タイムマシーンシリーズ

きじの美猫

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歌う免疫 LOUD

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文明が進化すればするほど手ごわくなる強敵がある。

それは病気だ。

とくに近年細菌感染によるオソロシイ症例が流行していた。

これといった特効薬がなく、罹患したら無菌室で薬漬けになって完治をまつしかない。

病魔は体力がない高齢者や子供など弱いものほど狙ってくる。

いつ帰れるかわからない入院生活の楽しみのひとつはボランティアサークルのイベントだった。

多くは学生たちの活動であったが、彼らは音楽や紙芝居、ゲームなどといった芸をひっさげ、

定期的に病院をまわった。



ケイとユウとナオの3人もそういった活動をするグループだった。

「ケイ、荷物持つよ。」

「ありがと。助かる~。」

「じゃ、先行って車まわしてくるね。」

3人は主に音楽を披露する活動をしている。

いっしょに歌ったり、教えたりすることもあった。

概ねケイの企画によるのだが、子供でもお年寄りでも驚いたり、感心したり、楽しんでくれた。

たまにナオがパントマイムや手品などのパフォーマンスを見せてくれる。

ナオはとても器用で芸達者なうえに話術も巧みだ。

歌うときはユウが中心になる。

ユウの声は透き通っていてとても美しい。

大きな声でなくても遠くまでよくとおる。

ユウの声を聞きつけてほかのフロアから集まってくるひとたちもいた。

「入院している人が元気になれるような企画をいっぱいやりたいの。」

ケイは寝る時間も惜しむようにしてとても魅力的なアイデアを持ってくる。

「いいね、やってみたら。」

「うんうん、楽しそう。」

ふたりはよき理解者だったのでやる気満々だ。

「で、ぼくたちは何をすればいい?」

「えーっとね・・・。」

時にはサンタとトナカイになったり、冒険者になったり、

自分たちもいっしょに楽しみながら音楽を届ける。

ケイの思惑どおり、みんな元気になって予定より早く退院していくのだった。



「来週からしばらく実家に帰るね。」

「あら、なにごと?」

「ただの引っ越し~。荷物運びとかあるからさ。」

「じゃあナオも?」

「う~ん、さすがケイ。察しがいいねえ。」

「そりゃユウとナオっていとこ同士なんだもん、想像つくでしょ。」

「ぼくのなけなしの腕力よりクルマとか必要だしね~。」

「しかたなーい。次の企画でも考えながら待ってるね。」

「たまにはゆっくり休んでよ。」

「そうそう、ケイは大事なブレーンなんだから。」

そういわれたものの、ケイは休むことなどできなかった。

やりたいことがたくさんある。

ふたりがいない間に次のアイデアを形にして披露しなくちゃ。

「あ、あれ・・・?」

だが日頃の無理がでたのか、ケイは数日後緊急入院するはめになってしまった。



目を開けると見慣れない白い天井・・・。

まわりがビニールシートで囲んである。

「病院・・・かな。」

どこかで感染していたのだろう。

発見が早かったためさほど進行してはいないようだったが、

それでも起き上がることすらままならず、個室に隔離されることになった。

ユウとナオからはメッセージが来ていた。

「ケイ、今まで無理させてたみたいでごめん。しっかり治して。」

「お魚がでても、好き嫌いしないでちゃんと食べるんだよ。」

それぞれらしいコメントにおもわず吹き出してしまった。

笑ったはずなのに涙がこぼれていた。

「ごめん、ユウ、ナオ。」

流れ落ちる涙もそのままに、ケイは目を閉じていた。



夢をみていた。

自分の涙がとまらなくてどんどんたまっていく。

あっというまにベッドの高さになり、それを超えてまだまだ上がっていく。

「どうしよう。」

体が思うように動かない。

夢だとわかっていても押し寄せる水の圧迫に押しつぶされそうだ。

「このまま目覚めなかったらどうなるの?」

答えはない。

ユウとナオの顔が浮かんだ。

そのとき、電話のランプが光っていることに気が付いた。

すがるようにメッセージを見てみる。

「ケイ、新しい曲の楽譜みたよ。二人でちょっとやってみたから聴いてみて。」

入院する前に残しておいた曲のことかな。

イヤホンから流れてくるのはユウの声。

いつもながら澄んだやさしい声だ。

キーボードを弾いているのはナオだ。

しっかりコーラスもつけている。

自分が書いた曲、新しいのに懐かしいような。

でもいまの自分を力強く引き上げてくれるパワーを感じる。

「ユウ、ナオ。ありがと。」

温かいものに包まれた感触とともに目が覚めた。

電話のランプはやっぱり光っていた。



ケイの入院は思いのほか長引いた。

これといった特効薬がなく、細菌がいなくなるのを待つしかない。

ナオが懸念していたとおりケイは偏食だったので

いちど落ちてしまった体力はなかなかもとに戻らなかった。

「おさかな全般ダメなのよね。じゃあささみにしてみようね。」

病院のスタッフは根気よくケアをしてくれる。

ありがたい反面、申し訳なくて落ち込みそうになる。

そんな中で、ユウとナオはよくメッセージをくれた。

見舞いにはこないだろう。

それはふたりの気遣いでもあった。

ほとんど毎日のようにくるメッセージにはおおかた曲が添付してあった。

「あ、これ新曲書いたんだ。」

ナオが得意なバラードである。

月の光をイメージするようなシンプルで美しい曲。

そこへユウの柔らかい声が乗る。

ちいさなイヤホンからからだじゅうに音が広がるように感じた。

ケイはどこか安心してぐっすり眠ることができた。



いくぶん体力を取り戻したケイはふたりに返信できるようになった。

送ってもらった曲の感想や手直し、アイデアの提示などだ。

ふたりからはほどなくして返事が来る。

曲は聴くたびに新しくなって整えられていく。

病院にいてもふたりとはちゃんとつながっていられると思うとうれしくなってくる。

「ケイ、ぼくたちの音楽からちからをもらって回復してね。」

ユウの言葉通りだと思う。

「退院するころにはアルバムが一枚できるかもだね~。」

それはそれで望むところだ、とにやり。

同時に体内からエネルギーが沸き上がってくるのを感じる。

「これも音楽のちからなのかな。」

それだけではない、とケイは思っていた。

あのふたりの想いがこもっているのだ。

「細菌もやっつけてくれるかも。」

ケイはようやく笑えるようになっていた。



数日して個室からでることが許可された。

まだ経過観察なので油断はできないが、運動をかねて廊下を歩くことにした。

奥の病棟だと外から訪問していた時とは違う光景を目にすることもある。

みんな全体的にどこか覇気が足りないように思う。

「音楽を聴きに来る人たちとどこが違うのだろう?」

家族だろうか、定期的に面会にくる人たち。

廊下ですれ違う人にはまったく表情のない老人もいた。

孫娘だろうか、小学生くらいの女の子がついている。

ふと、女の子がそばから離れようとしたとき、それまでただ歩いていただけの老人が手を伸ばした。

女の子の手にすがりつくようにひきとめたのである。

「だいじょうぶだよ~。ここにいるからね。」

そういうことがよくあるのか女の子はあわてなかった。

ふたりはまた廊下を並んで歩いていった。

いわゆる認知症なのだろうか。

脅威になる原因は細菌だけではないのだな、とケイは見送りながらそう思った。



結局ケイが退院できたのは数週間後だった。

ほかのふたりはいつも通り迎えてくれたけど、うれしさでいっぱいなのがよくわかった。

「ちゃんと戻ってこれたんだ。」

ケイの胸にも喜びがいっぱいにひろがった。

「意外と早かったね。退院。」

「ふたりが曲をいっぱい送ってくれたおかげよ。」

「ん-、ユウが早く歌いたいっていうからねえ。」

「言ってねえwww」

ふと、珍しくまじめな顔のナオが言った。

「実はね、ユウの声には特別な力があるらしい。」

「え、なにそれ。」

ユウは照れ臭そうに笑っている。

「気休めでもなんでもいいからさ。治るものならなんでも試したくてね。」

聞くところによると、ナオのいきつけの喫茶店でよく占いをしている女の人がいるそうな。

そしてケイのことを占ってもらったときに、ユウの歌を聴かせるように勧められたらしい。

「音楽やってるなんて一言も言ってないよ。」

「ふうん、なんだろうね。」

でもケイにはわかる気がした。

「くすり、なにも使ってないのよ。」

「え、そうなの。」

「効果のある薬がないんだって。だからひたすら殺菌するだけ。」

「だから長引くんだね。」

でもケイはあきらかに回復していった。

「占い師の人がいうにはさ。ぼくたちはユウの声に守られていたらしいよ。」

「そうなの?」

「うん、一種の免疫みたいな。」

「歩く免疫かwww。」

「ケイだけしばらく離れてたからな。」

「あのね。わたし、また病院回りたい。」

「大丈夫?」

「うん、前よりもっとみんなの力になれると思う。」

「よし、じゃ新曲も披露してまわろう!」



いろいろ考えたが、自分たちだけでなく聞いているみんなにも一緒に歌ってもらうことにした。

もちろんユウにもたくさん歌ってもらうが、その中でみんなにも歌うよう促したり、

パートを振り当てたりして工夫した。

行先の病院も数を絞って、週に何度もいけるように調整した。

そのなかのひとつがケイの入院していた病院だった。

3人が行くようになって数週間で聞き手の入れ替わりが早くなっていった。

回復して退院する患者が増えたのだ。

「やっぱりユウの声ってすごいんだ。」

「いや、そうじゃないでしょ。」

「治す力ってやっぱあるんじゃないの~。」

ケイにはやってみたいことがあった。

それはそう遠くないうちに実現できることとなった。



高齢者病棟を巡回エリアにいれてもらった。

多くは付き添いの家族などといっしょに聞きに来る。

子どもたちのようにどんどん回復するにはいたらないが

表情が明るくなっていくのは見てとることができた。

「病気とはまた違うからねえ。」

ここではなるべく快適に過ごしてもらうことが看護する側の目的のひとつである。

「あ、あなた。ちょっといいかな。」

ケイが声をかけたのは以前廊下で会った女の子だ。

「はい?」

となりの老人はまるで表情がないが、いつも女の子の手をしっかりと握っている。

「おじいちゃんにね、お歌をいっぱい聞かせてあげてほしいの。」

「んー。いいよ。お歌、好きだから。」

「できればおじいちゃんが知ってるお歌がいいな。」

「そうだなあ・・・。おばあちゃんに聞いてみるね。」

女の子はにこにこして引き受けてくれた。

「ケイの知り合い?」

「ううん、違うけど。」

「なにか考えがあるんだね。」

「うん、確かめてみたいことがある。」



女の子はとても協力的で、ケイたちが来るたびにいろいろ様子を知らせてくれる。

「ゆりかごの歌を聞かせることにしたの。」

「ずいぶんまえのお歌なのね。」

「わたしがおじいちゃんちに預けられたとき、歌ってくれてたんだって。」

「なるほど。」

「とってもへたくそだったらしいけど、一生懸命歌ってくれたんだって。」

「いいおじいちゃんだね。」

「うん。今度は私が歌ってあげるの。」

そういって女の子は「ゆりかごの歌」を歌った。

老人の表情に変化はないが、わずかに頭が動いているように見えた。

「いっぱい聞かせてあげて。」

「うん。」

おんなのこは何度も繰り返し歌って聞かせていた。



あるときから老人は女の子の声に耳を傾けるようになった。

声のするほうを見るようにもなっていった。

「歌い始めるとね、きゅって手を強く握るんです。」

あちこちに反応が見え始める。

ときどきユウも声を合わせて歌ってあげる。

今度はユウのほうも見てくれるようになっていった。

「ごはんをあげるときにちゃんと口があくようになったんだって。」

看護するときにも変化がみられるようだ。

「前はぜんぜんあけてくれなかったみたいなのにね。」

こころなしかもぐもぐしているようなときがある。

「どれどれ~。こんなふうにやるんだよ。」

ナオはパントマイムのように大きな身振りで歌うようすをみせた。

動きにつられるのか、口元が少しあいている。

このころになるとほかの患者や家族たちも関心を持つようになり、

声をかけてくれたり、いっしょに歌ってくれるようになった。



季節がかわり、秋になって今年も残り少なくなってきた。

夕日に照らされた中庭を見下ろす休憩室が最近の歌う場所になっていた。

今日は女の子の母親も一緒だった。

「ゆりかごの歌ってなにか思い出があるのですか?」

「ああ、それはね。」

母親は女の子によく似ている。

「この子を預けていた時になかなか寝付いてくれなかったらしくてね。」

泣き止まない赤子を抱いて祖母は子守歌を歌って寝かしつけていたという。

「ある日、母がでかけていたときに大泣きしちゃったらしいのね。」

「わたし、そんなに泣き虫だったの。」

「子供は泣いて大きくなるものなんだよ。」

困り果てた祖父はたったひとつしか知らない歌を何度も歌ったという。

それが「ゆりかごの歌」だったのだ。

「自分にしてやれるたったひとつのことがこの歌を歌ってあげることだったんですよね。」

それは生まれたての孫と祖父の初めての思い出だったのだろう。

「わたし、この歌大好きよ。」

女の子はいつものように歌った。

「ゆーりかごーのうーたを、カナリアが歌うよー。」

「ねーんねこ、ねーんねこ、ねーんねこよ。」

ユウも声を合わせる。

そのとき・・・。

「ゆ・・・い・か・・ご・・の・う・・・た・を・・。」

老人がしわがれた声で歌ったのだ。

「えっ?」

だれもが驚いたが、ケイはみんなをうながした。

「みんなも歌ってあげて。」

老人はけんめいに歌おうとする。

みんなも声をそろえていっしょに歌った。

いつの間にかまわりにたくさんの人が集まっていた。

だれもがいっしょに声を合わせて歌っている。

女の子は半分泣きながら、でもうれしそうに歌っていた。

だれかの歌う声がだれかを癒していく。

みんな、大きな声で歌おうよ。
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