな雰囲気ではあるが、そんなことお構いなしにクロエはウエイターに話しかけて席へと案内してもらう。
「シルトくんはお酒飲める?」
「年齢的には大丈夫ですけど、飲んだことなくて……」
「そっ。じゃあ今日デビューしちゃいましょう! ロゼちゃんも大丈夫よね?」
「わ、私もですか!?」
「そうよ! お酒って美味しいんだから!」
その後、クロエが注文した料理がテーブルに運ばれてくる。
どれも豪華な料理ばかりで、シルトたちが今までに食べたことがないようなものばかりだ。
料理を眺めながらシルトたちはごくりと生唾を飲み込む。
そして、お酒が運ばれてくる。
シルトたちには銘柄とかそういうものは分からないのだが、かなり高級なお酒が運ばれてきた。
お酒デビューには少し豪華過ぎるが気もするが、シルトとロゼはクロエに勧められるままにグラスを手に持つ。
ちなみにリヒトはジュースだ。
「それじゃあ、食べましょう!」
「「「「かんぱ~い」」」」
楽しい晩餐会が始まった。
反射的に数人が扉の方へ目を向けるが、日常茶飯事のことなので特に注目されるようなことは無い。
開いた扉から三人の人影と空を飛ぶ小さな生物が入ってくる。
扉を開けたのはシルトたちだった。
「シルトさん!」
シルトの存在に気が付いた受付のお姉さんが興奮気味に手を振っている。
事の顛末を聞きたいのだろう。
シルト、ロゼ、リヒト、ジルはゆっくりと受付へと近づいて、いつものお姉さんと会話を始めるのだった。
「戻りましたよ!」
「おかえりなさい! それで、その、どうだった?」
「マリアちゃんのお母さんなら大丈夫です! あと数日安静にしていれば体力も戻ってくると思います」
「そう……。良かった……」
お姉さんは心底安心したといった様子だ。
それほどまでに、マリアの助けを求める悲痛な姿が目に焼き付いていたのだろう。
「ありがとう、皆さん。報酬が出せないのは心苦しいですけど……」
「いいんですよ! 俺たちが勝手にやっただけですから!」
「シルトさん……」
シルトの屈託のない笑顔を注視するお姉さん。
少し熱っぽい視線に見えなくもないが、当の本人は気づいてなさそうだ。
「それじゃあ、お姉さん。俺たち、今日のところは宿に戻りますね! 行こうぜ、ロゼ、リヒト、ジル!」
シルトは一言別れの挨拶を口にすると、受付に背を向けて歩き出す。
ロゼとリヒトもお姉さんに対してペコリと一礼してからその場を去ろうとする。
そんな三人と一匹の姿を見送っているお姉さんは、一瞬躊躇ったが、口を開いて思いを伝えた。
「あの! ちょっと待ってもらってもいい?」
お姉さんの呼び止めにシルトたちは足を止めて振り返る。
「私、今日はあと少しで仕事が終わるの。だからその後、ご飯でもおごらせてくれないかな~って思うんだけど、どうかな?」
「いいんですか、お姉さん?」
「もちろんよ! これでも結構稼いでるんだから! それから、私のことはクロエって呼んでくれるとうれしいな~なんて」
クロエは少し伏し目がちにチラッとシルトたちを見ている。
なんだか少し照れているようにも見受けられる仕草だ。
普通の男ならこの仕草だけでハートを撃ち抜かれること間違いないだろう。
こういう仕草は自然とやっているのか狙ってやっているのかは分からないが、どちらにせよ魔性の女である。
伊達に冒険者ギルドで受付をしていないということだろう。
現にシルトやリヒトはドキッとしているようで、無駄に頭や頬を掻いたり、クロエから視線を外したりしている。
年頃の男ならまあこんなものだろう。
むしろ健全な反応といってもいい。
「それじゃあ、お言葉に甘えて……」
「本当!? 良かったわ、断られたらどうしようって不安になっちゃった」
「本当に、私たち全員一緒で大丈夫ですか?」
ロゼはシルトやリヒトとは対照的に少し不機嫌そうにしている。
不機嫌なせいか言葉に棘が刺さったような言い回しだ。
「もちろんよ! ちっちゃいドラゴンちゃんも美味しいもの食べさせてあげるからね!」
『ピィ?』
ジルは何のことか分かっていないようだが一応返事をしている。
お利口さんだ。
その後、クロエはテキパキと仕事をこなしていく。
シルトたちは近くのお店などを見て回ったりしながら時間を潰し、約束の時間を待つことにしたようだ。
そして、陽の沈む夕暮れ時。
約束の時間がやってきた。
シルトたちは待ち合わせ場所にしていた冒険者ギルドの入り口にやってくる。
そこにはクロエがすでに待機していた。
「すいません、お待たせしちゃったみたいで」
「いいのよ! 予定より少しだけ早く仕事が終わっただけだから!」
特段気にした様子の無いクロエ。
待つことはそこまで苦じゃないのかもしれない。
「なんかいつもと雰囲気が違いますね!」
「私服で会うのは初めてだもんね。いつもはギルドの制服だから。どう、私の私服は?」
「えっと、その、スゴイ似合ってます。おしゃれな感じだし……」
「ありがと! シルトくんは褒め上手だね!」
「そ、そうですかね……。俺は、思ったことを言っただけですから……」
シルトとクロエの間に甘ったるい空気が流れている。
周りの人間からすると胸焼けしてしまいそうだ。
「クロエさん。話しの続きはお店でしませんか?」
どうやらロゼが胸焼けを起こしたようだ。
ロゼの一言で一行はようやく行動し始めた。
クロエの案内に従って歩いていくと、一つのお店の前に辿り着いた。
ここが、目的のお店だろう。
お洒落な外観のお店は、それなりに高級なお店であることを示している。
少なくとも、今のシルトたちが通えるようなお店でないことは確かだ。
「ここ……ですか?」
「そうよ! 良い雰囲気の店でしょ? 料理も美味しいのよ!」
「あの、結構高級そうですけど、本当に良いんですか?」
「そんなに遠慮しなくていいのよ? それに、遠慮ばかりしていたらせっかくのご飯も美味しくなくなっちゃうわ! ご飯は楽しんで食べるものだもの!」
シルトたちはクロエに背中を押されながら店の扉をくぐる。
店の内装は外装に負けず劣らず大人びた雰囲気だ。
落ち着いた雰囲気の店内には数組のお客が入っていて、どの人もお金持ちそうな身なりをしている。
正直、シルトたちには場違いな雰囲気ではあるが、そんなことお構いなしにクロエはウエイターに話しかけて席へと案内してもらう。
「シルトくんはお酒飲める?」
「年齢的には大丈夫ですけど、飲んだことなくて……」
「そっ。じゃあ今日デビューしちゃいましょう! ロゼちゃんも大丈夫よね?」
「わ、私もですか!?」
「そうよ! お酒って美味しいんだから!」
その後、クロエが注文した料理がテーブルに運ばれてくる。
どれも豪華な料理ばかりで、シルトたちが今までに食べたことがないようなものばかりだ。
料理を眺めながらシルトたちはごくりと生唾を飲み込む。
そして、お酒が運ばれてくる。
シルトたちには銘柄とかそういうものは分からないのだが、かなり高級なお酒が運ばれてきた。
お酒デビューには少し豪華過ぎるが気もするが、シルトとロゼはクロエに勧められるままにグラスを手に持つ。
ちなみにリヒトはジュースだ。
「それじゃあ、食べましょう!」
「「「「かんぱ~い」」」」
楽しい晩餐会が始まった。
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