【完結】愛が乗っ取られた私に手を差し伸べたのは領主様でした

ユユ

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話し合い

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昨夜もレオナード様はベッドに腰を掛けて私の手を優しく包む。それ以上のことは何もしてこなくなった。優しく微笑みはするけど、悲しげに見える。

このままでは良くないと思いながらズルズルと甘えてしまった。
逆の立場だったら…そう思うと酷い仕打ちをしている気になる。

これから私は彼の妻になるのだから、いくら恥ずかしくてもちゃんと伝えなければならない。

だから今夜は私からレオナード様の部屋を訪ねた。

コンコンコンコン

「入れ」

「失礼します」

「ア、アイリーン!?」

「来てはダメでしたか?」

「いや、そんなことはない。嬉しいよ。さあ、入って」

レオナード様は私の手を引いてソファに座らせた。自分も隣に座ると私の方を向いた。

「どうしたんだ?誰かに何か言われたのか?それとも意地悪をされたのか?」

「違います。私の気持ちをお伝えしたくて参りました」

「……そうか。フラれるのではないといいのだがな」

やっぱり誤解をなさっているわね。

「私、本当に経験がなくて」

「……」

「それに怖いんです」

「優しくしたつもりなのだが…すまなかった」

「あの…私、男の人のアレって、せいぜい私の指二本分くらいだろうと思っていたのです。ですがレオナード様は二本分ではすまなくて…大丈夫なのだろうとは分かっています。レオナード様は二度の夫婦生活もおありですし、過去には恋人や一夜のお相手もいたことでしょう。だから私だって大丈夫だと頭では分かっていても怖かったのです」

「そ、そうか」

「レオナード様に触れられるのが嫌ではないのです。優しいですし、いい匂いがしますし」

「そうか」

「きっと初夜が済めば笑い話になりそうですけど…」

「不安にさせて悪かった。想像より大きくてすまない」

「っ!」

「君が嫌だと言い出したら白い結婚も覚悟しないとと考えていた。性欲などどうとでもできるからな」

「私以外の女性ひととなさるおつもりですか?」

「どうだろう」

「それは嫌です」

「私を独占してくれるのか?」

「至らなくて申し訳ございません。ですが早く慣れるようにしますので、どうか…」

「意地悪を言ってごめん。例え白い結婚になったとしても他の女を抱くつもりはない。安心してくれ」

「私に意地悪を?」

「嬉しかったし、可愛いからつい」

「膝の上に乗ってもいいですか?」

「おいで」

ガウンと寝巻きの裾を上げて跨いで向かい合わせにレオナード様の上に座った。

「なんだか刺激的だな」

レオナード様はすごく嬉しそうだわ。もっと早く言えば良かった。

「違います。私は甘えたいんです」

「そうだな。いっぱい甘やかそう」

抱き付くと私の背中を優しく撫でてくれる。
安心するし気持ちいい。犬とかはこんな気分なのだろうか。撫でてと催促する気持ちが分かるわ。

「優しいキスをしてください」

柔らかい唇が私の唇を挟むかのように重なる。

「ふふっ」

「ん?」

「今のをもう一回お願いします」

「よろこんで」

チュッ

「…アイリーン。私が何故、スキンシップを増やしていたか説明したい」

「はい」

「君に触れたいというのは隠しようがないが、初夜のためだ。一般的に初めては痛いと聞く。だから少しずつほぐして初夜で出来るだけ痛くないようにしたかった。私ができるのはそれくらいしかない」

あ…私ったら レオナード様の思いやりに対して失礼な態度を取ってしまったわ。

「ごめんなさい。そうとは知らずに怖がったりしてしまいました」

「ちゃんと話し合ってからすれば良かったな」

「…今からでもお願いできますか」

「もう本格的に触れていくが いいか?」

「はい」


ガウンを脱がされ抱き上げられ、隣の夫婦の寝室へ連れてこられた。

胸元のリボンを解くと胸の谷間に吸い付かれた。

「あっ」

それだけなのにゾクゾクっと何かが身体を走る。

「んんっ」

這わせながら舐め 吸われる。
これだけなのに何故反応してしまうの…

寝巻きの裾を捲られて下着を脱がされた。
膝の裏に手を置き押し上げながら左右に広げた。
まるでカエルを裏返したような格好に抵抗が生じた。だけどレオナード様の力は強い。
秘部をレオナード様に向けて丸出しになっているのが分かる。

「っ!」

恥ずかし過ぎて涙が出てきた。

「綺麗だ」

「嘘」

「小さな陰核つぼみが愛らしいし、ヒダは薄桃色ですごく綺麗だ」

「あっ!」

秘部全体を大きく舐められた。何度も何度も何度も…。
特に陰核を舐められると痺れるような少しピリッとした刺激があり、それは徐々に何か追い立てられるような感覚があった。

もう全身が痺れてきた頃に何かが入ってきた。

「レオナード様っ」

「一本の指を半分入れただけだ。入り口をマッサージして広げていくよ」

クチュクチュと音を立てながら少しずつ解し膣口を伸ばしていく。

「力をもっと抜いて」

「わかんない…あっ」

指がもっと奥に侵入したのが分かる。
レオナード様は陰核を舐めながら指を抜き差しし始めた。少し膣口を伸ばし、また抜き差しを繰り返す。

「あっ!ああっ!!」

ふわっとしたかと思ったら強い刺激に襲われた。それは快楽だった。

「気持ちいい?」

「んっ!!」

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