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歔欷の上京
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ベランダから僅かに見える隙間から、1つ輝く星がある。空に舞う煙とチリチリと音を立てる煙草の火種。
まともに空を見上げることすらなくなった私の首は、右手に収まる画面を見るためにあるのか。
仲間と出かけた海岸線。夜景の数々。地球が球体であることを証明するかのように、星は動いていた。
生温い東京の夜、影を作るのは月ではない。
まして、電気でもなかった。
東京の空が寂しいのは、決して街の灯りの所為では無い。
東京の星は、人間だ。それは私に陰を落とし、夜空を明るく照らしている。
私には明るすぎた東京。私には私の輝ける場所が、あるはずだ。
まともに空を見上げることすらなくなった私の首は、右手に収まる画面を見るためにあるのか。
仲間と出かけた海岸線。夜景の数々。地球が球体であることを証明するかのように、星は動いていた。
生温い東京の夜、影を作るのは月ではない。
まして、電気でもなかった。
東京の空が寂しいのは、決して街の灯りの所為では無い。
東京の星は、人間だ。それは私に陰を落とし、夜空を明るく照らしている。
私には明るすぎた東京。私には私の輝ける場所が、あるはずだ。
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